THE ORAL CIGARETTESの山中拓也(Vo)と中西雅哉(Dr)が、自身のライブ活動や新曲へ込めた想いについて語ったほか、お気に入りのバンドを紹介する場面もあった。
THE ORAL CIGARETTESのふたりが登場したのは、1月15日(木)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)のゲストコーナー。東京をGROOVEさせる音楽とカルチャー、そして日夜それを創り出す刺激的で面白い人々が集い、語らうプログラムだ。
セレイナ:オーラルは2025年、ライブで駆け抜けた1年ということで。「放浪TOUR」というのは、具体的にどういったツアーなのでしょうか。
山中:よく「47都道府県ツアー」みたいなのがあるじゃないですか。短い期間に47都道府県に行くみたいなのが普通でしたけど、僕たちはいろいろなイベントに出ながらとなると、なかなか一気に全県行くのは難しいなという感じになって、「じゃあ、分けちゃおう!」と。九州編とか、関西編とかエリアごとに分けて47都道府県を回ろうというのが、この「放浪TOUR」になってます。基本的には小さいライブハウスの復興、コロナ禍でライブハウスが潰れたりといったことが起こったので、それの復興も込みでやろう、みたいなところから始まりました。
タカノ:けっこう細かく回られてます。中西さんは思い出に残っていることはありますか?
中西:普段、僕らはありがたいことに、会場に着いたら機材がセットされていてリハーサルしてという感じですが、このツアーではみんなで車に機材を積んで、スタッフも乗れる人数だけで回るというのをやってます。それで、ライブが終わったら次の土地にみんなで移動して、またみんなで機材を搬入してと、最初から最後まで自分たちでやる。ある意味、初心を思い出せるし、昔は大変やったけど楽しかった搬入搬出も、いまあらためて経験するとすごくいい経験にもなります。普段のスタッフさんの仕事のありがたみを大きい会場になったときも思い出せるので、すごくチームの一体感も出るし、めちゃくちゃいいツアーです。
セレイナ:100人から200人規模の小さなライブハウスでもパフォーマンスされています。これはファンにとっては貴重なタイミングですよね。
山中:そうですね。まさやん(中西)は三重なんですけど、僕らは奈良出身で。奈良のライブハウスって、よく飛ばされがちだったんですよ。有名なアーティストさんは大阪に行ったりするから、「奈良にツアー来てくれないな」みたいなのもあって。そういう地方の子たちは同じ想いしているだろうなということで、全県行くことでみんなに喜んでもらえたらいいなと思ってやっている感じですね。
タカノ:このツアーでは、若い世代のバンドをフロントアクトに迎えています。
山中:基本的に一緒に回るバンドは、「いまからいくぞ」という感じのバンドだったり、「長いあいだやってるけど、まだみんなに発見されてないんじゃないか、このバンド」というバンドだったりを、僕の好みでしかないですが、呼んで。みんなに知ってほしいという想いで一緒に回ってます。
セレイナ:プライベートでも若手のバンドサウンドを聴きに行ったりしますか?
山中:たくさん行きますね。基本的にサブスクでいろいろ聴けたり、ディグれるじゃないですか。その中で「このバンド、めちゃかっこいい」と思ったら、ライブがあればライブハウスに観に行って、いいバンドだったら声をかけます。
セレイナ:お忍びで?
山中:お忍びで(笑)。連絡を取るときもあります。
タカノ:これを聴いているバンドマンのみなさん、山中さんが来てるかもしれませんよ!
タカノ:僕、ジムでこの曲を聴きながら筋トレしてました。チェストプレスがすごくはかどっちゃって、やっぱりエネルギーがすごく詰まってますよね。
山中:ありがとうございます(笑)。
セレイナ:『ERASE』は1月からスタートしたTVアニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』(テレビ朝日系)第2クールのオープニングテーマです。これは書き下ろしなんですよね。どのようなイメージ、プロセスで曲作りをしたのでしょうか。
山中:基本的に、アニメ制作側の方々には「オーラルさんにおまかせします」みたいな感じで言っていただけて。僕らも小さいときから『ぬ〜べ〜』を観ていた世代だったので、どういう話かももちろん知っていて。僕らと世界観が似ている部分、共通する部分がすごく多いなと思っていたので、わりとピュアに僕らがかっこいいと思う曲が『ぬ〜べ〜』のオープニングにふさわしくなるだろうな、というふうに思っていて。だから、けっこうピュアにやらせてもらいました。
セレイナ:ギターリフが『ぬ〜べ〜』感があるというか、ちょっとお化けっぽいエナジーを感じます。最初にどこを作ったのでしょうか。
山中:イントロのギターをかき鳴らすところから作っていきました。
タカノ:中西さんはデモを聴いた印象はいかがでしたか?
