菊池亜希子が、自身のファッションのこだわりや、3月27日(木)に発売する著書『菊池亜希子の ありが10(とう)ふく、みせて!』について語った。
菊池が登場したのは、クリス智子がお届けする『TALK TO NEIGHBORS』。この番組は毎週ひと組、クリスが今会いたい人、声を届けたい人を迎える30分のトークプログラム。月曜から木曜はラジオでオンエアされ、翌金曜には放送された内容に加えて、限定トークも含むポッドキャストが配信される。
ここでは、3月10日(月)にオンエアした内容の一部をテキストで紹介する。
・ポッドキャストページ
クリス:菊池さんのそういう服ってどんなものですか?
菊池:白の襟付きのシャツなんですよ。スタンダードな襟が付いたボタンダウンシャツがずっと好きで。衣装で着させてもらうこともあるし、「着てそう」って言われるんですけど、自分のなかでは襟なしのほうがいい感じに見えてる気がして(笑)。そういうのありますよね。
クリス:私はシンプルなセーターとジーンズの組み合わせが好きなんですけど、なんか合わないんですよ。
菊池:絶対に似合うと思いますよ。
クリス:体がボコボコしてるからもうちょっと……。
菊池:ああ、曲線があるってことですね。
クリス:よく言えば(笑)。だから、ボーイッシュな感じに着こなせなくて。菊池さんみたいにボーイッシュに着こなせるのがうらやましいですね。
菊池:私もクリスさんとそこら辺は似ているかもしれないです。ポイントとかデザインがある服のほうが落ち着くというか。柄だったり、モチーフがあるほうが着る理由がある(笑)。そぎ落としたものへの憧れは私もありますね。
菊池:私が普段、お仕事関係なく「この方、おしゃれだな」と思うときに、「今日のお洋服はどちらのですか?」って訊きたいけど、着ている服のブランドを訊くのはちょっと嫌な人もいるかなっていうのもあって。友だちとかだったら「それ、どこの?」とか訊いて、タグを見て「読み方わからないんだけど」みたいなやり取りをしょっちゅうやるんですけど、それがなかなか気軽には訊けなかったりするので、それを連載にしてしまおうと思って。
クリス:ナイスアイデアですね。
菊池:本当は私がいちばんうれしいっていう連載をずっとやっていました。
クリス:タイトルの「ありが10(とう)ふく」って、ちょっとダジャレも含まれていて。
菊池:いつもスタメンっていうような常にそばにいてくれて、「ありがとう」って思う10のアイテムをゲストの方に持って来てもらって。
クリス:それで一緒に見るんですよね。
菊池:ゲストの方は本当に大変だと思います。「ありが10(とう)ふく」って言ってもみなさん解釈がそれぞれで、究極の10着を持ってきてくださる方もいらっしゃれば、意外にも、10のキーワードで持ってきてくださる方が多くて。白いブラウス、黒い靴とか、刺繍のものとか、それが集合体なんです。みんな選べなくて(笑)。
クリス:そうか、1に対して何十個も持ってくる方もいらっしゃるのか(笑)。
菊池:そうそう。引き出しごと持ってくる方もいたりとか。「もう、わからないから選んで!」みたいな(笑)。
クリス:そういうことあるなって。
菊池:歳を重ねて、私も40代になりズレてくるというか、好きなものはずっと変わらず好きって思い続けてここまで来たけど、「あれ?」みたいな感覚。好きなはずなんだけど、着たときの自分と洋服のあいだにちょっとズレを感じて、それで安心なものばかり着てしまうとか。買いものをするときも似合うとか、いろんなTPOにあわせて必要な服を買うとか、それらしくキチンと見えるようにとか、素敵に見えるとか……本質的な部分ではなくて必要に迫られるというか。
クリス:シーンで、こういうものを着たらっていう感じになりますよね。
菊池:そういうときに、私自身がいろんなゲストの方に直球でそういう質問を投げかけたら、みなさん、答えが全然違うんです。真逆な方もいて。
クリス:おしゃれっていうと気張っちゃうけど、楽しむというか。好きっていうのがすごく大事なんだなという方もいたりして。
「本当に好きなものなら、(他人に)どう思われてもいい」と話すゲストもいたと菊池は言う。
菊池:歳を重ねていようが、おばさんになっても、ノースリーブで腕を出してもいいじゃないとか。
クリス:いいセリフ。ちょっと気になるものだからね。
菊池:でも、気持ちがいいし、自分が好きだったらいい。そういう考えの方もいらっしゃれば、たとえばボーダーは大好きだけど、ふと気付くとコットンのガサッとしたボーダーが自分としっくりこなくて、そこでシルクとか素材を変えてみたら今の自分にぴったり合って、ボーダーは着続けたいから素材を変えてみたって方もいらっしゃいました。
クリス:いいヒットですね。
菊池:あとは完全に手放す人もいて、「違うな」と思った瞬間にスッて。満島ひかりちゃんは執着してるなって思った瞬間に手放すそうで(笑)。
クリス:普通だとそこに落ち着きそうなところですけどね。
菊池:私はその執着こそが自分自身の愛すべき部分で、それを大事に守っていくタイプなんだけど、ひかりちゃんの言葉にハッとさせられました。たしかに、ちょっとうまく着こなせないけど、ずっと憧れで好きで持ってる自分が好きみたいな。手放すのもその人らしさだし、でもそれがあることで自分にとってのパワーになるのであれば、ずっと飾ってあってもそれはそれで大事な存在だし。
菊池:電車に乗っていてすごく気になって。そこで訊ける空気が舞い降りたんです(笑)。人混みがまばらになってきて、今だったらナチュラルに訊けるかもと思って、「かわいいカバンですね」って声をかけたら「えっ!?」ってなったけど、きっと同じものがかわいいと思う方だから、「あっ、ありがとうございます」って感じでブランドを教えてくれました。
クリス:訊かれる側もうれしいですよね。
菊池:私もうれしいです。
クリス:教えたくないとは思わないからね。
菊池:ちょっと社交辞令かなって思いながらも、すごく教えます。「ここの○○ってお店で、今もたぶんあるよ」とか、そこまで(笑)。
「お店で飾られた洋服も素敵だけど、人が実際に着ているものは、より素敵に思う」とクリスが言うと、菊池も同調する。
菊池:リアルに着ている人がいちばん参考になるというか、素敵に見えるから。
クリス:「ありが10(とう)ふく」の連載は服だけじゃなくて、おしゃれなアイテムの話をしながら、その人の考え方や人生観が出るものだなって。
菊池:ちょうど先ほど、スタイリストの山本マナさんのページをチェックしていて、マナさんは広がるようなドレスにゴツめのスニーカーやキャップとかを合わせてハズす、みたいな提案が上手な方で。本人もそういうバランスで着られているんですよ。でも、マナさんは最近はゴツくないローカットのヴァンズとかコンバースを履いているそうで、昔はボリューム感やシルエットでバランスを取ろうとしてしまいがちだったけど、バランスを取るのをやめてみたんですって。そうしたらバランスが悪いかもしれないけど、その悪さが個性にもなるっておっしゃっていて、だから今はボリュームのある服にペタンとしたスニーカーを合わせるのが新たなバランスというか。
クリス:なるほど。とはいえ、自分が落ち着くスタイルみたいなものに一回落ち着いてしまうと、なかなかそこから脱しない部分ってありますよね。
菊池:ありますよね。私もはみ出られなくて。冬もボリュームのあるアランニットとストレートのマニッシュなパンツさえあれば生きていけるなって(笑)。でも、自分はこれがあれば安心ってところからはみ出たくなるときもあるし。
クリス:ですよね。この本はそういう話がいろいろ詰め込まれているわけですね。
菊池:濃厚な内容です。
菊池亜希子の最新情報は、TEN CARATの公式サイトまで。
クリス智子がお届けする『TALK TO NEIGHBORS』は、J-WAVEで月曜から木曜の13時から。ポッドキャストでも配信中。
・ポッドキャスト限定のエピソードも配信している。
菊池が登場したのは、クリス智子がお届けする『TALK TO NEIGHBORS』。この番組は毎週ひと組、クリスが今会いたい人、声を届けたい人を迎える30分のトークプログラム。月曜から木曜はラジオでオンエアされ、翌金曜には放送された内容に加えて、限定トークも含むポッドキャストが配信される。
ここでは、3月10日(月)にオンエアした内容の一部をテキストで紹介する。
・ポッドキャストページ
そぎ落としたスタイルへの憧れ
菊池はモデル、俳優、エッセイストとして幅広く活躍している。そんな菊池とクリスとの会話は、「憧れるけれど、ずっとしっくりこない服」についての話題に。クリス:菊池さんのそういう服ってどんなものですか?
