防災の知識を学べる施設「そなエリア東京」に注目した。
この内容をお届けしたのは、3月11日(水)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)の「MORI BUILDING TOKYO FINDS」。多様性あふれる東京の楽しみ方を独自の視点で紹介するコーナーだ。
『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間の生放送プログラムだ。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが担当している。
有明にある「東京臨海広域防災公園」は、大規模な災害が発生した際に国や地方自治体の緊急災害現地対策本部が設置される、首都圏の防災拠点施設である。普段は公園として開放されており、園内にある防災体験学習施設「そなエリア東京」では、防災や地震への備えについて学ぶことができる。どのような体験ができるのか、管理センター長の長谷部隆介さんに話を訊いた。
長谷部:「そなエリア東京」は、主に1階が防災体験ゾーン、2階が防災学習ゾーンとなっています。防災体験ゾーンでは、被災した街のジオラマのなかを歩きながら、タブレットを使ってクイズを解き、地震発生から72時間を生き抜く体験ができます。
防災学習ゾーンでは、地震への備えを展示で紹介。展示は「きほんのそなえ」と「一人ひとりのそなえ」という、ふたつの部屋に分かれている。
長谷部:「きほんのそなえ」では、すべての人に共通する備えを紹介しています。「一人ひとりのそなえ」では、年齢や性別、家族構成、暮らし方によって異なる備えを紹介しています。たとえば、花粉症の方、眼鏡をかけている方、ペットを飼っている方など、それぞれに合った備えです。
クリス:防災体験ゾーンでは、駅ビルのエレベーターで閉じ込められている最中に地震が発生するというシーンから始まります。エレベーターを降りると建物が崩れていたり、信号が傾いていたりする街のなかで、「こんなときどうすればいいのか」をタブレットのクイズに答えながら進んでいきます。そして、防災学習ゾーンでは地震への備えを展示しています。みなさん、防災グッズを用意していると思いますけれども、自分に合った備えをプラスすることも大切ですよね。たとえば、花粉症の人であれば「水がなくても飲めるタイプの薬を用意しておく」といったアドバイスが紹介されています。
長谷部:東京は街の耐震化が進んだとはいえ、人口が多く、毎日の生活を公共交通機関に頼っている都市です。地震発生後はこれらがストップすることで、大きな混乱が発生することが考えられます。そのため、地震発生後は会社にとどまることを想定して、衛生用品など一人ひとりの備えを充実していただくことが大切だと思います。
そして、避難の仕方や備え方は地域ごとに異なるという。全国で起きた地震の事例を参考にしながら、自分たちに合った備えを考えていく必要がある。
クリス:東京で大きな課題になるのが「帰宅困難」です。オフィスで食料や水を備蓄しているところも増えていますが、汗拭きシートや歯磨きシートなどの衛生用品を充実させておくことも、とても大切です。東京のなかでも、自分が暮らす街、働く街によって避難や防災のかたちは変わります。今一度、確認しておきたいですね。そして、防災に関する考え方もここ数年で大きく変化してきています。
日本では約30年前から大きな地震が繰り返し起きており、そのなかで被災者の方々が避難生活で困ったことや、備えていてよかったことなど、さまざまな体験や知識が蓄積されているという。
長谷部:昔は災害時に「みんな大変なのだから我慢しよう」という声があったと思うんです。しかし、避難生活が長期化するとさまざまな負担が生じます。たとえば、スキンケアができないのが嫌だとか、子どもであれば遊べないことがストレスになってきます。そうした状況のなかで、少しでもストレスを減らし、より前向きに過ごすために、日常生活に近い環境にしていくという考え方が広がってきています。避難所にゲームやすごろくを持って行く、メイク道具を持って行く、といったことも大切な備えです。長期化する避難生活のストレスを減らすためにも、新しい備えを充実させてほしいですね。
