うなぎ愛好家の高城 久さんが、「土用の丑の日」の由来や、夏にオススメのうなぎについて語った。
高城さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』（ナビゲーター：LiLiCo・稲葉 友）のワンコーナー「canox LISTEN UP！」。最新の映画紹介や今話題のゲスト、週末トピックスなどさまざまなジャンルの旬な情報をお届けする。オンエアは7月19日（金）。
高城さんは千葉県で柔道整復師として「柏長生館高城整復院」を営む傍ら、夏のうなぎシーズンにはテレビやラジオにうなぎ愛好家として出演。雑誌などの原稿依頼を多数こなし、テレビ番組『マツコの知らない世界』（TBS系）に異例の2回出演。うなぎ好きが高じて2004年から開設したうなぎ屋さん応援サイト「うなぎ大好きドットコム」は現在に至るまで継続中。まずは高城さんから、うなぎの旬を訊いた。
稲葉：土用の丑の日にうなぎを食べることが多いんですけども、どの時期が一番おいしいのでしょうか？
高城：天然うなぎに限れば産卵前が脂がのっておいしくなるので、秋から初冬にかけておいしいと言われています。ところが、今は養殖うなぎが99パーセント以上なので養鰻家は土用の丑の日を目指して大量にうなぎが育つように養殖されています。なので夏が旬だったんですけども、年間通しておいしくなるよう頑張っていらっしゃいます。
夏場にうなぎを食べることを推奨するのはなぜなのだろうか。諸説あるが、高城さんは江戸時代の説を解説。
高城：江戸時代は天然うなぎだけでしたので、夏のうなぎは痩せていておいしくないと言われていたんですね。うなぎ屋さんが夏の売り上げに困っていたところ、相談を受けた平賀源内さんがその問題を覆す広告として「本日 土用の丑の日」という看板を出したという説がありますね。
もともと丑の日は「う」がつくものを食べると夏負けしないという風潮があったとされている。うなぎは栄養価が高く滋養強壮食品としても夏のスタミナ食としても適しているため、土用の丑の日にうなぎを食べる風習が根付いたのではないかと高城さんは説明した。
高城：どこもオススメではあるのですが、今の時期に市場に出回るものでおいしいのは愛知県の三河一色産です。もう少し時期がずれると鹿児島産がおいしくなりますね。愛知県は半年ぐらいでうなぎを育てる技術が発達しておりまして、脂乗りがよくて柔らかいフワッとしたうなぎです。鹿児島産のうなぎは1年半ぐらいかけて育てることが多いので、味わいが深くなります。そういったイメージでみなさんも食べていただけたらと思います。
スタジオには、高城さんがお気に入りのうなぎ屋「うなぎ喜代川 日本橋小網町」のうな重が登場。稲葉とLiLiCoが食してレポートをおこなった。
稲葉：まず、そのままいただきたいと思います。うまい！
LiLiCo：本当においしいね！
稲葉：身もふわふわです。山椒をかけますね。
高城：ところで稲葉さん、山椒をどうやってかけますか？
稲葉：僕はお米とうなぎのあいだにかけるのが好きですね。
高城：稲葉さん通だなあ！ それをお教えしようとしたら、すでにやってらっしゃった！
LiLiCo：改めて、なぜそうかけるとおいしいか教えてもらえますか？
高城：そもそも、なぜ山椒をかけるようになったかというと、うなぎが本来は泥臭かったからなんですね。現在は養殖うなぎが発達して臭ううなぎがほとんどなくなりました。だからうなぎの上に山椒をかけちゃうと、食べたときに最初に山椒の香りが来ちゃうので、うなぎの旨味が遅れちゃうんですよ。もう1つの理由としては、あいだにかけて山椒を蒸らすことで、たれご飯に山椒の香りが移っておいしくなるからなんですね。
稲葉：極端な話、たれご飯に山椒をかけたらおいしいですもんね。
高城：生卵をたれ山椒ご飯に加えると、最高の卵かけごはんになりますよ。
6月20日、高城さんは初の著書『読めばもっとおいしくなる うなぎ大全』（講談社）を発売。おいしいうなぎを食べるためのあらゆる情報を詰め込んだ一冊となっている。
高城：書籍には厳選したオススメのお店10店舗が載っています。そして、うなぎの達人のインタビューも6人分掲載されております。
稲葉：ぜひチェックしてください！
『ALL GOOD FRIDAY』のワンコーナー「canox LISTEN UP！」の放送は、毎週金曜日の12時10分頃から。
高城さんが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』（ナビゲーター：LiLiCo・稲葉 友）のワンコーナー「canox LISTEN UP！」。最新の映画紹介や今話題のゲスト、週末トピックスなどさまざまなジャンルの旬な情報をお届けする。オンエアは7月19日（金）。
