J-WAVEで放送中の番組『TDK SUGAR WATER』(ナビゲーター:菅原小春)。5月4日(金)のオンエアでは、シンガーソングライター・竹原ピストルさんが登場。竹原さんの軌跡や、菅原の最近の悩みにまつわる話が展開されました。
■千葉県民の意外な共通点?
実は、ふたりとも千葉県出身だということが分かり「私は成東です」「僕は蘇我です」「めっちゃ都会ですね!」と、いきなり大盛り上がりの対談。とはいえ、話すことに自信がない菅原は、以下のように話し始めます。
菅原:私、言葉で人に伝えるのがあまり上手じゃないからダンスにたどり着いたんです。竹原さんもボクシングから歌にきて、どちらも体現であり表現であるから、もし竹原さんもおしゃべりがあまり好きじゃない人だったら、ラジオはどうなっちゃうんだろうと思って。
竹原:(笑)。僕の場合は、感情を体現として歌ってるっていう認識があまりなくて、子どもの頃から人前で出し物をすることが好きだったんです。それをずっと続けていたらこうなったっていう感じですね。
菅原:ボクシングはいつから始めました?
竹原:高校に入ってからで、音楽のほうは、ウチは父親がハワイアンバンドを職場の仲間とやっていたから、 物心がついたときから家に楽器があったので、なんとなく触るようになって、なんとなく歌も作るようになって、なんとなくプロのミュージシャンになりたいと思ってるところに、あくまでも部活動として始めたのがボクシングだったという感じでした。
菅原:ウチの両親も、ご飯を食べてるときはテレビを見ないでずっと曲を流しているような家族だったから、なんとなくダンスを始めたら今のようになって、お姉ちゃんは歌を歌ってます。千葉ってそういう感じなんですかね? 親が曲をかけるのが好きみたいな(笑)。
■飲み会で夢を語っていると冷静に…
菅原:ボクシングもそうだと思うんですけど、歌を歌ってても、ひとりとの戦いみたいなところがあるのかなと。ひとりで武器を持って、ひとりで戦いに行くみたいなイメージがあって。孤独って思うところはありますか? 孤独は感じないタイプですか?
竹原:孤独かぁ……。ステージに上がって孤独とかはあまり考えたことないですけど。ずっとちっちゃい頃からギターの弾き語りをしていたし、2人組で演奏していたこともあるけど、あまりにそれが自分にとってスタンダードだという感じなので、特別に孤独だなと思ったことはないです。中学時代に野球をやっていてキャッチャーだったんですけど、ピッチャーとソリが合わなくて、個人競技にしようと思ってボクシングを始めたところはあります(笑)。逆にひとりになりたかった。
菅原:じゃあ、ひとりは好きですか?
竹原:わりと好きなほうだと思います。一緒に酒を飲みに行くなんていうときも、ごく近しい、仕事でチームを組んでいる仲間だったり、関わってる仲間としか行かないですね。 音楽活動には全く関係のない仲間もいるわけですが、その仲間たちと酒を飲みに行っても、楽しいんですけど、つい盛り上がって、うっかり熱く自分の夢などを語ってしまったとき、ふと冷静になって、「熱く語っていた夢を実現するためには、まず取るべき行動はこの飲み会をお開きにすることだ」「飲んでる場合じゃないだろう」って、急に冷めた気持ちになっちゃうんです。
菅原:そうなんですか。
竹原:ところが、仕事仲間達と酒を飲んで夢を語り合うことは、すなわち企画会議ですし、そこから生まれたアイディアを実現してきたし、いくら語っても語り放題だから、楽だなって思ったりします。
菅原:そういうことなんですか。私、変に熱いから、飲みに行くと60代ぐらいの人が多いんですよ。おじちゃんたちと「こうしていきたい」「こうだと思うんだよね」「ダンスで世界を変えたいから、こうだと思うんだよね」って話をする。すると「でもな小春、俺達とずっと飲んでてもいいんだけど、俺たちは先に死ぬからな。お前はお前の世界の仲間を作らないと、俺達は先に行ってしまうから」って言われて。
竹原:(笑)。
菅原:でも、同世代で「表現で世界を変えていこうぜ」っていうタイプの人たちと巡り会うことが、本当に限られてるから、私も「うわ~」ってなっちゃうんです。
竹原:すごく限られた仲間と一緒に過ごすことばかりになっちゃうか、ひとりか。
菅原:しかも、ひとりになったら自問自答しかしないから、いいサイクルに入るときもあるけど、嫌なサイクルに入って自問自答を続けて、闇に入っていくことがけっこうあって。
竹原:闇に入っていくのかぁ。
菅原:ボクシングのときってそういう感じではないですか?
