THE YELLOW MONKEYの吉井和哉(Vo/Gt)が、自身が出演したドキュメンタリー映画『みらいのうた』の制作エピソードや、撮影時の裏話などを語った。
吉井が登場したのは、12月10日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
ノイハウス:とても話題になっていますよね。
吉井:思いのほか、ですね。登場人物ふたりの病気との戦い、みたいな内容なので、あまり大っぴらに宣伝していくのもどうかというのもあったんですけど、すごく話題になってしまって。
ノイハウス:たとえば、自分が病気にかかっていなかったとしても、感情を揺さぶられる作品になっています。
サッシャ:あのとき(完成披露舞台挨拶)も言っていましたが、もともとは映画にするつもりはなかったと。
吉井:まったく。
サッシャ:ただカメラで追っていたんですよね。
吉井:「ドキュメンタリーでも作ってみます?」というマネージメントからのお達しでやり始めたんですが、まさか映画になんて。よくて配信かなみたいな。
サッシャ:CDの特典DVDとか。
ノイハウス:テーマなどもまったく決まっていなかったということですか?
吉井:白紙からスタートで。僕のファンクラブのなかで、普段から「同級生に会いに行ったり」というのをわりとネタにしているんです。まずはファンクラブ目線で「同級生に会いに行く」とか「おふくろのところに行く」とか、そんなノリでした。
サッシャ:それで地元の静岡が。
吉井:そうです。だから、完全にファンムービーというか、ファン動画になればぐらいの感じだったのが、どんどん事が大きくなってきて。いろいろな方に共感していただけるような内容になりました。
サッシャ:吉井さんをある意味この世界にいざなったと言ってもいい、EROさんという方がいて。その方もたくさんフィーチャーされています。
吉井:脳梗塞で、ちょっと不自由になっていまして。
サッシャ:でも、もともと若いころはEROさんがいたから、自分もこの世界に。
吉井:一緒にジャパメタ(ジャパニーズ・メタル)をやっていたので。
サッシャ:そこを訪ねるうちに、という。ご自身も病と戦いながらで。
吉井:気がついたら僕が喉頭がんになっていたという。
サッシャ:そこからどうやって東京ドームを目指して戻ってくるかとか、けっこう「こんなところも回しているんだ!」というのもね。
吉井:エリザベス宮地監督がすごく……いい人と言ったら変ですけど、気にならなかったので。
ノイハウス:いらっしゃってもそんなに「演技しなきゃ」とは感じず?
吉井:感じなかったし、威圧感もなく。とりあえず本当にカメラの前で自然に「すべて撮ってもらってもいいや」と思えました。
ノイハウス:いろいろな方を訪ねるなかで、アポイントメントも特に取らずふらっと行ったと伺いました。
吉井:どうせ今日、暇だろうって(笑)。
サッシャ:全部、当日アポだったんでしょ(笑)?
ノイハウス:みなさんも特に準備とかはなく、本当にそのままおふたりの交流が映されているということですよね。
サッシャ:すごい。吉井さんのお人柄が感じられます。
吉井:THE YELLOW MONKEYのメンバーも出てきたりするんですが、彼らとのコミュニケーションもいつもどおりのものがおさえられていて。僕にとっては普通のことなんだけど、ファンの方は「こんなに普段も馬鹿話ばかりしているんだ」「こんな仲いいんだね」みたいな。
ノイハウス:面白いシーンがいくつか思いつきます。
サッシャ:楽屋とかリハのシーンとかね。
吉井:パンツのくだりとかね(笑)。
サッシャ:(笑)。ルーツも知ることができます。「静岡のこういう環境で」とかご家族の話とかもね。
吉井:観てくださった方からいろいろな意見があって。エゴサして投稿とか見ているんですが、「自分にも恩師みたいな人がいる」とか「若いときの親友どうしているかな」とか、親のことだったりとか。いろいろな方面で各々の方が考えることができているみたいです。
ノイハウス:描かれる人間関係が本当に温かくて。長年、いろいろな方とお付き合いされていて、大きな変化もあるなか関係性を保たれていて、というのがまずすごいなと思いました。そういった部分で心がけていることはありますか?
