俳優、シンガーソングライターの松下洸平が、ニューシングル『愛してるって言ってみてもいいかな』の制作秘話や、ニューヨークを旅したエピソードを語った。
この内容をお届けしたのは、長井優希乃がナビゲートするJ-WAVEの番組『PEOPLE’S ROASTERY』。多彩なゲストとのトーク、世界のミュージックシーンから集めた心地よい音楽をお届けする。「Expedia MY FIELD NOTE」のコーナーでは、長井と曜日別のさまざまなジャンルの人々が好奇心を刺激する。12月12日(木)のオンエアの模様をテキストで紹介。
長井:お忙しいなかで疲れをリセットしいときには、どういうふうにしていますか?
松下:だいぶ外も寒くなってきたので、湯船に浸かるようにしています。そこがわりとリセットになっているかもしれないですね。仕事現場や移動中など、わりと音楽を聴いたり人と話したり、お芝居したりと、耳に音が入ってくることがすごく多いんです。なので、夜はしっかり湯船に浸かって、音がない時間、無音の時間を作るようにしています。
長井:意識して、無音の時間を作る。
松下:そこで考えることが意外と重要だったりします。音楽でいえば歌詞を書くこともあって、無音のあいだに頭のなかでいろいろ考えていると、歌詞やメロディが浮かんでくることもあるので、すごく大切な時間です。
長井:無音で向き合うと、音楽が生まれてくる。すごく面白い! 湯船、いいですよね。
松下:体もしっかり温まるし、そのあとゆっくり眠れます。
俳優として、さまざまな役に挑戦している松下。『放課後カルテ』で演じる学校医・牧野は、気さくなイメージの松下とは真逆の“無愛想”な役だという。
松下:(『放課後カルテ』は)小児科医の牧野があることをきっかけに、小児科医ではなく小学校の保健室の先生になるというお話しです。彼はぶっきらぼうで、子どもに対しても子ども扱いをしないので、最初は怖がられてしまうという役です。普段、J-WAVEのラジオなどを聴いてくださっている方からすると、真逆のキャラクターではあると思います。
長井:無愛想な感じの役を演じるときは、切り替えが大変ではないですか?
松下:実は、真逆のキャラクターを演じるのはそんなに大変ではなくて、自分に近しい部分があるほうが普段の自分と混合して、ちょっと頭のなかが混乱してしまいます。でも、牧野先生みたいに180度違うキャラクターの場合は、スイッチでいうとオン・オフみたいな感じでカチッと変えられるので、意外と楽しいです。
長井:たくさんの子どもの俳優さんたちと一緒にやっていて、普段の「楽しいモード」が出てくることはありますか?
松下:出ます! すごく純粋な子どもたちが多くて、もちろん仕事なので一定の緊張感がありつつも、それが抜ける瞬間、カットがかかって前室でみんなでおしゃべりしているときなどは、本当に等身大の小学校5年生、6年生ばかりなので、僕もついつい一緒になって遊んでしまいます。でも楽しんで遊ぶことで、僕と一緒に芝居をすることを楽しいと感じてほしいなと思うので、牧野先生を引きずって、普段から子どもたちに厳しくするのではなく、オフの部分では一緒にゲームをしたり、楽しくおしゃべりしたりするようにしています。
松下:もともと内澤さんが作る楽曲のファンで、andropも大好きだったので「いつかご一緒したいな」とずっと思っていました。新しいシングルを出すにあたって、いままでのテイストとはちょっと違うものを作りたいということで、思い切って内澤さんにお声がけさせていただいたら、「一緒にやろう!」と言ってくださって実現しました。
長井:内澤さんには、どういう曲を作りたいと声をかけられたのですか?
松下:今回は、シンプルに声とギターに少し飾りを加えた、わりとチルな感じの楽曲を作りたいという話をしました。
長井:でき上がった曲は、松下さん的にどうですか?
松下:本当にうれしかったし、初めてデモを聴いたときに「なんてかわいい曲なんだろう!」と、めちゃくちゃキュンキュンしましたね。
改めて楽曲を聴いた長井は「こんなにまっすぐな愛の歌は、久しぶりに聴きました」と、絶賛。
松下:ありがとうございます。僕も、こういう楽曲は実はありそうでないなと思っています。僕のルーツはR&Bやソウルなのですが、このジャンルはわりとドストレートだと思っていて。そのよさを残しつつ、ちょっと控えめな、でも「まっすぐ愛を伝えたい」という、日本版の“ドストレートR&Bソング”のようなものができました。
長井:松下さんの声が優しくて、より歌詞が伝わってきます。今回の新曲は内澤さんとのコラボでしたが、松下さんはご自身でも曲を作られます。俳優で大人気になってからの音楽との両立は、どのようにしていますか?
松下:どちらも本気でやりたいからこそ、中途半端なものにならないよう気をつけています。
長井:具体的に、どのように気をつけていますか?
松下:時間がない中で作るものは、どこかで妥協してしまう部分も出てきそうですが、時間いっぱい、寝る時間も削ってでもこだわって作りたいなとは、いつも思います。やはり「これでいいか」で終わらせたくないです。今回の『愛してるって言ってみてもいいかな』も、内澤さんと何度もやり取りをさせていただいて、限られた時間のなかでお互いに「これ以上ない!」というものを作れるまでやりました。
松下:パっと思い浮かぶのは、中学生のときに母親と2人でニューヨークに1ヵ月くらい行ったことです。母親はもともとニューヨークがすごく好きで、僕たち家族を置いて1人でニューヨークに行ったりするような人だったんですよ。
長井:かっこいい!
松下:僕が中学1年生のときに「一緒に行く?」といってくれたので、ついて行きました。すごく年季の入っている宿に2人で泊まって、当時僕はダンスをやっていたので、ニューヨークのダンススクールに通ったりもして、すごく刺激的な1ヵ月間でした。
長井:ニューヨークのダンススクールはどうでしたか?
松下:当時は怖い物知らずというか、見るもの全てが刺激的でした。ヒップホップの本場でレッスンを受けていることがとにかくうれしくて、レッスンが終わったあとに先生のところに行って「さっきの振り付けがわからない」「さっきのムーブ、どうやってやるかもう1回教えてほしい」と、すごくつたない英語で訊いて、ガツガツしていましたね。
長井:その経験が、いまにつながっているのでしょうか?
松下:自分から飛び込んで行くというバイブスは、たぶんニューヨークでダンススクールに通っていた経験がすごく役に立っていると思います。
長井:今後、行ってみたい海外はありますか?
松下:スペインや地中海に行ってみたいなと思います。
長井:スペインの、特にどこに行きたいですか?
松下:メノルカ島という島があって、そこにめちゃくちゃ行きたいです。
長井:どんな島でしょうか?
松下:スペインの小さな離島で、とにかく海がきれいなところです。僕、メノルカ島に行きた過ぎて、スマホの待ち受けをメノルカ島にしています(笑)。待ち受けを見て、「いつかここに行けるように頑張ろう」と、いつも思っています。自然が多くて温かい場所なので、何も考えずのんびりしたいですね。
多方面で活躍する松下は、2025年1月から3月にかけて東京と大阪で上演するミュージカル『ケイン&アベル』に出演する。東京公演は、1月22日から2月16日まで。会場は、東急シアターオーブだ。
松下:イギリスの作家、ジェフリー・アーチャーさんのベストセラー小説を原作に、世界で初めてミュージカル化します。
長井:松下さんにとって、ミュージカルはどのようなステージですか?
松下:僕はもともと俳優のスタートがミュージカルだったのですが、出演は7年ぶりになるので、ちょっと緊張しています。
長井:応援しています。
松下:ありがとうございます。ぜひ見に来てください。
松下がナビゲートするJ-WAVE『DK SELECT WEEKEND LIVING』、現在は以下のradikoリンクから最新回を楽しめる。
さらに、同番組はポッドキャストも配信中だ。
この内容をお届けしたのは、長井優希乃がナビゲートするJ-WAVEの番組『PEOPLE’S ROASTERY』。多彩なゲストとのトーク、世界のミュージックシーンから集めた心地よい音楽をお届けする。「Expedia MY FIELD NOTE」のコーナーでは、長井と曜日別のさまざまなジャンルの人々が好奇心を刺激する。12月12日(木)のオンエアの模様をテキストで紹介。
2024年12月19日28時ごろまで再生可能
「すごく大切な時間」は?
