J-WAVE土曜午前の番組「RADIO DONUTS」(ナビゲーター:渡辺祐/山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。3月8日のオンエアでは、現在シルク・ドゥ・ソレイユが日本で公演中の作品「オーヴォ」で主役を務める谷口博教さんが登場しました。
中学時代に新体操を始めた谷口さんは、日本体育大学にスポーツ推薦で入学。大学在学中、シルク・ドゥ・ソレイユで活動していた先輩から「シルク・ドゥ・ソレイユが日本でオーディションをする」という話を聞き、受けたところ見事合格。当時のことをこう振り返ります。
「運命かなっていうのを感じたので、入りたいとか、絶対入ってやろうとかじゃなくて、『あ、入れるんじゃないかな』という感じでオーディションに行きました。入るために自分は何をすれば良いのかが、瞬間的に思い浮かんできたし、シルクに入るための設備も揃ってたので、これはイケるなって感じで」(谷口さん)
今回「オーヴォ」の主演では、ピエロのフォーリナー役を演じる谷口さん。その難しさを次のように話します。
「難しさは、その都市のお客さんのお笑いの文化をいかに読んで、それにフィットしていくかということ。それとやっぱり言葉で笑わせているわけじゃないので、日常的な体の動きじゃ絶対に伝わらないんですよ。ですから体の動きを大げさにする。大げさにするんですけど、大げさにしすぎてもいけない。説明するのも難しいです(笑)。感じ取るしかないです」(谷口さん)
これまで世界の様々な都市で演じてきた谷口さんですが、東京の観客の反応はどうだったんでしょうか。
「東京のお客さんですか? 難しいですよね~。でも難しければ難しい程やりがいがあって、このお客さんたちを大声出すぐらい笑わせたら『勝ったな! どこでもやっていけそう!』みたいな(笑)。アメリカやカナダ、オーストラリアを見てきましたけど、それぐらい、日本のお客さんはまぁ難しいです。本当に!」(谷口さん)
そんな谷口さん、日本の笑いを勉強するために参考にしているものがあるのだとか。
「YouTubeとかで日本のお笑い芸人のビデオとか見ています(笑)。タイミングのとり方がすごくうまいじゃないですか。ああいうのを見て学んで。東京03とか、ものすごく面白いじゃないですか。いつもツッコまれ役の人、あの人のタイミングのとり方が大好きなんですよ。勉強になりますね(笑)」
と、意外な「勉強法」を明かしてくれた谷口さん。芸人さんから学んだことがどう活きているのか、ぜひ舞台で見てみたいですね。
【関連サイト】
「RADIO DONUTS」
http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/