柳楽優弥がプチ出家 4時起きで寺修行

J-WAVE土曜の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐/山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。3月1日のオンエアでは、俳優の柳楽優弥さんが登場しました。

映画作品で姿を見かけることが多い柳楽さんですが、現在は舞台に挑戦中だそうです。それも今回は、三島由紀夫の名作「金閣寺」を、宮本亜門さん演出で舞台化したという、かなり興味深い作品なのだとか。柳楽さんも仕事のオファーを受けたときの印象を「宮本亜門さん演出で、三島由紀夫さん原作って、台本を読む前から誰だってやりたいって思いますよね(笑)」と作品への熱意を話します。

しかし、実は意外にも舞台の経験は浅いと言う柳楽さん。当初は不安もあったそうですが、宮本亜門さんの言葉でかなり前向きになれたようです。

「最初に宮本さんと会ったときに、『舞台、楽しもうね!』って言ってくれて。僕は今回、舞台が2回目で、まだ舞台に対して怖いと感じるところがあって、宮本さんに対しても『怖いんじゃないか』とか、そういう印象で挨拶したんですけど、『楽しもうね』って言っていただいたとき、素直に楽しもうと思いました」(柳楽さん)

三島由紀夫の「金閣寺」は1950年に起きた金閣寺放火事件を下敷きにしたフィクションで、吃音(きつおん)に悩む金閣寺の若い僧である溝口が、金閣寺に放火することを決意する物語。主役の溝口役を演じるにあたって、柳楽さんはこんな役作りをしたそうです。

「役作りに関しては色々悩んでいた時期もあるんですが、とにかく金閣寺に行ったり、南禅寺に行ったり、現地で何を感じるかが大切じゃないかと思って、京都に行ったんですね」(柳楽さん)

さらにお寺では実際に、僧侶の生活体験もしてきたようです。

「お寺で座禅の修行にも行ったんです。朝4時25分に起きて太極拳をして座禅をして、お経を唱えて粥座(しゅくざ:お寺での朝食のこと)して、といった寺の修行をして。溝口も同じようなことをしてたんだって思うと、色々、来てよかったなと思いました」(柳楽さん)

と、プチ出家体験の感想を話す柳楽さん。そんな役作りのもと出来上がった舞台、どんな作品に仕上がったのか楽しみですね。

【関連サイト】
「RADIO DONUTS」
http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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