「僕も私も垢抜けたい!!」をテーマに、パーパーのあいなぷぅと、かが屋の加賀 翔がトークを展開した。また、長渕 剛のスペシャルインタビュー&弾き語りもオンエアした。
この内容をお届けしたのは、4月14日(月)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(月曜ナビゲーター:かが屋・加賀 翔)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく"逆転ラジオ"。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。
加賀:「この人、垢抜けたな」はわかるけど、自分が「垢抜けたね」って言われることがあまりないというか。だから体感したことがない。(同じ事務所で同期だった)あいなぷぅは、だいぶ変わったよね。
あいなぷぅ:私、顔で言ったら整形しちゃったもん。
加賀:こんなにわかりやすく変わることってないもんね。気持ちよかったよ。
あいなぷぅ:私も。こんなに変わるんだって。
加賀:目がパカってなっててね。いつ整形したんだっけ?
あいなぷぅ:3、4年前とかかな。
加賀:なんで整形しようと思ったの?
あいなぷぅ:二重がいいなって思ってて、それで気軽に病院行っちゃったの(笑)。とりあえずカウンセリングだってなって、よく調べもせずに病院に行って、先生が「こんな感じですかね」ってシミュレーションをしてくれるんですけど、「めちゃくちゃいいじゃん。いい!」って思って「じゃあ、やります」って。
加賀:マジで!?
あいなぷぅ:よく調べもせずにノリで決めちゃったから、これは本当によくなかったなって。
加賀:相方のほしの(ディスコ)さんに連絡して「整形ってどう思いますか?」って相談してから決めたの?
あいなぷぅ:いやいや、それはないね。二重をしたときは親にも誰にも言ってなかったと思うな。
加賀:マネージャーとか事務所の人とかも?
あいなぷぅ:言ってない。急に二重にした(笑)。
加賀:あいなぷぅって、ずっと気合いが入ってますよね。
あいなぷぅ:髪をピンクにするときはさすがに許可取りましたよ。
加賀:二重にするほうがすごいよ。ピンクは戻せるもん。
あいなぷぅ:二重も戻せるやつだから(笑)。
リスナー:私は無理に垢抜けようとしなくてもいいと思います。いろんなことを経験しての変化が「垢抜ける」だと思うので。垢抜けようとしてしたことが荒療治になることもあるし。もし、垢抜けを手軽にやるとしたら髪の色を少しずつ変えるとかですかね。
加賀:そもそも垢抜けをしなくてもいいって意見ですけど。
あいなぷぅ:私は全然、垢抜けなくてもいい派です。
加賀:それ言われるとびっくりする。「垢抜けたほうがいい」って言うと思ってた。こんなにいろいろ変えてるのに。
あいなぷぅ:それは私がやりたいからやってることであって、別に垢抜けたくないって思ってる人が無理に垢抜けようとするのはちょっと違うというか。その人がしたい服装とか納得できるものだったらいいんじゃないかなって思います。
加賀:かっこいい発言を連発するよね。やりたかったらやればいいじゃんって、見た目で有言実行してるじゃん。誰が見てもはっきりわかる有言実行。安心感が違う。
あいなぷぅ:(それこそ加賀は)ずっと黒髪じゃん。
加賀:人生で1回も髪を染めたことない。
あいなぷぅ:やりたい色とかないの?
加賀:ええっ! ない。本当は染めてみたい気持ちはあるよ。でも、染めるときに痛いとか怖いとか、似合わなかったらどうしようって。
あいなぷぅ:意外と似合うから大丈夫だよ。
加賀:いつか金髪は1回やってみたいですね。
加賀:今日はお話を聞けるのにこのテーマでいいのかと思いながら、「垢抜け」について……。
長渕:もっとも垢抜けてないやつにその質問をしてるけど(笑)。垢は抜けないと思うんだよね。
加賀:長渕さんは上京されて何年くらいですか?
