レキシが“歴史好き”になったきっかけのマンガとは? 秦 基博と対談

レキシの池田貴史が秦 基博と対談。池田が歴史好きになったきっかけや、ライブのルーティン、3月にリリースした配信シングル『YO.JIN.BO.』について語った。

池田が登場したのは、4月2日(水)放送のJ-WAVE『SPARK』。注目のアーティストが曜日ごとにナビゲーターを務める番組で、水曜ナビゲーターは秦 基博が担当している。

おすすめの古墳は…

秦の盟友・池田がスタジオに初登場した今回の『SPARK』。リスナーからは池田への質問が多く寄せられた。

リスナー:おふたりがもし一緒に旅行に行くとしたら、どんなところへ行ってみたいですか?

池田:行ったことないっけ?

秦:旅行はないね。

池田:まず、旅行に行くの?

秦:そもそも旅行に行かないんだけど、池ちゃん(池田)は行くの?

池田:俺は行くよ。遺跡、博物館も好きだし。

秦:じゃあ、一緒に行くとしたら遺跡があるところかな。

池田:そうだね。でも、遺跡も興味ないよね?

秦:遺跡は好きよ。

池田:嘘つけ。その昔、一緒に(あおもり)縄文大使やったときに「なんで僕が選ばれたか正直わかりません」という伝説のコメントがあったでしょ(笑)。

秦:就任会見でね(笑)。

池田:それでも刺さる遺跡でしょ? わかりやすく古墳とか。

秦:おすすめの古墳は?

池田:長野にある。ちょっと山に登って見晴らしのいいところにある古墳。千曲市が一望できるみたいな。

秦:よくパッと出てきますね。

別のリスナーからは「白米のお供を教えて」という質問も届いた。

池田:やっぱり「のりたま」かな。

秦:「のりたま」は、いつまででもおいしいからね。子どものときだからおいしいと思っていたけど、ずっとおいしいもんね。

池田:「のりたま」だけでも食えるからね。手の平にくぼみを作って(のりたまを入れて食べるとか)やらない?

秦:やらない(笑)。ずいぶん、ひもじい毎日を過ごしてるんですね。

池田:いや、貧乏でやってるわけじゃないから(笑)。あと海苔の佃煮とか。

秦:「ごはんですよ!」とか。

池田:俺、地元(福井県)に「アラ!」って海苔があって、俺らは「ごはんですよ!」よりも「アラ!」なんだよね。「アラ! ある?」みたいな。ごめんね、マニアックで(笑)。

ライブは「ただ来てくれたらいい」

リスナーから「池ちゃんは何歳頃から歴史に興味を持ちましたか?」という質問も届いた。

池田:まず、「本当に歴史が好きなんですね」ってよく言われるの。若干、ビジネス歴史好きと思われていて、曲だけ作ってるって。

秦:先ほど、遺跡とか古墳とか巡ったりする話もあったし、遺跡を発掘するバイトもしてたんでしょ?

池田:バイトじゃなくて、バイトの人にまざってやらせてもらったり。

秦:その最初に好きになったきっかけは?

池田:小学校かな。『学研まんが』です。

秦:日本の歴史のやつだ。

池田:「図書室に行って本を読みなさい」みたいな時間があるわけですよ。活字が嫌なわけですよ。何でもいいから『学研まんが』がいいなって。歴史ものもいいけど、坂本龍馬とか源 義経とか偉人の伝記とかもあって、漫画だから勉強じゃないんですよ。それで好きになったのが大きかったね。

秦:それがレキシという自分の音楽プロジェクトになっていったと。

池田:そうだね。歴史と音楽をくっつけたっていう。

続いて、「レキシのライブに行ってみたい」と語るリスナーからの「(ライブを観るには)稲穂が必須って本当ですか?」という質問を紹介した。

池田:必須じゃないですよ。むしろ持ってくるなって話です。

秦:稲穂が光ったりもしてたけど。

池田:このあいだ、ファンクラブ限定だけど七色に光ったからね(笑)。

秦:(笑)。最悪、持ってなかったら?

