J-WAVEで放送中の番組『TDK SUGAR WATER』(ナビゲーター:菅原小春)。4月20日(金)のオンエアでは、三浦大知さんが登場し、三浦さんの武道館公演に菅原が出演したときのエピソードで盛り上がりました。
■三浦さん、菅原の第一印象は「可愛いリュック」
まず、お互いの第一印象の話になりました。
三浦:小春はグループを組んでて、知り合った当時からダンサーとしてすごかったじゃん。『スーパーチャンプル』(中京テレビ)っていうダンス番組の裏の通路で、小春が声をかけてくれたのをよく覚えてる。「写真、撮ってください」みたいな感じで言ってくれて、「すごく可愛らしい子だな」と思った。「あのダンスがすごい子だ! 知ってくれてるんだ」と思って嬉しかった。
菅原:私は制服みたいなのを着て踊ってましたよね。
三浦:すごく可愛いリュックを背負ってたのを覚えてる(笑)。
菅原:あのときはなぜかわからないけど、ドーナツとかピンクにこだわってたんです(笑)。
■「絶対にいつかこの人と踊る」と…
菅原:私は、三浦さんをテレビで初めて見て、「歌ってる人」というイメージより「ダンスがサラッとうまい人」ってイメージでした。コレオグラフィ(振り付け)もやるけど、「サラっと踊ってサラっと歌って格好いい」という印象で、そこからファンになって、CDもたくさん買って、雑誌の切り抜きのポスターをベッドのところに貼って「絶対にいつかこの人と踊る」って、毎日お祈りしながら寝てました。
三浦:本当にありがたい(笑)。
菅原:そのときが16~17歳ぐらいで、「ちょっとずつ距離が縮まってきた!」って思った。最初はポスターを見ていて、それが「写真撮れた!」ってなって、「次は踊れる!」って思ってたら、2年ぐらい経ってから踊れて。それが武道館につながったんです。
■武道館公演は「全然覚えてない」
先日、行われた三浦さんの武道館公演に、菅原も出演しました。そのときの模様をふたりで振り返りました。
三浦:武道館公演は本当にありがとうございました。いや、すごかったよね! 小春としかできないものを作れたという感じがして、すごく楽しかったです。小春はどうだった? 覚えてるの?
菅原:いやぁ……覚えてないですね……。
三浦:きっとそうだろうなと思った(笑)。
菅原:だけど、途中で我に返ったときに話しかけて……。
三浦:「大丈夫ですか」みたいなことを言われた気がしたんだけど、はっきり聞こえなかったんだよね。なんて言ってたの?
菅原:たぶん……「鼻水出た」って言った気がする(笑)。
三浦:鼻水出てたの?(笑)。
菅原:最初のところで、自分の中でスイッチが入ってから全然覚えてなくて。でも、アイコンタクトがあるから「あぁ、一緒にいるんだな」っていう思いはあって。そのあと一回落ち着いたら「あれ? 鼻水出てる!」ってなって(笑)。
三浦:いきなり普通に話しかけてくるから(笑)。今回は、小春としかできないものにしたかったから、あまり決めなかったんだよね。出たとこ勝負で、みたいな。最初は背中を合わせて立つことにしていたのに、背中を合わせてなかったじゃん(笑)。
菅原:そうだった(笑)。
三浦:背中合わせで始まるイメージだったのに、後ろで「ドンドン」って音がしてて。「あれ? 小春立ってるだけじゃないんだ」って思って(笑)。でも、そこから「きたきた! 今日しか見られない小春が出てる」と思って。
菅原:今言われるまで、背中合わせで始まることを忘れてました。今、思い出しました(笑)。
三浦:本当に、体だけは壊さないようにね。1秒でも長く小春のパフォーマンスをみんなが見たいと思ってるから。一緒に作ってくれたNao'ymt(ナオワイエムティー)さんも、とにかく感動していて、「久々にあんなに感動した。ダンスであそこまで震えることはない。小春さんヤバイ!」って言ってたよ。また一緒に踊れるようにしましょう。
菅原:ぜひぜひ!