J-WAVEで毎週金曜23時半から放送中の『DK SELECT WEEKEND LIVING』で、ナビゲーターも務める松下。現在、放送中の主演ドラマ『放課後カルテ』のほか、大河ドラマ『光る君へ』、映画『室井慎次 生き続ける者』にも出演中だ(※OA当時)。長井:お忙しいなかで疲れをリセットしいときには、どういうふうにしていますか?
松下:だいぶ外も寒くなってきたので、湯船に浸かるようにしています。そこがわりとリセットになっているかもしれないですね。仕事現場や移動中など、わりと音楽を聴いたり人と話したり、お芝居したりと、耳に音が入ってくることがすごく多いんです。なので、夜はしっかり湯船に浸かって、音がない時間、無音の時間を作るようにしています。
長井:意識して、無音の時間を作る。
松下:そこで考えることが意外と重要だったりします。音楽でいえば歌詞を書くこともあって、無音のあいだに頭のなかでいろいろ考えていると、歌詞やメロディが浮かんでくることもあるので、すごく大切な時間です。
長井:無音で向き合うと、音楽が生まれてくる。すごく面白い! 湯船、いいですよね。
松下:体もしっかり温まるし、そのあとゆっくり眠れます。
俳優として、さまざまな役に挑戦している松下。『放課後カルテ』で演じる学校医・牧野は、気さくなイメージの松下とは真逆の“無愛想”な役だという。
松下:(『放課後カルテ』は)小児科医の牧野があることをきっかけに、小児科医ではなく小学校の保健室の先生になるというお話しです。彼はぶっきらぼうで、子どもに対しても子ども扱いをしないので、最初は怖がられてしまうという役です。普段、J-WAVEのラジオなどを聴いてくださっている方からすると、真逆のキャラクターではあると思います。
長井:無愛想な感じの役を演じるときは、切り替えが大変ではないですか?
松下:実は、真逆のキャラクターを演じるのはそんなに大変ではなくて、自分に近しい部分があるほうが普段の自分と混合して、ちょっと頭のなかが混乱してしまいます。でも、牧野先生みたいに180度違うキャラクターの場合は、スイッチでいうとオン・オフみたいな感じでカチッと変えられるので、意外と楽しいです。
長井:たくさんの子どもの俳優さんたちと一緒にやっていて、普段の「楽しいモード」が出てくることはありますか?
松下:出ます! すごく純粋な子どもたちが多くて、もちろん仕事なので一定の緊張感がありつつも、それが抜ける瞬間、カットがかかって前室でみんなでおしゃべりしているときなどは、本当に等身大の小学校5年生、6年生ばかりなので、僕もついつい一緒になって遊んでしまいます。でも楽しんで遊ぶことで、僕と一緒に芝居をすることを楽しいと感じてほしいなと思うので、牧野先生を引きずって、普段から子どもたちに厳しくするのではなく、オフの部分では一緒にゲームをしたり、楽しくおしゃべりしたりするようにしています。
androp 内澤崇仁とコラボした新作をリリース!
俳優と並行し、音楽活動にも注力している松下は、11月6日にニューシングル『愛してるって言ってみてもいいかな』をリリースした。作詞・作曲は、andropのボーカルである内澤崇仁。コラボのきっかけを、松下は次のように語る。長井:内澤さんには、どういう曲を作りたいと声をかけられたのですか?
松下:今回は、シンプルに声とギターに少し飾りを加えた、わりとチルな感じの楽曲を作りたいという話をしました。
長井:でき上がった曲は、松下さん的にどうですか?
