俳優の吉岡里帆が、おすすめのグミを紹介し、「もちもち食感」への愛を語った。
吉岡が登場したのは、J-WAVEで放送中&ポッドキャスト配信中の番組『VOICE OF FOOD ~AJI NA FUKUONSEI~』。フードエッセイストの平野紗季子が、毎週異なる食 (メニュー) をテーマに様々なトークを繰り広げていく。この記事は、7月14日(金)のオンエアをテキスト化したもの。
同番組はポッドキャストでも楽しめる。
【前回の記事】吉岡里帆のターニングポイントは悪役を演じたこと「人間に対する愛情の幅がすごく広がった」
平野:未知の味に出会うのは至上の幸せです。
吉岡:まずは私のグミ好きをメディアで話したきっかけの番組がありまして。KinKi Kidsさんの『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)でアンケートに「吉岡さんの好きなものをおふたりにプレゼンテーションしてください」ということが書いてあって、「何をプレゼンテーションしよう」と思ったときに、私はグミが昔からすごく好きだけど、意外とメディアで話していないなと思ったのがきっかけです。そのときに日本グミ協会の会長さんとお会いする機会があったんです。
平野:おお、いきなりトップにいったんですね(笑)。
吉岡:そう(笑)。そこでグミ検定をやっていただきました。
平野:そんなのあるの!?
吉岡:即興で市販で売られているグミを目隠しして触って、その触り心地でどこのメーカーのなんの商品かを当てるという。
平野:そんな酔狂な宴がこの世では繰り広げられているんだね。
吉岡:それを無事突破しまして。
平野:当てたってこと!?
吉岡:そう。当てられたら日本グミ協会会員として認めます、みたいな。
平野:狭き門ですね。
吉岡:無事に会員になれまして、現在名誉会員をやらせてもらっています。まずご用意したのは「ニッポンエール」というグミです。これは当時の日本グミ会長さんが教えてくれたグミなんです。
平野:じゃあど真ん中で。
吉岡:すごくピュア系のグミです。日本各地の名産を使ったグミを発売していて。
平野:見たことあるかも。
吉岡:(平野)紗季子さんにも食べてほしいと思って。こちらは北海道産です。ひとつは夕張メロン、そして和ハッカです。
平野:なんかオシャレ! グミって今そういう感じなんだね。グレープとかオレンジだけじゃないんだ。
吉岡:進化してるんですよ。
平野:かわいい!
吉岡:香りするかな?
平野:すごく香り高いよ。めっちゃきれい。まずは夕張メロンいただきます……おいしい! いま気づいたけど、グミって音が渋くて食べ物のラジオに向かないね(笑)。
吉岡:本当に音がしない(笑)。モゴモゴ(笑)。
平野:でも想像してほしい。めっちゃおいしいです。和ハッカもめっちゃおいしい。
吉岡:スーッとしてね。
平野:やっぱりグミっておいしいな。
吉岡:グミのエンタメ性が好きです。さっき音がしないというのがありましたけど、ちょっと待った! グミだってラジオに向いてるんだぞということで、これはグミ好きの方はみなさんご存じかと思いますが、ヒトツブカンロさんから出ています「グミッツェル」です。
平野:なにそれ?
吉岡:コンビニとかで買うグミも食べるんですけど、わざわざ取り寄せてでも食べたいグミ。そしてめちゃくちゃリピートしています。これはASMRとかでもすごくバズっていて。
平野:え? 音するの?
吉岡:音がします。
平野:この黄色いやつにしようかな。プレッツェルの形をしたグミなんだ。
吉岡:これはおいしいですよ。私も食べよう。
平野:私が持っているのはグレープフルーツ味です。いただきます……んー! なにこのパリパリ!?
吉岡:いい音。すごくないですか?