菊池:白の襟付きのシャツなんですよ。スタンダードな襟が付いたボタンダウンシャツがずっと好きで。衣装で着させてもらうこともあるし、「着てそう」って言われるんですけど、自分のなかでは襟なしのほうがいい感じに見えてる気がして(笑)。そういうのありますよね。
クリス:私はシンプルなセーターとジーンズの組み合わせが好きなんですけど、なんか合わないんですよ。
菊池:絶対に似合うと思いますよ。
クリス:体がボコボコしてるからもうちょっと……。
菊池:ああ、曲線があるってことですね。
クリス:よく言えば(笑)。だから、ボーイッシュな感じに着こなせなくて。菊池さんみたいにボーイッシュに着こなせるのがうらやましいですね。
菊池:私もクリスさんとそこら辺は似ているかもしれないです。ポイントとかデザインがある服のほうが落ち着くというか。柄だったり、モチーフがあるほうが着る理由がある(笑)。そぎ落としたものへの憧れは私もありますね。
「ありが10(とう)ふく」を引き出しごと持参
3月27日(木)に、菊池がおしゃれな人のお気に入りアイテムを深掘りした書籍『菊池亜希子の ありが10(とう)ふく、みせて!』(扶桑社)が発売となる。菊池:私が普段、お仕事関係なく「この方、おしゃれだな」と思うときに、「今日のお洋服はどちらのですか?」って訊きたいけど、着ている服のブランドを訊くのはちょっと嫌な人もいるかなっていうのもあって。友だちとかだったら「それ、どこの?」とか訊いて、タグを見て「読み方わからないんだけど」みたいなやり取りをしょっちゅうやるんですけど、それがなかなか気軽には訊けなかったりするので、それを連載にしてしまおうと思って。
クリス:ナイスアイデアですね。
菊池:本当は私がいちばんうれしいっていう連載をずっとやっていました。
クリス:タイトルの「ありが10(とう)ふく」って、ちょっとダジャレも含まれていて。
菊池:いつもスタメンっていうような常にそばにいてくれて、「ありがとう」って思う10のアイテムをゲストの方に持って来てもらって。
クリス:それで一緒に見るんですよね。
菊池:ゲストの方は本当に大変だと思います。「ありが10(とう)ふく」って言ってもみなさん解釈がそれぞれで、究極の10着を持ってきてくださる方もいらっしゃれば、意外にも、10のキーワードで持ってきてくださる方が多くて。白いブラウス、黒い靴とか、刺繍のものとか、それが集合体なんです。みんな選べなくて(笑)。
クリス:そうか、1に対して何十個も持ってくる方もいらっしゃるのか(笑)。
菊池:そうそう。引き出しごと持ってくる方もいたりとか。「もう、わからないから選んで!」みたいな(笑)。
洋服を着た自分と、その洋服のあいだに生まれるズレ
クリスは、『菊池亜希子の ありが10(とう)ふく、みせて!』の紹介文にあった「おしゃれ心が乾きがちの私たち」という言葉が気になったようで……。クリス:そういうことあるなって。
菊池:歳を重ねて、私も40代になりズレてくるというか、好きなものはずっと変わらず好きって思い続けてここまで来たけど、「あれ?」みたいな感覚。好きなはずなんだけど、着たときの自分と洋服のあいだにちょっとズレを感じて、それで安心なものばかり着てしまうとか。買いものをするときも似合うとか、いろんなTPOにあわせて必要な服を買うとか、それらしくキチンと見えるようにとか、素敵に見えるとか……本質的な部分ではなくて必要に迫られるというか。
クリス:シーンで、こういうものを着たらっていう感じになりますよね。
菊池:そういうときに、私自身がいろんなゲストの方に直球でそういう質問を投げかけたら、みなさん、答えが全然違うんです。真逆な方もいて。
クリス:おしゃれっていうと気張っちゃうけど、楽しむというか。好きっていうのがすごく大事なんだなという方もいたりして。
「本当に好きなものなら、(他人に)どう思われてもいい」と話すゲストもいたと菊池は言う。
菊池:歳を重ねていようが、おばさんになっても、ノースリーブで腕を出してもいいじゃないとか。
クリス:いいセリフ。ちょっと気になるものだからね。
