俳優の板谷由夏が、「育む」をテーマに自身のキャリア、今後の目標について語った。
板谷が出演したのは、5月6日(水・振休)放送のJ-WAVE『J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL TOKYO TATEMONO presents FEELIN' GREEN』(ナビゲーター:豊田エリー、nico)。4回目を迎えた今年のテーマは「育む」。次世代へつないでいきたい取り組みやカルチャー、未来に残したい音楽「EVERGREEN MUSIC」を軸にお届けする特別プログラムだ。
ゲストコーナーでは、人や音楽、日々の暮らしのなかで育まれる想いにフォーカスし、心地よい明日につながるヒントを届けた。この日の放送は5月13日(水)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
まず板谷は、自身がディレクターを務めるファッションブランド「SINME」(シンメ)について語る。
nico:先月、展示会もされていましたよね。
板谷:そうですね。2026秋冬の展示会を3月末に終わらせました。うちは路面店やお店がないので、イベントとして地方に行くのを毎年やってるんですけど、先日は大阪に伺いました。
nico:ブランド名について、あらためて教えていただけますか?
板谷:SINMEは「新しい芽」という意味なんです。植物や木々から新芽が出るように、人もいつでも新芽を出せるんじゃないか、という気持ちを込めています。37歳のときにブランドを立ち上げようと思ったんですが、ちょうど30代後半で、自分のなかにモヤモヤした時期があったんです。
役者の仕事は、基本的には受け身の世界だと板谷は語る。作品があり、監督やスタッフがいて、台本を受け取って初めて参加できるため、仕事の依頼がなければ関わることができない職業だという。
その一方で、「ゼロから何かを始めたことがない」と感じ続けていたとも明かす。自分から始められることは何かを考えたとき、10代からモデルとして活動し、長年ファッション業界に身を置いてきた経験から「洋服作りをやってみよう」と思い立ったそう。
nico:素敵ですね。まさに、今回の番組テーマ「育む」にぴったりなお話だなと思います。
板谷:そうですね。SINMEも2025年でちょうど10年になりました。新芽が伸びているのか、枝分かれしているのか、花が咲いているのか。いろんなストーリーがあると思うんですけど、ブランドには次につながっていく気持ちも込められています。
板谷:ジーンズはおばあちゃんになっても履けるし、若い子も履けますよね。リジッドジーンズっていう、生デニムがありますよね。あれって、その人の生活に沿って色落ちしていくんですよ。シワやヒゲと呼ばれる色落ちも含めて、その人の生き方が出る。そういう意味で、すごくファッションだなと思ったんです。ジーンズを育ててもらうっていうことで、私がそれを提供できれば面白いことが生まれるんじゃないかと思いました。
nico:シンプルですけど、強い説得力がありますね。
板谷:ありがたいことに、最初のころのお客様が今でもそのジーンズを履いて来てくださるんです。そうすると、同じジーンズなのにみんな色落ちが全然違うんですよ。「こうやってみんな育ててくれたんだな」と思うと、ブランドを続けてきてよかったなと思います。
板谷は2025年6月、約27年間所属した事務所から独立し、大きな話題を呼んだ。板谷は、その決断に至った経緯と新たなステップを踏み出した思いを振り返った。
nico:独立されてマインドの変化はありましたか?
板谷:SINMEを立ち上げた30代後半と同じように、40代後半でもまたモヤモヤ期が来たんですよ。47歳くらいから、子どもたちも大きくなり「私、もうすぐ50だ」と思ったときに、「ちょっと待てよ」と見つめ直すタイミングがあったんですね。このままずるずる50代、60代になってしまう気がして、一度環境をガラッと変えようと思ったんです。それで「よし、独立しよう!」と決めました。
nico:実際に独立されてみて、気持ち的にどうなりました?
板谷:もう、いろんなことがあります。正直、私はパソコンも得意じゃないですし、そこらへんからのスタートでした(笑)。請求書を書くとか、オファーに返事をするとか、条件のやり取りとか、全部自分でやっています。でも、いちばんいいなと思うのは「人のせいにしない」ことですね。前はどこかで逃げ道を作ってしまうこともあったんです。でも今は、全部私の責任! その一本通った感じが、ものすごく楽なんですよね。もちろん厳しさもありますけど、「心のふんどし」を締め直した感じですね(笑)。
nico:新境地を自分で作られたのは大きな出来事でしたね。
nico:今回の役は、合気道の達人役なんですよね。以前から合気道はされていたんですか?
