SUPER EIGHTの村上信五が、グループでの“分かち合い”や芸能以外での活動への思いを語った。また、収録中に同じグループで活動していた渋谷すばるがスタジオ前を通りかかるひと幕もあった。
村上が登場したのは、11月3日(月・祝)放送のJ-WAVE『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Juchheim presents CIRCLE OF HAPPINESS -PEACE BY PIECE-』(ナビゲーター:サッシャ、板谷由夏)。テーマは「分かち合う」こと。目標、夢、楽しみ、喜び、そして、美味しさ……誰かと「分かち合う」ことで、その「輪」はより大きなものになっていく。そんな「幸せの輪」を重ねていくスペシャルプログラムだ。
村上:おっしゃるとおりです。分かち合わなかったら、グループなんかやってられないです。(メンバーはもちろん、)ファンのみなさんもそうやし、スタッフともそうやけどね。グループで動くとなったら関わってくださる方が非常に多いので、「阿吽の呼吸」とかよく言いますけど、やっぱり大事なことは言葉にしないとわからなかったりしますから。我々のグループはもう結成20年が過ぎましたが、20周年を経た流れで、夏に横山(裕)さんが『24時間テレビ』のチャリティーランナーを務めました。そのときに、「気をつけて行って来いよ!」とか「お疲れ様!」って(声をかけたけど)、ちょっと前だったら「こんなん言わんでもわかるやろ?」って思ってましたけどね。
サッシャ:わざわざ連絡することでもないと?
村上:はい。でも、いまは僕だけじゃなくて、メンバーそれぞれに「ほんまに心配やし、言わんと伝わってないんちゃうか」っていうのがありましたから、始まる前も終わってからも、5人のグループLINEでやり取りしました。
サッシャ:言葉が増えるようになって、関係値はさらによくなりましたか?
村上:やっぱりクリアに、わかりやすくなります。11月(26日(水)~28日(金))に初の武道館での単独コンサートがあるんですけど、その打ち合わせなんかめちゃくちゃクリアですよ。
サッシャ:スタッフとの打ち合わせではなく、メンバー間の打ち合わせもけっこうあるんですか?
村上:あります。今回はセットリストの打ち合わせでした。
サッシャ:メンバー間で、どの曲をやるか決めていくんですね。
村上:はい。いま、いちばん建設的でいいコミュニケーションを取りながら、簡潔に言葉を交わせている感じがします。
サッシャ:では、ある意味、本当に素直になれるようになったということでしょうか?
村上:おっしゃるとおりです。
収録中の思わぬ旧友との再会に、思わず「おおぉう!」と、驚きの声を上げる村上。渋谷の声は聞こえないものの、「このあいだ、ヨコ(横山)が世話になってありがとうな」「若手も番組で世話になっているみたいで」「またどっかでな。ご丁寧にありがとう、すばる!」と、村上は渋谷と楽しそうにやり取りした。
渋谷が去ったあと、「分かち合いですね」と話す村上とサッシャ。余韻に浸りながらも、あらためて芸能とビジネスを両立する活動について語ってくれた。
村上:(他局の)ラジオ番組で出会ったスタートアップの方に農業の大変さを聞き、『鉄腕DASH』をはじめ、農業に触れている番組、タレントさんも多いなか、「僕ができる関わり方はないのかな」と思いました。農家さんから直接、話を聞いたりするなかで「パープルM」という品種を作ることで、農家さんの負担を少しでも軽減できないかと思い提案したら、(ノウタスの)いまの代表が「それ、課題解決になると思いますから、ぜひ一緒にやりましょう!」と。ただ、(当時は)ほんまにぶどうの右も左もわからない状況で……。
サッシャ:それまで、ぶどうを育てたことは?
村上:ないですよ。農業のルールも知らなかったです。だから、そこから霞が関の農林水産省に行って制度や仕組みについて話をうかがったり、農家さんからも勉強したりしました。そういうものに関わって、ビジネスの現場にも携わっています。定例(会議)もありますし。
サッシャ:企画書も書きますか?
村上:もちろん。やり始めたときは、AIがまだ全然やったんですよ。だからPowerPointも覚えましたが、半年したら「こんなん、Copilotですぐできるやんけ!」っていう。
サッシャ:あははは(笑)! もう、(AIで)作れるようになっちゃった。
村上:でも、イチから自分で触っていた時間があったから、よかったです。
サッシャ:あれはできる人がやるとブーストされるけど、できない人がやっても何が正しいかわからないから、できることが重要ですよね。
村上:はい。たぶん、タレントだけをやっていたら、人間としての経験値は明らかに足りていなかったと思います。
サッシャ:AIだったら村上さんの代わりをやってくれるわけだから、むしろお金を稼いでくれるのではないですか?
