ツイッター社も実践 ITビジネスを加速する「グロースハック」とは

J-WAVE 平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「KONICA MINOLTA MORNING VISION」。2/19のオンエアでは、ITビジネスにおける注目キーワード「グロースハック」を紐解きました。

グロースハックとは聞き慣れない言葉ですが、「グロース」は英語で「成長」、「ハック」は「何かをより良いものに変えていく」という意味。ビジネスを成長させるための手法と言えますが、具体的にはどういったことなのか。株式会社ジェネストリームの秋定雄大さんに教えてもらいました。

「ツイッターやフェイスブック、日本だとラインのようなソーシャルメディアが、ユーザーを増やすために用いる手法です」とのこと。秋定さんによれば、たとえばツイッターの場合、7~10人をフォローしたユーザーはその後ツイッターを活発に使ってくれる率が高いことがわかったそうです。そのため初めてのユーザーに対して、フォローのレコメンド表示をつけることで、ユーザー定着率を向上。これがツイッター社の行っているグロースハックなのです。

また、従来のマーケティングは製品販売時点で終わっていましたが、インターネットを利用したマーケティング、グロースハックでは顧客データの分析から製品の改善を続け、それを反映したものを随時顧客に届けることを可能にしているのだとか。企業が提供したものが正解ではなく、より多くの人が使うものが正解で、顧客が製品を作り上げる仕組みになっているそうです。

「ITビジネス以外にも活用できそうですね?」というナビゲーターの別所さんの質問に、秋定さんは「グロースハックは難しいことではなく、常に素晴らしい体験をユーザーに届けていくこと。対面ビジネスでも、相手の反応をみて適切な話を提供するということで活用できます」と答えてくれました。

ITビジネスに活用されているグロースハック、じつは身近な生活の中にも取り入れられる手法かもしれませんね。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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