板谷:それが、まったくやったことがなかったんですよ(笑)。2月から猛特訓しました。なんとか恥ずかしくない程度には動けるようになって、現場に入りました。しかも、霊長類最強・吉田沙保里さんよりも強いっていう設定の警官役なんですよ(笑)。
nico:それは相当強いですね(笑)。
板谷:そうなんですよ。「霊長類最強より強い」と台本に書いてあって、「それって何……?」ってなりました(笑)。強盗犯をボンボン投げ飛ばしています。
nico:ぜひドラマも楽しみにしていただきたいですね。
板谷:新しいタイプの作品ですので、ハマる方はいらっしゃると思います。すごく面白いです!
nico:さて、この番組では心地よいEVERGREENな曲を選んでいただいています。板谷さんにとっての1曲を教えてください。
板谷:20代のころに聴いて、自分の心を育ててくれた曲って、50代になってもずっと好きなんですよね。最近よく聴いているのが、オマーなんです。なので、『There's Nothing Like This』をお願いします。
板谷:夏ごろにはおいしいトマトやオクラが食べられると思います。
nico:家庭菜園はずっとやられているんですか?
板谷:今の家に引っ越して18年ぐらいなんですけど、ずっとやってますね。ミニトマトとかハーブとか、子どものお弁当にちょっと入れられるようなものを育ててます。シソとかオクラもいいんですよ。でも、オクラって放っておくとすごく硬くなっちゃうんです。「あ、取り損なった!」ってなっちゃいます(笑)。そういう日々のやり取りも含めて楽しいんですよね。庭もそうなんですけど、私はすごく植物が好きなんですね。たぶん、「SINME」という名前を付けたのも、そういう感覚からだと思います。
板谷は、「植物や木々から教わることって、すごく多いと思っていて」と語る。「自然って、本当に筋が通っているじゃないですか。そこに憧れているんでしょうね」と続け、植物に触れたり、花を眺めたりする時間が大切だと明かした。
nico:今後、挑戦したいことはありますか?
板谷:まずは、面白い役、いい役が来たら絶対にやりたいです。「板谷にやらせたい」と思ってくださる方がいたらうれしいですし、いい役に巡り合えたらと思っています。それと、映像的なことを自分でやりたいなとも思っていて。素の自分で関わるようなことですね。でも、YouTubeみたいな感じではなくて。40代、50代の女性って、子育てが終わって「次の人生」を考えるタイミングがあるじゃないですか。そういう人たちの背中を押せるようなことをやりたいんです。
nico:なるほど。
板谷:たとえば、学びの場を作ったり、そのための先生を呼んだり、みんなが集まれるサロンみたいな場所を作ったり。女性が元気なほうが、絶対に社会はいい方向に向かうと思うので。
nico:明るい感じがしますよね。
板谷:年齢を重ねて「次どう生きていこうかな」と考える人たちと、一緒に何かできる場を作りたいんですよね。それがサロンなのか、映像なのか、ドキュメンタリーなのか、まだ探っている途中です。
nico:ファッション業界も見てこられて、映画のお仕事もされてきた板谷さんが作る映像って、すごく興味があります。どんなものになるんだろうって。
板谷:自分でドキュメンタリーを撮ることにも興味があります。私は長く『news zero』で「LIFE」というコーナーを担当していたんですけど、自分の半径数十メートル以内で疑問に思ったことを取材する、というテーマだったんですね。ゴミ問題やプラスチックリサイクルの問題だったり、子育て、女性の乳がんや子宮がんなどについて扱ってきました。女性が生きていくなかで知りたいことを取材して、全国各地を訪れ、多くの人に会いに行ったんですね。私は、人に会うことでヒントや答えをもらえると信じているんです。だから、そういうふうに人に会いに行くことをまたやりたいですね。
nico:すごくいいですね。
板谷:その様子を映像として残して、それを見た人が元気になったり、「自分も何かやってみよう」と思えたりすることがあったらいいなって。今の段階だと妄想レベルなんですけど、「今、動かなきゃいけない時期なんだろうな」と感じています。
nico:板谷さんが気になる人に会いに行って話を聞く。それってすごく面白そうだなと思いました。
板谷由夏の最新情報は公式サイトまで。
板谷が出演したのは、5月6日(水・振休)放送のJ-WAVE『J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL TOKYO TATEMONO presents FEELIN' GREEN』(ナビゲーター:豊田エリー、nico)。4回目を迎えた今年のテーマは「育む」。次世代へつないでいきたい取り組みやカルチャー、未来に残したい音楽「EVERGREEN MUSIC」を軸にお届けする特別プログラムだ。
ゲストコーナーでは、人や音楽、日々の暮らしのなかで育まれる想いにフォーカスし、心地よい明日につながるヒントを届けた。この日の放送は5月13日(水)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
ファッションブランド「SINME」に込めた思いとは
板谷由夏は、俳優として数多くの映画やドラマに出演する一方、テレビのニュース番組では長年キャスターも務めてきた。さらに、J-WAVE『SMILEY SMILE』(月曜~木曜 21:30-22:00)のナビゲーターを担当している。今回は「育む」をテーマに、これまでのキャリア、今後挑戦したいことについて話を訊いた。まず板谷は、自身がディレクターを務めるファッションブランド「SINME」(シンメ)について語る。
nico:先月、展示会もされていましたよね。
板谷:そうですね。2026秋冬の展示会を3月末に終わらせました。うちは路面店やお店がないので、イベントとして地方に行くのを毎年やってるんですけど、先日は大阪に伺いました。
nico:ブランド名について、あらためて教えていただけますか?