吉井:言っても、僕は友だち少ないんですよ。ミュージシャン仲間もそんなに多いほうじゃないし。波長が合う人間は大事にしてきたというか、あと恩がある人もいるし、そういう人を大事にして付き合ってきた結果がカメラに収まっているのかな、というのはあります。
サッシャ:本当に心も温まる、そして吉井さんとともに一緒に時間をバーチャルに過ごしてきたかのような感覚にもなります。吉井さんのことをより知って、よりファンになれる映画でもあります。
番組ではここで、吉井和哉が2021年8月にリリースした楽曲であり、ドキュメンタリー映画『みらいのうた』の主題歌でもある『みらいのうた』をオンエアした。
ノイハウス:この映画は500時間にものぼる取材がありました。そのなかからごく一部の2時間ちょっとです。もちろん、テーマを決めて「こういう作品を作ります」というわけではないから、何時間も撮影されたんだと思います。この映画に描かれてはいない、たとえば実は訪れていた場所や、結局使わなかったけど使ってほしかったなみたいな場面、楽しみにしていたことなど、裏話がありましたら教えてください。
吉井:宮地監督の師匠にあたる方がいるらしく、その方が「カメラを絶対に離さない」という人なんです。
ノイハウス:ずっと撮り続けると。
吉井:だからその教えを守り、宮地くんも一緒にいるあいだはずっとカメラを回しているんですよ。食事のときに両手を使ってステーキを切ったりするときは、ちゃんと画角を決めて置いて。「それをあとから観るよね?」と訊いたら「もちろん観ます」と。「倍速で観るんでしょ?」と言ったら「絶対に倍速じゃ観ない」と。
サッシャ:じゃあ500時間分、観てるんだ。だって、24時間ずっと観ても20日以上かかりますよ。
吉井:そうなんです。だから、連絡取れないときもありました。全部撮られているんで、どれが実は……みたいな話もあれですが。
サッシャ:「ここまでいるの?」というのはどこですか?
吉井:さすがに入浴シーンとかはないですよ。でも、母親ともすぐに打ち解けていて。
サッシャ:すぐにお母さん登場しますよね。
吉井:のっけからお母さんですからね(笑)。
サッシャ:しかもアポなし。
吉井:僕が父親の仏壇に手を合わせているのを撮ったのは、あの男が初めてですから、すごいですよね。僕が全部、電話してレンタカー手配したり、傷をチェックしたり。コーヒーを買って来たりとか僕が全部。マネージャーはいなかったので、一切。ヘアメイクさんも、さんざんヘアメイクさんがついている仕事なのに(笑)。映画ではライブシーン以外ゼロ。
サッシャ:それでも本当にかっこよくて素敵でした。
吉井:監督の撮り方がかっこいいというか、音楽的な撮り方をしてくれるというか。実際に、藤井 風さんとかBiSHとか、ずっとドキュメンタリーを撮っていて定評がある方だったので、映像に関しては心配していなかったんです。逆に、作品がどうつながっているのを観るのが本当に楽しみで。最初に観たときは忘れていることばかりで。
サッシャ:500時間も回すから。
吉井:しかも本当に、脚本があったみたいにつながっていくので。
ノイハウス:驚きですよね。
吉井:だって、僕ががんの宣告を受けてすぐに書いた歌詞がBiSHの解散ラストシングルで、自分の命と重ね合わせて書いたりとか、どんどん作品でつながっていく。それが振り返れば、THE YELLOW MONKEYの解散の東京ドームとつながったりとか、「なに、この脚本!?」みたいな。しかも、最初に撮影に行った初日に着ていた僕のTシャツがジーザスクライストなんですよ。キリストがうずくまってるTシャツなんです。
サッシャ:えー! あの静岡の海に行ったところ?
吉井:そのとき、最後に教会でセッションなんて話は微塵もなかったので。
ノイハウス:すごい。そういう細かいところをピックアップして、監督がつなげたんですね。
吉井:『みらいのうた』というタイトルが決まる直前までは「ゴッド」というタイトルが実はついていて。あまりにもストレートなので「もうちょっと考えよう」ということで、最後に『みらいのうた』になったんです。いろいろなゴッドが存在しているんです。
サッシャ:ドキュメンタリーのゴッドも降り注ぎましたね。
吉井:本当にそうなんです。いま風に言うと神っちゃってます(笑)。ネ申す(ねもうす・THE YELLOW MONKEY「CAT CITY」に出てくるフレーズ)ですよ(笑)。
サッシャ:そこもつながるんですね(笑)!
