稲葉 友「空気が癒されます」 夫婦ユニット・モノンクルの“子ども連れエピソード”で盛り上がる

11月22日の「いい夫婦の日」に登場した、吉田沙良(Vo)と角田隆太(Ba)からなる夫婦ユニット・モノンクル。それぞれが自身を構成する3つの要素や新曲への思いを語った。

2人が登場したのは、11月22日(金)にJ-WAVEで放送された番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、稲葉 友)。今週は「ALL GOOD FRIDAY THANKS TO ALL SPECIAL」と題し、身近な人に感謝を伝えていく4時間半をお届けした。

忘却のプロ

スタジオ初登場となった2人に、番組恒例の質問「自身を構成する3つの要素」を訊いた。

吉田:1つ目は「パンツ」です。私はスカートを1着も持っていないなと、この質問を受けて思い出しました。ワンピースとかをライブで着るのが好きだったのですが、パタッと着なくなってしまって。マインドが「強い女でいたい」みたいになり、そこからパンツを集め出して(スカートを)1着も持っていません。

稲葉:じわじわと洋服に(マインドが)現れていったのですね。

吉田:みたいです。

LiLiCo:おもしろい。

稲葉:何色のパンツが多いとかありますか?

吉田:デニムが多いです。

稲葉:今日もデニムですね。2つ目は?

吉田:「忘却のプロ」です。

稲葉:言い方はかっこいいけど、忘れっぽいのですね(笑)。

吉田:やっぱり自分の取り得にしないと。マイナス要素ではなくて長所だぞと言いたいなと思って。

稲葉:プロというとどのくらい?

吉田:エピソードトークを求められると本当に困っちゃうレベルで何も覚えていなくて。

稲葉:たまにいらっしゃいますね。

吉田:そういうタイプです。未来のことでも悩まないので、本当に今しかないタイプです。ね?

角田:でも反対に12ケタの数字とか、そういうのをめちゃくちゃ覚えています。

吉田:自分のカード番号や人の電話番号をけっこう覚えています。

稲葉:ご自身の楽曲たちは大丈夫?

吉田:最近ようやく(笑)。

稲葉:アーティストの方はどんどんストックが増えていきますよね。

吉田:使う脳みそが違うということに自分が気づいて、ようやく覚えられるようになってきました。

LiLiCo:すごくいいよね。たとえば大きな失敗をして、それによって自分が弱くなってしまったりしますから。

吉田:そうなんです。だから毎回ライブに行くたびに「今日はぶちかましてやる!」と思って行って「本当に恥をかいた」と思いながら帰ります。でも全部忘れているから毎回100パーセントでいけます。「今日こそやってやる」みたいな気持ちで毎回いける、というプロです。

LiLiCo:その才能ほしいです。

稲葉:では3つ目をお願いします。

吉田:「セイウチ」です。小学校のときに家族でスイスに行き、国立の自然公園を見に行ったら、そのなかに「半分透明なセイウチ」がいて飛び跳ねていました。隣に親がいたので「ねえねえ、あれ何? 半分透明で不思議!」と言っても、親には見えていない。それを目撃してから、自分のなかのシンボルがセイウチになってしまいました。そういう見えない不思議なもの、UFOや幽霊といったものに憧れるというか、「また見たいな」と。怖くてもいいし、かわいくてもいい、そういうものの象徴がセイウチになりました。

LiLiCo:おもしろい。

吉田:それでモノンクルでも『透明なセイウチ』という曲を出させていただきました。

子どもの人生と一緒に

続いては角田が自身の構成要素を回答。1つ目は夫婦ユニットならではの答えだった。

角田:1個目は子どもが2023年に生まれました。

稲葉:おめでとうございます。

角田:時間というか、自分の気持ちとかも半分持っていかれて。その子の人生と一緒になってしまうので。そういう意味で構成要素かなと思います。

LiLiCo:5年間は何もできないと思います。そこからいろいろね。それがまた大事な時間なので。

角田:工夫しながら2人で共働きみたいに、何が正解かわからないままやっています。

稲葉:では2個目をお願いします。

角田:昔から続いている唯一の趣味が本を読むことなので「電子書籍」です。

稲葉:珍しい。読書となるとそこはフィジカル(紙の本)がいいという人が多いけど、電子書籍なのですね。

角田:Amazonとかで本を買って明日届くだと「いや、今読みたいんですけど」となってしまうので。

稲葉:確かに。旅に行くときも「どれを持っていこうかな」と選びきれないときがあります。3つ目は?