長渕:ええと、45年でしょうか。ふるさとの垢抜けない鹿児島で生まれて、18までいて、そこから福岡に3年間いて。垢抜けようと思って東京に出てきたわけよ。鹿児島は垢抜けないからさ、「こんな腐った街、クソだ」って叩っ斬って『いつかの少年』という歌を書いて福岡から上京して東京に来たわけよ。それで、今度は東京に「バカ野郎!」って言うわけだから、どこに住むところがあるのよって話(笑)。
加賀:まさか垢抜けてないなんて。
長渕:垢抜けようがないでしょ。10代まで鹿児島の火山灰にまみれて生きてきたんだから。その垢抜けなさみたいなのが「この野郎、東京かかってこい!」みたいな気持ちになれるエネルギーみたいなものは、垢抜けなさにあるわけで。「田舎者だと思ってナメんじゃねえぞ」って、そういう気持ちでずっといましたよ。今でもそんな自分がいますね。
長渕:(昔は)よく女性の言葉で歌を書いてたわけよ。『素顔』とかね。
長渕:でも、女性の気持ちはわからないね。やっぱり。女性を大事に生きてきたつもりでも、よく振られたりするんだよ。
加賀:ええ、意外です。
長渕:最初の動き出しはいいんだけど、最終的に異口同音、去って行かれた女性たちは「あんたね、女性の気持ちがまったくわかってない」って言われる。だから、途中で俺は「女の気持ちを歌うのはやめだー!」って思ったの。男の気持ち、どうわがままに映ろうが、男の身勝手さであろうが、強くなりたいっていう願望や男の弱さであろうが、全部詞にしてしまえって思ったわけ。そういうふうに切り替えましたね。だから、女言葉で歌ってるアーティストは信用できない(笑)。それはヒット狙いだろって。
加賀:僕は長渕さんの女性言葉の詞もすごくかっこいいなって思ってたんですけど、ご自身のなかで変遷があったわけですね。
そんな長渕は、「ああしておけばよかった」と過去を振り返ることも多かったと語る。
長渕:失敗と恥ずかしさの繰り返しじゃないですかね。要するに、人前で恥をかくってことだよね。恥をかきたくてかいてるわけじゃないけど、いっぱい恥をかいたなと思う。僕は無垢であることがすごく大事だと思って生きてきたわけ。ところが、ひとつ勘違いしていたことがあるの。無垢と無知は違うんですね。だから、ものを知らないけど自分は純粋に生きていくんだ。真っすぐ生きていけばいいというふうに思うんだけど、社会のなかで自分が生きていくうえではやっぱり無垢だけでは生きていけないから、知識とか教養とかそういったものが大事になってくるわけ。
加賀:むちゃくちゃ意味がこもってますね。
長渕:それを僕は中学、高校、大学と勉強しなかったんだよ。ギターばっかりやってたから。一途の道があったからどうにか生きてこられたんだけど……だから一途の道があるのがいちばんいいんじゃない? 垢抜けないやつが生きていく方法は、ひとつだけ得意なものを持ったらいいんじゃない。
加賀:器用になりたいとか垢抜けたいとかじゃなくて。
長渕は「すえた場所からでも希望を持って生きていける。そんな思いを込めてこの歌を書きました。聴いてくれますか?」と語り、3月にリリースした新曲『HOPE』を弾き語りで熱く披露した。
スタジオライブの様子は、以下のradikoリンクから4月21日まで再生できる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20250414231611
長渕は4月17日(木)から全国ツアー「TSUYOSHI NAGABUCHI HALL TOUR 2025 “HOPE”」を行う。ツアーの詳細や最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『GURUGURU』は、毎週月曜〜木曜の22時からオンエア。
この内容をお届けしたのは、4月14日(月)放送のJ-WAVE『GURU GURU!』(月曜ナビゲーター:かが屋・加賀 翔)。世間の常識や多数派の声、あたりまえの事実をあえて逆の視点と発想で考えていく"逆転ラジオ"。リスナーからさまざまな意見を募り、発想と柔軟性を育てる教養バラエティプログラムだ。
あいなぷぅ、整形した理由は…
今回は「僕も私も垢抜けたい!!」をテーマにお届け。「垢抜け」はよく聞かれる言葉ではあるが、人によって認識が異なるものだ。加賀も「俺はあんまりよくわかってないかもしれない」と話す。ゲストのあいなぷぅと語り合った。加賀:「この人、垢抜けたな」はわかるけど、自分が「垢抜けたね」って言われることがあまりないというか。だから体感したことがない。(同じ事務所で同期だった)あいなぷぅは、だいぶ変わったよね。
あいなぷぅ:私、顔で言ったら整形しちゃったもん。
加賀:こんなにわかりやすく変わることってないもんね。気持ちよかったよ。
あいなぷぅ:私も。こんなに変わるんだって。
加賀:目がパカってなっててね。いつ整形したんだっけ?