池田:大丈夫。手で稲穂をやればいいから。もともと、最初はみんなが手でやっていたし、(それから)本物の稲穂を持って来てたから。それで「いなほ〜」っていうコールアンドレスポンスをしていて。でも、生の稲穂はパラパラ落ちるのよ。ライブ終わると会場中が稲穂だらけになって。なので、フラットに来てください。なんなら曲も知らなくていい。

秦:必要なものはないと。ただ来てくれたら俺が楽しませるぞと、ということらしいです(笑)。

池田:なんかごめんね(笑)。

ちょっと陽気で軽快な新曲

レキシは3月に配信シングル『YO.JIN.BO.』をリリースした。

レキシ「YO.JIN.BO.」Music Video

秦:今回はいつもとは違うグルーヴ感というか。

池田:そうだね。ミドルくらいで、ちょっと陽気というか軽快で。それこそ『年貢 for you』以来くらいのテンポというか。

秦:跳ねる感じで。ゆったりしたなかでグルーヴ感があって新鮮でした。

池田:メロディは風呂で浮かんで、すぐに上がってピアノを弾いてて、わりとリフもできて。でも、これはビートによるなってことで、ビートを探したりして自分で組んで。そのあと、パスピエの成田ハネダくんがプログラムとかもできるからビートをお願いして、そうしたらビートがふたつできてきて。それを重ねてみたらすごくよくなったというか。それでグルーヴができてきましたね。

秦:ソウルっぽさもありつつ、素敵なメロディーでしたね。

池田:なんか『YO.JIN.BO.』(用心棒)ってイメージ的に物騒じゃん。だからあんまり怖くは(したくなくて)。

秦:用心棒って三船敏郎さんとか?

池田:それもイメージもするし。でも、堅苦しくもなりたくないなっていうのもちょっとあって。

秦:それでポップで明るい曲調になったわけですね。

レキシは5月から全国ツアー「レキシツアー2025 ~イルカラブストーリー 101回目のイナホバケーション~」を開催する。

秦:とにかくレキシのライブは楽しいですからね。

池田:それこそ自分が飽きないようにも含めて、自分がまず楽しむことがお客さんが楽しむことだなと思うので。

秦:何回かゲストで出させてもらったときも、リハーサルに行くけど、リハをやりたがらないもんね。

池田:やっちゃうと新鮮味が(笑)。1回ウケると2回目はウケないし。

秦:面白い流れができ始めると「ここからはやめとこ」ってなるよね。以前、出させてもらったツアーのときも、自分は曲作り中だったから、レキシのライブでストレス発散をさせてもらいました。それくらい楽しいライブばっかりですからね。

ライブ前は、いちばん遠い席で物思いにふける

話題は続いて、「ライブ時のルーティン」を池田に訊いた。

池田:ルーティンって何? ステージは右足から入るとか?

秦:楽屋で何やってるとか。

池田:どの会場でもやってるのが、まずステージに行って、たとえば2階席、3階席とかのいちばん後ろのいちばん端の席に座って物思いにふける。ここに座る人の気持ちになるというか。ここの席の人がどう楽しむかを想像して。けっこうステージから遠い席もあるわけじゃん。そういう人にどう届くかってイメージするの。

秦:いちおう体感してね。

池田:それは必ずやってますね。ルーティンというか、それは必要でしょって思ってるから。

秦:あとストレッチとかしてる?

池田:やるやる。

秦:楽屋に行ったときにローラーみたいなのがあったから。

池田:体がバキバキだからほぐして。普通にみんながやってるようなことをやってるかな。

秦:歌う前に食事はする?

池田:最近は食べないようにしてる。前は食べてたんだけど、食べないほうがいいような気がしてる。俺はみんなと違って歌い始めたのが遅いから、いまだに探ってる。自分のベストコンディションとかもまだつかめてないから、ルーティンも試してるのかもしれない。

秦:今回のツアーもいろいろ試しながら。

池田:そう。本番前に(大好きな)もちの雑炊を食うみたいな(笑)。

秦:喉に詰まっちゃうんじゃない(笑)?

池田:そうだね、それはよくないか(笑)。

レキシの最新情報は、公式サイトまで。

J-WAVE『SPARK』では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがナビゲーターを務める。放送は月曜~木曜の24時から。

秦が担当する4月9日(水)のオンエアでは、JUJUが登場し、超パーソナルクイズを出題する。オンエアから1週間、radikoで再生可能だ。
radikoで聴く
2025年4月9日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
SPARK
月・火・水・木曜
24:00-25:00

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