ノイハウス:ゾワゾワしますね。
吉井:あと撮影してるときに、占い師さんに「50年に1度のラッキーイヤー」って言われて。けっこう占い好きなので「やった!」って思ってたら、がんになってたんですよ。「全然じゃん」と思ったら……。
サッシャ:でも、それが未来に向けては、あとから振り返ってみるとターニングポイントになる年だったのかもしれないですよね。
吉井:そうなんですよね。困難あっての人生かと思って、映画もトラブルがないと面白くないじゃないですか。だから、人生において困難があったときからが本編なんだなと思いました。
吉井:僕が生まれて初めて映画を観た映画館で舞台挨拶ができたんです。これもすごいでしょ? 映画館側はそのことを知らなかったんです。
サッシャ:ブッキングしたらそうだった、という話なんですか?
ノイハウス:またゴッドがいましたね。
吉井:それがドリフターズの『大事件だよ全員集合!!』という映画でした。いかりや長介さんが棺桶で焼かれて、逃げて煙突から出てくるシーンをすごく覚えていて。「うちの親父もこうやって逃げてくればよかったのにな」と涙した映画を初めて観たところで、そこもつながっていて。舞台挨拶のときに、EROが最後に感謝の言葉を述べたら宮地くんが号泣して、すごく感動的だった。子どもみたいに泣きじゃくって、本当にいい人なんだなと思って。
サッシャ:監督も先日ご一緒させていただきましたが、いい方ですよね。ピュアな気持ちが映像にものっかっている映画です。
吉井は12月12日(金)26時から放送のJ-WAVE『THE PLAYBACK』(毎週金曜 26:00-26:30)にエリザベス宮地監督とともに出演。
吉井和哉の最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
吉井が登場したのは、12月10日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
3年以上密着したドキュメンタリー映画
THE YELLOW MONKEYの吉井に3年以上密着したドキュメンタリー映画『みらいのうた』が12月5日から公開中だ。ナビゲーターのサッシャは同作の完成披露舞台挨拶でMCを担当し、吉井とはそのとき以来の再会となった。【12.5(金)全国公開】『みらいのうた』予告編
吉井:思いのほか、ですね。登場人物ふたりの病気との戦い、みたいな内容なので、あまり大っぴらに宣伝していくのもどうかというのもあったんですけど、すごく話題になってしまって。
ノイハウス:たとえば、自分が病気にかかっていなかったとしても、感情を揺さぶられる作品になっています。
サッシャ:あのとき(完成披露舞台挨拶)も言っていましたが、もともとは映画にするつもりはなかったと。
吉井:まったく。
サッシャ:ただカメラで追っていたんですよね。
吉井:「ドキュメンタリーでも作ってみます?」というマネージメントからのお達しでやり始めたんですが、まさか映画になんて。よくて配信かなみたいな。
サッシャ:CDの特典DVDとか。
ノイハウス:テーマなどもまったく決まっていなかったということですか?
吉井:白紙からスタートで。僕のファンクラブのなかで、普段から「同級生に会いに行ったり」というのをわりとネタにしているんです。まずはファンクラブ目線で「同級生に会いに行く」とか「おふくろのところに行く」とか、そんなノリでした。
サッシャ:それで地元の静岡が。
吉井:そうです。だから、完全にファンムービーというか、ファン動画になればぐらいの感じだったのが、どんどん事が大きくなってきて。いろいろな方に共感していただけるような内容になりました。
サッシャ:吉井さんをある意味この世界にいざなったと言ってもいい、EROさんという方がいて。その方もたくさんフィーチャーされています。
吉井:脳梗塞で、ちょっと不自由になっていまして。
サッシャ:でも、もともと若いころはEROさんがいたから、自分もこの世界に。
吉井:一緒にジャパメタ(ジャパニーズ・メタル)をやっていたので。
サッシャ:そこを訪ねるうちに、という。ご自身も病と戦いながらで。
吉井:気がついたら僕が喉頭がんになっていたという。
サッシャ:そこからどうやって東京ドームを目指して戻ってくるかとか、けっこう「こんなところも回しているんだ!」というのもね。
吉井:エリザベス宮地監督がすごく……いい人と言ったら変ですけど、気にならなかったので。
ノイハウス:いらっしゃってもそんなに「演技しなきゃ」とは感じず?
