そろそろ潮干狩りの季節。潮干狩りといえばアサリ。ということで、5/18にオンエアされたJ-WAVE土曜の番組「TOKYO REMIX ZOKU」(ナビゲーター:山田五郎・中川翔子)のワンコーナー「今週の極み」では、ゲストに千葉県水産総合研究センター東京湾漁業研究所の所長・鳥羽光晴さんを迎え、アサリの生態についてうかがいました。
鳥羽さんによれば、アサリは関東地方から西の方だと、だいたい2~3年は生きるのだそう。東北や北海道は5年ほどで、大きなものはハマグリより大きく、一口で口に入らないくらい巨大なアサリもいるのだとか。
食べごろですが、アサリが一番おいしい時期はちょうど今。アサリが産卵期のため、栄養を体の中に溜め込んでいるからだそうです。貝の身も季節によって肥満するので、大きくなったり小さくなったりするのだそう。
アサリの行動範囲は狭く、あっちこっち動き回ることは滅多にないそうです。生まれた場所からほぼ動くことなく砂の下へ下へと潜り、じっと佇むというアサリですが、砂から掘り出して別の場所に移したりすると、興奮してしばらく砂の中を這い回ることもあるのだとか。
ちなみに、群れで行動するアサリの繁殖方法は、卵と精子を噴き出して水中で受精させるという方法。アサリに「自分の子」という認識はなさそうです。
最後に調理する際のポイントですが、生きているアサリは茹でると筋肉が反応して口が開きますが、閉じているものは死んでいるアサリなので中は砂です。無理にこじあけると、せっかくの料理が台無しになってしまうので注意が必要。砂抜きは、温かいこの季節なら海水に2~3時間浸けておけば、砂が抜けるそうですよ。
【関連サイト】
「TOKYO REMIX ZOKU」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyoremix/