シンガーソングライターのTOMOOが、Mrs. GREEN APPLEのイベント「Mrs. GREEN APPLE presents 『CEREMONY』」(以下、「CEREMONY」)の最中に起きた、まさかのハプニングを明かした。
TOMOOが登場したのは、11月5日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
11月5日(水)の放送は11月12日(火)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
ノイハウス:TOMOOさんとお会いするのは「CEREMONY」以来になります。本当に素敵なパフォーマンスでした。
サッシャ:しゃべりも含めてね。
TOMOO:あの日はいっぱいお話をさせていただきました。MCもそうですし、出演者の方のライブを観たあとも。
ノイハウス:インタビューとかでもね。たっぷり一緒の時間を過ごしました。
サッシャ:あの日、全然知らないで来た人も全員TOMOOファンになって帰ったと思います。『STEP ONE』には2年半ぶりぐらいの出演なので、いろいろなことがありました。今年は武道館もやって、ふた回りぐらい大きくなりました。
TOMOOは11月12日(水)に2ndアルバム『DEAR MYSTERIES』をリリースする。そのタイトルやコンセプトについてノイハウスはTOMOOに尋ねる。
ノイハウス:ニューアルバム『DEAR MYSTERIES』ですが、「DEAR MYSTERIES」という曲はありません。コンセプトはどのように決まったのでしょうか?
TOMOO:タイトルは最後に決めました。曲が出揃ったあとに共通項を探して。私は普段、道を歩いたりして日常的なこと、ささいなものや景色、一瞬のエピソードや人の言葉から、真理というか、普遍的なことのヒントを見つけた気がすると思ったときに、曲を書くことが多いんです。それは神秘というか、謎とか、いろいろな世界の秘密というか、そういうもののヒントを小さなものから見つけることが多い気がしているので。その各曲が、なにかしらの秘密や真理のヒントを持っている気がしたので、複数形で『DEAR MYSTERIES』とつけました。
ノイハウス:曲のヒントを得たときは、メモを取るんですか?
TOMOO:ノートに書くこともあれば、携帯に備わっているメモ機能にどんどんと欠片を書きためていきます。
ノイハウス:それを組み合わせるんですね。
TOMOO:最初は本当に「とっかかりのアイテム」だけメモをして、数年後にそれがやっと曲になることもよくあります。
ノイハウス:今作は12曲の構成です。聴いたことのある曲ももちろん入っていて、トラックリストにはタイアップも多いですが、順番を考えるのも大変でしたか?
TOMOO:今回はすごく曲順で悩みました。というのも、前作に比べてバラードやしっとりした曲が多くなったんです。エンディングっぽい曲が多くて、バランス的に自分のバラード4曲が続くと「だいぶ締めくくるな」みたいになって。そんな曲が多いから、どう混ぜ込もうかなとバランスにすごく悩みました。
サッシャ:TOMOOさんの曲は詞の情景が浮かびますし、行間を読みたくなります。歌の旋律と旋律のあいだにちょっと間(ま)があったりと、そこで考えさせてくれます。映画ではなく小説だと思うんですよね。映画だと画で答えがありますが、小説は読んでいるときに自分の風景が出てきます。それで心を毎回揺さぶられるというか。
TOMOO:うれしい。それは初めて言われました。
サッシャ:ご自身で歌詞を書くときはどのようなイメージなんでしょうか?
TOMOO:私は物事を理路整然と頭の中で思考するのは、あまり得意ではないんです。逆に感覚的に世界をとらえているから、日常的になにか物事を見るときも、なにかを人に伝えるときも、ナチュラルに比喩が出てきちゃいます。
サッシャ:そうなんだ。
TOMOO:抽象的な話をしようとしているときに、具体的な食べ物や、なにかの味といった「違う次元」のものをセットで考えてしまいがちなんです。思考の文章がセンテンスで頭の中に浮かぶというよりは、同時に図解というか。
サッシャ:イメージ、感覚が出てくるということね。
TOMOO:イラスト付きでものを考えることが多くて。あとから「これにたとえてみよう」と後付けで考えるのではなくて、景色を見ていたらそれがなにか物事の象徴に思えたりとか。物体でもいいんですが、“なにか”がセットで入ってきます。
サッシャ:子どものときからそうなの? 読書感想文とかは?