吉井:感じなかったし、威圧感もなく。とりあえず本当にカメラの前で自然に「すべて撮ってもらってもいいや」と思えました。
ノイハウス:いろいろな方を訪ねるなかで、アポイントメントも特に取らずふらっと行ったと伺いました。
吉井:どうせ今日、暇だろうって(笑)。
サッシャ:全部、当日アポだったんでしょ(笑)?
ノイハウス:みなさんも特に準備とかはなく、本当にそのままおふたりの交流が映されているということですよね。
サッシャ:すごい。吉井さんのお人柄が感じられます。
吉井:THE YELLOW MONKEYのメンバーも出てきたりするんですが、彼らとのコミュニケーションもいつもどおりのものがおさえられていて。僕にとっては普通のことなんだけど、ファンの方は「こんなに普段も馬鹿話ばかりしているんだ」「こんな仲いいんだね」みたいな。
ノイハウス:面白いシーンがいくつか思いつきます。
サッシャ:楽屋とかリハのシーンとかね。
吉井:パンツのくだりとかね(笑)。
サッシャ:(笑)。ルーツも知ることができます。「静岡のこういう環境で」とかご家族の話とかもね。
吉井:観てくださった方からいろいろな意見があって。エゴサして投稿とか見ているんですが、「自分にも恩師みたいな人がいる」とか「若いときの親友どうしているかな」とか、親のことだったりとか。いろいろな方面で各々の方が考えることができているみたいです。
ノイハウス:描かれる人間関係が本当に温かくて。長年、いろいろな方とお付き合いされていて、大きな変化もあるなか関係性を保たれていて、というのがまずすごいなと思いました。そういった部分で心がけていることはありますか?
吉井:言っても、僕は友だち少ないんですよ。ミュージシャン仲間もそんなに多いほうじゃないし。波長が合う人間は大事にしてきたというか、あと恩がある人もいるし、そういう人を大事にして付き合ってきた結果がカメラに収まっているのかな、というのはあります。
サッシャ:本当に心も温まる、そして吉井さんとともに一緒に時間をバーチャルに過ごしてきたかのような感覚にもなります。吉井さんのことをより知って、よりファンになれる映画でもあります。
番組ではここで、吉井和哉が2021年8月にリリースした楽曲であり、ドキュメンタリー映画『みらいのうた』の主題歌でもある『みらいのうた』をオンエアした。
吉井和哉 - みらいのうた
『みらいのうた』は「神ってる」作品
『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ここでしか聞けない「+1」な質問や話題をアーティストとお届けしている。この日は「ビハインド『みらいのうた』」と題して、映画の裏話などを訊いていった。ノイハウス:この映画は500時間にものぼる取材がありました。そのなかからごく一部の2時間ちょっとです。もちろん、テーマを決めて「こういう作品を作ります」というわけではないから、何時間も撮影されたんだと思います。この映画に描かれてはいない、たとえば実は訪れていた場所や、結局使わなかったけど使ってほしかったなみたいな場面、楽しみにしていたことなど、裏話がありましたら教えてください。
吉井:宮地監督の師匠にあたる方がいるらしく、その方が「カメラを絶対に離さない」という人なんです。
ノイハウス:ずっと撮り続けると。
吉井:だからその教えを守り、宮地くんも一緒にいるあいだはずっとカメラを回しているんですよ。食事のときに両手を使ってステーキを切ったりするときは、ちゃんと画角を決めて置いて。「それをあとから観るよね?」と訊いたら「もちろん観ます」と。「倍速で観るんでしょ?」と言ったら「絶対に倍速じゃ観ない」と。
サッシャ:じゃあ500時間分、観てるんだ。だって、24時間ずっと観ても20日以上かかりますよ。
吉井:そうなんです。だから、連絡取れないときもありました。全部撮られているんで、どれが実は……みたいな話もあれですが。
サッシャ:「ここまでいるの?」というのはどこですか?