竹原:ボクシングをしていたときって、ある種、淡々としてたと思います。毎日毎日、同じ稽古を積み重ねて「よっしゃ、本番だ。練習通りに動けますように」ぐらいの感じでやってたけど、ぎゅーっと闇に浸かって溜まっていくエネルギーのような、うっぷんのようなものがドカンと爆発する感覚は、自分は音楽活動のほうが感じます。
■野狐禅結成のきっかけ
竹原:大学生までボクシングを続けて、ボクシング部を引退してから、野狐禅(やこぜん)という2人組で音楽活動を始めるまでの6、7カ月ぐらいは、自分の人生の中で思い返しても嫌になるくらい、うじうじうじうじしてて、家の中に閉じこもりぱなしで、タイムスリップしてぶん殴りたくなるぐらい、しょうもない暮らしをしていた時期があったんです。「これじゃダメだろう。これでは死んでるのと一緒じゃないか」という感じで、そんな衝動のままに濱埜(宏哉)くんという相棒と野狐禅を組んだんです。
菅原:そうなんですか。
竹原:それで初めてステージに上がったときの「ドカン!」と制御の効かない感情の爆発みたいなものは、未だに昨日のことのように覚えているというか、全部が救われる、報われる感じというか。その感覚がずっと忘れられなくて、ライブが続いて疲れたときでも「ステージが救ってくれたじゃねぇか」みたいな気持ちを、ずっと持ち続けてやってきました。
野狐禅結成のきっかけは、大学卒業後に濱埜さんから電話がかかってきたことだそうです。
竹原:僕はグダグダとひとり暮らしをしつつ、部屋に閉じこもって、うじうじ過ごしてきて、かつての友達と会わせる顔もなかったし、聞かせる声もないと思ってたから、誰から電話がかかってきても出なかったんです。
菅原:そうなんですね。
竹原:だけど、そんなある日、濱埜くんから携帯電話に着信があったんです。濱埜くんは、大学時代の知り合いぐらいの関係性だったんで、濱埜くんから電話がかかってくることが、あまりにも意外なことだったんです。「なんでコイツから電話がかかってくるんだろう」って不思議で。その好奇心に負けて、久しぶりに人からの電話に出て、そしたら「いま何やってる?」「うっすら音楽をやりたいと思ってるけど、こういう状況で何もできてないんだ。お前は?」「大体同じようなもんだ。一度再会してみるか」と。音楽でもやってみるかというところで、お互いの現状を語り合って、我が事ながら「これじゃいかんだろう」と思って、始めたという感じです。
菅原:そのときに電話をかけてくるっていうタイミングは、何かが結びついたんですね。
竹原:結局のところ、自分から切り出して野狐禅を解散することになるわけですが、「あのとき、濱埜から電話がかかってこなかったら」と考えると、ゾッとするというか、なんにもなれてなかったと思いますね。
■菅原小春、一度「踊らない選択」を…
菅原:私も最近までそれで……。
竹原:最近までですか?
