カナダのラッパー/シンガーソングライターのbbno$(ベイビー・ノー・マネー)が、自身の音楽のルーツや最新アルバム『bbno$』について語った。
bbno$が登場したのは、11月18日(火)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)のゲストコーナ。東京をGROOVEさせる音楽とカルチャー、そして日夜それを創り出す刺激的で面白い人々が集い、語らうプログラムだ。
タカノ:埼玉県の人口は約730万人ですから、TikTokはもうすぐ埼玉越えです。J-WAVEのスタジオはどうですか?
bbno$:景色が美しいですね。東京は世界のなかでもっとも素敵な都市のひとつだと思います。
タカノ:以前、初音ミクのコスプレをされたことも話題になりました。日本に対するイメージはどうでしょうか。
bbno$:日本はパーフェクトです。2年前に成田空港から電車に乗って都心のほうに来たときに、ごみ収集車を見かけましたが、シミひとつ、汚れひとつなくてきれいな収集車に感動しました。日本のディテールはすごく細かいし、清潔で、歴史の保全の仕方もすばらしいと思います。なんといってもご飯が最高です。いまの私の目標は日本でもっと有名になることです。
タカノ:好きな日本食はありますか?
bbno$:今日はファミリーマートのたまごサンドにファミチキを挟んで、たまごチキンサンドみたいにして食べました。
セレイナ:写真を見せてくれています。
タカノ:ワオ! すごくない?
セレイナ:とってもおいしそうでボリューミーです。パンケーキの間にファミチキを挟むのも、甘じょっぱくてすごくおいしいんです。
bbno$:それはまだ試してないので、明日の朝やってみます。
タカノ:ぜひぜひ試してください。
bbno$:あと寿司、とんかつが大好きです。好きじゃない人がいるわけないですよね。
タカノ:海外から来たみなさんは、寿司は行きますよね。
タカノ:そもそも音楽を始めたきっかけが、ピアノやジャンベの演奏がルーツと聞いています。
bbno$:もともと、私は音楽に造詣が深いわけではなくて。というのも、家庭教師のもとで育ったので、音楽はそこまで。ピアノに関しては、母に「やりなさい」と言われてやらされていました。いまも曲のキーとかはよくわからなかったりして、パッションでやり抜いてます。最初のころに作っていた音楽は本当にひどくて、いまも自分で聴くのが苦しいぐらいです。ホームスクーリングを受けていたからこそ、クリエイティビティが自分のなかで生まれてきて。たとえば、課外活動もたくさんやっていたので、1日中ハイキングをするみたいな感じで1日を過ごす日もありました。それがクリエイティビティに還元してくれたのかなと思います。
タカノ:いまのラップのスタイルは、どういう経緯で確立されていったのでしょうか。
bbno$:もともと、1オクターブ高めにラップをしていたんです。そのときは12歳の男の子みたいに自分でも感じていたんですが、キーをちょっと下げたらクールな感じに仕上がりました。自分の声を聴くのは、何度も聴いていくと苦しいじゃないですか。ふたりもわかるよね? なので、発音をもごもごさせるような、そんなラップに最終的になりました。
タカノ:2019年リリースの楽曲『Lalala』がTikTok上でバイラルヒットを記録しました。Spotifyだけでも10億回以上再生されています。さらに、2021年にRich Brianとのコラボ曲『edamame』が複数の国でプラチナ認定されました。『edamame』というタイトルにはどういう意図があるんですか?
bbno$:フリースタイルであのパートを作って、最初は「エダマミ」と言っていました。まず「エダマメ」というワードをフリースタイルで作ったので、そのまま「エダマーミー」と韻を踏みながら直感的に出てきたワードだったんです。Rich Brianはすばらしい人なので、一緒に作っていてすごく楽しかったです。僕の曲は意味はあまりなくて、ただ楽しむこと、エンジョイを曲にしています。たまにバラードも書いたりしますけれども。『edamame』という曲の最初のワードが面白いでしょ?
タカノ:11月17日(月)に渋谷のWWW Xで初来日公演を開催されました。日本での初めてのライブはどうでしたか?
