サザン『夢の宇宙旅行』が2位! 合計で約15万人を動員した花火大会は今年も開催【最新チャート】

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』。このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのデータをポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは4月6日(日)付のチャートを紹介!

10位:Lizzo『Still Bad』

初登場20位から先週18位、そして3週目にしてトップ10入りを果たした。この夏リリース予定のニューアルバムから、先週は10位に『Love in Real Life』がランクインしていたが、今週は曲が入れ替わり『Still Bad』がランクイン。Lizzoらしい、自信に満ちたエネルギッシュなアンセムソングに仕上がっている。同曲はMichael Jacksonの『Bad』をオマージュしているが、『Love in Real Life』のミュージックビデオの後半も、明らかにMichaelの『Thriller』のミュージックビデオのオマージュに。Lizzo自身、直近のインタビューで「Michaelの影響をすごく受けた」と語っている。

9位:Vulfpeck『In Real Life』

先週6位から3ポイントダウンで9位に。「FUJI ROCK FESTIVAL '25」の2日目、7月26日(土)のヘッドライナーを務めるVulfpeckの最新アルバム『Clarity of Cal』からの1曲だ。Vulfpeckのベースといえば、いまの若手ベーシストたちの憧れの存在のひとりでもある実力派ベーシスト・Joe Dart。以前、「ベースの日」特番でクリスはJoeにリモートインタビューを実施している。そんなJoeに「フジロックへの意気込みを訊かせて」とメールをしてみたところ、「ついにVulfpeckが何年も我慢強く待ち続けた来日を発表することができてとてもうれしいです。1stアルバムをリリースしたときに、初めて日本語のメッセージが届いてからこの日を待ち望んでいました。それ以来、日本のファンからたくさんの愛を受け取っています。日本を心から愛する私にとって、この夏Vulfpeckのメンバーと一緒にフジロックに行けるなんて、まさに夢が叶いました。たくさんのみなさんにお会いできるのを楽しみにしています」というメッセージが寄せられた。

8位:Doechii『Anxiety』

先週5位から3ポイントダウンで8位に。いまをときめくラッパー・Doechiiがまだ売れなかった当時の不安を赤裸々にラップしている同曲。この曲を使ったダンス動画がTikTokでトレンドに。女性がヘッドフォンで曲を聴きながら、頭を前後に揺らしてノリノリで踊っていると、そこに男性が入ってきて一緒に踊り始めるという動画が多数投稿されている。実はこれには元ネタがあり、Will Smithが主演を務めていた90年代のドラマ『The Fresh Prince of Bel-Air』のワンシーンを再現したもの。とあるファンがオリジナルのドラマシーンにDoechiiの『Anxiety』を合わせてTikTokに投稿したところ大ウケ。一気にバズり、みんなが真似をし始めた。それにのってきたのがWill Smith本人で、当時このドラマに出演していたシンガーで女優のTatyana Ali、さらにDoechiiの3人でそのシーンを再現した動画を新しく作り投稿し、大きな話題を振りまいている。

7位:Mei Semones『Dumb Feeling』

先週16位から9ポイントアップで再びトップ10入り。番組ではリスナーがアーティストに関するクイズに答える「逆電バスター」を実施。問題は「Mei Semonesがミュージシャンとしてデビューする前にやっていた職業とは?」というもので、正解は「幼稚園の先生」。Meiはバークレー音楽学校を卒業後、最初は日本語幼稚園の先生として働いていた。しかし、音楽の夢をあきらめきれず、ミュージシャンの道へ進んだという。Meiはこの夏のフジロックにも出演する。

6位:Natsudaidai『Tasting!』

4週連続でトップ10圏内をキープ。4月2日にリリースされた最新EP『CHEW』からの1曲だ。食べ物の甘い誘惑につられてしまう、そんな様子を歌った同曲。ボーカルのヨウは無類の「グミ好き」で、新作は常にテイスティングしてチェックするほど。そんなヨウがいちばん推しているのが「ソルベットグミ 白桃味」なのだとか。

5位:藤井 風『真っ白』

先週3位から2ポイントダウンで5位に。岡山県の南西部にある里庄町で生まれ育った藤井。人口1万人ほどの小さな町出身ということで、当然“町のヒーロー”に。町のホームページのトップには藤井のホームページのバナーが貼ってある。そんな里庄町は、藤井のファンである“風民”たちにとっては聖地になっており、ふるさと納税の寄付額も爆増。2019年度の寄付額はおよそ2,700万円だったが、その翌年にメジャーデビューした藤井の活躍とともに上昇し、2023年度はなんと5億円超。ちなみに、地元でとれたシャインマスカットや白桃が大人気なのだとか。