菅原:ずっとダンスを続けていて、小学校のアルバムには「世界一のダンサーになる」って書いてるぐらい、小さな頃からダンスのことしか考えてこなかったんです。 ひとりで海外に出て、いろんなところを回ってダンスを教えて。昨年、千葉から東京に引っ越してきて自分の巣作りをしたんですけど、東京との相性を見つけるのが難しくて。
竹原:そうですか。
菅原:そこにハマったのかどうかわからないけど、人と街にあまり馴染めなくて、ダンスで表現することも限られてきて。私はとにかく同じことをやりたくないんです。 やったことをやりたくないから、最終的に東京に来ようと思って東京に来て、東京で何が生まれるんだと思ったら、東京よりは成東のほうが、めちゃくちゃインスピレーションがあるなと思ったり……。結局、することといえば、飲みに行くことぐらいしかできなくなって、荒れた生活みたいなのが長くて。
竹原:そうなんですか。
菅原:昨年、首にヘルニアをやってしまって、踊れなかったこともあって、ダンスをやめるとかではなく、一度踊らない選択を取ってみようと思って、ニートみたいになったんですよ。それが最近の私でした。
竹原:へぇ~。最近は抜け出しつつありますか?
菅原:最近はちょっとずつ抜け出しつつあるのかな。あまり実感はないですけど。
竹原:なんだか、すごいタイミングでお会いしちゃったわけですね。
菅原:踊らない選択を取ったら、やっぱり踊りたいんだなって。異常に燃えるものがあるけど、やっぱり同じことではダメだし、ダンスをやっていても、どこで次の表現を見つけられるかという挑戦の時期なんだなと。そこからこうやって「ガン!」といくまでのステップを踏むのに、ちょっとまだモジモジしている感じがあります。
竹原:「同じことを絶対にやりたくない」とおっしゃってましたけど、それは今までやってきたダンスとは同じことはやりたくないということですか?
菅原:そうです。
竹原:それはすごいですね。
菅原:あとは誰かがやってることだったり、自分がやってきた過去の自分を見るようなダンスだったり。「やったからいいや」って思ってしまうと、次に新しい自分に行くまでにモジモジと時間がかかるんです。
竹原:すごいと思います。自分もそういう気持ちじゃなきゃダメだなって、素直に思いました。同じテーマで何曲も書くし、同じMCを何百カ所で使うし、「そんなんじゃダメだ」って素直に思いました。
菅原:いや、それでたくさんの人に届けてるって事が素晴らしいですね。
竹原:とんでもないです。
竹原さんとの対談は、次回5月11日(金)の放送に続きます。どうぞ、お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『TDK SUGAR WATER』
放送日時:金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sugarwater/
■千葉県民の意外な共通点?
実は、ふたりとも千葉県出身だということが分かり「私は成東です」「僕は蘇我です」「めっちゃ都会ですね!」と、いきなり大盛り上がりの対談。とはいえ、話すことに自信がない菅原は、以下のように話し始めます。
菅原:私、言葉で人に伝えるのがあまり上手じゃないからダンスにたどり着いたんです。竹原さんもボクシングから歌にきて、どちらも体現であり表現であるから、もし竹原さんもおしゃべりがあまり好きじゃない人だったら、ラジオはどうなっちゃうんだろうと思って。
竹原:(笑)。僕の場合は、感情を体現として歌ってるっていう認識があまりなくて、子どもの頃から人前で出し物をすることが好きだったんです。それをずっと続けていたらこうなったっていう感じですね。
菅原:ボクシングはいつから始めました?
竹原:高校に入ってからで、音楽のほうは、ウチは父親がハワイアンバンドを職場の仲間とやっていたから、 物心がついたときから家に楽器があったので、なんとなく触るようになって、なんとなく歌も作るようになって、なんとなくプロのミュージシャンになりたいと思ってるところに、あくまでも部活動として始めたのがボクシングだったという感じでした。
菅原:ウチの両親も、ご飯を食べてるときはテレビを見ないでずっと曲を流しているような家族だったから、なんとなくダンスを始めたら今のようになって、お姉ちゃんは歌を歌ってます。千葉ってそういう感じなんですかね? 親が曲をかけるのが好きみたいな(笑)。
■飲み会で夢を語っていると冷静に…
菅原:ボクシングもそうだと思うんですけど、歌を歌ってても、ひとりとの戦いみたいなところがあるのかなと。ひとりで武器を持って、ひとりで戦いに行くみたいなイメージがあって。孤独って思うところはありますか? 孤独は感じないタイプですか?