bbno$:ライブは本当によかったです。日本のオーディエンスはわりと静かに聴いていましたが、みんなジャンプをしたりエンジョイしていて、すごく楽しい時間でした。日本に来るのに時間がかかってしまったということで、オーディエンスのみなさんにも「ごめんね」と伝えましたが、ミート&グリートのときに泣いている方もいらっしゃって。本当にみんな大好きです。
タカノ:先ほど聴いていただきましたが、ノリノリアゲアゲで気分を強制的にオンにしてくれるというか。その感じの曲の強さはありますよね。最新アルバム『bbno$』は9枚目のアルバムにしてセルフタイトルです。
bbno$:そもそも、「bbno$」にはドルの絵文字があって「ベイビー・ノー・マネー」と読みますが、みんなこの読み方を間違えてしまうんです。曲をちゃんと聴いてもらえれば発音しているのに、「バビーノ」「ビビーノ」と言われたりして。ナレーションでも「ベイビー・ノー・マネー」というふうに曲に入っているので(聴いた人は)正しく言ってほしいです。今年は名前をちゃんとみんなが発音できるように、ずっとプロモーション活動をしてきて、今回はアルバムタイトルも『bbno$』にして、完ぺきに仕上げました。
タカノ:みなさん、ぜひ覚えてください。なんといっても、アルバムはキャッチーで中毒性の高い曲がたくさんあります。曲作りで中毒性というのは意識されているのでしょうか。
bbno$:正直わからないです。自分の好きな曲を作ります。音作りでは、僕と曲作りしたことがある人はみんな「最高にクレージーだ」と言うんです。サビを書くのは昔から得意で、人に曲を感じてもらいたくて。その感じさせるのが、たぶん得意なんだろうと自分では思っています。批判を受けるのもわりと得意なほうなので、それも取り入れながら自分の曲にフィードバックさせています。
タカノ:フィーリングというか直感を信じつつ、でも冷静さもある印象もあります。そんなbbno$さんですが、日本のACGカルチャーも好きということで、アニメや漫画で好きな作品を訊きたいです。
bbno$:『World of Warcraft』や『Diablo II』『HUNTER×HUNTER』が好きです。自分のアニメも作っていて、本当に少しずつこのプロジェクトを進めています。すごくお金がかかるので(笑)。bbno$を観たときにGorillazみたいにアニメーションが浮かぶかたちにして、自分は最終的に第一線から遠のくことを目論んでいます。
タカノ:VTuber的な感じというかね。今週末はブラジル・サンパウロでのライブも控えています。
セレイナ:ダンスチームのアバンギャルディとのSNSコラボをこのあとJ-WAVEで撮影するそうです。
bbno$:SNSにアップされます。
セレイナ:ぜひチェックしてください。
TikTokはこちらから。
bbno$の最新情報はX公式アカウント(@bbnomula)まで。
J-WAVE『GRAND MARQUEE』は月~木曜の16時30分〜18時50分にオンエア。
bbno$が登場したのは、11月18日(火)放送のJ-WAVE『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann〈セレイナ・アン〉)のゲストコーナ。東京をGROOVEさせる音楽とカルチャー、そして日夜それを創り出す刺激的で面白い人々が集い、語らうプログラムだ。
累計数十億回以上のストリーミング再生を記録
日本のラジオ番組出演が初だと話すbbno$は、カナダ・バンクーバー出身。中毒性の高い楽曲で、これまでに累計数十億回以上のストリーミング再生を記録のストリーミング再生を記録し、Instagramでは400万人以上、TikTokでは700万人以上のフォロワーを獲得している。タカノ:埼玉県の人口は約730万人ですから、TikTokはもうすぐ埼玉越えです。J-WAVEのスタジオはどうですか?
bbno$:景色が美しいですね。東京は世界のなかでもっとも素敵な都市のひとつだと思います。
タカノ:以前、初音ミクのコスプレをされたことも話題になりました。日本に対するイメージはどうでしょうか。
bbno$:日本はパーフェクトです。2年前に成田空港から電車に乗って都心のほうに来たときに、ごみ収集車を見かけましたが、シミひとつ、汚れひとつなくてきれいな収集車に感動しました。日本のディテールはすごく細かいし、清潔で、歴史の保全の仕方もすばらしいと思います。なんといってもご飯が最高です。いまの私の目標は日本でもっと有名になることです。
タカノ:好きな日本食はありますか?
bbno$:今日はファミリーマートのたまごサンドにファミチキを挟んで、たまごチキンサンドみたいにして食べました。
セレイナ:写真を見せてくれています。
タカノ:ワオ! すごくない?
セレイナ:とってもおいしそうでボリューミーです。パンケーキの間にファミチキを挟むのも、甘じょっぱくてすごくおいしいんです。
bbno$:それはまだ試してないので、明日の朝やってみます。
タカノ:ぜひぜひ試してください。
bbno$:あと寿司、とんかつが大好きです。好きじゃない人がいるわけないですよね。
タカノ:海外から来たみなさんは、寿司は行きますよね。
大ヒットを記録した『edamame』はどうやって生まれた?