板谷:SINMEは「新しい芽」という意味なんです。植物や木々から新芽が出るように、人もいつでも新芽を出せるんじゃないか、という気持ちを込めています。37歳のときにブランドを立ち上げようと思ったんですが、ちょうど30代後半で、自分のなかにモヤモヤした時期があったんです。
役者の仕事は、基本的には受け身の世界だと板谷は語る。作品があり、監督やスタッフがいて、台本を受け取って初めて参加できるため、仕事の依頼がなければ関わることができない職業だという。
その一方で、「ゼロから何かを始めたことがない」と感じ続けていたとも明かす。自分から始められることは何かを考えたとき、10代からモデルとして活動し、長年ファッション業界に身を置いてきた経験から「洋服作りをやってみよう」と思い立ったそう。
nico:素敵ですね。まさに、今回の番組テーマ「育む」にぴったりなお話だなと思います。
板谷:そうですね。SINMEも2025年でちょうど10年になりました。新芽が伸びているのか、枝分かれしているのか、花が咲いているのか。いろんなストーリーがあると思うんですけど、ブランドには次につながっていく気持ちも込められています。
独立後の変化は「人のせいにしなくなった」
SINMEで最初に手がけたのは「ジーンズ」だったという。板谷はその理由について、「誰でも長く使える普遍的なアイテムは何だろうと考えたとき、ジーンズだった」と語った。板谷:ジーンズはおばあちゃんになっても履けるし、若い子も履けますよね。リジッドジーンズっていう、生デニムがありますよね。あれって、その人の生活に沿って色落ちしていくんですよ。シワやヒゲと呼ばれる色落ちも含めて、その人の生き方が出る。そういう意味で、すごくファッションだなと思ったんです。ジーンズを育ててもらうっていうことで、私がそれを提供できれば面白いことが生まれるんじゃないかと思いました。
nico:シンプルですけど、強い説得力がありますね。
板谷:ありがたいことに、最初のころのお客様が今でもそのジーンズを履いて来てくださるんです。そうすると、同じジーンズなのにみんな色落ちが全然違うんですよ。「こうやってみんな育ててくれたんだな」と思うと、ブランドを続けてきてよかったなと思います。
板谷は2025年6月、約27年間所属した事務所から独立し、大きな話題を呼んだ。板谷は、その決断に至った経緯と新たなステップを踏み出した思いを振り返った。
nico:独立されてマインドの変化はありましたか?
板谷:SINMEを立ち上げた30代後半と同じように、40代後半でもまたモヤモヤ期が来たんですよ。47歳くらいから、子どもたちも大きくなり「私、もうすぐ50だ」と思ったときに、「ちょっと待てよ」と見つめ直すタイミングがあったんですね。このままずるずる50代、60代になってしまう気がして、一度環境をガラッと変えようと思ったんです。それで「よし、独立しよう!」と決めました。
nico:実際に独立されてみて、気持ち的にどうなりました?
板谷:もう、いろんなことがあります。正直、私はパソコンも得意じゃないですし、そこらへんからのスタートでした(笑)。請求書を書くとか、オファーに返事をするとか、条件のやり取りとか、全部自分でやっています。でも、いちばんいいなと思うのは「人のせいにしない」ことですね。前はどこかで逃げ道を作ってしまうこともあったんです。でも今は、全部私の責任! その一本通った感じが、ものすごく楽なんですよね。もちろん厳しさもありますけど、「心のふんどし」を締め直した感じですね(笑)。
nico:新境地を自分で作られたのは大きな出来事でしたね。
新ドラマで霊長類最強役に挑戦!?
板谷由夏は、テレビドラマ『刑事、ふりだしに戻る』にて警部・川島久美役で出演中。濱田 岳演じる主人公・百武 誠の先輩役として登場している。nico:今回の役は、合気道の達人役なんですよね。以前から合気道はされていたんですか?