竹原:孤独かぁ……。ステージに上がって孤独とかはあまり考えたことないですけど。ずっとちっちゃい頃からギターの弾き語りをしていたし、2人組で演奏していたこともあるけど、あまりにそれが自分にとってスタンダードだという感じなので、特別に孤独だなと思ったことはないです。中学時代に野球をやっていてキャッチャーだったんですけど、ピッチャーとソリが合わなくて、個人競技にしようと思ってボクシングを始めたところはあります(笑)。逆にひとりになりたかった。
菅原:じゃあ、ひとりは好きですか?
竹原:わりと好きなほうだと思います。一緒に酒を飲みに行くなんていうときも、ごく近しい、仕事でチームを組んでいる仲間だったり、関わってる仲間としか行かないですね。 音楽活動には全く関係のない仲間もいるわけですが、その仲間たちと酒を飲みに行っても、楽しいんですけど、つい盛り上がって、うっかり熱く自分の夢などを語ってしまったとき、ふと冷静になって、「熱く語っていた夢を実現するためには、まず取るべき行動はこの飲み会をお開きにすることだ」「飲んでる場合じゃないだろう」って、急に冷めた気持ちになっちゃうんです。
菅原:そうなんですか。
竹原:ところが、仕事仲間達と酒を飲んで夢を語り合うことは、すなわち企画会議ですし、そこから生まれたアイディアを実現してきたし、いくら語っても語り放題だから、楽だなって思ったりします。
菅原:そういうことなんですか。私、変に熱いから、飲みに行くと60代ぐらいの人が多いんですよ。おじちゃんたちと「こうしていきたい」「こうだと思うんだよね」「ダンスで世界を変えたいから、こうだと思うんだよね」って話をする。すると「でもな小春、俺達とずっと飲んでてもいいんだけど、俺たちは先に死ぬからな。お前はお前の世界の仲間を作らないと、俺達は先に行ってしまうから」って言われて。
竹原:(笑)。
菅原:でも、同世代で「表現で世界を変えていこうぜ」っていうタイプの人たちと巡り会うことが、本当に限られてるから、私も「うわ~」ってなっちゃうんです。
竹原:すごく限られた仲間と一緒に過ごすことばかりになっちゃうか、ひとりか。
菅原:しかも、ひとりになったら自問自答しかしないから、いいサイクルに入るときもあるけど、嫌なサイクルに入って自問自答を続けて、闇に入っていくことがけっこうあって。
竹原:闇に入っていくのかぁ。
菅原:ボクシングのときってそういう感じではないですか?
竹原:ボクシングをしていたときって、ある種、淡々としてたと思います。毎日毎日、同じ稽古を積み重ねて「よっしゃ、本番だ。練習通りに動けますように」ぐらいの感じでやってたけど、ぎゅーっと闇に浸かって溜まっていくエネルギーのような、うっぷんのようなものがドカンと爆発する感覚は、自分は音楽活動のほうが感じます。
■野狐禅結成のきっかけ
竹原:大学生までボクシングを続けて、ボクシング部を引退してから、野狐禅(やこぜん)という2人組で音楽活動を始めるまでの6、7カ月ぐらいは、自分の人生の中で思い返しても嫌になるくらい、うじうじうじうじしてて、家の中に閉じこもりぱなしで、タイムスリップしてぶん殴りたくなるぐらい、しょうもない暮らしをしていた時期があったんです。「これじゃダメだろう。これでは死んでるのと一緒じゃないか」という感じで、そんな衝動のままに濱埜(宏哉)くんという相棒と野狐禅を組んだんです。
菅原:そうなんですか。
竹原:それで初めてステージに上がったときの「ドカン!」と制御の効かない感情の爆発みたいなものは、未だに昨日のことのように覚えているというか、全部が救われる、報われる感じというか。その感覚がずっと忘れられなくて、ライブが続いて疲れたときでも「ステージが救ってくれたじゃねぇか」みたいな気持ちを、ずっと持ち続けてやってきました。
野狐禅結成のきっかけは、大学卒業後に濱埜さんから電話がかかってきたことだそうです。
竹原:僕はグダグダとひとり暮らしをしつつ、部屋に閉じこもって、うじうじ過ごしてきて、かつての友達と会わせる顔もなかったし、聞かせる声もないと思ってたから、誰から電話がかかってきても出なかったんです。
菅原:そうなんですね。