村上:もちろん、それを目指してもいたし、稼いでくれるようになったらいいですけど、稼ぐためだけのAIやったらすぐ作れるなと思ったんです。AIと言っても、いろいろなAIがいるじゃないですか。僕は、エンターテインメント界の「ファン特化型AI」を作りたかったんですよ。
サッシャ:ファンとのコミュニケーション?
村上:そうです。24時間365日、人間は物理的に動けないこともあるし、芸能界の制約やマナー的なものも最低限あります。昔に比べればなくなってきて、いまはオンライン配信もスタンダードになってきたけど、ファンコミュニケーションツールだけは、なかなかバーンといってないよなと。チャットサービスは、みなさんアプリとかでもけっこうやってらっしゃいますけれども、Botの使い方とかも裏側がどこまでのものかという点で……。
サッシャ:Botがどれだけ“村上信五”なのかということですよね。本当に自分の感情が乗っかったものなのか、業務的な返しなのかとか。
村上:おっしゃるとおりです。僕は基本的に、僕の考え方を(AIに)全部入れてAIシンゴを作り上げてるんですよ。
サッシャ:えぇ~! それは、お金がかかるわ……。
村上:ファン特化型にしたいので、AIに触ってくださっている方はわかると思うんですけど、僕に特化したデータしか入ってないから、僕のAIは「格安ホテルを見つける」とか「近所のおすすめレストランを教えて」というのには向いてないです。
サッシャ:そうしたら、(生身の)村上さんに聞いたのとほぼ同じ答えが返ってくれば、ファンコミュニケーションツールとしてすごく優秀ということになるわけですよね?
村上:はい。加えて、たとえばもう20年前のこととか、「こういうこと言ってましたよ」というのは、僕よりファンのみなさんのほうが覚えてくれてるんですよね。そういうデータも入れられるようなシステムに、いまアップデートしようとしているんですよ。
サッシャ:なるほど……。本当に高いところを目指していらっしゃるんですね!
村上:ただ、データを預けるのにサーバー代、要するに家賃がかかるわけで、あれがめちゃくちゃ高いんですよ。
サッシャ:みなさんがAIシンゴをたくさん使えば、なんとかなる?
村上:僕が目指しているのは、AIシンゴが自身の生活費をまかなえること。自給自足できるように、なんとかインフラを整えたいなって。そこまでいったら、あとは本当にファンの方が求めている機能だけをアップデートしていったら、うまいこと回ると思うんです。
村上:簡潔に言うたら、半分論って「白か黒か」「イエスかノーか」という二元論からだいたい始まるんです。でも、考え方って、そのあいだに無数のグラデーションがありますやん。いろいろな「イエス」と、いろいろな「ノー」があるから、「そこのグレーの選択肢を増やしましょうよ」「こういう考え方をしたら増えますよ」「少なくとも僕はこういう考え方で増えてきましたよ」というのを、具体例を出して書いています。
サッシャ:その半分論に気づいて、すごく人生が変わったんですか?
村上:変わりました。本当に楽になりましたし、情報の取捨選択も自分のなかでずいぶん洗練されてきたというか。結局、正解はないじゃないですか。そもそも、何が正解かもようわからんし。たとえば「正義というのは正しいのかどうか」という話にもなってくるから、「そこはグレーでええんちゃうかな」って。
サッシャ:そうね。10年経ったら“いい”と言われていたものがよくなかったかもしれないということだって、あり得るわけですからね。
村上:AIやITのところなんか、思いっきりそうじゃないですか。産業革命と一緒ですやん。
サッシャ:10年経ったら「怖い」と言われている部分がどうなるかも、わからないですからね。『半分論』はとてもやさしく書かれていて、優しい気持ちになれる本です。
番組ではここでSUPER EIGHTの『TAKOYAKI in my heart』をオンエアした。
曲が終わると、サッシャは村上の活動のひとつである「ケーキのWA」について聞いた。
サッシャ:「ケーキのWA」とはどのような活動でしょうか?
