世界大会に出場した“芸術花火”集団が手掛ける、秋の花火大会を紹介! 総合芸術としての花火の魅力とは?

花火プロデューサーの中田 源さんが、2025年秋におすすめの花火大会を紹介し、その魅力を熱く語った。

中田さんが出演したのは、8月22日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)の「LISTEN UP!」。いま気になるヒト・モノ・コトをピックアップするコーナーだ。

芸術花火で世界の花火大会に挑戦!

中田 源さんは、全国各地で音楽と花火をシンクロさせるエンターテインメントショー“芸術花火”を開催しているHANABIコレクティブ「GREAT SKY ART」のプロデュースを担当。2025年7月には、花火の世界大会「モントリオール国際花火競技大会」に出場した。

LiLiCo:モントリオールの大会はどのような内容ですか?

中田:“花火界のワールドカップ”と言われていて、どの国の花火の演出が素晴らしいかを競う、世界でもっとも権威がある競技大会です。

LiLiCo:国対抗ですか?

中田:そうです。国のなかにもいろんな花火屋さんがいるので、毎年いろんな国のいろんなチームが出場します。

LiLiCo:日本よりすごい花火って見たことないんだけど、大会でも日本が優勝しているんですか?

中田:実は、日本はなかなか優勝できないんですよ。日本は花火玉のクオリティが素晴らしいと僕も思っているのですが、アート性でいうとヨーロッパが強かったり、ショー文化だとアメリカも強く、なかなか難しいところです。

LiLiCo:ちなみに、2025年の大会で優勝した国はどこですか?

中田:今回はフランスが優勝しました。

稲葉:この大会に花火の会社でなく、プロデュースチームが出場するのは珍しいことだとお聞きしました。GREAT SKY ARTはどんな団体なのでしょうか?

中田:僕たちはいわゆる「花火師」ではなく、札幌を拠点に全国各地で花火大会の運営・企画・プロデュースすべてを行う「HANABIコレクティブ」という集団です。自分たちの代表的な作品としては「芸術花火」で、札幌、東北、茅ヶ崎、大阪、京都、福岡など全国各地で花火大会をプロデュースしています。

芸術花火と他の花火との違いについて、中田さんは「全国屈指の花火師を集めてひとつのチームを作り、音楽とシンクロしてノンストップで60分間演出する」と話す。

中田:現在は技術が向上していて、30分の1秒単位ですべての花火と音楽をコントロールできます。リズム、メロディ、世界観を合わせて、僕たちは映画や舞台を作るような感覚で花火を演出しています。

稲葉:「きれいな花火」だけじゃなく、総合芸術として演出されているんですね。

誰でも上を向いて楽しめるのが「花火」

夏の風物詩として日本中で愛される花火だが、中田さんが「総合芸術」として花火大会をプロデュースしようと思った理由をLiLiCoが訊いた。

LiLiCo:なぜ、そのような仕事をしようと思われたんですか?

中田:自分たちの地元での花火大会がどんどん減ってしまって。日本中で花火大会が少なくなってきてしまっていると思うんですよ。それは、お金や人の問題とか、いろいろあると思います。でも、僕が花火に関して「いいな」と思うのは、子どもからおじいちゃん、おばあちゃん、年齢・性別関係なく、みんながシンプルに上を向いて楽しめるということなんです。だからやっぱりなくしたくない、そんな想いがありました。

花火フェスの開催に必要な資金は、2012年から観覧席を全席有料にすることで生み出しているという。

中田:お金をいただくからには、対価として芸術性の高いものを提供したいという想いで、少しずついまのかたちになっていきました。

LiLiCo:観たい、プロデュースされた花火!

中田:たくさんの花火会社さんが集まってくれます。でも、花火師さんもみなさんアーティストだったり職人さんだったりするので、普段は、同じ会場に各社の花火玉が上がることってあまりないんです。でも、ひとつの大きい作品を作るということで、みなさん協力してくださって、切磋琢磨することで芸術性が高まっています。

秋の夜空を音楽と花火が彩る

さらに中田さんに、2025年秋に開催予定のGREAT SKY ARTの花火大会を紹介してもらった。

中田:ひとつ目は、千葉県「SKY ORCHESTRA in SUNSET BEACH PARK INAGE」です。私たちが手がける花火大会で、10月18日(土)に千葉市の稲毛海浜公園で開催します。我々はずっと音楽の花火をやっているのですが、今回は“核心的なアウトドア花火フェス”をお届けします。音楽フェスだといろんなアーティストさんが出演されますけども、今回の花火では僕たちの花火をヘッドライナーにさせてもらって、海外での経験をみなさんに提供できればなと思っております。

LiLiCo:かっこいい!

中田:音楽、アート、フードなど、いろんなものを混ぜ合わせたフェスになっていて、音楽フェスはバンドエリアとDJエリアのふたつがあります。WONKさん、ANEMONÉさん、DÉ DÉ MOUSEさんなどが出演されて、最後にみんなで花火を楽しむイベントとなっております。

LiLiCo:素敵な音楽を聴いてから、さらに花火まで楽しめるんですね。

中田:花火ってどこからでも見えるものですが、会場の大きなスピーカーの前で体感していただくと、さらに感動が増します。ぜひ、観ていただきたいです。

稲葉:フェスってことはチケットが必要なのでしょうか?

中田:そうですね。僕たちの花火は全席有料制で、エンターテインメントとして提供しております。チケットは現在発売中ですので、ぜひイベント公式サイトからご確認ください。

中田:ふたつ目は、宮城県亘理町で開催している花火大会「東北未来芸術花火2025」です。実は、東日本大震災の津波で被災した場所なんですね。現在はすごくきれいな公園になっていて、悲しいことはあったけれど、たくさんの人に喜んでもらいたいなという想いから、2022年から開催しています。ここは自分たちが全国でやっている花火フェスの会場のなかでいちばん小さな町でして、3万3,000人の方が暮らしています。そこに人口の半分ぐらいの人が集まります。

LiLiCo:そうなんですね。

中田:僕たちは花火を通して地方を元気にしたいという想いがあります。こちらではキッチンカーやいろんなブースがあるので日中から楽しめますし、泊まっていって翌日に観光してもらったりすることで、花火を通してファンになってもらうっていうのを大切にしています。

LiLiCo:2025年の開催日は9月27日(土)なんですね。

中田:こちらもイベント公式サイトがあるので、ぜひそちらをご覧ください。

GREAT SKY ARTの最新情報は公式サイトまで。

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2025年8月29日28時59分まで

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