土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜ？
暑い日が続く昨今。今回は、夏バテ予防に食べられる「うなぎ」に注目する。滋養強壮としてうなぎを食す習慣があることで知られている「土用の丑の日」。2024年の土用の丑の日は、7月24日（水）と8月5日（月）だ。高城さんは千葉県で柔道整復師として「柏長生館高城整復院」を営む傍ら、夏のうなぎシーズンにはテレビやラジオにうなぎ愛好家として出演。雑誌などの原稿依頼を多数こなし、テレビ番組『マツコの知らない世界』（TBS系）に異例の2回出演。うなぎ好きが高じて2004年から開設したうなぎ屋さん応援サイト「うなぎ大好きドットコム」は現在に至るまで継続中。まずは高城さんから、うなぎの旬を訊いた。
稲葉：土用の丑の日にうなぎを食べることが多いんですけども、どの時期が一番おいしいのでしょうか？
高城：天然うなぎに限れば産卵前が脂がのっておいしくなるので、秋から初冬にかけておいしいと言われています。ところが、今は養殖うなぎが99パーセント以上なので養鰻家は土用の丑の日を目指して大量にうなぎが育つように養殖されています。なので夏が旬だったんですけども、年間通しておいしくなるよう頑張っていらっしゃいます。
夏場にうなぎを食べることを推奨するのはなぜなのだろうか。諸説あるが、高城さんは江戸時代の説を解説。
高城：江戸時代は天然うなぎだけでしたので、夏のうなぎは痩せていておいしくないと言われていたんですね。うなぎ屋さんが夏の売り上げに困っていたところ、相談を受けた平賀源内さんがその問題を覆す広告として「本日 土用の丑の日」という看板を出したという説がありますね。
もともと丑の日は「う」がつくものを食べると夏負けしないという風潮があったとされている。うなぎは栄養価が高く滋養強壮食品としても夏のスタミナ食としても適しているため、土用の丑の日にうなぎを食べる風習が根付いたのではないかと高城さんは説明した。
絶品うなぎをLiLiCo＆稲葉 友が堪能！
数多くの養鰻場に足を運ぶ高城さんから、今のシーズンにオススメのうなぎを訊いた。高城：どこもオススメではあるのですが、今の時期に市場に出回るものでおいしいのは愛知県の三河一色産です。もう少し時期がずれると鹿児島産がおいしくなりますね。愛知県は半年ぐらいでうなぎを育てる技術が発達しておりまして、脂乗りがよくて柔らかいフワッとしたうなぎです。鹿児島産のうなぎは1年半ぐらいかけて育てることが多いので、味わいが深くなります。そういったイメージでみなさんも食べていただけたらと思います。
スタジオには、高城さんがお気に入りのうなぎ屋「うなぎ喜代川 日本橋小網町」のうな重が登場。稲葉とLiLiCoが食してレポートをおこなった。
稲葉：まず、そのままいただきたいと思います。うまい！
LiLiCo：本当においしいね！
稲葉：身もふわふわです。山椒をかけますね。
高城：ところで稲葉さん、山椒をどうやってかけますか？
稲葉：僕はお米とうなぎのあいだにかけるのが好きですね。
高城：稲葉さん通だなあ！ それをお教えしようとしたら、すでにやってらっしゃった！
LiLiCo：改めて、なぜそうかけるとおいしいか教えてもらえますか？
高城：そもそも、なぜ山椒をかけるようになったかというと、うなぎが本来は泥臭かったからなんですね。現在は養殖うなぎが発達して臭ううなぎがほとんどなくなりました。だからうなぎの上に山椒をかけちゃうと、食べたときに最初に山椒の香りが来ちゃうので、うなぎの旨味が遅れちゃうんですよ。もう1つの理由としては、あいだにかけて山椒を蒸らすことで、たれご飯に山椒の香りが移っておいしくなるからなんですね。
稲葉：極端な話、たれご飯に山椒をかけたらおいしいですもんね。
高城：生卵をたれ山椒ご飯に加えると、最高の卵かけごはんになりますよ。
6月20日、高城さんは初の著書『読めばもっとおいしくなる うなぎ大全』（講談社）を発売。おいしいうなぎを食べるためのあらゆる情報を詰め込んだ一冊となっている。
高城：書籍には厳選したオススメのお店10店舗が載っています。そして、うなぎの達人のインタビューも6人分掲載されております。
稲葉：ぜひチェックしてください！
『ALL GOOD FRIDAY』のワンコーナー「canox LISTEN UP！」の放送は、毎週金曜日の12時10分頃から。
radikoで聴く
2024年7月26日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」（有料）なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- ALL GOOD FRIDAY
-
毎週金曜11:30-16:00