タカノはまずbbno$の音楽のルーツに迫っていった。また、bbno$はヒット曲『edamame』が誕生した経緯についても語った。タカノ:そもそも音楽を始めたきっかけが、ピアノやジャンベの演奏がルーツと聞いています。
bbno$:もともと、私は音楽に造詣が深いわけではなくて。というのも、家庭教師のもとで育ったので、音楽はそこまで。ピアノに関しては、母に「やりなさい」と言われてやらされていました。いまも曲のキーとかはよくわからなかったりして、パッションでやり抜いてます。最初のころに作っていた音楽は本当にひどくて、いまも自分で聴くのが苦しいぐらいです。ホームスクーリングを受けていたからこそ、クリエイティビティが自分のなかで生まれてきて。たとえば、課外活動もたくさんやっていたので、1日中ハイキングをするみたいな感じで1日を過ごす日もありました。それがクリエイティビティに還元してくれたのかなと思います。
タカノ:いまのラップのスタイルは、どういう経緯で確立されていったのでしょうか。
bbno$:もともと、1オクターブ高めにラップをしていたんです。そのときは12歳の男の子みたいに自分でも感じていたんですが、キーをちょっと下げたらクールな感じに仕上がりました。自分の声を聴くのは、何度も聴いていくと苦しいじゃないですか。ふたりもわかるよね? なので、発音をもごもごさせるような、そんなラップに最終的になりました。
タカノ:2019年リリースの楽曲『Lalala』がTikTok上でバイラルヒットを記録しました。Spotifyだけでも10億回以上再生されています。さらに、2021年にRich Brianとのコラボ曲『edamame』が複数の国でプラチナ認定されました。『edamame』というタイトルにはどういう意図があるんですか?
bbno$:フリースタイルであのパートを作って、最初は「エダマミ」と言っていました。まず「エダマメ」というワードをフリースタイルで作ったので、そのまま「エダマーミー」と韻を踏みながら直感的に出てきたワードだったんです。Rich Brianはすばらしい人なので、一緒に作っていてすごく楽しかったです。僕の曲は意味はあまりなくて、ただ楽しむこと、エンジョイを曲にしています。たまにバラードも書いたりしますけれども。『edamame』という曲の最初のワードが面白いでしょ?
bbno$ & Rich Brian - edamame (Official Video)
最新アルバムをセルフタイトルにした意図
bbno$は10月に9枚目のアルバム『bbno$』をリリース。番組ではbbno$ & Ironmouseの『1-800』をオンエアした。bbno$ - 1-800 (ft. ironmouse)
bbno$:ライブは本当によかったです。日本のオーディエンスはわりと静かに聴いていましたが、みんなジャンプをしたりエンジョイしていて、すごく楽しい時間でした。日本に来るのに時間がかかってしまったということで、オーディエンスのみなさんにも「ごめんね」と伝えましたが、ミート&グリートのときに泣いている方もいらっしゃって。本当にみんな大好きです。
タカノ:先ほど聴いていただきましたが、ノリノリアゲアゲで気分を強制的にオンにしてくれるというか。その感じの曲の強さはありますよね。最新アルバム『bbno$』は9枚目のアルバムにしてセルフタイトルです。
bbno$:そもそも、「bbno$」にはドルの絵文字があって「ベイビー・ノー・マネー」と読みますが、みんなこの読み方を間違えてしまうんです。曲をちゃんと聴いてもらえれば発音しているのに、「バビーノ」「ビビーノ」と言われたりして。ナレーションでも「ベイビー・ノー・マネー」というふうに曲に入っているので(聴いた人は)正しく言ってほしいです。今年は名前をちゃんとみんなが発音できるように、ずっとプロモーション活動をしてきて、今回はアルバムタイトルも『bbno$』にして、完ぺきに仕上げました。
タカノ:みなさん、ぜひ覚えてください。なんといっても、アルバムはキャッチーで中毒性の高い曲がたくさんあります。曲作りで中毒性というのは意識されているのでしょうか。
bbno$:正直わからないです。自分の好きな曲を作ります。音作りでは、僕と曲作りしたことがある人はみんな「最高にクレージーだ」と言うんです。サビを書くのは昔から得意で、人に曲を感じてもらいたくて。その感じさせるのが、たぶん得意なんだろうと自分では思っています。批判を受けるのもわりと得意なほうなので、それも取り入れながら自分の曲にフィードバックさせています。
タカノ:フィーリングというか直感を信じつつ、でも冷静さもある印象もあります。そんなbbno$さんですが、日本のACGカルチャーも好きということで、アニメや漫画で好きな作品を訊きたいです。
bbno$:『World of Warcraft』や『Diablo II』『HUNTER×HUNTER』が好きです。自分のアニメも作っていて、本当に少しずつこのプロジェクトを進めています。すごくお金がかかるので(笑)。bbno$を観たときにGorillazみたいにアニメーションが浮かぶかたちにして、自分は最終的に第一線から遠のくことを目論んでいます。
タカノ:VTuber的な感じというかね。今週末はブラジル・サンパウロでのライブも控えています。
セレイナ:ダンスチームのアバンギャルディとのSNSコラボをこのあとJ-WAVEで撮影するそうです。
bbno$:SNSにアップされます。
セレイナ:ぜひチェックしてください。
TikTokはこちらから。
bbno$の最新情報はX公式アカウント(@bbnomula)まで。
J-WAVE『GRAND MARQUEE』は月~木曜の16時30分〜18時50分にオンエア。
radikoで聴く
2025年11月25日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
-
月・火・水・木曜16:30-18:50