中西:デモが上がってくる前に拓也に「次の曲、ちょっと速いかも」と言われて。うちの曲はわりと速い曲も多いので「なるほどね」と思って、テンポはたぶん(BPMで)200くらいかなと思っていたら、そのさらに30くらい上できて。
タカノ:BPMが230くらいなんですか?
中西:226とかなんですけど。
タカノ:だいぶテンポ速いですよね。
中西:「速っ!」と思って。とりあえず、速いのは一回、目をつむって。
タカノ・セレイナ:(笑)。
中西:レコーディングまで楽曲をパソコンで作ることに専念しよう、みたいな感じで作りました。だから、レコーディングは苦戦しましたね。
同曲のミュージックビデオにはTOSHI-LOW(BRAHMAN)、MAH(SiM)、イチロック(SPARK!! SOUND!! SHOW!!)というロックシーンの豪華な“先輩方”が「鬼役・悪魔役」としてゲスト出演している。
タカノ:MVのラストでみなさんが大謝罪をされていました(笑)。あの撮影はどんな空気だったんですか?
山中:BRAHMANのTOSHI-LOWさんに絶対出てほしいと思っていて。僕は直談判しに一緒にご飯に行って「すみません、鬼役でお願いしたいです」と言ったら、わりとすんなりと受け入れてくださって。本番もたぶん、9時間、10時間ぐらい拘束したのかな。「こんな長いあいだ大丈夫かな」と、僕らはすごい不安だったんですけど、みんなすごくちゃんと演技に向き合ってくれたというか。「ここは、こっちのほうがいいかな」とやってくれたりしていて、すごく和やかな空気で最後まで終えることができました。
中西:僕がおすすめするのはMother Motherというバンドです。
セレイナ:2005年に結成されたカナダの5人組インディーバンドです。なぜ、このバンドを選ばれたのでしょうか。
中西:普段から「来日します」といったメールをチェックしていて、気になったやつを観に行くんです。これを観に行ったときに、曲が“変”だったんです。5人組で前にギターボーカルの男性がいて、サイドにコーラスの女性がふたりいるんです。僕はコーラスとかやらないのでよくわからないんですが、3人のコーラスが「不協和音になりかけてない?」みたいな。「どういう攻め方なんだ」みたいなのをずっとやっていて。ライブもすごくかっこよくて。その曲、実は1と2があるんです。1では自分のお父さんが銃を持っていて、それが2になるとベイビーになる。つながっている曲を出していて、それを僕はライブ中は気づかずに「この曲、さっきもやってなかったっけ」みたいな。曲のテイストは一緒なんですが、歌詞が実は変わっていてみたいな(笑)。
タカノ:面白い。
中西:ライブを観終わったあとに気になって調べたら歌詞もつながってるし、世界観もオカルトっぽかったり。僕らにちょっと似てる世界観があったりして。でも、ライブを観てるとなぜか踊れちゃうんですよ。このサウンドの作り方が新しいなと思ってすごく好きになりました。
山中:すごくグルーヴ感がよくて。けだるさのなかに美しさがめちゃくちゃあるんですよね。ライブがすごく続いてるときは、自分の体が疲れとかでダルくなってくるときもあったりするんです。楽屋でそういうときに絶対に聴いてます。すごく美しいアルペジオから始まって、急に超衝動的なノイズの音が入ってくるみたいな。たぶん、まだサブスクとかも登録視聴者数4,000人とか、めちゃくちゃインディーなんです。最初に見つけたときに「いまからいくぞ」みたいな、僕たちにはもう出せない、初期にしか出せないバンドの衝動みたいなのをすごく感じて。衝撃がほしいときに僕は聴いて、自分を奮い立たせてライブをやってます。
セレイナ:すごい! エネルギーの源、Tough Cookie。
山中:ほかにもいろいろ好きなバンドをInstagramでフォローしたりするんですけど、けっこう「フォローしてくれてありがとう!」「オーラルの曲、聴いたよ」みたいな返事がくるんです。
セレイナ:急にフォローされたらびっくりしますよ。
山中:だから「いつかつながりたいな」と思っています。
THE ORAL CIGARETTESの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『GRAND MARQUEE』は月~木曜の16時30分〜18時50分にオンエア。
THE ORAL CIGARETTESのふたりが登場したのは、1月15日(木)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)のゲストコーナー。東京をGROOVEさせる音楽とカルチャー、そして日夜それを創り出す刺激的で面白い人々が集い、語らうプログラムだ。
「放浪TOUR」は「ライブハウスの復興も込みで」
ふたりはまず、THE ORAL CIGARETTESとしての2025年の活動を振り返った。セレイナ:オーラルは2025年、ライブで駆け抜けた1年ということで。「放浪TOUR」というのは、具体的にどういったツアーなのでしょうか。
山中:よく「47都道府県ツアー」みたいなのがあるじゃないですか。短い期間に47都道府県に行くみたいなのが普通でしたけど、僕たちはいろいろなイベントに出ながらとなると、なかなか一気に全県行くのは難しいなという感じになって、「じゃあ、分けちゃおう!」と。九州編とか、関西編とかエリアごとに分けて47都道府県を回ろうというのが、この「放浪TOUR」になってます。基本的には小さいライブハウスの復興、コロナ禍でライブハウスが潰れたりといったことが起こったので、それの復興も込みでやろう、みたいなところから始まりました。
タカノ:けっこう細かく回られてます。中西さんは思い出に残っていることはありますか?