4位:サカナクション『怪獣』

先々週は4位、先週は8位だったが4ポイントアップで再度4位に。アニメ『チ。 ―地球の運動について―』のオープニング主題歌として書き下ろされた同曲。アニメは3月15日に最終回を迎え、全25話が完結した。人気アニメだけに「放送が終わってしまって寂しい」というファンも多いそうだが、ここで朗報が。アニメの世界を再現した会場で、宇宙の壮大さを体験できる特別展が、お台場の日本科学未来館で開催中だ。作品のテーマである地動説を軸に、当時の天体観測用の機器や地動説を普及させた活版印刷技術に実際に触れられるほか、アニメの名場面を体感できるフォトスポットなど内容は盛りだくさん。同展は6月1日(日)まで開催される。

3位:Chappell Roan『The Giver』

初登場31位から先週は7位、そしてさらに順位を上げて3位となった。現在27歳のChappellは先日、海外で人気のポッドキャスト番組『Call Her Daddy』に出演。珍しくプライベートについて語り、付き合って半年になる恋人がいることを報告した。番組ホストが「軽い付き合いなの?」と訊くと、Chappellは「いや真剣よ。本気で恋しているの」と回答。相手の素性は明かしていないが、大ブレイクする以前に友だちの紹介で知り合った人なのだそう。ブレイク後の私生活についてChappellは「いまは有名になりすぎて、新しい人とデートできない。私がメッセージを送ったら、そのスクショをほかの人に送られそうで怖いのよ」と、人気者ならではの悩みを語っている。ちなみに、そんなChappellからの恋のアドバイスは「誰かと付き合う前に、ひとりで楽しい時間を過ごすこと。自分ひとりでいても大丈夫かどうか確認して、依存しすぎない関係が大切」とのこと。

2位:サザンオールスターズ『夢の宇宙旅行』

オンエアはやや落ち着いたものの、最新アルバム『THANK YOU SO MUCH』のセールスが絶好調で、先週と順位変わらず2位をキープ。2025年1月から始まった全国ツアーはアリーナ公演がいったん終了。4月12日(土)から5大ドーム公演がスタートする。5月まで続く全国ツアー中のサザンは、ツアーを終えてすぐの6月7日(土)に桑田の故郷である茅ヶ崎のサザンビーチちがさきにて、およそ1年半ぶりとなる「茅ヶ崎サザン芸術花火2025」を開催する。サザンの楽曲にシンクロして世界最高峰の花火が打ち上がる、一夜限りのエンターテインメントショーで、過去4回の開催はチケットがすべて完売。これまでにおよそ15万人を動員している大人気イベントだけに、2025年もチケット争奪戦になることは必至だ。

1位:HAIM『Relationships』

現在制作中の通算4枚目となるニューアルバムからの1曲。前回のアルバムからは5年の月日が経っているが、その間、自身のツアーに加えて大親友であるTaylor Swiftの「The Eras Tour」に同行し、10公演でオープニングアクトを務めた。私生活では長女のEsteが最近、テクノロジー関連の起業家と婚約。次女のDanielleは、長年交際していたプロデューサーのAriel Rechtshaidと破局した。実はAriel、HAIMがこれまでリリースした3枚のアルバムすべてに関わってきた“準メンバー”と言っていいような存在だが、今回初めて彼抜きでアルバムを制作したという。エントリー3週目で連覇を果たしたHAIM。2019年『Summer Girl』で1位になったときには3連覇を達成しているが、自身の記録に並ぶことはできるのか。

1位:HAIM『Relationships』
2位:サザンオールスターズ『夢の宇宙旅行』
3位:Chappell Roan『The Giver』
4位:サカナクション『怪獣』
5位:藤井 風『真っ白』
6位:Natsudaidai『Tasting!』
7位:Mei Semones『Dumb Feeling』
8位:Doechii『Anxiety』
9位:Vulfpeck『In Real Life』
10位:Lizzo『Still Bad』


『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
radikoで聴く
2025年4月13日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
SAISON CARD TOKIO HOT 100
毎週日曜
13:00-16:54

関連記事