マイケル・ジャクソンはかくれんぼ名人? ファミリーデイのエピソード

J-WAVE午前の番組「I A.M.」(ナビゲーター:藤原恵子)のワンコーナー「CLOSE TO YOU」。4/16のオンエアではロックバンド「Nona Reeves」の西寺郷太さんが登場しました。

「I AM マイケル博士」というほどの、マイケル・ジャクソン好きである西寺さん。9歳の頃 『Billie Jean』のプロモーションビデオを見てから、本格的にハマったといいます。西寺さんはマイケルの魅力について、次のように話します。

「マイケルって『ポゥ!』とか『ダッ!』とか発すると思うんですけど、『あれ何語やねん!』と言う話で。世界で一番、めっちゃ売れてるのに、変な歌い方というか。たぶん新人であんな歌い方したらレコーディング会社の人怒ると思うんですよ。『お前なに言うてるか分からへんぞ。やめろその歌い方』と(笑)。それくらいむちゃくちゃなことを、一番売れている人がやっているのが『不思議だなぁ』と思いますし。80年代ラップが出てきて、ジェイムス・ブラウンが根っこにあると思うんですけど、ビートを言葉で刻んでいくっていう、ビートとしての歌をミックスしたのが、マイケル流のボーカルスタイルになったのかなぁと思いますけどね」(西寺さん)

そう話す西寺さん、実はジャクソンズのティトが来日した際には、一緒に天ぷらを食べに行ったこともあるのだそう。そんな西寺さんがとっておきのマイケルのエピソードを披露しました。

「ジャクソンズのメンバーってみんな仲良いんですよ。ジャクソン家は月に1回とか集まって、ファミリーデイっていうのをやっていたんです。マイケルが亡くなった2009年の6月25日よりひと月くらい前の休みの日にも、兄弟たちとファミリーデイをしたらしいんです。そのとき、誰からともなく『かくれんぼしよう』っていうことになって。家も広いし、人数も多いし、めっちゃ大変だったらしいんですけど、そこで最後まで見つからなかったのがマイケルだったんだそうです。『もう終わろう』ってなっても全然見つからなくて。そんなとき、パッとみんなが耳を澄ましたら、ハハハッてマイケルの笑い声が木の上から聞こえてきたらしいんです。どうやらめっちゃ高い木に登っていたらしくて」(西寺さん)

そしてそのエピソードは兄弟たちの間でもいまだに強く心に残っているようです。

「兄弟たちは、それが最後に会ったマイケルなんです。だから、いまだにかくれんぼしている感じがすごくするって。まだどこかに隠れているんじゃないかっていう、あの時の最後のイメージが焼き付いているって言ってましたね」(西寺さん)

【関連サイト】
「I A.M.」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/iam/

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