生田絵梨花「そこには必ず、頑張りたいという想いがある」 “緊張”や“人見知り”へのポジティブな捉え方

俳優で歌手の生田絵梨花がナビゲーターを務めるJ-WAVEの新番組『Volkswagen DRIVING WITH YOU』がスタートした。トークと音楽で、ドライブ気分、ホリデー気分を高める番組だ。

初回放送となる4月7日(日)放送回では、今後の意気込みやリスナーから募集したいメッセージのテーマなどについて語った。

2024年4月14日28時ごろまで

初めての1人でのラジオ

初回放送ということで、番組の冒頭は生田のリスナーへの「はじめまして」の挨拶からスタートした。生田にとって、初めてのラジオ番組へのレギュラー出演となる。

生田:私は過去10年間、乃木坂46というアイドルグループに所属していまして、いま1人になって3年目です。グループのときはグループとしてのラジオのレギュラーはありつつも、人数が多いので(出演する)人が変わっていましたので、こうして自分の言葉でしゃべる場所があるというのはすごくうれしいなと思いつつ、ちょっとかたくなっていないかなとか「なにしゃべっているんだろうな」という風にならないかな、という不安はあります。

『DRIVING WITH YOU』というタイトルの通り、ドライブをしながら会話をしているようなラジオにしていきたいと話す生田。「私は免許を持っていないので、助手席にいながらみなさんと話しているような(ラジオにしたい)。もちろんドライブ中でない方もいらっしゃると思いますが、ドライブ中の気分で楽しんでいただけたら」とコメントした。

2023年にはソロとして『紅白歌合戦』(NHK総合)に出演するなど、充実した1年を送ったという生田は今年の活動に「それ以上に楽しめるかな」プレッシャーを感じていたそう。しかし「すごく楽しみな出来事が待ち構えている」と、喜びの報告をした。

生田:実は4月10日(水)にミニアルバムを出して、歌手としてソロデビューすることになりました。うれしいです。ミニアルバムのタイトルは『capriccioso』と言います。そんな『capriccioso』から新曲も初オンエアしますので、楽しみにしていただけるとうれしいです。

心もドライブさせていけるような番組に

生田は番組タイトルの意味を説明し、ドライブに関するリスナーからのメッセージも紹介していった。

生田:番組タイトルの『DRIVING』ですが、運転のドライブという意味はもちろん、もうひとつ音楽でグルーヴしていくとか、ノリがいいみたいな、推進力があるみたいな意味を「ドライブする」と言うことがあるので、ダブルミーニングになっています。音楽も楽しみながらドライブ気分で、心もドライブさせていけるような番組にできたらいいなと改めて思っています。

生田はリスナーからのメッセージを紹介。「生田さんはドライブに行くなら海派? 山派?」という質問だった。

生田:どっちも行きたいですが、選ばなければならないというなら海派かな。海は自分が行き詰まりを感じたときに行きたいと思う場所です。お仕事は基本、車移動なので、現場からおうちとかに帰ってきてまだちょっと発散できていない気持ちがあるときは、家に着いてからもマネージャーさんに話を聞いてもらっています。あまりにも「解決しなそうだな」となると、マネージャーさんがたまにドライブに連れていってくれます。そんなに遠くには行けないので、お台場とかに行って海を眺めたりして。海は心的にも切り替わる場所だし、休日ができたら、もう少し遠出して海にドライブしたいなという想いもすごくあります。

続いて読み上げたメッセージは「私がおすすめするドライブスポットは、山口県にある角島周辺です。角島大橋は海も青く絶景です。下関方面から角島へ向かう道はほとんど海沿いを走るので、これから夏に向けてとてもいい気持ちでドライブできます。東京から遠いとは思いますが、ぜひ一度遊びに来てみてください」という、ドライブスポットを紹介するものだった。

生田:さっきメールを読んで調べてみましたが、すごい絶景でした。エメラルドグリーンの海の上に長い橋がかかっていて、これはぜひ行ってみたいなと思いました。そういう橋系で言うと、休みのときに私は宮古島に遊びに行きまして。そこにも伊良部大橋とかドライブスポットがあってめちゃめちゃ絶景でした。宮古島の海はこれでもかというほど青くて。空も青くて、すごいリフレッシュになったな。宮古島も行きたいし、山口県の角島もタイミングが合えばぜひ行きたいです。情報ありがとうございます。