中西:普段、僕らはありがたいことに、会場に着いたら機材がセットされていてリハーサルしてという感じですが、このツアーではみんなで車に機材を積んで、スタッフも乗れる人数だけで回るというのをやってます。それで、ライブが終わったら次の土地にみんなで移動して、またみんなで機材を搬入してと、最初から最後まで自分たちでやる。ある意味、初心を思い出せるし、昔は大変やったけど楽しかった搬入搬出も、いまあらためて経験するとすごくいい経験にもなります。普段のスタッフさんの仕事のありがたみを大きい会場になったときも思い出せるので、すごくチームの一体感も出るし、めちゃくちゃいいツアーです。
セレイナ:100人から200人規模の小さなライブハウスでもパフォーマンスされています。これはファンにとっては貴重なタイミングですよね。
山中:そうですね。まさやん(中西)は三重なんですけど、僕らは奈良出身で。奈良のライブハウスって、よく飛ばされがちだったんですよ。有名なアーティストさんは大阪に行ったりするから、「奈良にツアー来てくれないな」みたいなのもあって。そういう地方の子たちは同じ想いしているだろうなということで、全県行くことでみんなに喜んでもらえたらいいなと思ってやっている感じですね。
タカノ:このツアーでは、若い世代のバンドをフロントアクトに迎えています。
山中:基本的に一緒に回るバンドは、「いまからいくぞ」という感じのバンドだったり、「長いあいだやってるけど、まだみんなに発見されてないんじゃないか、このバンド」というバンドだったりを、僕の好みでしかないですが、呼んで。みんなに知ってほしいという想いで一緒に回ってます。
セレイナ:プライベートでも若手のバンドサウンドを聴きに行ったりしますか?
山中:たくさん行きますね。基本的にサブスクでいろいろ聴けたり、ディグれるじゃないですか。その中で「このバンド、めちゃかっこいい」と思ったら、ライブがあればライブハウスに観に行って、いいバンドだったら声をかけます。
セレイナ:お忍びで?
山中:お忍びで(笑)。連絡を取るときもあります。
タカノ:これを聴いているバンドマンのみなさん、山中さんが来てるかもしれませんよ!
アニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』のOPテーマを書き下ろし
THE ORAL CIGARETTESは1月7日に新曲『ERASE』をリリースした。THE ORAL CIGARETTES「ERASE」Music Video (TVアニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』第2クール・オープニングテーマ)
山中:ありがとうございます(笑)。
セレイナ:『ERASE』は1月からスタートしたTVアニメ『地獄先生ぬ〜べ〜』(テレビ朝日系)第2クールのオープニングテーマです。これは書き下ろしなんですよね。どのようなイメージ、プロセスで曲作りをしたのでしょうか。
山中:基本的に、アニメ制作側の方々には「オーラルさんにおまかせします」みたいな感じで言っていただけて。僕らも小さいときから『ぬ〜べ〜』を観ていた世代だったので、どういう話かももちろん知っていて。僕らと世界観が似ている部分、共通する部分がすごく多いなと思っていたので、わりとピュアに僕らがかっこいいと思う曲が『ぬ〜べ〜』のオープニングにふさわしくなるだろうな、というふうに思っていて。だから、けっこうピュアにやらせてもらいました。
セレイナ:ギターリフが『ぬ〜べ〜』感があるというか、ちょっとお化けっぽいエナジーを感じます。最初にどこを作ったのでしょうか。
山中:イントロのギターをかき鳴らすところから作っていきました。
タカノ:中西さんはデモを聴いた印象はいかがでしたか?