村上:NPO法人チャリティーサンタというところでお話を聞いて、日本には(子どもの)誕生日にケーキを買ってもらえない、買えないような家庭がけっこうあるという実情を知りました。そこでは提携しているケーキ屋さんでケーキを買ってもらったら、それが寄付金となっていろいろな手続きを経たうえで、届けなきゃいけないご家庭にケーキが1台届きますよという活動をしています。ただ、「それっていつやったらいいの?」ってことになってくるじゃないですか。僕は知らなかったんですけど、僕の誕生日の1月26日に、ファンの方がいろいろなところで集まってDVD鑑賞会をしてくださったりしているんです。そんな時間やお金の使い方をしてくれるのはめちゃくちゃありがたいし、俺が知らなかったのは申し訳なかったですが、僕を祝ってくれるぶんを、もしよかったら寄付の活動に(充ててくれれば)。
サッシャ:なるほど! たとえば、お祝いでみんなで集まって村上さんのDVDを見ながらケーキをみんなで食べて乾杯とやるのではなくて、その一部でもいいから寄付して。
村上:「そうしていただけたら、ええなぁ……」ぐらいの気持ちで始めたのが、「ケーキのWA」です。
村上の活動や考え方を、「素晴らしい!」と絶賛するサッシャ。さまざまな取り組みに挑戦する彼への最後の質問は、「2026年以降、していきたいこと」だ。
村上:協力してくださる方、理解者の方が少しずつ増えてきたので、AIももうちょっとかたちにしたいですし、気になる違和感をちょっとずつ潰していけたらいいなと思います。だから、別に「こうなりたい!」とか「こんな肩書きがほしい」というのは一切ないですよ。
サッシャ:そうなんですね。夢とか、自分が思うこと、違和感があることを解決するために、肩書きを増やしている?
村上:夢はほんまに、ほとんど叶ってもうたから!
サッシャ:うわぁ、言ってみたい!
村上:それはファンのみなさんが叶えてくれたから、次は僕が何かやることで、恩返しと言うのもおこがましいけど、アクションとして少しでも返せたらええなと思います。
村上信五の最新情報はSUPER EIGHTの公式ホームページまで。
村上が登場したのは、11月3日(月・祝)放送のJ-WAVE『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL Juchheim presents CIRCLE OF HAPPINESS -PEACE BY PIECE-』(ナビゲーター:サッシャ、板谷由夏)。テーマは「分かち合う」こと。目標、夢、楽しみ、喜び、そして、美味しさ……誰かと「分かち合う」ことで、その「輪」はより大きなものになっていく。そんな「幸せの輪」を重ねていくスペシャルプログラムだ。
言葉の“分かち合い”がメンバー間の関係値を上げた
アイドルグループ・SUPER EIGHTのメンバーとしてはもちろん、司会者や俳優など、幅広く活動する村上。ナビゲーターのサッシャは、番組のテーマである「分かち合う」にちなみ、「グループで活動をしていると、いろいろなことが分かち合いですよね?」と、質問を投げかける。村上:おっしゃるとおりです。分かち合わなかったら、グループなんかやってられないです。(メンバーはもちろん、)ファンのみなさんもそうやし、スタッフともそうやけどね。グループで動くとなったら関わってくださる方が非常に多いので、「阿吽の呼吸」とかよく言いますけど、やっぱり大事なことは言葉にしないとわからなかったりしますから。我々のグループはもう結成20年が過ぎましたが、20周年を経た流れで、夏に横山(裕)さんが『24時間テレビ』のチャリティーランナーを務めました。そのときに、「気をつけて行って来いよ!」とか「お疲れ様!」って(声をかけたけど)、ちょっと前だったら「こんなん言わんでもわかるやろ?」って思ってましたけどね。
サッシャ:わざわざ連絡することでもないと?
村上:はい。でも、いまは僕だけじゃなくて、メンバーそれぞれに「ほんまに心配やし、言わんと伝わってないんちゃうか」っていうのがありましたから、始まる前も終わってからも、5人のグループLINEでやり取りしました。
サッシャ:言葉が増えるようになって、関係値はさらによくなりましたか?
村上:やっぱりクリアに、わかりやすくなります。11月(26日(水)~28日(金))に初の武道館での単独コンサートがあるんですけど、その打ち合わせなんかめちゃくちゃクリアですよ。
サッシャ:スタッフとの打ち合わせではなく、メンバー間の打ち合わせもけっこうあるんですか?
村上:あります。今回はセットリストの打ち合わせでした。
サッシャ:メンバー間で、どの曲をやるか決めていくんですね。
村上:はい。いま、いちばん建設的でいいコミュニケーションを取りながら、簡潔に言葉を交わせている感じがします。
サッシャ:では、ある意味、本当に素直になれるようになったということでしょうか?
