J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』。5月20日(月)オンエアでは、お休み中のあっこゴリラに代わり、OKAMOTO'Sのベースシスト、ハマ・オカモトがナビゲートを務めました。
ここでは、注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」を紹介します。この週は、イギリスのレジェンド・ミュージシャン、スティングを特集!
5月24日(金)に、ポリス時代&ソロ名義のヒット曲を現代的にセルフ・カヴァーした最新アルバム『My Songs』をリリースするスティング。初日は、彼がソロになる前に組んでいたバンド、ポリスについて掘り下げました。
■マネージャーの戦略でパンクバンドとしてデビュー
1977年に結成されたポリスは、スティング(Vo/Ba)、スチュアート・コープランド(Dr)、アンディ・サマーズ(Gt)の3ピース・バンドです。1978年にシングル『ロクサーヌ』でメジャーデビューを果たします。当時のパンクムーブメントの勢いに乗って活躍し、レゲエやジャズなどの斬新なアプローチでこれまでのロックサウンドに新たな音楽性を提示しました。
ハマ:パンクバンドなのに、とにかく演奏能力がとても高くて、本当に緻密に計算されたサウンド。演奏力もそうですけど、音作りもすごく緻密で「インテリジェンス・パンク」なんて呼ばれ方もしていました。
実はパンクバンドとしてデビューしたのはマネージャーの戦略で、メンバーはそれほど深くパンクに傾倒していたわけでもありませんでした。メンバーは結成時点ですでにミュージシャンとしての経歴がありました。
ポリスの結成前、スティングは地元のジャズロックバンドのメンバーとしてレコーディング経験もありました。スチュアート・コープランドはプログレッシヴ・ロックバンドで活動していたドラマーで、アンディ・サマーズは後期のアニマルズのメンバーとして60年代から活動していたなど、3人ともミュージシャンとしてはすでにしっかりとしたキャリアがありました。
そんな彼らは、ステージで演奏するときは新人パンクバンドというのを意識してか、わざとヘタに演奏していたという都市伝説もあるとか。
【radikoで聴く】『Every Breath You Take(見つめていたい)』新バージョン
■アルバムが全米チャートで17週連続1位!
1979年に2ndアルバム『白いレガッタ』に収録されている『孤独のメッセージ』が大ヒット。その後も『高校教師』『マジック』など、順調にヒット曲を重ね、1980年にはグラミー賞も受賞。
そして1983年の5thアルバム『シンクロニシティー』が、全米アルバムチャートで17週連続1位を獲得します。収録曲『見つめていたい』は、全米シングルチャートで8週連続1位。これはザ・ビートルズの『ヘイ・ジュード』の9週連続1位に次ぐ2番目の記録になります。さらに年間チャートでも1位に輝いています。
1984年度のグラミー賞では、最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・デュオグループ賞を受賞。しかし名実ともに世界の頂点に立ったポリスは、1984年1月に活動停止を宣言します。その後、1986年に新たなアルバムを制作するために再び3人で集まりますが、制作は順調に進まず再び活動停止。3人はそれぞれソロのキャリアを歩むことになります。
■「ポリスは、他にない唯一無二のバンド」
デビュー30周年を記念し、2007年に再結成。サポートメンバーなしの完全3ピースバンドで80本以上のワールドツアーを行いました。これにハマは「そんなに久しぶりに集まって、80本以上世界を回るって、もともとバンドの結束力が強くないと絶対うまくいかないことですよ」と感想を述べます。
ハマ:スティングのベースは本当にカッコよくて。ちょっとレゲエ調のものだったり、音像もいわゆるロックバンドのそれじゃないような楽曲もたくさんあって、『シンクロニシティー』もそうですけど、とにかく特殊な立ち位置というか、他にない唯一無二のバンドですよね。
今回のセルフカバーアルバム『My Songs』を制作するにあたり「ポリス時代の曲とソロになってからの曲で、アプローチを変えるようなことはありましたか?」という質問を受けたスティングは、「このアルバムを定義するのは、ポリスの曲であれソロの曲であれ、どちらにおいても自分が書いた曲だということ。ただバンドにいるときに書いた曲からは、間違いなく違うエネルギーが生まれていると思う」と答えています。
ポリス時代、そしてソロになってからも名曲だらけのスティング。世代を超えて、きっと一度は耳にしたことのある曲もあるはず。ぜひこの機会にチェックしてみてください! 次回21日(火)のオンエアでは、ソロ以降のスティングに迫ります。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
ここでは、注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、様々な旬のトピックを週替わりで4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」を紹介します。この週は、イギリスのレジェンド・ミュージシャン、スティングを特集!