クリス:たとえば食料も、昔は水と乾パンが主流でした。今は常温で長期保存できるカレーやお惣菜なども登場しています。そういったものを用意しておくと、避難所で提供されるおにぎりや麺類などに加えて栄養を補うことができます。つらいときにおいしいものを食べるだけでも、気分が少し和らぎます。
避難生活では我慢するのではなく、いかにストレスを減らして前向きに過ごすかが重要になってくる。少しでも日常生活に近い環境を保つことが、明日への原動力になる。こうした考え方は、実際に避難生活を経験した人々の声から生まれてきたものだという。
クリス:震災のあと、仙台にボランティアに行ったことがあるのですが、その際に避難所を訪れたんですね。正直、悲壮感に包まれた場所なんじゃないかと思って行ったんですが、避難所に着いた瞬間、子どもたちの歓声が聞こえてきたんです。サッカーを楽しんでいて、笑い声も響いていました。その光景に僕はとても驚きました。きっと身近な友だちや家族を亡くしている子どもたちもいるはずなのに笑っている。でも、だからこそ思ったんです。あんなに悲しい現場だからこそ、子どもたちの笑顔や笑い声がどれだけ大きな力になるのか。避難している人たちに、生きる希望を与えるものなんだと。だからこそ、ここで言われている「日常に近づける備え」という考え方は本当に大切だと感じますね。
「そなエリア東京」では、防災グッズや備蓄食料も販売しているという。東京臨海広域防災公園の詳細は公式ホームページまで。
J-WAVE『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「MORI BUILDING TOKYO FINDS」は、今「知りたい・行きたい・感じたい」東京を見つける。放送は月曜~木曜の14時30分ごろから。
この内容をお届けしたのは、3月11日(水)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)の「MORI BUILDING TOKYO FINDS」。多様性あふれる東京の楽しみ方を独自の視点で紹介するコーナーだ。
『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間の生放送プログラムだ。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが担当している。
自分用の防災の備えをチェックしよう
東日本大震災から15年。その後も日本各地で地震や自然災害が相次ぎ、防災に対する考え方は少しずつ変化してきている。そこで今回は、あらためて災害への備えについて考えていく。有明にある「東京臨海広域防災公園」は、大規模な災害が発生した際に国や地方自治体の緊急災害現地対策本部が設置される、首都圏の防災拠点施設である。普段は公園として開放されており、園内にある防災体験学習施設「そなエリア東京」では、防災や地震への備えについて学ぶことができる。どのような体験ができるのか、管理センター長の長谷部隆介さんに話を訊いた。
【MORI BUILDING TOKYO FINDS】
— MIDDAY LOUNGE(J-WAVE 81.3FM) (@middaylounge813) March 11, 2026
多様性あふれる東京を独自の視点で紹介
東日本大震災から15年の今日は、
有明にある「東京臨海広域防災公園」をFindします。
様々な自然災害を経て、
防災への考え方も変わってきています、
そこで改めて、災害に対する備えに注目します。#ML813 #jwave pic.twitter.com/5dyP0SgaCp
防災学習ゾーンでは、地震への備えを展示で紹介。展示は「きほんのそなえ」と「一人ひとりのそなえ」という、ふたつの部屋に分かれている。
長谷部:「きほんのそなえ」では、すべての人に共通する備えを紹介しています。「一人ひとりのそなえ」では、年齢や性別、家族構成、暮らし方によって異なる備えを紹介しています。たとえば、花粉症の方、眼鏡をかけている方、ペットを飼っている方など、それぞれに合った備えです。