板谷:それが、まったくやったことがなかったんですよ(笑)。2月から猛特訓しました。なんとか恥ずかしくない程度には動けるようになって、現場に入りました。しかも、霊長類最強・吉田沙保里さんよりも強いっていう設定の警官役なんですよ(笑)。
nico:それは相当強いですね(笑)。
板谷:そうなんですよ。「霊長類最強より強い」と台本に書いてあって、「それって何……?」ってなりました(笑)。強盗犯をボンボン投げ飛ばしています。
nico:ぜひドラマも楽しみにしていただきたいですね。
板谷:新しいタイプの作品ですので、ハマる方はいらっしゃると思います。すごく面白いです!
nico:さて、この番組では心地よいEVERGREENな曲を選んでいただいています。板谷さんにとっての1曲を教えてください。
板谷:20代のころに聴いて、自分の心を育ててくれた曲って、50代になってもずっと好きなんですよね。最近よく聴いているのが、オマーなんです。なので、『There's Nothing Like This』をお願いします。
Omar - There's Nothing Like This
次のステップを踏み出す女性を応援したい
日々の生活のなかで育んでいるものについて尋ねられると、板谷は「家に小さな畑があります」と語る。さらに、「今日もちょうど黄色いミニトマトとオクラ、バジル、イタリアンパセリを植えてきました」と明かした。板谷:夏ごろにはおいしいトマトやオクラが食べられると思います。
nico:家庭菜園はずっとやられているんですか?
板谷:今の家に引っ越して18年ぐらいなんですけど、ずっとやってますね。ミニトマトとかハーブとか、子どものお弁当にちょっと入れられるようなものを育ててます。シソとかオクラもいいんですよ。でも、オクラって放っておくとすごく硬くなっちゃうんです。「あ、取り損なった!」ってなっちゃいます(笑)。そういう日々のやり取りも含めて楽しいんですよね。庭もそうなんですけど、私はすごく植物が好きなんですね。たぶん、「SINME」という名前を付けたのも、そういう感覚からだと思います。
板谷は、「植物や木々から教わることって、すごく多いと思っていて」と語る。「自然って、本当に筋が通っているじゃないですか。そこに憧れているんでしょうね」と続け、植物に触れたり、花を眺めたりする時間が大切だと明かした。
nico:今後、挑戦したいことはありますか?
板谷:まずは、面白い役、いい役が来たら絶対にやりたいです。「板谷にやらせたい」と思ってくださる方がいたらうれしいですし、いい役に巡り合えたらと思っています。それと、映像的なことを自分でやりたいなとも思っていて。素の自分で関わるようなことですね。でも、YouTubeみたいな感じではなくて。40代、50代の女性って、子育てが終わって「次の人生」を考えるタイミングがあるじゃないですか。そういう人たちの背中を押せるようなことをやりたいんです。
nico:なるほど。
板谷:たとえば、学びの場を作ったり、そのための先生を呼んだり、みんなが集まれるサロンみたいな場所を作ったり。女性が元気なほうが、絶対に社会はいい方向に向かうと思うので。
nico:明るい感じがしますよね。
板谷:年齢を重ねて「次どう生きていこうかな」と考える人たちと、一緒に何かできる場を作りたいんですよね。それがサロンなのか、映像なのか、ドキュメンタリーなのか、まだ探っている途中です。
nico:ファッション業界も見てこられて、映画のお仕事もされてきた板谷さんが作る映像って、すごく興味があります。どんなものになるんだろうって。
板谷:自分でドキュメンタリーを撮ることにも興味があります。私は長く『news zero』で「LIFE」というコーナーを担当していたんですけど、自分の半径数十メートル以内で疑問に思ったことを取材する、というテーマだったんですね。ゴミ問題やプラスチックリサイクルの問題だったり、子育て、女性の乳がんや子宮がんなどについて扱ってきました。女性が生きていくなかで知りたいことを取材して、全国各地を訪れ、多くの人に会いに行ったんですね。私は、人に会うことでヒントや答えをもらえると信じているんです。だから、そういうふうに人に会いに行くことをまたやりたいですね。
nico:すごくいいですね。
板谷:その様子を映像として残して、それを見た人が元気になったり、「自分も何かやってみよう」と思えたりすることがあったらいいなって。今の段階だと妄想レベルなんですけど、「今、動かなきゃいけない時期なんだろうな」と感じています。
nico:板谷さんが気になる人に会いに行って話を聞く。それってすごく面白そうだなと思いました。
板谷由夏の最新情報は公式サイトまで。
番組情報
- J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL TOKYO TATEMONO presents FEELIN' GREEN
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5月6日(水・振休)9:00-17:55