あいなぷぅ:3、4年前とかかな。
加賀:なんで整形しようと思ったの?
あいなぷぅ:二重がいいなって思ってて、それで気軽に病院行っちゃったの(笑)。とりあえずカウンセリングだってなって、よく調べもせずに病院に行って、先生が「こんな感じですかね」ってシミュレーションをしてくれるんですけど、「めちゃくちゃいいじゃん。いい!」って思って「じゃあ、やります」って。
加賀:マジで!?
あいなぷぅ:よく調べもせずにノリで決めちゃったから、これは本当によくなかったなって。
加賀:相方のほしの(ディスコ)さんに連絡して「整形ってどう思いますか?」って相談してから決めたの?
あいなぷぅ:いやいや、それはないね。二重をしたときは親にも誰にも言ってなかったと思うな。
加賀:マネージャーとか事務所の人とかも?
あいなぷぅ:言ってない。急に二重にした(笑)。
加賀:あいなぷぅって、ずっと気合いが入ってますよね。
あいなぷぅ:髪をピンクにするときはさすがに許可取りましたよ。
加賀:二重にするほうがすごいよ。ピンクは戻せるもん。
あいなぷぅ:二重も戻せるやつだから(笑)。
「垢抜けなくてもいい派」の意見
番組には、「垢抜け」についてリスナーからたくさんのメッセージが届いた。リスナー:私は無理に垢抜けようとしなくてもいいと思います。いろんなことを経験しての変化が「垢抜ける」だと思うので。垢抜けようとしてしたことが荒療治になることもあるし。もし、垢抜けを手軽にやるとしたら髪の色を少しずつ変えるとかですかね。
加賀:そもそも垢抜けをしなくてもいいって意見ですけど。
あいなぷぅ:私は全然、垢抜けなくてもいい派です。
加賀:それ言われるとびっくりする。「垢抜けたほうがいい」って言うと思ってた。こんなにいろいろ変えてるのに。
あいなぷぅ:それは私がやりたいからやってることであって、別に垢抜けたくないって思ってる人が無理に垢抜けようとするのはちょっと違うというか。その人がしたい服装とか納得できるものだったらいいんじゃないかなって思います。
加賀:かっこいい発言を連発するよね。やりたかったらやればいいじゃんって、見た目で有言実行してるじゃん。誰が見てもはっきりわかる有言実行。安心感が違う。
あいなぷぅ:(それこそ加賀は)ずっと黒髪じゃん。
加賀:人生で1回も髪を染めたことない。
あいなぷぅ:やりたい色とかないの?
加賀:ええっ! ない。本当は染めてみたい気持ちはあるよ。でも、染めるときに痛いとか怖いとか、似合わなかったらどうしようって。
あいなぷぅ:意外と似合うから大丈夫だよ。
加賀:いつか金髪は1回やってみたいですね。
長渕 剛が語る、“垢抜けなさ”のメリット
番組の後半では、加賀がスペシャルゲストとして長渕にインタビューを行った模様をオンエアした。加賀:今日はお話を聞けるのにこのテーマでいいのかと思いながら、「垢抜け」について……。
長渕:もっとも垢抜けてないやつにその質問をしてるけど(笑)。垢は抜けないと思うんだよね。
加賀:長渕さんは上京されて何年くらいですか?
