J-WAVE朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。11/25のオンエアでは、間もなく地球から観測できる「アイソン彗星」について、国立天文台の天文学者で番組の星空マイスターでもある縣秀彦先生に話を聞きました。
縣先生によれば、彗星は76年ごとに戻ってくる「ハレー彗星」や、1997年の大彗星「ヘールボップ彗星」などが有名ですが、名前がついたものだけでも3700個以上もあるそうです。水、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン、アンモニア、さらに砂粒や炭素などが混じった氷の塊、わかりやすく言うと“汚れた雪だるま”である彗星は、太陽に近づくと溶けて周りにガスをまとい、太陽からのエネルギーを受けて吹き飛ばされて爆発し、中には長い尾をたなびかせ、ほうき星と言われる形になるものもあるそうです。
今回観測できるアイソン彗星は直径2kmくらいと言われています。11/29から太陽に近づき、地球から見られるのは12/4から12/5くらいにかけて。太陽が昇っている間は太陽が明るすぎて見えにくいので、日の出前の東の空が見ごろなのだとか。1997年のヘールボップ彗星以来の明るさだろうと予測されていますが、太陽に近づいたあと運よく生き延びたとしても、そのまま去ってしまって戻ってはこないそう。そのため、これが“一期一会”の出会いになるようです。
また、彗星は発見した人の名前がつくもの。そのため、「コメットハンター」と呼ばれる人たちがいて、自分の名前を星につけようと、熱心に彗星を探しているのだそうです。
私たち人間の歴史とともに歩んできた彗星。今回のアイソン彗星を観測しながら、人類の歴史と壮大な宇宙に想いをはせるのもロマンチックかもしれませんね。
【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
縣先生によれば、彗星は76年ごとに戻ってくる「ハレー彗星」や、1997年の大彗星「ヘールボップ彗星」などが有名ですが、名前がついたものだけでも3700個以上もあるそうです。水、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン、アンモニア、さらに砂粒や炭素などが混じった氷の塊、わかりやすく言うと“汚れた雪だるま”である彗星は、太陽に近づくと溶けて周りにガスをまとい、太陽からのエネルギーを受けて吹き飛ばされて爆発し、中には長い尾をたなびかせ、ほうき星と言われる形になるものもあるそうです。
今回観測できるアイソン彗星は直径2kmくらいと言われています。11/29から太陽に近づき、地球から見られるのは12/4から12/5くらいにかけて。太陽が昇っている間は太陽が明るすぎて見えにくいので、日の出前の東の空が見ごろなのだとか。1997年のヘールボップ彗星以来の明るさだろうと予測されていますが、太陽に近づいたあと運よく生き延びたとしても、そのまま去ってしまって戻ってはこないそう。そのため、これが“一期一会”の出会いになるようです。
また、彗星は発見した人の名前がつくもの。そのため、「コメットハンター」と呼ばれる人たちがいて、自分の名前を星につけようと、熱心に彗星を探しているのだそうです。
私たち人間の歴史とともに歩んできた彗星。今回のアイソン彗星を観測しながら、人類の歴史と壮大な宇宙に想いをはせるのもロマンチックかもしれませんね。
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