「ロックバンド組めず1人で録音」 フラメンコギタリストの沖仁

J-WAVE午後の番組「RENDEZ-VOUS」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「OPEN TOKYO」。8/28のオンエアでは、フラメンコギタリストの沖仁さんがゲストに登場しました。

ギタリストとして世界的に活躍している沖さんですが、子どものころからフラメンコギターを習っていたのではないそうです。中学生のころ、大人気だったバンド“BOØWY”にあこがれてエレキギターを始めたのが最初のきっかけだったとか。

「バンドを組める友達がいなくて(笑)、1人で全部の楽器をやって多重録音してました。しばらくは頑張ったんですよ、ロックで。でもバンド組めないし、1人でできるのがいいとなると、生の楽器でしょ。でも、クラシックギターだと優しくてロックの熱さはない。そんなときに、フラメンコ(ギター)に出会ったら両方あったんです。ロックみたいに激しいし、生の楽器だし」(沖さん)。

そうしてフラメンコギターと出会った沖さんは、20歳でスペインへ修行に。「とりあえずスペインに行って生活しなきゃ分からないと思って、『地球の歩き方』を持って行きました」(沖さん)。知り合いも誰もいないスペインで、会いたい人たちに片っ端から電話をかけ、門前払いにもめげず、やっとギターの師匠に巡りあったそうです。そして、2010年のスペインフラメンコギター国際コンクールで優勝し、日本人初の快挙を成し遂げました。

9月にはアルバム『Dialogo[ディアロゴ]~音の対話~』のリリースを予定しています。その中で、ギタリストのMIYAVIさんとコラボした曲は、沖さんが「タイマン曲」というほど激しい“音の対話”になっているそうです。MIYAVIさんとは2年前にギターセッションしたのが初対面だそう。そのとき、話の最中に寝てしまったMIYAVIさんの豪快なところを見て、ますます好きになってしまったといいます。

「もともとロックから音楽に入ってるので、自由奔放な彼のロックスピリットとかシャウトする感じがグッときちゃうんですよね。『オレ、こういう風になりたかった!』 みたいな」と、話す沖さん。アルバムでは他にも様々なトップアーティストとの“音の対話”が聴けるそうですよ。

【関連サイト】
「RENDEZ-VOUS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/

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