■ダンスの必修化はよくもあり怖くもある
後半は、日本のダンスシーンにまつわる話になりました。
三浦:一長一短ある気がするよね。日本はダンスとの距離が近いよね。CMで誰かが踊ってたり、ムービーが流れたり、ダンスを見ようと思わなくても見られる時代。生活の中にダンスが普通にあるのはいいことだと思うんだけど、だからこそダンスや表現の特別さとか……ダンスは正解がなくて、表現だから、広がったことでいいところもあれば、怖いところもあるのかな、というのはあるよね。
三浦:体育の授業だと、先生が教わってきたものを教えるわけだし、振り付けを踊ればダンスっていうわけでもないし。音に乗って楽しめたら、振り付けが踊れなくても、それがダンスに近いだろうし。ダンスとの向き合い方というか、距離というか、よくも悪くもあるんだろうね。
■ダンサーとして生きていく選択肢を増やすには…
三浦:あと、ひとつだけ思うのは、出口が広くなるといいなと思ってて。今は誰でもダンスを始められるから、入口は広いんです。ただ、そのあと何になるのかを考えたときに、出口がふわふわしてるんだよね。たとえば、アーティストだったら「まずは紅白に出る」とか、そういうのがダンスにはあるような、ないような。エンターテインメントの中の職種として、社会的にひとつの職業として、どれほど確立できているのかとかを考えると、いろいろな問題があると思う。そこの出口が広がると、ダンサーとして生きていく選択肢を増やしやすいのかなと思うね。
菅原:海外だったら、ダンスのためのエージェンシーがあってオファーがくるけど、日本は出会いとか、そのときのきっかけとかでやっていくし、ふわふわしちゃってるからダンサーなのにアーティストっぽくなっちゃう。それは私は「違う」と思っていて。体現者だし、表現という意味ではそれでもいいと思うけど、セレブリティなものではないし。胸を張って「ダンサーです」って言えるものでありたいけど、出口がふわふわしちゃってる。
三浦:そういう意味で言うと、小春は小春として存在していることが、出口を広げることになってるんだと思うよ。「いつかこの人と踊るんだ」と思ってるダンサーはきっといっぱいいると思うから、いいダンサーが続けていくためのきっかけになってると思うから、それはいいし、続けていきたいよね。
菅原:私は、ふわふわしてないってことか。
三浦:してないでしょ! 相当確立してると思うよ。小春は小春でしかないから。
■「孤独」と「不安」と「最悪」
三浦さんは、Nao’ymtさんプロデュースのアルバム『球体』を6月27日(水)に発売。それに先駆けて、アルバムとリンクした完全独演のライブツアーをおこないます。東京は、5月25日(金)に昭和女子大学 人見記念講堂、6月17日(日)にNHKホールで2回公演を予定しています。17曲をひとつのライブで表現するそうで、公演に向けて三浦さんは毎日大変な思いをしていると明かしました。
三浦:めちゃくちゃ大きなワクワクと、めちゃくちゃ大きな不安が同時に押し寄せてきて、その狭間にいる。
菅原:正解がないから、アイディアはもらうけど、どこにもたどり着けなくて、自分を信じるしかないんだよね。
三浦:小春が、以前に行ったライブではどうだったの?
菅原:毎日ヒステリックでした(笑)。思いついたことをイメージしてるときは、めっちゃワクワクするんだけど、始めると「あれ? 誰かー、誰かいないの?」って(笑)。
三浦:見て判断してくれる人がほしいよね。
菅原:「孤独」と「不安」と「最悪」の三つ。『球体』は完全にひとりでやるんですよね?
三浦:もちろんスタッフさんとかはいっぱいいないとできないけど。これは1回で終わるプロジェクトではないと思っているし、今回が初めてだから、実験的に10公演。今後は育てていくプロジェクトになったらいいなと思って。
菅原:これだけ大忙しでやってるのに、青の中でこれは大変ですよ。
三浦:今の自分の、ひとつの答えを出せるように日々頑張ってます。
菅原:めちゃくちゃ楽しみ!
三浦:Nao’ymtさんの楽曲が本当にすごいから! ライブになったことで楽曲が半減しないように。
菅原:楽しみにしてます!
