ハーゲンダッツも! 濃厚な「秋アイス」はLiLiCo&稲葉 友も納得のおいしさ…スペシャリストのおすすめ3選

アイスのスペシャリスト・アイスマン福留さんが、これからの時期に食べたい「2025年おすすめ秋アイス」を紹介した。

福留さんが登場したのは、9月19日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)の「TOKYO SAVVY」。新しい東京・まだ知らない東京をスペシャリストがプレゼンテーションするコーナーだ。

ねっとり食感が魅力! コンビニで買えるアイスキャンディー

暑さも和らぎはじめ、秋の足音が聞こえるようになってきた。福留さんが最新の秋アイスとした最初に紹介したのは、セブンプレミアム「まるで巨峰」(税込192円)だ。

福留:もともと、2013年にまるでマンゴーを冷凍したような食感の「まるで完熟マンゴー」というアイスバーが発売されて、そこから白桃やキウイなど、フルーツをシリーズ化していったのですが、その最新作がいま旬の巨峰です。

LiLiCo:マンゴーからずっと見てるけど、アレルギー関係で食べられなかったからうれしい!

実食したLiLiCoは「中がねっとりしていて、周りがいわゆる“アイス”という感じで、ふたつの食感が楽しめる」とコメントする。

LiLiCo:すごく濃くておいしい!

稲葉:巨峰より濃いですね。

福留:濃縮果汁なども含め、果汁を61パーセント使っているのでけっこう濃厚です。

稲葉:ねっとり具合で、より濃度が高い感じがしますね。

LiLiCo:これは、徐々にこういうふうになっていったんですか? それとも、マンゴーのときからねっとりだった?

福留:最初からねっとり感はありましたが、構造がちょっと変わってきていて、いまは外側と内側を変えることで、より果実感を出しています。これを作っているのは愛知県の栄屋乳業という会社で、「アンデイコ」というブランドで展開している商品がお馴染みです。アイスクリーム業界ではそれぞれ得意分野が違っていて、このねっとり系を作るのは、業界のなかでも栄屋乳業か赤城乳業なので、「2大ねっとり系得意メーカー」のひとつですね。

LiLiCo:これはなめるよりも、歯で噛んでほしい。てっぺんから噛むと、ねっとり感がさらにわかるし、氷が立っちゃうのもすごい。

福留:ひと昔前は、どちらかというと食感のコントロールは難しかったんですよ。サクッとして食べたときに霜柱っぽくなる、針状結晶が特徴的でしたが、どんどん進化を続けていまは二層構造になって、外側と内側で食感を変えたり、ちょっとねっとりさせたりしています。

進化したアイスメーカーの製造技術によって作られた「まるで巨峰」の価格を聞いたLiLiCoと稲葉は、驚きの声を上げる。

LiLiCo:ここまで濃くて(果汁を)いっぱい使ってるのに、すごくリーズナブル!

稲葉:満足度がすごく高いです。200円以下で買えるなら安いよ。もし、いまの大人が子どものころ食べていた、いわゆるアイスキャンディーの記憶で止まっていたら、ぜひ手に取って食べてほしいですね。

秋冬のニーズに合わせ、濃厚さ“マシマシ”に

続いて福留さんが紹介したのは、フタバ食品「サクレ 濃いみかん」(税込183円)だ。

稲葉:お馴染みの商品ですが、これが秋アイスなんですか?

福留:そうです。秋冬限定の「特濃みかん味」として発売されていて、通常のサクレと比べると味がめちゃくちゃ濃いです。氷自体も、きめが細かくなってますよ。

福留さんのコメントを聞いて実食したLiLiCoは「本当だ!」と、感激する。

福留:みかん果汁・果肉を19パーセント配合していて、夏のサクレとはちょっと違いますが、わかりますか?

稲葉:わかる! 秋に入ったことで、「こうやって味を変えてくるんだ!」というのが面白いですね。

福留:秋冬になると、けっこう濃厚な味わいが好まれるということで、たとえば赤城乳業の「ガリガリ君」も夏限定で梨を出すなど、その季節にぴったりな味を選んでいます。秋冬は味わいを濃くして、氷の粒もきめ細かくしているので、夏のサクレと比べると、けっこう氷がサラサラとしているんですよ。

稲葉:舌の上ですぐ溶けてくれる感じが、おいしい!

LiLiCo:おいしいです!

福留:夏=かき氷というイメージが強いですが、かき氷はいまの時期でもおいしいですよね。そういう意味で、メーカー各社がかき氷も秋冬に向けた工夫をしています。

LiLiCo:みんな、アイスというと夏に食べたいと思うけど、私は溶けたアイスが手にのるのがいやなの(笑)。これからの寒い時期が私のアイスのシーズンだから、この濃さはほしい。これは、冬限定で毎年出ているの?

福留:2024年に発売されて、2025年はリニューアルして再登場です。果汁分を増やしたりして、2024年よりも若干味が濃くなってます。

2種類のソースが奥行きを出すハーゲンダッツの最新作

おすすめの秋アイスとして最後に福留さんが挙げたのは、ハーゲンダッツミニカップ「マロン&クレームシャンティ」(税込351円)。こちらも期間限定の商品だ。

福留:クレームシャンティは、生クリームをベースに砂糖を入れた、ホイップのような食感のフランスのデザートで、そのなかに焼き栗ソースや、栗の粒入りソースを入れて仕上げています。

LiLiCo:しかも、日本にしかないミニカップでうれしい! 中につぶつぶがいっぱい入っていますね。

福留:ミルクアイスをベースに、中にマスカルポーネを入れることでコクを出しているので深い味がします。

稲葉:うん、濃厚。濃いだけではなく、奥行きがある濃さですよ。

「マロン&クレームシャンティ」は、上部の栗ソースにスペイン産、下部の粒入りソースにはイタリア産の栗を使用しているという。

福留:ハーゲンダッツはもともとミルクのアイスクリームなので、脱脂濃縮乳や生クリームとかも使用しています。

稲葉:そこが、問答無用でうまいですよね。

福留:栗のソースも、焼き栗と粒入りのふたつを入れるというこだわりがあります。

稲葉:そこで幅を出してくるんだ。

LiLiCo:(ソースによって)味が違うもんね。

販売価格を伝えた福留さんは、さらに次のように続ける。

福留:ハーゲンダッツはけっこう「高級」だと言われますが、中に含まれている空気の含有量が非常に低くて、原材料がけっこう詰まっているんです。個人店などでこのパッケージとクオリティで作ったら、おそらく600~700円くらいの価格設定にしないとちょっと難しいかなという感じです。

LiLiCo:すごい。これ、味わったの初めて!

稲葉:LiLiCoさんが食べることに集中しすぎて、しゃべることが甘くなってる(笑)。

福留さんが紹介したアイスは『ALL GOOD FRIDAY』のホームページにも掲載中。

それぞれのジャンルに精通した、ものしりな“SAVVY”が週替わりで登場。東京でいま知っておくべき“もの”や“こと”を紹介する『ALL GOOD FRIDAY』内のコーナー「TOKYO SAVVY」のオンエアは金曜15時30分ごろから。
番組情報
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毎週金曜
11:30-16:00

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