生田は来週以降の「ドライブの目的地」を紹介し、リスナーにメッセージを送ってほしいと呼びかけた。

生田:来週の目的地は湘南、海ですね。湘南のおすすめ情報、グルメ情報などあったらぜひ番組のホームページが立ち上がっていますので、そちらのメッセージフォームから送っていただけたらうれしいです。そして再来週は房総半島、千葉です。こちらもいろいろ楽しいスポットがありそうです。今思い出したんですけれど、5年くらい前にふいに、お父さんと一緒に「行きたいね」という話が出ていて。でも、全然かなっていないんです。みなさんからの情報を聞いたら実現するかもしれないので、ぜひ教えてください。さらにその先のテーマは高尾です。高尾山でおなじみです。登山以外の楽しみもいろいろあるのかな? ぜひメッセージで教えてください。

作詞作曲に挑戦しようと思ったきっかけ

番組では生田の1stミニアルバム『capriccioso』から新曲を初オンエア。「気ままに」「気まぐれに」という意味を持つ発想記号(クラシック音楽などで、楽器演奏上の表現方法を指示する記号)だが、なぜこのタイトルをつけたのだろうか?

生田:私はもともと、小さいころからクラシックピアノを習っていたり、ミュージカルでも歌をやらせてもらっていたりしました。音楽に対する向き合い方というのが、どちらかというと「きっちりかっちり」「間違えてはいけない」「本番がある」「試験がある」という感じだったんです。自分がソロアーティストとして活動するときにはもうちょっとそれをほぐして気ままに気まぐれにやりたいように、自由にやれたらいいなという想いも込めてこういうタイトルにしました。

カバー曲も含めた全7曲入りの同アルバムだが、そのうちの3曲は生田が作詞作曲を担当している。もともと作詞作曲をしていたわけではないが、コロナ禍を経験したことで心境に変化が訪れたのだという。

生田:(曲を)作ってみようと思ったきっかけは、コロナ禍のステイホーム期間でした。膨大に時間があるので、いままでやっていなかったことに挑戦してみようという想いと、コロナ禍が明けたら「いつかライブで自分の曲を披露したい」という想いと目標で作り始めるようになりました。それから4年のときを経て、こうやってひとつの形に完成させることができたというのは、すごくうれしいです。みなさんのもと届く日、聴いてもらえる日がすごく楽しみだなと思います。それではそのなかから『I’m gonna beat you!!』という楽曲を初オンエアしたいと思います。

番組では『I’m gonna beat you!!』をオンエアした。

生田:この番組ではリスナーからのメッセージを募集しています。メールを通じて交流できたらとてもうれしいです。おすすめの日曜日のすごし方、おすすめのドライブスポットやグルメ情報、私への質問や悩み相談も大歓迎です。

緊張しがちなリスナーにアドバイス

生田は番組の終盤でもリスナーからのメッセージを紹介。「緊張しいアンド人見知りのいくちゃんだと思いますが、なにか緊張をやわらげる方法があれば教えてください。私も4月から新しい環境で、絶賛緊張アンド人見知り中です」というアドバイスを求めるものだった。

人から「緊張しているように見えない」と言われることが多いという生田だが、仕事柄そうした“フリ”がうまくなっているだけだと話す。根本の部分はいまでも「緊張しいで、人見知り」だと明かした。

生田:緊張しいも人見知りもネガティブなイメージが強いから、それが自分のなかに湧いて出てきてしまったときに「嫌だ」とか「逃げたい」「無理」と思ってしまいます。そうなるのは違う側面があるのかなと思うので、発想を転換させるというのはやるようにしています。1人で、家でだらだらしているときは緊張しないじゃない? だから緊張するのは誰か相手がいたり、見てくれる人がいたりして、その人に「いいものを見せたい」「喜んでほしい」という希望的な想いがあって「でも、できないかもしれない」とか、緊張のネガティブなものが付随してしまう。だけどそこには必ず、自分が大事にしたい想いや頑張りたいという想いがあると思います。なるべくそこの角度を見られるように意識する、というのはあるかもしれません。一緒に頑張りましょう。

生田は「ラストにもう1曲」と自身が作詞、作曲した曲『Laundry』を紹介し、番組でオンエア。番組の今後への意気込みについて語った。

生田:私はうまくしゃべれたのか、まだちょっと不安な気持ちのままでいます。ただ、間違いなくすごく心地よくしゃべれたなという、そういう楽しい感触が強くあります(笑)。これからまたみなさんにメッセージをもらって、一緒に会話したり、もうちょっと自由にしゃべっていけるようにラジオを重ねていけたらいいなと思っています。ぜひみなさんお付き合いいただけるとうれしいです。

日曜日のお昼にぴったりのグッドミュージックでリスナーの気分に寄り添う『Volkswagen DRIVING WITH YOU』の放送は毎週日曜日の正午から。
radikoで聴く
2024年4月14日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
Volkswagen DRIVING WITH YOU
毎週日曜
12:00-12:54

関連記事