中西:デモが上がってくる前に拓也に「次の曲、ちょっと速いかも」と言われて。うちの曲はわりと速い曲も多いので「なるほどね」と思って、テンポはたぶん(BPMで)200くらいかなと思っていたら、そのさらに30くらい上できて。
タカノ:BPMが230くらいなんですか?
中西:226とかなんですけど。
タカノ:だいぶテンポ速いですよね。
中西:「速っ!」と思って。とりあえず、速いのは一回、目をつむって。
タカノ・セレイナ:(笑)。
中西:レコーディングまで楽曲をパソコンで作ることに専念しよう、みたいな感じで作りました。だから、レコーディングは苦戦しましたね。
同曲のミュージックビデオにはTOSHI-LOW(BRAHMAN)、MAH(SiM)、イチロック(SPARK!! SOUND!! SHOW!!)というロックシーンの豪華な“先輩方”が「鬼役・悪魔役」としてゲスト出演している。
タカノ:MVのラストでみなさんが大謝罪をされていました(笑)。あの撮影はどんな空気だったんですか?
山中:BRAHMANのTOSHI-LOWさんに絶対出てほしいと思っていて。僕は直談判しに一緒にご飯に行って「すみません、鬼役でお願いしたいです」と言ったら、わりとすんなりと受け入れてくださって。本番もたぶん、9時間、10時間ぐらい拘束したのかな。「こんな長いあいだ大丈夫かな」と、僕らはすごい不安だったんですけど、みんなすごくちゃんと演技に向き合ってくれたというか。「ここは、こっちのほうがいいかな」とやってくれたりしていて、すごく和やかな空気で最後まで終えることができました。
【最終ビジュアル公開!】
— THE ORAL CIGARETTES (@oral_official) January 7, 2026
新曲「ERASE」のビジュアルで隠されていた最後の影はBRAHMAN TOSHI-LOWさんでした
TOSHI-LOWさん、MAHさん(SiM)、169 イチローさん(SPARK!!SOUND!!SHOW!!)にご協力いただき、このビジュアルとMusic Videoが完成しました!ありがとうございました… pic.twitter.com/O0wLJGZbGS
いまライブで聴くべきおすすめのバンドを紹介
この日の『GRAND MARQUEE』のテーマは「いま、このバンドがすごい」。ライブハウスに足しげく通い続けているふたりが、いまライブで聴くべきバンドをひと組ずつ紹介した。中西:僕がおすすめするのはMother Motherというバンドです。
Mother Mother - Hayloft I (Official Video)
中西:普段から「来日します」といったメールをチェックしていて、気になったやつを観に行くんです。これを観に行ったときに、曲が“変”だったんです。5人組で前にギターボーカルの男性がいて、サイドにコーラスの女性がふたりいるんです。僕はコーラスとかやらないのでよくわからないんですが、3人のコーラスが「不協和音になりかけてない?」みたいな。「どういう攻め方なんだ」みたいなのをずっとやっていて。ライブもすごくかっこよくて。その曲、実は1と2があるんです。1では自分のお父さんが銃を持っていて、それが2になるとベイビーになる。つながっている曲を出していて、それを僕はライブ中は気づかずに「この曲、さっきもやってなかったっけ」みたいな。曲のテイストは一緒なんですが、歌詞が実は変わっていてみたいな(笑)。
タカノ:面白い。
中西:ライブを観終わったあとに気になって調べたら歌詞もつながってるし、世界観もオカルトっぽかったり。僕らにちょっと似てる世界観があったりして。でも、ライブを観てるとなぜか踊れちゃうんですよ。このサウンドの作り方が新しいなと思ってすごく好きになりました。
いつかつながりたいバンド
続いて、山中が紹介したのはロンドンを拠点に活動する4人組バンド、Tough Cookieだ。Tough Cookie - Happiness
セレイナ:すごい! エネルギーの源、Tough Cookie。
山中:ほかにもいろいろ好きなバンドをInstagramでフォローしたりするんですけど、けっこう「フォローしてくれてありがとう!」「オーラルの曲、聴いたよ」みたいな返事がくるんです。
セレイナ:急にフォローされたらびっくりしますよ。
山中:だから「いつかつながりたいな」と思っています。
THE ORAL CIGARETTESの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『GRAND MARQUEE』は月~木曜の16時30分〜18時50分にオンエア。
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2026年1月22日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
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月・火・水・木曜16:30-18:50