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“優しすぎる”のもハラスメント? 福留光帆×令和ロマン・松井ケムリが「優しさのさじ加減」を考える

“優しすぎる”のもハラスメント? 福留光帆×令和ロマン・松井ケムリが「優しさのさじ加減」を考える

福留光帆と令和ロマンの松井ケムリが、「優しすぎてもだめなの!?」をテーマにトークを展開した。

この内容をお届けしたのは、4月29日(水・祝)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(水曜日ナビゲーター:福留光帆、令和ロマン・松井ケムリ)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく“逆転ラジオ”。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。

この日の放送は5月6日(水)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。

松井ケムリの態度はホワイトハラスメント?

今回のテーマは「優しすぎてもだめなの!?」。過剰な配慮や優しさが逆にプレッシャーになり、成長機会を奪う「ホワイトハラスメント」という言葉もあるそう。厳しすぎるのもダメだし、優しすぎるのもダメ。結局どうしたらいいのかをグルグル考えていく。

松井:ホワイトハラスメントって知ってました?

福留:聞いたことあります。美白すぎて、みたいな。

松井:いや、違います(笑)。美白すぎてまぶしくて前を向けない状態、ホワイトハラスメント、じゃないです。

福留:違うんだ。

松井:ホワイトハラスメントは、優しすぎることで逆にプレッシャーになり、成長機会を奪うってことらしいんですけど。

福留:むちゃくちゃやん。「なんでもハラスメントって付けないの」って数年前から言われてますよね。こんなの受け手の問題じゃん。私がケム(松井)に「ケムリさん、それホワイトハラスメントですよ」って言ったら、ケムが悪いわけでしょ。

松井:そうそう。僕なんてしかも年上だし。でも、自分で言うのもなんですけど、わりと優しいと思うんですよ。

福留:ケムはじゃあホワイトハラスメントだよ。だってめっちゃ優しいもん。私、成長機会をいちじるしく奪われている気がする(笑)。

松井:やば、こいつ(笑)。

福留:だって、私が変なこと言っても全部どうにかしちゃうじゃないですか。私が変な空気を作ってしまったのを自分で片付けるための成長機会をいつも奪ってますよ。私、このラジオをやってから面白さが退化してる気がする!

松井:俺、ハラスメントで番組をクビになるんですか(笑)。

福留:(笑)。ちょっと上の人、呼んできてくださいよ。

松井に「優しすぎる人はどう思うか」と訊かれた福留は、「心配になっちゃう」と答えた。

福留:ケムは私の周りにいる人のなかでも、めっちゃ優しすぎる人なんですけど、それが怖い。いったい、どこでストレスを発散してるんだろうっていう。

松井:なるほどね。

福留:みんなに優しいし、みんなに丁寧だから、家の中でめっちゃ何かを投げる部屋とかがないとおかしいなって。

松井:あるか(笑)。

福留:日常で、すごく嫌なことしてないと。

松井:してないよ。僕はホワイトハラスメントをすることで発散してるのかもしれない。

福留:1周回ってめっちゃ怖い人。

松井:福留さんもめちゃくちゃ優しいですよ。疲れてそうだな、とか心配とかしてくれるじゃないですか。

福留:それは好きな人にしかやらないもん。ケムは誰にでも優しいでしょ。私は嫌いなやつには優しくしないもん。フキハラ(不機嫌ハラスメント)しますから。自分が明らかに不機嫌な空気を出して、周りを萎縮させるっていうのが、フキハラ。

松井:ちゃんと悪質じゃねえかよ(笑)。

AKB48時代は真っ正面から怒られたことがなかった

番組にはリスナーから、「優しすぎてもだめなの!?」についてのメッセージが多数寄せられた。

つい最近まで、新人の指導をまかされていました。その新人が明らかにか弱そうな女子で、声も小さく打たれ弱そうな子だったのですが、職場が人手不足というのもあり、「辞められては困る」と考え、その子にはかなり優しく指導して、難しいことは私が持つなどして負担をかけないよう努めました。結果、あまり戦力にならない人材ができあがってしまい、振り返るとホワイトハラスメントをしてしまったのではと後悔しています。

松井:はい、ホワイトハラスメント(笑)。出頭してください。

福留:これはまた違うハラスメントじゃないか。これ、パワハラも入ってるよ。「あまり戦力にならない人材」って。

松井:僕ら会社員をやったことないからわからないけど、たとえば厳しい人に教えられたら会社員1年目から、2年、3年ってめっちゃ成長するのかな。

福留:どうなんだろう。マジでわからない。でも、最近飲みに行ったりして、新しそうなスーツを着てる人たちが仲良く飲んでるのとか見ると、すっごい苦しいもん。

松井:自分があそこにいない、みたいな?

福留:みんな生き生きしてて。新卒の人同士が仲良くなろうとしてる飲み会じゃん。私も22だけど、「入っていい?」って言いそうになるもん。

松井:なんか悲しいな。でも、入れない(笑)。僕もお笑い始めて2、3年目とかにめっちゃ厳しくされたら、もっと成長できたのかな。芸人って礼儀とかは厳しいけど、お笑いに関して、「お前もっとこうしろよ」なんて言われることほぼないから。

福留:私もそう考えたら怒られなかったかも。

松井:AKB48時代はどうでした?