村上:おっしゃるとおりです。
ラジオでの出会いが転機に──村上信五がビジネスにも挑むまで
芸能界での活動に加え、2023年4月からノウタス株式会社で事業にも関わり、ビジネスの現場に挑戦している村上。2025年6月には取締役に昇進し活動しているが、そのきっかけを語る途中、J-WAVE『DIVE TO THE NEW WORLD』(毎週土曜 23:00-23:54)のゲストとして収録していた渋谷すばるがスタジオを通りかかった。収録中の思わぬ旧友との再会に、思わず「おおぉう!」と、驚きの声を上げる村上。渋谷の声は聞こえないものの、「このあいだ、ヨコ(横山)が世話になってありがとうな」「若手も番組で世話になっているみたいで」「またどっかでな。ご丁寧にありがとう、すばる!」と、村上は渋谷と楽しそうにやり取りした。
渋谷が去ったあと、「分かち合いですね」と話す村上とサッシャ。余韻に浸りながらも、あらためて芸能とビジネスを両立する活動について語ってくれた。
村上:(他局の)ラジオ番組で出会ったスタートアップの方に農業の大変さを聞き、『鉄腕DASH』をはじめ、農業に触れている番組、タレントさんも多いなか、「僕ができる関わり方はないのかな」と思いました。農家さんから直接、話を聞いたりするなかで「パープルM」という品種を作ることで、農家さんの負担を少しでも軽減できないかと思い提案したら、(ノウタスの)いまの代表が「それ、課題解決になると思いますから、ぜひ一緒にやりましょう!」と。ただ、(当時は)ほんまにぶどうの右も左もわからない状況で……。
サッシャ:それまで、ぶどうを育てたことは?
村上:ないですよ。農業のルールも知らなかったです。だから、そこから霞が関の農林水産省に行って制度や仕組みについて話をうかがったり、農家さんからも勉強したりしました。そういうものに関わって、ビジネスの現場にも携わっています。定例(会議)もありますし。
サッシャ:企画書も書きますか?
村上:もちろん。やり始めたときは、AIがまだ全然やったんですよ。だからPowerPointも覚えましたが、半年したら「こんなん、Copilotですぐできるやんけ!」っていう。
サッシャ:あははは(笑)! もう、(AIで)作れるようになっちゃった。
村上:でも、イチから自分で触っていた時間があったから、よかったです。
サッシャ:あれはできる人がやるとブーストされるけど、できない人がやっても何が正しいかわからないから、できることが重要ですよね。
村上:はい。たぶん、タレントだけをやっていたら、人間としての経験値は明らかに足りていなかったと思います。
新たなファンコミュニケーションのかたちを目指す「AIシンゴ」
村上は、自身をモデルに開発されたバーチャルタレント「AIシンゴ」を開発し、24時間365日、ファンに寄り添うエンターテインメントの提供を目指している。YouTubeチャンネルを中心に、お悩み相談や舞台など、さまざまなシーンで活動する「AIシンゴ」だが、村上自身は「めっちゃ金かかるんですよ、あいつ……」と、悩みを抱えている様子だ。サッシャ:AIだったら村上さんの代わりをやってくれるわけだから、むしろお金を稼いでくれるのではないですか?
村上:もちろん、それを目指してもいたし、稼いでくれるようになったらいいですけど、稼ぐためだけのAIやったらすぐ作れるなと思ったんです。AIと言っても、いろいろなAIがいるじゃないですか。僕は、エンターテインメント界の「ファン特化型AI」を作りたかったんですよ。
サッシャ:ファンとのコミュニケーション?
村上:そうです。24時間365日、人間は物理的に動けないこともあるし、芸能界の制約やマナー的なものも最低限あります。昔に比べればなくなってきて、いまはオンライン配信もスタンダードになってきたけど、ファンコミュニケーションツールだけは、なかなかバーンといってないよなと。チャットサービスは、みなさんアプリとかでもけっこうやってらっしゃいますけれども、Botの使い方とかも裏側がどこまでのものかという点で……。
サッシャ:Botがどれだけ“村上信五”なのかということですよね。本当に自分の感情が乗っかったものなのか、業務的な返しなのかとか。
村上:おっしゃるとおりです。僕は基本的に、僕の考え方を(AIに)全部入れてAIシンゴを作り上げてるんですよ。
サッシャ:えぇ~! それは、お金がかかるわ……。
村上:ファン特化型にしたいので、AIに触ってくださっている方はわかると思うんですけど、僕に特化したデータしか入ってないから、僕のAIは「格安ホテルを見つける」とか「近所のおすすめレストランを教えて」というのには向いてないです。
サッシャ:そうしたら、(生身の)村上さんに聞いたのとほぼ同じ答えが返ってくれば、ファンコミュニケーションツールとしてすごく優秀ということになるわけですよね?