TOMOO:読書感想文は理路整然と書く必要があるから苦手でした(笑)。大人に近づくほど、その傾向を自覚していきました。「私は人に伝えるのが苦手だな」と思う反面「感覚的なことや抽象的なことがいつもセットだな」ということに気づいて。それが自分の個性というか、曲を書くうえでは便利だったのかもしれません。
サッシャ:天職かもしれないですね。まさにその話の流れで、ニューアルバム『DEAR MYSTERIES』に収録されている『餃子』も、モチーフは餃子を作るときに皮をたたむのが“しわ寄せ”的な?
TOMOO:連なる“ひだ”が、人間関係や社会のしわ寄せのポップな暗喩、たとえとして見えてきて。
サッシャ:人間は生きているだけで、誰かには迷惑をかけていたりするものね。
TOMOO:それが「お互い様だよね」という考え方もあるんですけど、ネガティブな話だと「誰かから受け取った負担が、自分のところで留めておけなくて、知らず知らず誰かに違うかたちで受け渡す」と。それが連鎖している、みたいなことってあるよなと思って。でも、それは暗い話をしたいわけではなくて「はあ、嘆かわしい」と思いながら、ぱくっと餃子を食べるみたいな(笑)。
ノイハウス:TOMOOさんが餃子を見ながら考えているのが思い浮かびます。
TOMOO:そういう、ちょっとクスッとするような感じにしたかったのもあります。そもそも餃子の皮のひだは、見た目としてキャッチーでふにゃっとしているし、なんかちょっと気が抜けていいかなみたいな。
番組では、TOMOOの『餃子』をオンエアした。
ノイハウス:最近起こった不思議なこと、奇妙なことはありますか?
TOMOO:私が自分なりに思っているミステリーですが、さすがに虫に好かれすぎている気がする(笑)。
サッシャ:どういうことですか?
TOMOO:たとえば、チョウチョのようなガが、私が吊革を持っていたらピンポイントでぴたっと腕につかまってくるとか。
ノイハウス:電車の中で?
TOMOO:そうですね。ほかにも、お茶を飲んでいたらコーヒーカップにカメムシがぴたっと乗って「いいのここで?」という感じで。いちばん大きかったのは、「CEREMONY」のイベント中に、共演者の方のライブを優雅に観ていたら前方から虫が猛スピードで一直線に私の目に向かってきて。でも「いい姿勢」で座っていたからよけられなくて。
ノイハウス:観客の方も観ていますからね。
TOMOO:自分の服の中にすぽっと入りました(笑)。
サッシャ:なんの虫ですか?
TOMOO:コガネムシで「そんなことある?」と思いました。それでずっと大運動会をしていました。
サッシャ:ライブ中にね。
TOMOO:私の顔が大画面に映ったりするので、絶対にコガネムシが暴れている人の顔はしちゃいけないと思って(笑)。
ノイハウス:観返したいですね(笑)。どんな表情になっているんでしょうか。
TOMOO:the engyさんのライブで、「かっこいい」となっている顔が映っていたと思います。
サッシャ:心の中では?
TOMOO:「暴れまわってる……」って。だけど、あとで調べたらコガネムシって虫界ではめちゃめちゃ縁起のいい虫とされているんです。あの日、「CEREMONY」もすごくピースフルで、いいイベントだったじゃないですか。みんな幸せに向かっていきそうな。そこに幸運のコガネムシが飛んできたと。
サッシャ:何分ぐらい暴れていたの?
TOMOO:15分間ぐらいです。
サッシャ:エー! 最終的にどうなったんですか?
TOMOO:the engyさんのライブのあとにインタビューをしていただいて、感想を述べたあとに逃げました。
サッシャ:感想を言ってるときもいたの?
TOMOO:いました。涼しい顔でしゃべってましたが、そのあとに「さすがに無理です」と舞台裏に行ってスタッフの方に「ちょっと取ってくれませんか」と(笑)。
サッシャ:そんなことがあったんだ! 今年と来年の飛躍が確約されたようなものですね。
TOMOO:と、いまは信じています!