5月24日(金)に、ポリス時代&ソロ名義のヒット曲を現代的にセルフ・カヴァーした最新アルバム『My Songs』をリリースするスティング。初日は、彼がソロになる前に組んでいたバンド、ポリスについて掘り下げました。
■マネージャーの戦略でパンクバンドとしてデビュー
1977年に結成されたポリスは、スティング(Vo/Ba)、スチュアート・コープランド(Dr)、アンディ・サマーズ(Gt)の3ピース・バンドです。1978年にシングル『ロクサーヌ』でメジャーデビューを果たします。当時のパンクムーブメントの勢いに乗って活躍し、レゲエやジャズなどの斬新なアプローチでこれまでのロックサウンドに新たな音楽性を提示しました。
ハマ:パンクバンドなのに、とにかく演奏能力がとても高くて、本当に緻密に計算されたサウンド。演奏力もそうですけど、音作りもすごく緻密で「インテリジェンス・パンク」なんて呼ばれ方もしていました。
実はパンクバンドとしてデビューしたのはマネージャーの戦略で、メンバーはそれほど深くパンクに傾倒していたわけでもありませんでした。メンバーは結成時点ですでにミュージシャンとしての経歴がありました。
ポリスの結成前、スティングは地元のジャズロックバンドのメンバーとしてレコーディング経験もありました。スチュアート・コープランドはプログレッシヴ・ロックバンドで活動していたドラマーで、アンディ・サマーズは後期のアニマルズのメンバーとして60年代から活動していたなど、3人ともミュージシャンとしてはすでにしっかりとしたキャリアがありました。
そんな彼らは、ステージで演奏するときは新人パンクバンドというのを意識してか、わざとヘタに演奏していたという都市伝説もあるとか。
【radikoで聴く】『Every Breath You Take(見つめていたい)』新バージョン
■アルバムが全米チャートで17週連続1位!
1979年に2ndアルバム『白いレガッタ』に収録されている『孤独のメッセージ』が大ヒット。その後も『高校教師』『マジック』など、順調にヒット曲を重ね、1980年にはグラミー賞も受賞。
そして1983年の5thアルバム『シンクロニシティー』が、全米アルバムチャートで17週連続1位を獲得します。収録曲『見つめていたい』は、全米シングルチャートで8週連続1位。これはザ・ビートルズの『ヘイ・ジュード』の9週連続1位に次ぐ2番目の記録になります。さらに年間チャートでも1位に輝いています。
1984年度のグラミー賞では、最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・デュオグループ賞を受賞。しかし名実ともに世界の頂点に立ったポリスは、1984年1月に活動停止を宣言します。その後、1986年に新たなアルバムを制作するために再び3人で集まりますが、制作は順調に進まず再び活動停止。3人はそれぞれソロのキャリアを歩むことになります。
■「ポリスは、他にない唯一無二のバンド」
デビュー30周年を記念し、2007年に再結成。サポートメンバーなしの完全3ピースバンドで80本以上のワールドツアーを行いました。これにハマは「そんなに久しぶりに集まって、80本以上世界を回るって、もともとバンドの結束力が強くないと絶対うまくいかないことですよ」と感想を述べます。
ハマ:スティングのベースは本当にカッコよくて。ちょっとレゲエ調のものだったり、音像もいわゆるロックバンドのそれじゃないような楽曲もたくさんあって、『シンクロニシティー』もそうですけど、とにかく特殊な立ち位置というか、他にない唯一無二のバンドですよね。
今回のセルフカバーアルバム『My Songs』を制作するにあたり「ポリス時代の曲とソロになってからの曲で、アプローチを変えるようなことはありましたか?」という質問を受けたスティングは、「このアルバムを定義するのは、ポリスの曲であれソロの曲であれ、どちらにおいても自分が書いた曲だということ。ただバンドにいるときに書いた曲からは、間違いなく違うエネルギーが生まれていると思う」と答えています。
ポリス時代、そしてソロになってからも名曲だらけのスティング。世代を超えて、きっと一度は耳にしたことのある曲もあるはず。ぜひこの機会にチェックしてみてください! 次回21日(火)のオンエアでは、ソロ以降のスティングに迫ります。
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番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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