J-WAVEが厳選!「いま聴くべき」おすすめソング4選 (24年1月)【SONAR TRAX】

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)が選ぶ今聴くべきネクストカマーの最新楽曲「J-WAVE SONAR TRAX」。2024年1月は、全4曲が選出された。

「SONAR TRAX」は、『SONAR MUSIC』(月~木 22:00~24:00)や、『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(金 22:30~23:00)で、毎日1曲をピックアップして詳しく紹介。そのほかの各ワイド番組でも、おすすめの楽曲を毎日オンエアしている。

【前回記事】https://news.j-wave.co.jp/2023/12/content-2590.html

ここでは、1月の「SONAR TRAX」から4曲を紹介しよう。

1:レトロリロン「TOMODACHI」

レトロリロンは2020年に東京で結成されたポップスバンド。“今日を生きる”ありのままの気持ちを歌った歌詞でリスナーを魅了している。2022年にはSpotifyの「Best of Early Noise 2022」、2023年には日本テレビ系『バズリズム』の「これがバズるぞ!」TOP30に選出された。2023年9月には『TOKIO HOT 100』にて「ヘッドライナー」が2回にわたってランクイン。2022年12月以降、全国各地の大型フェスにも出演し、各地ライブサーキットでは入場規制となるなど、今注目のニューカマーである。
「TOMODACHI」は1月10日(水)リリースのEP、『ロンリーパラドックス』のリード曲。「自分自身と向き合い、自分だけの答えを見つけ出すことの重要さ」という思いを込めたEPタイトルが印象的である。ボーカルの涼音が泣きながら収録したというこの楽曲は、アレンジの明るさと、それとは対照的な歌詞の暗さもポイントだという。

2:CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN「空とぶ東京」

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINはキューバ滞在中に目にした民間信仰のリズムや民謡の衝撃を出発点として、幼馴染で結成された3人組バンド。ポップな電子音と街角や車内で録音された風景を混ぜ合わせた構成で、世界各国の土着の音楽リズム、エッセンスを残しつつ日本のフォークフロアを混ぜ合わせたユーモアあふれる楽曲が特徴である。
「空とぶ東京」は2023年7月にリリースしたファーストアルバム『tradition』からの一曲。2023年8月第3週の『TOKIO HOT 100』では20位にランクインするなど、注目の作品である。電子音と民族楽器のアクセントが作り上げるアンバランスさが、なんともいえない中毒性を生み出している。

3:Chapman「Shikisai」

Chapmanは東京発の5人組ソウルバンド。2018年に中高の同級生らによって結成し、「SUMMER SONIC」や「ツタロックフェス」など大型フェスにも多く出演。音楽のルーツは多岐にわたり、ジャンルに固執することなく、感情を表現する手段としての音楽制作にあたっている。直近では12月に渋谷WWWでのワンマンライブの成功を収めた。
「Shikisai」は11月に配信リリースされた8枚目のシングル。“日常から切り出した質素で鮮やかな愛”を歌うピースフルなナンバーとなっている。温かみのある歌詞とメロウな演奏、のびやかな歌声によって作り出される、彼らの情緒的で感情豊かな世界に心を引き込まれる作品である。

4:The Last Dinner Party「Sinner」

 The Last Dinner Partyは2021年に結成されたロンドン出身のイギリスの5人組バンド。バンド名は退廃、神秘、スペクタクル、魅力といった音楽的・美的エトスを体現している。デビュー以前からハイドバーグで開催された「The Rolling Stones」のショーのオープニングを飾り、2023年の「NME 100」にも選出されている新進気鋭のアーティストである。
 「Sinner」はロンドンでマルチに活躍するジェームス・フォードをプロデュサーとして招き入れたニューアルバム『Prelude to Ecstasy』の一曲。UKロック特有のリズミカルかつ上品なサウンドとギターリフのアクセントが印象的である。ライブパフォーマンスビデオでは彼女たちの自由で魅力的な演奏の様子を見ることができる。

(文=J-WAVE WACODES 10期 滝澤茉莉)

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