角田:ちょっと珍しいのですが「裏紙」です。

稲葉:裏紙が好き?

角田:自分の構成要素としては裏紙だと思っています。小学4年生のときに学校の職員室に行ったら、コピー機の前に裏紙がたくさん積まれていて。それを再利用して先生たちが使っていて、それを見たときに「あ、そうだよな」と思ってしまいました。無駄な紙に対してどう責任をとるか、みたいなことで「こうやってコピー機で使っているんだ」と見てしまったときから、強迫観念的にもらった紙は全部使わないといけないみたいになってしまいました。

稲葉:ゲストに台本をお渡ししているのですが、ちゃんと電子の台本です。そういうエコもしつつなんですね。

角田:譜面とかもそうです。

吉田:ものを持たない人で、自分の着なくなったTシャツも全部破いて雑巾にして再利用しています。すごく学ぶことが多いです。

初めてのダンス

番組ではモノンクルが8月にリリースした最新曲『GINGUA』(ギンガ)をオンエア。曲への思いを語った。ミュージックビデオでは沙吉田が初めてダンスに挑戦している。

モノンクル - GINGUA (Official Video)

LiLiCo:私は『GINGUA』のミュージックビデオのダンス、すごく好きです。ちょっと懐かしいディスコな感じでしたが、あれはどうして?

吉田:この曲自体が「みんなで踊ろう」がテーマで生まれた曲なので、監督さんが「絶対にダンスを入れよう」と。

角田:レトロフューチャーな感じというか。

吉田:そういうテーマもありましたので、作ってもらいました。

LiLiCo:初めてダンスに挑戦というので、沙良さんがかわいかったから気になるものね。今まではなかった?

吉田:ライブでは変な踊りをしていましたが、それをいい感じにかっこよく作ってもらいました。

稲葉:はまっていました。

LiLiCo:そうそう。本当はあまり得意ではない?

吉田:そんなにダンスはやってこなかったです。

LiLiCo:でも音楽をやっているからリズム感は当然あるので、そうしたら踊れるから大丈夫。8月に配信リリースになって、本当に気持ちのいい感じの曲。今年の夏はライブ三昧だったのですか?

吉田:子どもが生まれるまでお休みいただいていたので「どうなるかな」と思っていましたが、夏フェスや地方にもいろいろ呼んでいただいて。しかも子どもも連れていって、おもしろかったです。

LiLiCo:いいねえ。共演のみなさんはみんな「かわいい」ってくるでしょ。

角田:かまってもらっています。

LiLiCo:赤ちゃんいると「見せて」となるもの。

稲葉:わかる。寄っていくよね。大人しかいない仕事現場で空気が癒されます。

LiLiCo:改めてどういう風に2人は出会ったのでしょうか。

稲葉:モノンクルになる前から、もともとミュージシャン同士で知り合いだったのですか?

吉田:今日このあと私が象眠舎というバンドでのライブがありますが、そのリーダーの小西 遼のバンドで出会っています。それで2、3回共演して仲よくなって、当時からオリジナルを作っていたので、角田さんの曲を聴かせてもらったら「めちゃくちゃかっこいい」と。それで「一緒に曲を作ってください」とバンドを始めたのがモノンクルです。

LiLiCoと稲葉がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』の放送は金曜日の11時30分から。
radikoで聴く
2024年11月29日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
ALL GOOD FRIDAY
毎週金曜
11:30-16:00

関連記事