吉井:さすがに入浴シーンとかはないですよ。でも、母親ともすぐに打ち解けていて。
サッシャ:すぐにお母さん登場しますよね。
吉井:のっけからお母さんですからね(笑)。
サッシャ:しかもアポなし。
吉井:僕が父親の仏壇に手を合わせているのを撮ったのは、あの男が初めてですから、すごいですよね。僕が全部、電話してレンタカー手配したり、傷をチェックしたり。コーヒーを買って来たりとか僕が全部。マネージャーはいなかったので、一切。ヘアメイクさんも、さんざんヘアメイクさんがついている仕事なのに(笑)。映画ではライブシーン以外ゼロ。
サッシャ:それでも本当にかっこよくて素敵でした。
吉井:監督の撮り方がかっこいいというか、音楽的な撮り方をしてくれるというか。実際に、藤井 風さんとかBiSHとか、ずっとドキュメンタリーを撮っていて定評がある方だったので、映像に関しては心配していなかったんです。逆に、作品がどうつながっているのを観るのが本当に楽しみで。最初に観たときは忘れていることばかりで。
サッシャ:500時間も回すから。
吉井:しかも本当に、脚本があったみたいにつながっていくので。
ノイハウス:驚きですよね。
吉井:だって、僕ががんの宣告を受けてすぐに書いた歌詞がBiSHの解散ラストシングルで、自分の命と重ね合わせて書いたりとか、どんどん作品でつながっていく。それが振り返れば、THE YELLOW MONKEYの解散の東京ドームとつながったりとか、「なに、この脚本!?」みたいな。しかも、最初に撮影に行った初日に着ていた僕のTシャツがジーザスクライストなんですよ。キリストがうずくまってるTシャツなんです。
サッシャ:えー! あの静岡の海に行ったところ?
吉井:そのとき、最後に教会でセッションなんて話は微塵もなかったので。
ノイハウス:すごい。そういう細かいところをピックアップして、監督がつなげたんですね。
吉井:『みらいのうた』というタイトルが決まる直前までは「ゴッド」というタイトルが実はついていて。あまりにもストレートなので「もうちょっと考えよう」ということで、最後に『みらいのうた』になったんです。いろいろなゴッドが存在しているんです。
サッシャ:ドキュメンタリーのゴッドも降り注ぎましたね。
吉井:本当にそうなんです。いま風に言うと神っちゃってます(笑)。ネ申す(ねもうす・THE YELLOW MONKEY「CAT CITY」に出てくるフレーズ)ですよ(笑)。
サッシャ:そこもつながるんですね(笑)!
ノイハウス:ゾワゾワしますね。
吉井:あと撮影してるときに、占い師さんに「50年に1度のラッキーイヤー」って言われて。けっこう占い好きなので「やった!」って思ってたら、がんになってたんですよ。「全然じゃん」と思ったら……。
サッシャ:でも、それが未来に向けては、あとから振り返ってみるとターニングポイントになる年だったのかもしれないですよね。
吉井:そうなんですよね。困難あっての人生かと思って、映画もトラブルがないと面白くないじゃないですか。だから、人生において困難があったときからが本編なんだなと思いました。
縁のある映画館での舞台挨拶
吉井は、静岡の映画館で実施した同作の舞台挨拶に関するエピソードも明かした。吉井:僕が生まれて初めて映画を観た映画館で舞台挨拶ができたんです。これもすごいでしょ? 映画館側はそのことを知らなかったんです。
サッシャ:ブッキングしたらそうだった、という話なんですか?
ノイハウス:またゴッドがいましたね。
吉井:それがドリフターズの『大事件だよ全員集合!!』という映画でした。いかりや長介さんが棺桶で焼かれて、逃げて煙突から出てくるシーンをすごく覚えていて。「うちの親父もこうやって逃げてくればよかったのにな」と涙した映画を初めて観たところで、そこもつながっていて。舞台挨拶のときに、EROが最後に感謝の言葉を述べたら宮地くんが号泣して、すごく感動的だった。子どもみたいに泣きじゃくって、本当にいい人なんだなと思って。
サッシャ:監督も先日ご一緒させていただきましたが、いい方ですよね。ピュアな気持ちが映像にものっかっている映画です。
吉井は12月12日(金)26時から放送のJ-WAVE『THE PLAYBACK』(毎週金曜 26:00-26:30)にエリザベス宮地監督とともに出演。
吉井和哉の最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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