長渕:ええと、45年でしょうか。ふるさとの垢抜けない鹿児島で生まれて、18までいて、そこから福岡に3年間いて。垢抜けようと思って東京に出てきたわけよ。鹿児島は垢抜けないからさ、「こんな腐った街、クソだ」って叩っ斬って『いつかの少年』という歌を書いて福岡から上京して東京に来たわけよ。それで、今度は東京に「バカ野郎!」って言うわけだから、どこに住むところがあるのよって話(笑)。
加賀:まさか垢抜けてないなんて。
長渕:垢抜けようがないでしょ。10代まで鹿児島の火山灰にまみれて生きてきたんだから。その垢抜けなさみたいなのが「この野郎、東京かかってこい!」みたいな気持ちになれるエネルギーみたいなものは、垢抜けなさにあるわけで。「田舎者だと思ってナメんじゃねえぞ」って、そういう気持ちでずっといましたよ。今でもそんな自分がいますね。
いつかの少年
垢抜けないやつが生きていくひとつの方法
加賀は、長渕には「男臭い」イメージがあったという。シチュエーションで言うならば、“男性が汗をかいている瞬間”に響くような歌だと感じていたそうだ。しかし、実際に聴いた歌詞は意外にも繊細だったと話す。長渕:(昔は)よく女性の言葉で歌を書いてたわけよ。『素顔』とかね。
素顔
加賀:ええ、意外です。
長渕:最初の動き出しはいいんだけど、最終的に異口同音、去って行かれた女性たちは「あんたね、女性の気持ちがまったくわかってない」って言われる。だから、途中で俺は「女の気持ちを歌うのはやめだー!」って思ったの。男の気持ち、どうわがままに映ろうが、男の身勝手さであろうが、強くなりたいっていう願望や男の弱さであろうが、全部詞にしてしまえって思ったわけ。そういうふうに切り替えましたね。だから、女言葉で歌ってるアーティストは信用できない(笑)。それはヒット狙いだろって。
加賀:僕は長渕さんの女性言葉の詞もすごくかっこいいなって思ってたんですけど、ご自身のなかで変遷があったわけですね。
そんな長渕は、「ああしておけばよかった」と過去を振り返ることも多かったと語る。
長渕:失敗と恥ずかしさの繰り返しじゃないですかね。要するに、人前で恥をかくってことだよね。恥をかきたくてかいてるわけじゃないけど、いっぱい恥をかいたなと思う。僕は無垢であることがすごく大事だと思って生きてきたわけ。ところが、ひとつ勘違いしていたことがあるの。無垢と無知は違うんですね。だから、ものを知らないけど自分は純粋に生きていくんだ。真っすぐ生きていけばいいというふうに思うんだけど、社会のなかで自分が生きていくうえではやっぱり無垢だけでは生きていけないから、知識とか教養とかそういったものが大事になってくるわけ。
加賀:むちゃくちゃ意味がこもってますね。
長渕:それを僕は中学、高校、大学と勉強しなかったんだよ。ギターばっかりやってたから。一途の道があったからどうにか生きてこられたんだけど……だから一途の道があるのがいちばんいいんじゃない? 垢抜けないやつが生きていく方法は、ひとつだけ得意なものを持ったらいいんじゃない。
加賀:器用になりたいとか垢抜けたいとかじゃなくて。
長渕は「すえた場所からでも希望を持って生きていける。そんな思いを込めてこの歌を書きました。聴いてくれますか?」と語り、3月にリリースした新曲『HOPE』を弾き語りで熱く披露した。
スタジオライブの様子は、以下のradikoリンクから4月21日まで再生できる。
長渕 剛がスタジオライブで『HOPE』を披露
長渕は4月17日(木)から全国ツアー「TSUYOSHI NAGABUCHI HALL TOUR 2025 “HOPE”」を行う。ツアーの詳細や最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『GURUGURU』は、毎週月曜〜木曜の22時からオンエア。
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2025年4月21日28時59分まで
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番組情報
- GURU GURU!
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