TOMOOの最新情報はX公式アカウント(@Tomoo_628)まで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
TOMOOが登場したのは、11月5日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
11月5日(水)の放送は11月12日(火)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
ミセスのイベント「CEREMONY」に出演
TOMOOは2025年6月18日にKアリーナ横浜で開催された「CEREMONY」に出演。まずは、ナビゲーターのサッシャとノイハウスがMCを務めた同イベントについての話題となった。ノイハウス:TOMOOさんとお会いするのは「CEREMONY」以来になります。本当に素敵なパフォーマンスでした。
サッシャ:しゃべりも含めてね。
TOMOO:あの日はいっぱいお話をさせていただきました。MCもそうですし、出演者の方のライブを観たあとも。
ノイハウス:インタビューとかでもね。たっぷり一緒の時間を過ごしました。
サッシャ:あの日、全然知らないで来た人も全員TOMOOファンになって帰ったと思います。『STEP ONE』には2年半ぶりぐらいの出演なので、いろいろなことがありました。今年は武道館もやって、ふた回りぐらい大きくなりました。
TOMOOは11月12日(水)に2ndアルバム『DEAR MYSTERIES』をリリースする。そのタイトルやコンセプトについてノイハウスはTOMOOに尋ねる。
ノイハウス:ニューアルバム『DEAR MYSTERIES』ですが、「DEAR MYSTERIES」という曲はありません。コンセプトはどのように決まったのでしょうか?
TOMOO:タイトルは最後に決めました。曲が出揃ったあとに共通項を探して。私は普段、道を歩いたりして日常的なこと、ささいなものや景色、一瞬のエピソードや人の言葉から、真理というか、普遍的なことのヒントを見つけた気がすると思ったときに、曲を書くことが多いんです。それは神秘というか、謎とか、いろいろな世界の秘密というか、そういうもののヒントを小さなものから見つけることが多い気がしているので。その各曲が、なにかしらの秘密や真理のヒントを持っている気がしたので、複数形で『DEAR MYSTERIES』とつけました。
ノイハウス:曲のヒントを得たときは、メモを取るんですか?
TOMOO:ノートに書くこともあれば、携帯に備わっているメモ機能にどんどんと欠片を書きためていきます。
ノイハウス:それを組み合わせるんですね。
TOMOO:最初は本当に「とっかかりのアイテム」だけメモをして、数年後にそれがやっと曲になることもよくあります。
ノイハウス:今作は12曲の構成です。聴いたことのある曲ももちろん入っていて、トラックリストにはタイアップも多いですが、順番を考えるのも大変でしたか?
TOMOO:今回はすごく曲順で悩みました。というのも、前作に比べてバラードやしっとりした曲が多くなったんです。エンディングっぽい曲が多くて、バランス的に自分のバラード4曲が続くと「だいぶ締めくくるな」みたいになって。そんな曲が多いから、どう混ぜ込もうかなとバランスにすごく悩みました。
2025年11月12日発売
— TOMOO STAFF (@TOMOO_staff) October 10, 2025
TOMOO 2nd Album「DEAR MYSTERIES」
🎁早期予約特典
オリジナルZINE
⏰予約対象期間
実店舗:閉店時間まで
オンラインショップ:本日10月10日(金)23:59まで
🔗特設サイトhttps://t.co/1wYBskT8Qv#TOMOO_DEARMYSTERIES pic.twitter.com/dBlK9AN8d9
ナチュラルに出てくる「比喩」
続いて、TOMOOは自身の歌詞の生み出し方について語った。サッシャ:TOMOOさんの曲は詞の情景が浮かびますし、行間を読みたくなります。歌の旋律と旋律のあいだにちょっと間(ま)があったりと、そこで考えさせてくれます。映画ではなく小説だと思うんですよね。映画だと画で答えがありますが、小説は読んでいるときに自分の風景が出てきます。それで心を毎回揺さぶられるというか。
TOMOO:うれしい。それは初めて言われました。
サッシャ:ご自身で歌詞を書くときはどのようなイメージなんでしょうか?
TOMOO:私は物事を理路整然と頭の中で思考するのは、あまり得意ではないんです。逆に感覚的に世界をとらえているから、日常的になにか物事を見るときも、なにかを人に伝えるときも、ナチュラルに比喩が出てきちゃいます。
サッシャ:そうなんだ。
TOMOO:抽象的な話をしようとしているときに、具体的な食べ物や、なにかの味といった「違う次元」のものをセットで考えてしまいがちなんです。思考の文章がセンテンスで頭の中に浮かぶというよりは、同時に図解というか。
サッシャ:イメージ、感覚が出てくるということね。
TOMOO:イラスト付きでものを考えることが多くて。あとから「これにたとえてみよう」と後付けで考えるのではなくて、景色を見ていたらそれがなにか物事の象徴に思えたりとか。物体でもいいんですが、“なにか”がセットで入ってきます。
サッシャ:子どものときからそうなの? 読書感想文とかは?