菊池:でも、気持ちがいいし、自分が好きだったらいい。そういう考えの方もいらっしゃれば、たとえばボーダーは大好きだけど、ふと気付くとコットンのガサッとしたボーダーが自分としっくりこなくて、そこでシルクとか素材を変えてみたら今の自分にぴったり合って、ボーダーは着続けたいから素材を変えてみたって方もいらっしゃいました。
クリス:いいヒットですね。
菊池:あとは完全に手放す人もいて、「違うな」と思った瞬間にスッて。満島ひかりちゃんは執着してるなって思った瞬間に手放すそうで(笑)。
クリス:普通だとそこに落ち着きそうなところですけどね。
菊池:私はその執着こそが自分自身の愛すべき部分で、それを大事に守っていくタイプなんだけど、ひかりちゃんの言葉にハッとさせられました。たしかに、ちょっとうまく着こなせないけど、ずっと憧れで好きで持ってる自分が好きみたいな。手放すのもその人らしさだし、でもそれがあることで自分にとってのパワーになるのであれば、ずっと飾ってあってもそれはそれで大事な存在だし。
リアルに着ている人がいちばん参考になる
菊池は以前、街でバッグが気になった人を見かけ、思わず声をかけたことがあると話す。菊池:電車に乗っていてすごく気になって。そこで訊ける空気が舞い降りたんです(笑)。人混みがまばらになってきて、今だったらナチュラルに訊けるかもと思って、「かわいいカバンですね」って声をかけたら「えっ!?」ってなったけど、きっと同じものがかわいいと思う方だから、「あっ、ありがとうございます」って感じでブランドを教えてくれました。
クリス:訊かれる側もうれしいですよね。
菊池:私もうれしいです。
クリス:教えたくないとは思わないからね。
菊池:ちょっと社交辞令かなって思いながらも、すごく教えます。「ここの○○ってお店で、今もたぶんあるよ」とか、そこまで(笑)。
「お店で飾られた洋服も素敵だけど、人が実際に着ているものは、より素敵に思う」とクリスが言うと、菊池も同調する。
菊池:リアルに着ている人がいちばん参考になるというか、素敵に見えるから。
クリス:「ありが10(とう)ふく」の連載は服だけじゃなくて、おしゃれなアイテムの話をしながら、その人の考え方や人生観が出るものだなって。
菊池:ちょうど先ほど、スタイリストの山本マナさんのページをチェックしていて、マナさんは広がるようなドレスにゴツめのスニーカーやキャップとかを合わせてハズす、みたいな提案が上手な方で。本人もそういうバランスで着られているんですよ。でも、マナさんは最近はゴツくないローカットのヴァンズとかコンバースを履いているそうで、昔はボリューム感やシルエットでバランスを取ろうとしてしまいがちだったけど、バランスを取るのをやめてみたんですって。そうしたらバランスが悪いかもしれないけど、その悪さが個性にもなるっておっしゃっていて、だから今はボリュームのある服にペタンとしたスニーカーを合わせるのが新たなバランスというか。
クリス:なるほど。とはいえ、自分が落ち着くスタイルみたいなものに一回落ち着いてしまうと、なかなかそこから脱しない部分ってありますよね。
菊池:ありますよね。私もはみ出られなくて。冬もボリュームのあるアランニットとストレートのマニッシュなパンツさえあれば生きていけるなって(笑)。でも、自分はこれがあれば安心ってところからはみ出たくなるときもあるし。
クリス:ですよね。この本はそういう話がいろいろ詰め込まれているわけですね。
菊池:濃厚な内容です。
菊池亜希子の最新情報は、TEN CARATの公式サイトまで。
クリス智子がお届けする『TALK TO NEIGHBORS』は、J-WAVEで月曜から木曜の13時から。ポッドキャストでも配信中。
・ポッドキャスト限定のエピソードも配信している。
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2025年3月17日28時59分まで
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番組情報
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