竹原:だけど、そんなある日、濱埜くんから携帯電話に着信があったんです。濱埜くんは、大学時代の知り合いぐらいの関係性だったんで、濱埜くんから電話がかかってくることが、あまりにも意外なことだったんです。「なんでコイツから電話がかかってくるんだろう」って不思議で。その好奇心に負けて、久しぶりに人からの電話に出て、そしたら「いま何やってる?」「うっすら音楽をやりたいと思ってるけど、こういう状況で何もできてないんだ。お前は?」「大体同じようなもんだ。一度再会してみるか」と。音楽でもやってみるかというところで、お互いの現状を語り合って、我が事ながら「これじゃいかんだろう」と思って、始めたという感じです。
菅原:そのときに電話をかけてくるっていうタイミングは、何かが結びついたんですね。
竹原:結局のところ、自分から切り出して野狐禅を解散することになるわけですが、「あのとき、濱埜から電話がかかってこなかったら」と考えると、ゾッとするというか、なんにもなれてなかったと思いますね。
■菅原小春、一度「踊らない選択」を…
菅原:私も最近までそれで……。
竹原:最近までですか?
菅原:ずっとダンスを続けていて、小学校のアルバムには「世界一のダンサーになる」って書いてるぐらい、小さな頃からダンスのことしか考えてこなかったんです。 ひとりで海外に出て、いろんなところを回ってダンスを教えて。昨年、千葉から東京に引っ越してきて自分の巣作りをしたんですけど、東京との相性を見つけるのが難しくて。
竹原:そうですか。
菅原:そこにハマったのかどうかわからないけど、人と街にあまり馴染めなくて、ダンスで表現することも限られてきて。私はとにかく同じことをやりたくないんです。 やったことをやりたくないから、最終的に東京に来ようと思って東京に来て、東京で何が生まれるんだと思ったら、東京よりは成東のほうが、めちゃくちゃインスピレーションがあるなと思ったり……。結局、することといえば、飲みに行くことぐらいしかできなくなって、荒れた生活みたいなのが長くて。
竹原:そうなんですか。
菅原:昨年、首にヘルニアをやってしまって、踊れなかったこともあって、ダンスをやめるとかではなく、一度踊らない選択を取ってみようと思って、ニートみたいになったんですよ。それが最近の私でした。
竹原:へぇ~。最近は抜け出しつつありますか?
菅原:最近はちょっとずつ抜け出しつつあるのかな。あまり実感はないですけど。
竹原:なんだか、すごいタイミングでお会いしちゃったわけですね。
菅原:踊らない選択を取ったら、やっぱり踊りたいんだなって。異常に燃えるものがあるけど、やっぱり同じことではダメだし、ダンスをやっていても、どこで次の表現を見つけられるかという挑戦の時期なんだなと。そこからこうやって「ガン!」といくまでのステップを踏むのに、ちょっとまだモジモジしている感じがあります。
竹原:「同じことを絶対にやりたくない」とおっしゃってましたけど、それは今までやってきたダンスとは同じことはやりたくないということですか?
菅原:そうです。
竹原:それはすごいですね。
菅原:あとは誰かがやってることだったり、自分がやってきた過去の自分を見るようなダンスだったり。「やったからいいや」って思ってしまうと、次に新しい自分に行くまでにモジモジと時間がかかるんです。
竹原:すごいと思います。自分もそういう気持ちじゃなきゃダメだなって、素直に思いました。同じテーマで何曲も書くし、同じMCを何百カ所で使うし、「そんなんじゃダメだ」って素直に思いました。
菅原:いや、それでたくさんの人に届けてるって事が素晴らしいですね。
竹原:とんでもないです。
竹原さんとの対談は、次回5月11日(金)の放送に続きます。どうぞ、お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『TDK SUGAR WATER』
放送日時:金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sugarwater/
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