TOMOO:読書感想文は理路整然と書く必要があるから苦手でした(笑)。大人に近づくほど、その傾向を自覚していきました。「私は人に伝えるのが苦手だな」と思う反面「感覚的なことや抽象的なことがいつもセットだな」ということに気づいて。それが自分の個性というか、曲を書くうえでは便利だったのかもしれません。
サッシャ:天職かもしれないですね。まさにその話の流れで、ニューアルバム『DEAR MYSTERIES』に収録されている『餃子』も、モチーフは餃子を作るときに皮をたたむのが“しわ寄せ”的な?
TOMOO:連なる“ひだ”が、人間関係や社会のしわ寄せのポップな暗喩、たとえとして見えてきて。
サッシャ:人間は生きているだけで、誰かには迷惑をかけていたりするものね。
TOMOO:それが「お互い様だよね」という考え方もあるんですけど、ネガティブな話だと「誰かから受け取った負担が、自分のところで留めておけなくて、知らず知らず誰かに違うかたちで受け渡す」と。それが連鎖している、みたいなことってあるよなと思って。でも、それは暗い話をしたいわけではなくて「はあ、嘆かわしい」と思いながら、ぱくっと餃子を食べるみたいな(笑)。
ノイハウス:TOMOOさんが餃子を見ながら考えているのが思い浮かびます。
TOMOO:そういう、ちょっとクスッとするような感じにしたかったのもあります。そもそも餃子の皮のひだは、見た目としてキャッチーでふにゃっとしているし、なんかちょっと気が抜けていいかなみたいな。
番組では、TOMOOの『餃子』をオンエアした。
GYOZA
「さすがに虫に好かれすぎている気がする」
『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ここでしか聴けない「+1」な質問や話題をアーティストとお届けしている。この日はニューアルバム『DEAR MYSTERIES』にちなみ、TOMOOの「ミステリーなお話」を尋ねた。ノイハウス:最近起こった不思議なこと、奇妙なことはありますか?
TOMOO:私が自分なりに思っているミステリーですが、さすがに虫に好かれすぎている気がする(笑)。
サッシャ:どういうことですか?
TOMOO:たとえば、チョウチョのようなガが、私が吊革を持っていたらピンポイントでぴたっと腕につかまってくるとか。
ノイハウス:電車の中で?
TOMOO:そうですね。ほかにも、お茶を飲んでいたらコーヒーカップにカメムシがぴたっと乗って「いいのここで?」という感じで。いちばん大きかったのは、「CEREMONY」のイベント中に、共演者の方のライブを優雅に観ていたら前方から虫が猛スピードで一直線に私の目に向かってきて。でも「いい姿勢」で座っていたからよけられなくて。
ノイハウス:観客の方も観ていますからね。
TOMOO:自分の服の中にすぽっと入りました(笑)。
サッシャ:なんの虫ですか?
TOMOO:コガネムシで「そんなことある?」と思いました。それでずっと大運動会をしていました。
サッシャ:ライブ中にね。
TOMOO:私の顔が大画面に映ったりするので、絶対にコガネムシが暴れている人の顔はしちゃいけないと思って(笑)。
ノイハウス:観返したいですね(笑)。どんな表情になっているんでしょうか。
TOMOO:the engyさんのライブで、「かっこいい」となっている顔が映っていたと思います。
サッシャ:心の中では?
TOMOO:「暴れまわってる……」って。だけど、あとで調べたらコガネムシって虫界ではめちゃめちゃ縁起のいい虫とされているんです。あの日、「CEREMONY」もすごくピースフルで、いいイベントだったじゃないですか。みんな幸せに向かっていきそうな。そこに幸運のコガネムシが飛んできたと。
サッシャ:何分ぐらい暴れていたの?
TOMOO:15分間ぐらいです。
サッシャ:エー! 最終的にどうなったんですか?
TOMOO:the engyさんのライブのあとにインタビューをしていただいて、感想を述べたあとに逃げました。
サッシャ:感想を言ってるときもいたの?
TOMOO:いました。涼しい顔でしゃべってましたが、そのあとに「さすがに無理です」と舞台裏に行ってスタッフの方に「ちょっと取ってくれませんか」と(笑)。
サッシャ:そんなことがあったんだ! 今年と来年の飛躍が確約されたようなものですね。
TOMOO:と、いまは信じています!
TOMOOの最新情報はX公式アカウント(@Tomoo_628)まで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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2025年11月12日28時59分まで
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番組情報
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、ノイハウス萌菜