松下:本当にうれしかったし、初めてデモを聴いたときに「なんてかわいい曲なんだろう!」と、めちゃくちゃキュンキュンしましたね。
改めて楽曲を聴いた長井は「こんなにまっすぐな愛の歌は、久しぶりに聴きました」と、絶賛。
松下:ありがとうございます。僕も、こういう楽曲は実はありそうでないなと思っています。僕のルーツはR&Bやソウルなのですが、このジャンルはわりとドストレートだと思っていて。そのよさを残しつつ、ちょっと控えめな、でも「まっすぐ愛を伝えたい」という、日本版の“ドストレートR&Bソング”のようなものができました。
長井:松下さんの声が優しくて、より歌詞が伝わってきます。今回の新曲は内澤さんとのコラボでしたが、松下さんはご自身でも曲を作られます。俳優で大人気になってからの音楽との両立は、どのようにしていますか?
松下:どちらも本気でやりたいからこそ、中途半端なものにならないよう気をつけています。
長井:具体的に、どのように気をつけていますか?
松下:時間がない中で作るものは、どこかで妥協してしまう部分も出てきそうですが、時間いっぱい、寝る時間も削ってでもこだわって作りたいなとは、いつも思います。やはり「これでいいか」で終わらせたくないです。今回の『愛してるって言ってみてもいいかな』も、内澤さんと何度もやり取りをさせていただいて、限られた時間のなかでお互いに「これ以上ない!」というものを作れるまでやりました。
母と行ったニューヨークの思い出
「Expedia MY FIELD NOTE」では、毎週木曜日のゲストに旅の話を訊く。旅が大好きだという松下の、思い出の旅先は……?松下:パっと思い浮かぶのは、中学生のときに母親と2人でニューヨークに1ヵ月くらい行ったことです。母親はもともとニューヨークがすごく好きで、僕たち家族を置いて1人でニューヨークに行ったりするような人だったんですよ。
長井:かっこいい!
松下:僕が中学1年生のときに「一緒に行く?」といってくれたので、ついて行きました。すごく年季の入っている宿に2人で泊まって、当時僕はダンスをやっていたので、ニューヨークのダンススクールに通ったりもして、すごく刺激的な1ヵ月間でした。
長井:ニューヨークのダンススクールはどうでしたか?
松下:当時は怖い物知らずというか、見るもの全てが刺激的でした。ヒップホップの本場でレッスンを受けていることがとにかくうれしくて、レッスンが終わったあとに先生のところに行って「さっきの振り付けがわからない」「さっきのムーブ、どうやってやるかもう1回教えてほしい」と、すごくつたない英語で訊いて、ガツガツしていましたね。
長井:その経験が、いまにつながっているのでしょうか?
松下:自分から飛び込んで行くというバイブスは、たぶんニューヨークでダンススクールに通っていた経験がすごく役に立っていると思います。
長井:今後、行ってみたい海外はありますか?
松下:スペインや地中海に行ってみたいなと思います。
長井:スペインの、特にどこに行きたいですか?
松下:メノルカ島という島があって、そこにめちゃくちゃ行きたいです。
長井:どんな島でしょうか?
松下:スペインの小さな離島で、とにかく海がきれいなところです。僕、メノルカ島に行きた過ぎて、スマホの待ち受けをメノルカ島にしています(笑)。待ち受けを見て、「いつかここに行けるように頑張ろう」と、いつも思っています。自然が多くて温かい場所なので、何も考えずのんびりしたいですね。
多方面で活躍する松下は、2025年1月から3月にかけて東京と大阪で上演するミュージカル『ケイン&アベル』に出演する。東京公演は、1月22日から2月16日まで。会場は、東急シアターオーブだ。
松下:イギリスの作家、ジェフリー・アーチャーさんのベストセラー小説を原作に、世界で初めてミュージカル化します。
長井:松下さんにとって、ミュージカルはどのようなステージですか?
松下:僕はもともと俳優のスタートがミュージカルだったのですが、出演は7年ぶりになるので、ちょっと緊張しています。
長井:応援しています。
松下:ありがとうございます。ぜひ見に来てください。
松下がナビゲートするJ-WAVE『DK SELECT WEEKEND LIVING』、現在は以下のradikoリンクから最新回を楽しめる。
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2024年12月19日28時59分まで
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番組情報
- PEOPLE'S ROASTERY
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月・火・水・木曜13:30-16:00