福留:嫌味は言われても怒られることなかった。

松井:最悪の職場じゃん(笑)。

福留:小言を言われることはあっても、真っ正面から「もっと頑張りなよ」みたいに怒られたことはないね。だから、こんな中途半端な人間になってしまったのかもしれない。

松井:「なんの戦力にもならない人間ができあがってしまった」ってことでよろしいですか(笑)?

福留:そうそう。卒業して、こうやってぐだぐだ文句ばっかり言って、いちばんダセえやつ。ごめんなさいね。今日もこんなやつがしゃべっちゃって(笑)。

ときには厳しい指導も大切

続いて、「優しすぎる」ことへの葛藤を抱えるリスナーから、こんなメッセージが届いた。

僕は厳しい先輩を見てきたり厳しくされたりしてきて、自分が周りに厳しくする理由もないので優しくしてしまう派です。威圧的でも厳しくしても後輩や部下は逃げてしまうだけに感じてしまうのです。ただ、そのせいか、体感ではナメられてしまうことが多い気がします。思い返せば、自分は厳しくされた過去があるから、役に立つことを叩き込まれて今につながっていることもあるのかなと思いました。

松井:このリスナーがナメられたときに、本当にホワイトハラスメントをするような人だったら、「しめしめ」って思うと思うんですよ。こいつが世に放たれたら、浅はかさゆえに何かしら沈んでいく。そう思うのがホワイトハラスメントする人の考えじゃないかなって。でも、このリスナーは落ちていく人を見て笑っているタイプじゃないから。ただ、威圧的にする必要はないけど、今までその先輩に教えてもらってきたことを後輩に返すのはやったほうがいいかもね。

福留:わかんない。私、人生において後輩ができたことないんだよな。

松井:先輩はAKBにはいっぱいいたでしょ?

福留:いっぱいいるし、今も出会う方はだいたいみんな先輩だから、後輩とかできたらたぶんそういうふうにはやらないな。

松井:先輩には怒られたりしてないですもんね。

福留:してない。

松井:それは自然ですよ。先輩にされてないから後輩にもしないから。

福留:されてたのにしないのが、ホワイトハラスメントってこと? でも、それってどう転んでもハラスメントじゃん。厳しくされたから厳しくしたらそれはマッスルハラスメント。厳しくしなかったら、これは歪みハラスメント? 難しいって。

松井:それは頭がいい人がやるやつ。こいつが未来でどうなるかがわかってるからってやる意地悪なハラスメント。それがホワイトハラスメント。だから、両方ともハラスメントになるんだとしたら、僕は自分が悪く映らないホワイトハラスメントがおすすめ(笑)。ハラスメントは、した側が悪いってなるじゃん。

福留:ケムは本当に優しくする意地悪をしてるの?

松井:してないよ。ハラスメントをしてる気はないけど、自分が傷つかないようにとか、人からの評価を大事にして優しくしてるから、結果ハラスメントになってるときもあると思いますよ。

福留:すごいよ、ケムちゃんは。

松井:このリスナーもこれから後輩との付き合い方を考えてみてください。

惹かれ合う人たちは気を遣わない

恋人への気遣いが裏目に出てしまったというリスナーからは、こんなメッセージが届いた。

私はこれまで気遣いや優しさが理由で2度振られたことがあります。1度目は記念日デートでよかれと思って事前にしっかりスケジュールを組み、レストランではサプライズのケーキも用意しました。喜んでもらえると思っていたのですが、帰りの車で「私の意見を入れる余地がなかった、勝手に決められても楽しくない」と言われ、そのあと3カ月で別れました。2度目は反省してデートの計画は一緒に立て、そこまで彼女はニコニコで楽しそうだったのですが、当日に「車酔ってない? お手洗い大丈夫? 荷物持とうか?」とありえない回数訊いてしまったらしく、「介護されてるみたい」と言われ、なんだかんだ1年も経たずしてお別れになりました。

松井:なるほどね。

福留:でも、恋人には厳しくされたくなくない?

松井:わかる(笑)。でも、これ難しくて、ちょうどいいあんばいで人に優しくできるって本当の優しさじゃないから。それって知識だったり経験値とかあるじゃん。

福留:他の人でとった統計にもとづいてるというか。

松井:そうそう。「こんなに人に気を遣っちゃいけないんだ」とか。このリスナーの優しさはあるわけだから、そこは気にしなくてもいいとも思っちゃう。好きな人とは結局、結ばれるでしょっていう気持ちです。

福留:たしかに。惹かれ合う人たちは気を遣わなくても一緒にいれる相手だもんね、優しさの分量とか。下手に出すぎても向こうが調子に乗るだけだから。本当の自分で挑むことが大事。

松井:優しすぎるのもちょっと無理してるし。

福留:そうそう。だから、100パーセント優しくしてあげようって気持ちじゃなくて、自分の堂々とした部分とかも出して、それを受け入れてくれる人と付き合ったらいいのよ。

松井:俺たち今日初めていい答え出した(笑)。

福留:優しすぎるあなたを愛してくれる人を探しなさい。

J-WAVE『GURU GURU!』は、毎週月曜~木曜の22時からオンエア。公式Xではオンエアのハイライト動画なども公開中だ。

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2026年5月6日28時59分まで

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番組情報
GURU GURU!
月・火・水・木曜
22:00-24:00