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坂本龍一は「国宝だと思ってます」トリビュートフェス出演の岡村靖幸などからのコメント続報をお届け

坂本龍一は「国宝だと思ってます」トリビュートフェス出演の岡村靖幸などからのコメント続報をお届け

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)がおくる、坂本龍一トリビュートフェス「RADIO SAKAMOTO Uday -NEW CONTEXT FES × DIG SHIBUYA-」がいよいよ2月10日(月)、渋谷で開催。

J-WAVEで20年に渡り放送され、多くのリスナーに支持されてきた坂本龍一氏(1952-2023)のレギュラープログラム『RADIO SAKAMOTO』の「意思」を受け継ぎ、進化させ、拡張させる、一夜限りの音楽サーキットイベント。豪華アーティストが集い、Spotify O-EAST/東間屋/duo MUSIC EXCHANGEの3会場でパフォーマンスを繰り広げる。

今回はduo MUSIC EXCHANGEに出演するアーティストの坂本龍一氏への思いと、2月10日はどんなステージになるのか、メッセージを訊いた。

DONGROSSO

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やりたい音楽を求めて転がり続ける幼なじみ二人組”どんぐりず”と、レジェンドDJ/プロデューサーとしてとんがり続ける 大沢伸一のソロ・プロジェクト”MONDO GROSSO”による、アーティスト名もただお互いの名前を合体しただけというユニット。あがるとこまであがるダンシングバカな三人衆。 MONDOGROSSOの2022年のアルバム収録曲「IN THIS WORLD feat. 坂本龍一 [Vocal : 満島ひかり]」で坂本龍一とコラボレーションした。https://www.instagram.com/dongrosso_jp/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
坂本さんは、僕が10代の頃に1番大きな影響や刺激を与えてくれた方。彼の存在がなかったら、たぶん僕は音楽家になってないんじゃないかなとも思います。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
引き継ぎたいものや頂いたものは計り知れないほど多いです。彼の作る音楽はもちろん、音楽に対する姿勢や、既存の殻を破るような新しい取り組みは後に続く音楽家の扉を開いていただいたと思っています。だから僕も後に続く人たちへ、そういう影響を与えられるような音楽家でありたいなと思っています。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
DONGROSSOは結成してからまだ1年くらいですが、これまで精力的に曲作りに取り組んできて、ようやくライブができる状態までもってくることができました。自分たちの持ち時間で今できるDONGROSSOのパフォーマンスをもう全て詰め込んだライブにしようと思っています!是非楽しんでください。CHAS!

砂原良徳

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1969年9月13日生まれ。北海道出身。これまで5枚のソロアルバムをリリース。その他、プロデューサー、映画・CM音楽の制作や、マスタリングエンジニアとしての顔も持つ。2021年に「LOVEBEAT」20周年を記念したリマスター盤をリリース。2022年に入りLEO今井とGREAT3の白根賢一と相対性理論の永井聖一でTESTSETを結成。2024年10月に最新EP「EP2 TSTST」をリリースした。 YMO結成40周年記念コンピレーションアルバム「NEUE TANZ」のリマスターを担当、2018年には坂本龍一の『Ballet Mécanique』をやくしまるえつこ+砂原良徳によるカバーでリリース。「RADIO SAKAMOTO」では代演も務めた。

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
言語化するのはとても難しいことです。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
私が受け継げるような事があるのかどうかわかりませんが、自分が聞き手になった場合のことを常に考えて取り組みたいと思っています。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
私はDJでの参加ですが80年代の曲を中心に選曲することになると思います。

岡村靖幸

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1965年8月14日生まれ、兵庫県出身の音楽家。独創的なパフォーマンスが支持され、熱狂的な人気を集め、プロデューサーとしても知られる。2013年には「大貫妙子トリビュート・アルバム -Tribute to Taeko Onuki-」において、坂本龍一とのコラボレーション作品「都会」は二人の個性が光る一曲となっている。 https://okamurayasuyuki.info/info/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
国宝だと思ってます。
また、別な取材でも言いましたが実験的な事や前衛的な事もお茶の間に届けられた稀有な華のある人という印象です。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
妥協しない姿勢やハイブローでも現代の雰囲気に対峙する感じは見習いたいです。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
今回のために制作したRemix音源などを織り交ぜてB2Bを行う予定です。VJにもぜひ注目してください。
※岡村靖幸と真鍋大度は、二人のDJ SETでの出演になります。

真鍋大度

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1976年東京生まれ。DJやジャズバンド活動を経て、東京理科大学で学んだ際にXenakisに影響を受け、音楽生成における数学的アプローチの研究を始め、これが後の創作活動の基盤となる。近年は神経科学者との協働を通じて、培養神経細胞を用いたバイオフィードバックシステムなど、生命と機械を融合する作品を制作。現在はStudio Daito Manabeを主宰し、アート・テクノロジー・サイエンスを横断する表現を追求している。2015年には坂本龍一とのコラボレーション作品《センシング・ストリームズ―不可視、不可聴》が第18回文化庁メディア芸術祭アート部門で、優秀賞を受賞。2023年に開催した「坂本龍一トリビュート展」でキュレーターを務めた。 https://daito.ws/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
2014年に一緒に作品を作らせていただいてから、本当に大きな存在になりました。最初から坂本さんは、テクノロジーの可能性についてすごく深い理解をお持ちで。でも単にテクノロジーを使うだけじゃなくて、その先の表現や社会との関わりまで考えていた方でしたね。僕にとっては師のような存在でしたけど、同時に友人のように接してくださいました。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
坂本さんは、クラシックやピアノ曲から、ヒップホップ、電子音楽まで、本当に幅広い音楽を作ってこられました。そういった坂本さんの楽曲を、これからも大切に聴いて、プレイしていきたいですね。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
今回、事務所のご協力をいただいて、坂本さんのオリジナル音源やプロツールスのセッションを使わせていただき、何曲かリミックスを作らせていただきました。当日をぜひ楽しみにしていてください。
※岡村靖幸と真鍋大度は、二人のDJ SETでの出演になります。