三浦さんは次週4月27日(土)の放送にも登場します。どうぞ、お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『TDK SUGAR WATER』
放送日時:金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sugarwater/
■三浦さん、菅原の第一印象は「可愛いリュック」
まず、お互いの第一印象の話になりました。
三浦:小春はグループを組んでて、知り合った当時からダンサーとしてすごかったじゃん。『スーパーチャンプル』(中京テレビ)っていうダンス番組の裏の通路で、小春が声をかけてくれたのをよく覚えてる。「写真、撮ってください」みたいな感じで言ってくれて、「すごく可愛らしい子だな」と思った。「あのダンスがすごい子だ! 知ってくれてるんだ」と思って嬉しかった。
菅原:私は制服みたいなのを着て踊ってましたよね。
三浦:すごく可愛いリュックを背負ってたのを覚えてる(笑)。
菅原:あのときはなぜかわからないけど、ドーナツとかピンクにこだわってたんです(笑)。
■「絶対にいつかこの人と踊る」と…
菅原:私は、三浦さんをテレビで初めて見て、「歌ってる人」というイメージより「ダンスがサラッとうまい人」ってイメージでした。コレオグラフィ(振り付け)もやるけど、「サラっと踊ってサラっと歌って格好いい」という印象で、そこからファンになって、CDもたくさん買って、雑誌の切り抜きのポスターをベッドのところに貼って「絶対にいつかこの人と踊る」って、毎日お祈りしながら寝てました。
三浦:本当にありがたい(笑)。
菅原:そのときが16~17歳ぐらいで、「ちょっとずつ距離が縮まってきた!」って思った。最初はポスターを見ていて、それが「写真撮れた!」ってなって、「次は踊れる!」って思ってたら、2年ぐらい経ってから踊れて。それが武道館につながったんです。
■武道館公演は「全然覚えてない」
先日、行われた三浦さんの武道館公演に、菅原も出演しました。そのときの模様をふたりで振り返りました。
三浦:武道館公演は本当にありがとうございました。いや、すごかったよね! 小春としかできないものを作れたという感じがして、すごく楽しかったです。小春はどうだった? 覚えてるの?
菅原:いやぁ……覚えてないですね……。
三浦:きっとそうだろうなと思った(笑)。
菅原:だけど、途中で我に返ったときに話しかけて……。
三浦:「大丈夫ですか」みたいなことを言われた気がしたんだけど、はっきり聞こえなかったんだよね。なんて言ってたの?
菅原:たぶん……「鼻水出た」って言った気がする(笑)。
三浦:鼻水出てたの?(笑)。
菅原:最初のところで、自分の中でスイッチが入ってから全然覚えてなくて。でも、アイコンタクトがあるから「あぁ、一緒にいるんだな」っていう思いはあって。そのあと一回落ち着いたら「あれ? 鼻水出てる!」ってなって(笑)。
三浦:いきなり普通に話しかけてくるから(笑)。今回は、小春としかできないものにしたかったから、あまり決めなかったんだよね。出たとこ勝負で、みたいな。最初は背中を合わせて立つことにしていたのに、背中を合わせてなかったじゃん(笑)。
菅原:そうだった(笑)。
三浦:背中合わせで始まるイメージだったのに、後ろで「ドンドン」って音がしてて。「あれ? 小春立ってるだけじゃないんだ」って思って(笑)。でも、そこから「きたきた! 今日しか見られない小春が出てる」と思って。
菅原:今言われるまで、背中合わせで始まることを忘れてました。今、思い出しました(笑)。
三浦:本当に、体だけは壊さないようにね。1秒でも長く小春のパフォーマンスをみんなが見たいと思ってるから。一緒に作ってくれたNao'ymt(ナオワイエムティー)さんも、とにかく感動していて、「久々にあんなに感動した。ダンスであそこまで震えることはない。小春さんヤバイ!」って言ってたよ。また一緒に踊れるようにしましょう。
菅原:ぜひぜひ!