村上:はい。加えて、たとえばもう20年前のこととか、「こういうこと言ってましたよ」というのは、僕よりファンのみなさんのほうが覚えてくれてるんですよね。そういうデータも入れられるようなシステムに、いまアップデートしようとしているんですよ。
サッシャ:なるほど……。本当に高いところを目指していらっしゃるんですね!
村上:ただ、データを預けるのにサーバー代、要するに家賃がかかるわけで、あれがめちゃくちゃ高いんですよ。
サッシャ:みなさんがAIシンゴをたくさん使えば、なんとかなる?
村上:僕が目指しているのは、AIシンゴが自身の生活費をまかなえること。自給自足できるように、なんとかインフラを整えたいなって。そこまでいったら、あとは本当にファンの方が求めている機能だけをアップデートしていったら、うまいこと回ると思うんです。
子どもたちに誕生日ケーキを届けるチャリティー活動にも尽力
村上は2025年4月に『半分論-完ぺきではない人間の考え方。-』(幻冬舎)を刊行した。気になる内容は……?村上:簡潔に言うたら、半分論って「白か黒か」「イエスかノーか」という二元論からだいたい始まるんです。でも、考え方って、そのあいだに無数のグラデーションがありますやん。いろいろな「イエス」と、いろいろな「ノー」があるから、「そこのグレーの選択肢を増やしましょうよ」「こういう考え方をしたら増えますよ」「少なくとも僕はこういう考え方で増えてきましたよ」というのを、具体例を出して書いています。
サッシャ:その半分論に気づいて、すごく人生が変わったんですか?
村上:変わりました。本当に楽になりましたし、情報の取捨選択も自分のなかでずいぶん洗練されてきたというか。結局、正解はないじゃないですか。そもそも、何が正解かもようわからんし。たとえば「正義というのは正しいのかどうか」という話にもなってくるから、「そこはグレーでええんちゃうかな」って。
サッシャ:そうね。10年経ったら“いい”と言われていたものがよくなかったかもしれないということだって、あり得るわけですからね。
村上:AIやITのところなんか、思いっきりそうじゃないですか。産業革命と一緒ですやん。
サッシャ:10年経ったら「怖い」と言われている部分がどうなるかも、わからないですからね。『半分論』はとてもやさしく書かれていて、優しい気持ちになれる本です。
番組ではここでSUPER EIGHTの『TAKOYAKI in my heart』をオンエアした。
曲が終わると、サッシャは村上の活動のひとつである「ケーキのWA」について聞いた。
サッシャ:「ケーキのWA」とはどのような活動でしょうか?
村上:NPO法人チャリティーサンタというところでお話を聞いて、日本には(子どもの)誕生日にケーキを買ってもらえない、買えないような家庭がけっこうあるという実情を知りました。そこでは提携しているケーキ屋さんでケーキを買ってもらったら、それが寄付金となっていろいろな手続きを経たうえで、届けなきゃいけないご家庭にケーキが1台届きますよという活動をしています。ただ、「それっていつやったらいいの?」ってことになってくるじゃないですか。僕は知らなかったんですけど、僕の誕生日の1月26日に、ファンの方がいろいろなところで集まってDVD鑑賞会をしてくださったりしているんです。そんな時間やお金の使い方をしてくれるのはめちゃくちゃありがたいし、俺が知らなかったのは申し訳なかったですが、僕を祝ってくれるぶんを、もしよかったら寄付の活動に(充ててくれれば)。
サッシャ:なるほど! たとえば、お祝いでみんなで集まって村上さんのDVDを見ながらケーキをみんなで食べて乾杯とやるのではなくて、その一部でもいいから寄付して。
村上:「そうしていただけたら、ええなぁ……」ぐらいの気持ちで始めたのが、「ケーキのWA」です。
村上の活動や考え方を、「素晴らしい!」と絶賛するサッシャ。さまざまな取り組みに挑戦する彼への最後の質問は、「2026年以降、していきたいこと」だ。
村上:協力してくださる方、理解者の方が少しずつ増えてきたので、AIももうちょっとかたちにしたいですし、気になる違和感をちょっとずつ潰していけたらいいなと思います。だから、別に「こうなりたい!」とか「こんな肩書きがほしい」というのは一切ないですよ。
サッシャ:そうなんですね。夢とか、自分が思うこと、違和感があることを解決するために、肩書きを増やしている?
村上:夢はほんまに、ほとんど叶ってもうたから!
サッシャ:うわぁ、言ってみたい!
村上:それはファンのみなさんが叶えてくれたから、次は僕が何かやることで、恩返しと言うのもおこがましいけど、アクションとして少しでも返せたらええなと思います。
村上信五の最新情報はSUPER EIGHTの公式ホームページまで。
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