Balming Tiger

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バーミングタイガー (Balming Tiger)は、全世界に愉快な影響を広めようとする人々が集まったマルチナショナルなオルタナティブK-POPグループで、アジアン・アート&カルチャーのコレクティヴ。現在のメンバーは、プレイヤーのOmega Sapien、Mudd the student、sogumm、bj wnjn、プロデューサーのSan Yawn、Unsinkable、Leesuho、映像監督のJan’ Qui、Abyss、ビジュアルアーティストのHong Chanhee、作家のHenson Hwang。最初のミックステープ『Balming Tiger vol.1:虎躾(ホミ)304』(2018)から、最新EP『Greatest Hits』(2024)に至るまで、単純なジャンルでは規定できないカラーの音楽や映像、ビジュアルを披露し、幅広い芸術的志向性を見せる。https://balmingtiger.com/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
Sogumm:坂本さんの作品を聴けば聴くほど自分の中でも成熟していく感覚があって、音楽や考え方に共鳴する部分があるなと感じます。「音楽に生命を吹き込む」彼の創作活動は本当に尊敬しています。作品そのものが素晴らしいのはもちろんですが、音楽に対する姿勢やその職人魂にはとても影響を受けました。

Omega:坂本さんのエッセイ「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を読んで、彼自身の人生と音楽の関係や、創作に関する自由な思考に大きなインスピレーションを受けました。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
Mudd the student:坂本さんはロールモデルの1人。YMO時代、ソロ作品、後期の成熟した作品どれも好きで、当時も斬新であっただろう音楽は今聞いてもすごく新鮮で。 そういう実験性みたいなところに刺激をもらっているし、その精神は自分の音楽にも受け継いでいきたいと思ってます。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
Omega:坂本さんの実験精神や自由な思考を表現しながら、 お客さんも楽しんでいただけるようなステージにしたいと思っています。ぜひ期待していてください。

Dos Monos

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荘子it、TaiTan、没 aka NGSによるラップトリオ。2018年に米レーベル・Deathbomb Arcと契約を発表し、2019年3月にデビューアルバム『Dos City』をリリース。以後、国内外を問わずさまざまなイベント/フェスへの出演や、主催イベント「Theater D」にて日本音楽界の異端の存在としてシーンにその確固たる地位を築く。Taitanは2024年に放送された特別番組「RADIO SAKAMOTO extension “長電話”」に出演。 https://www.instagram.com/dosmonostres/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
限りなく透明に近いグレー。個性という言い方がそぐわないくらい透き通った、だからこそ強烈な存在感を持った、誰にも真似できない特異な立ち位置にいた音楽家だと思っています。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
『未来派野郎』。電子音楽とロックと前衛芸術が、享楽的に重なり合ったこの作品が、僕の思い描くヒップホップの原風景と未来像とも共鳴するように感じています。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
「YMOと同じ元ネタ」をサンプリングしたビートを流します。他はいつも通りですが、形は違えど、自分たちのやっていることも、坂本さんたちと同じ流れの一端にあることを感じていただけたら幸いです。

北村蕗

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2023年3月に初の配信シングル「amaranthus feat. 梅井美咲」をリリースし、7月にFUJI ROCK FESʼ23のROKIE A GO-GOに出演。ダンスミュージック、ジャズ、フォーク、エレクトロニカなど、様々なジャンルをミックスした音楽性が話題となる。その他、tomggg feat.ena mori「いちごみるく」remix 参加、冨田ラボによるドラマ『地球の歩き方』オリジナルサウンドトラックに参加、asak名義でDJ活動など、マルチな活動で注目を集める。2024年6月ダンスミュージックをコンセプトにした1st EP「500mm」をリリース。7月、前年に続き2年連続で FUJI ROCK FESʼ24 に出演。10月、「TOKYO ALTER MUSIC AWARD」「Best Breakthrough Artists」受賞。https://www.instagram.com/kitamurafuki/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
普遍的と実験的な音楽の両立。忍耐と愛情を持って、音楽を様々な角度で探求している方。本当に尊敬しています。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
坂本さんの映像を見ていると、周りの色んなものから得たものを取り入れてアウトプットする、その姿が本当に楽しそうで。私も一生こんなふうに音楽を作っていけたら最高だなと思いました。坂本さんから学んだ、音楽から派生する様々な領域にも好奇心や課題、疑問を持ち続けること。音楽以外のことを探求し続ける大切さをしっかり受け継いで、私も表現を続けていきたいなと思います。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
坂本さんが本当にたくさんの音楽ジャンルを演奏されてきたので、今回のイベントでは私もシンプルな構成から少しビートが入ったものまで、色んな姿を見せたいです。坂本さんの曲もアレンジして演奏したいと思っています。
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豪華アーティストが坂本龍一への敬意を表し、パフォーマンスを繰り広げる「RADIO SAKAMOTO Uday」。チケット一般発売中。一夜限りの特別な音楽体験をどうぞお見逃しなく。



【イベント概要】
タイトル:「RADIO SAKAMOTO Uday -NEW CONTEXT FES × DIG SHIBUYA-」
開催日時:2025年2月10日(月) 18:00 OPEN 23:00 CLOSE
会場: Spotify O-EAST/東間屋/duo MUSIC EXCHANGE
チケット料金:8,800円(税込)※ドリンク代別
主催:J-WAVE
協賛:株式会社デジタルガレージ
ウェブサイト:https://www.j-wave.co.jp/special/uday2025/

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