クリス:防災体験ゾーンでは、駅ビルのエレベーターで閉じ込められている最中に地震が発生するというシーンから始まります。エレベーターを降りると建物が崩れていたり、信号が傾いていたりする街のなかで、「こんなときどうすればいいのか」をタブレットのクイズに答えながら進んでいきます。そして、防災学習ゾーンでは地震への備えを展示しています。みなさん、防災グッズを用意していると思いますけれども、自分に合った備えをプラスすることも大切ですよね。たとえば、花粉症の人であれば「水がなくても飲めるタイプの薬を用意しておく」といったアドバイスが紹介されています。
「ストレスを軽減するアイテム」も備えのうち
続いて長谷部さんは、いざ東京で災害が起きたとき、気をつけたほうがいいポイントを紹介した。長谷部:東京は街の耐震化が進んだとはいえ、人口が多く、毎日の生活を公共交通機関に頼っている都市です。地震発生後はこれらがストップすることで、大きな混乱が発生することが考えられます。そのため、地震発生後は会社にとどまることを想定して、衛生用品など一人ひとりの備えを充実していただくことが大切だと思います。
そして、避難の仕方や備え方は地域ごとに異なるという。全国で起きた地震の事例を参考にしながら、自分たちに合った備えを考えていく必要がある。
クリス:東京で大きな課題になるのが「帰宅困難」です。オフィスで食料や水を備蓄しているところも増えていますが、汗拭きシートや歯磨きシートなどの衛生用品を充実させておくことも、とても大切です。東京のなかでも、自分が暮らす街、働く街によって避難や防災のかたちは変わります。今一度、確認しておきたいですね。そして、防災に関する考え方もここ数年で大きく変化してきています。
日本では約30年前から大きな地震が繰り返し起きており、そのなかで被災者の方々が避難生活で困ったことや、備えていてよかったことなど、さまざまな体験や知識が蓄積されているという。
長谷部:昔は災害時に「みんな大変なのだから我慢しよう」という声があったと思うんです。しかし、避難生活が長期化するとさまざまな負担が生じます。たとえば、スキンケアができないのが嫌だとか、子どもであれば遊べないことがストレスになってきます。そうした状況のなかで、少しでもストレスを減らし、より前向きに過ごすために、日常生活に近い環境にしていくという考え方が広がってきています。避難所にゲームやすごろくを持って行く、メイク道具を持って行く、といったことも大切な備えです。長期化する避難生活のストレスを減らすためにも、新しい備えを充実させてほしいですね。
クリス:たとえば食料も、昔は水と乾パンが主流でした。今は常温で長期保存できるカレーやお惣菜なども登場しています。そういったものを用意しておくと、避難所で提供されるおにぎりや麺類などに加えて栄養を補うことができます。つらいときにおいしいものを食べるだけでも、気分が少し和らぎます。
避難生活では我慢するのではなく、いかにストレスを減らして前向きに過ごすかが重要になってくる。少しでも日常生活に近い環境を保つことが、明日への原動力になる。こうした考え方は、実際に避難生活を経験した人々の声から生まれてきたものだという。
クリス:震災のあと、仙台にボランティアに行ったことがあるのですが、その際に避難所を訪れたんですね。正直、悲壮感に包まれた場所なんじゃないかと思って行ったんですが、避難所に着いた瞬間、子どもたちの歓声が聞こえてきたんです。サッカーを楽しんでいて、笑い声も響いていました。その光景に僕はとても驚きました。きっと身近な友だちや家族を亡くしている子どもたちもいるはずなのに笑っている。でも、だからこそ思ったんです。あんなに悲しい現場だからこそ、子どもたちの笑顔や笑い声がどれだけ大きな力になるのか。避難している人たちに、生きる希望を与えるものなんだと。だからこそ、ここで言われている「日常に近づける備え」という考え方は本当に大切だと感じますね。
「そなエリア東京」では、防災グッズや備蓄食料も販売しているという。東京臨海広域防災公園の詳細は公式ホームページまで。
J-WAVE『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「MORI BUILDING TOKYO FINDS」は、今「知りたい・行きたい・感じたい」東京を見つける。放送は月曜~木曜の14時30分ごろから。
番組情報
- MIDDAY LOUNGE
-
月・火・水・木曜13:30-16:30