「2026年の大相撲」はどうなる? 期待の力士は? 市川紗椰と元NHKアナ・藤井康生が予想

元NHKアナウンサー・藤井康生が、2026年の大相撲の展開を予想した。

藤井が登場したのは、1月6日(火)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:市川紗椰)の「PICK OF THE DAY」。各曜日のナビゲーターの個性に特化した特集をお届けするコーナーだ。

『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間のプログラム。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが日替わりで担当している。

2人の横綱が誕生した2025年の大相撲

1月11日(日)、大相撲初場所は両国国技館にて初日を迎える。今回の「PICK OF THE DAY」では「いま、大相撲が面白い」をテーマに、フリーアナウンサーの藤井康生がゲストに登場。大相撲の魅力と、2026年の展開について深掘りした。

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藤井は1979年、NHKに入局。アナウンサーとして大相撲をはじめ、競馬や水泳など数多くのスポーツ中継を担当。なかでも大相撲中継では、38年にわたるキャリアを持つ。2022年にNHKを退職し、現在はフリーアナウンサーとして活動している。

現在は「ABEMA大相撲LIVE」で実況を務めるほか、YouTubeチャンネル「藤井康生のうっちゃり大相撲」を開設し、相撲の魅力を広く発信している。さらに2025年11月には、北の富士勝昭の魅力あふれる生涯と言葉を記したノンフィクション『粋 北の富士勝昭が遺した言葉と時代』(集英社)を刊行した。

市川:相撲の長い歴史を見てきたなかで、2025年は変化があった1年だったと思います。藤井さんのなかで特に印象に残ったトピックスはなんですか?

藤井:まずは、2人の横綱が誕生したことですね。昭和62年、北勝海と大乃国が同じ年に横綱になっているんですけども、それ以来、38年ぶりに同じ年に2人の横綱が誕生しましたから大変な出来事だったと思います。

市川:しかも、2人ともまだお若いですよね。

藤井:それに、それぞれに個性がありますよね。動きがあって技がある豊昇龍と、体がしっかりしていて馬力のある大の里です。

市川:さらに、11月場所には大関も誕生しました。

藤井:ウクライナ出身の安青錦ですね。みんな体が大きくなっているなかで、140キロと比較的小柄な大関が誕生しました。今後が非常に楽しみですね。

市川:個人的には安青錦、豊昇龍、大の里がまるで“じゃんけん”のような勢力になっているのが面白いなと思いました。

藤井:3すくみになっていますね。大の里が豊昇龍に対して分が悪く、豊昇龍は安青錦に勝てない。だけど、大の里は安青錦には強いんですよね。

市川:1勝1敗になりやすい状況を踏まえてみると、これから大相撲を観る人にとっても、わかりやすいのではないかと思います。

藤井が注目する相撲界の期待の新星は?

続いて藤井に、初めて大相撲を観る人や、しばらく観戦から離れている人にも興味を持ってもらえるよう、注目の力士について話を聞いた。

市川:「この人に注目すると面白いよ」という力士をご紹介いただきたいです。いまの大相撲は、一強と呼べる存在がいないのが特徴ですよね。かつては白鵬という大きな壁があり、優勝を重ねていましたが、現在は状況が大きく変わっています。

藤井:2025年は比較的穏やかになって、大の里が3回優勝しましたね。その前の数年は誰が優勝してもおかしくない状況でした。横綱2人が誕生したことで、番付が安定してきたかなという気はします。

藤井が特に注目する力士として挙げたのは、人気上昇中の藤ノ川だ。

藤井:幕内(相撲番付において最上位に位置する、前頭以上の力士)のなかで2番目ぐらいに体が小さいんですけども、動きがあってまともな勝負をするんですよ。観ていてとても気持ちのいい相撲を取りますよね。

市川:いわゆる小兵、体格が小さい力士は奇襲戦法だったりトリッキーな動きのイメージを持たれがちですけども、藤ノ川は真っ向勝負ですよね。

藤井:相手は何十キロも大きい力士がほとんどですから、きっと彼は「この相撲で終わってもいい」ぐらいの気持ちでやっていると思うんですよ。命をかけて相撲をやっているようなところに心を打たれて、とても注目しています。今年中に2、3場所で三役(大関・関脇・小結の総称)に上がってほしいなと期待しています。

市川は注目力士として義ノ富士を挙げた。その理由として、両者の四本の腕が差し合う「四つ相撲」における取組内容を挙げた。

市川:彼は本当に熱気がすごいですけども、しっかり四つで組むんですよね。若手の実力家がこんなに暴れてくれるんだって思いますし、彼が土俵に上がると取組がどうなるかわからないので非常に注目しています。藤ノ川と同じく名古屋場所で入幕して、2人を見て「新しい時代が来た」と感じましたね。藤井さんは義ノ富士っていかがですか?

藤井:とってもいいと思います。芯からの強さがもう少し身に付けば、あっという間に大関にいけるのではと感じるほど、彼の相撲からセンスを感じます。

市川:しかもお若いので、これから体も心も仕上がってきますから、ここからが見えるという楽しみもありますよね。

ほかにも個性派ぞろいの大相撲

若手力士の台頭により、相撲界は活気づいている。その一方で、最年長関取である玉鷲の活躍も見逃せないと、藤井は紹介する。

藤井:玉鷲は41歳で幕内の上位にいるんですけども、いくつまで土俵に立ってくれるのか注目されています。腰を痛めて巡業を休んだりもしましたけど、頑丈な体なのでまだまだやれるんじゃないかなと思いますね。

市川:特徴としては、強くて豪快な当たりですよね。

藤井:いまだに若い人に負けない当たりの強さですからね。

市川:自分より(年齢が)20も違う人にぶつかったりしますもんね。それに、昭和生まれの幕内としては唯一です。個人的には玉鷲の趣味が手芸なのも非常にいいです。

藤井:クッキーを作ったりもしてますよね。

市川:玄関マットを作ったり刺繍もされていたり……。まだまだ個性的な力士がたくさんいますし、いろんな方に大相撲を観ていただきたいです。

藤井康生の最新情報はX公式アカウント(@fujii_ucchari)まで。

J-WAVE『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「PICK OF THE DAY」は、それぞれのナビゲーターの個性に特化した特集をお届けする。放送は月曜~木曜の15時25分ごろから。
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2026年1月13日28時59分まで

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番組情報
MIDDAY LOUNGE
月・火・水・木曜
13:30-16:30

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