■ダンスの必修化はよくもあり怖くもある
後半は、日本のダンスシーンにまつわる話になりました。
三浦:一長一短ある気がするよね。日本はダンスとの距離が近いよね。CMで誰かが踊ってたり、ムービーが流れたり、ダンスを見ようと思わなくても見られる時代。生活の中にダンスが普通にあるのはいいことだと思うんだけど、だからこそダンスや表現の特別さとか……ダンスは正解がなくて、表現だから、広がったことでいいところもあれば、怖いところもあるのかな、というのはあるよね。
三浦:体育の授業だと、先生が教わってきたものを教えるわけだし、振り付けを踊ればダンスっていうわけでもないし。音に乗って楽しめたら、振り付けが踊れなくても、それがダンスに近いだろうし。ダンスとの向き合い方というか、距離というか、よくも悪くもあるんだろうね。
■ダンサーとして生きていく選択肢を増やすには…
三浦:あと、ひとつだけ思うのは、出口が広くなるといいなと思ってて。今は誰でもダンスを始められるから、入口は広いんです。ただ、そのあと何になるのかを考えたときに、出口がふわふわしてるんだよね。たとえば、アーティストだったら「まずは紅白に出る」とか、そういうのがダンスにはあるような、ないような。エンターテインメントの中の職種として、社会的にひとつの職業として、どれほど確立できているのかとかを考えると、いろいろな問題があると思う。そこの出口が広がると、ダンサーとして生きていく選択肢を増やしやすいのかなと思うね。
菅原:海外だったら、ダンスのためのエージェンシーがあってオファーがくるけど、日本は出会いとか、そのときのきっかけとかでやっていくし、ふわふわしちゃってるからダンサーなのにアーティストっぽくなっちゃう。それは私は「違う」と思っていて。体現者だし、表現という意味ではそれでもいいと思うけど、セレブリティなものではないし。胸を張って「ダンサーです」って言えるものでありたいけど、出口がふわふわしちゃってる。
三浦:そういう意味で言うと、小春は小春として存在していることが、出口を広げることになってるんだと思うよ。「いつかこの人と踊るんだ」と思ってるダンサーはきっといっぱいいると思うから、いいダンサーが続けていくためのきっかけになってると思うから、それはいいし、続けていきたいよね。
菅原:私は、ふわふわしてないってことか。
三浦:してないでしょ! 相当確立してると思うよ。小春は小春でしかないから。
■「孤独」と「不安」と「最悪」
三浦さんは、Nao’ymtさんプロデュースのアルバム『球体』を6月27日(水)に発売。それに先駆けて、アルバムとリンクした完全独演のライブツアーをおこないます。東京は、5月25日(金)に昭和女子大学 人見記念講堂、6月17日(日)にNHKホールで2回公演を予定しています。17曲をひとつのライブで表現するそうで、公演に向けて三浦さんは毎日大変な思いをしていると明かしました。
三浦:めちゃくちゃ大きなワクワクと、めちゃくちゃ大きな不安が同時に押し寄せてきて、その狭間にいる。
菅原:正解がないから、アイディアはもらうけど、どこにもたどり着けなくて、自分を信じるしかないんだよね。
三浦:小春が、以前に行ったライブではどうだったの?
菅原:毎日ヒステリックでした(笑)。思いついたことをイメージしてるときは、めっちゃワクワクするんだけど、始めると「あれ? 誰かー、誰かいないの?」って(笑)。
三浦:見て判断してくれる人がほしいよね。
菅原:「孤独」と「不安」と「最悪」の三つ。『球体』は完全にひとりでやるんですよね?
三浦:もちろんスタッフさんとかはいっぱいいないとできないけど。これは1回で終わるプロジェクトではないと思っているし、今回が初めてだから、実験的に10公演。今後は育てていくプロジェクトになったらいいなと思って。
菅原:これだけ大忙しでやってるのに、青の中でこれは大変ですよ。
三浦:今の自分の、ひとつの答えを出せるように日々頑張ってます。
菅原:めちゃくちゃ楽しみ!
三浦:Nao’ymtさんの楽曲が本当にすごいから! ライブになったことで楽曲が半減しないように。
菅原:楽しみにしてます!
三浦さんは次週4月27日(土)の放送にも登場します。どうぞ、お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『TDK SUGAR WATER』
放送日時:金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sugarwater/
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。