平野:めっちゃおいしい! 今ビックリして目が2倍になった。ようはグミを衣揚げしたみたいな。衣揚げというかコーティング。外側がパリッパリなんだ。
吉岡:しかもこの商品人気すぎて、新宿に路面店があるんですけど、1人1箱しか売ってくれないんです。それもあって私は通販でまとめ買いしちゃってます。
平野:冬の朝に霜柱を踏みしめたみたいな。
吉岡:確かに霜柱っぽい。
平野:薄氷を踏むような……美しい。これ真冬の雪原に出たときに足跡がついてない雪の風景のなかで噛んでみたくない?
吉岡:めっちゃいい。詩人? 目の前にアーティストがいます。
平野:私としたことがいきなりポエムを読んでしまった(笑)。これは本当に食べ続けたくなる。
さらに吉岡は自身も初めて食べるグミを紹介した。
吉岡:これは紗季子さんからラジオのお誘いがあったときに「絶対一緒に食べたい」と思って。ヒトツブカンロさんが2022年に出された商品で「mofuwa」です。
平野:かわいい名前。
吉岡:これは定番のヨーグルトソーダ味です。
平野:ヨーグルト味大好き。
吉岡:今年の夏は期間限定でみかんソーダ味の商品も出ていました。これは私も初めて食べます。
平野:初めてを共有できる喜び。すごくおいしそう。(見た目は)雲のホケーッとしたらキャラみたいな(笑)。いただきます……んー!
吉岡:すごい弾力。もっとやわらかい系かと思いきや。ハード系のグミ好きとしては、やわらかくしていないのがすごく好き。
平野:なるほどね。コンビニとかで見ると硬さで選べるんだね。
吉岡:そう。グミの勢力が拡大してきているなと思っています。
平野:グミを好きになったきっかけは覚えてますか?
吉岡:グミというより、たぶん私はもちもち系が好きで。今はグミを紹介しましたけど、基本的にもちもちしていたりとか弾力のあるもの、おもち系がすごく好きなんです。
平野:私もです。
吉岡:小学生のときに餅つき大会があって。
平野:懐かしい!
吉岡:あれが大好きで。初めてペッタンペッタンした大量の大きいおもちを手でちぎって、きなこのところにポイポイ投げてくる……。
平野:わかる! お母さんとかめっちゃ入れてくれて。
吉岡:それを勝手につまんで食べたときの、つきたてのおもちのおいしさ。あれが脳にこびりついてるんだと思う。
平野:あれは確かにソウルフードかも。私も完全に最前列でやってた。
吉岡:一緒だ。がめつい感じで(笑)。
平野:できた瞬間にいただくみたいな(笑)。里帆ちゃんは京都の今宮神社のあぶり餅がね。
吉岡:大好き!
平野:あれは最高の串刺しのもちもちだよね。
吉岡:本当によく作られた、あのサイズ、あの焦げ! 本当によくできているなと思っていて。私は芸能界に出てきて、地元への貢献度でいうと、たぶんあぶり餅に一番貢献している可能性がある(笑)。
平野:あぶり餅大使ぐらいの。
吉岡:ありとあらゆる場所であぶり餅のいいところを話してるかも。もうみんな「知ってるよ」ってなるかもしれないけど、それでも言わせてくれって。
平野:あれはすごいですよね。
吉岡:すごい。直火の炭火であぶることで、まぶしてあるきなこの香りが立ち上ってね。
平野:そこに白みそのタレも相まって、ちょっと甘じょっぱさみたいなのもあって。
吉岡:食べたいなあ。
平野は吉岡のおもてなしに対して、お返しの一品を紹介した。
平野:京都のもうひとつのマイフェイバリットもちもち、麩嘉(ふか)の麩まんじゅうさんが駆けつけてくれたのでお呼びしましょう。
吉岡:うそでしょ? 麩まんじゅう大好きです。しょっちゅう買って食べてます。
平野:お麩ってすばらしいよね。
吉岡:しょっぱくも甘くもいける、ふところが広い。
平野:本当に。私はお麩が好きすぎて。
吉岡:きたー! おいしそうすぎてヤバい。もちもちしてる。笹の形に形状記憶してるのかわいい。
平野:そうそう(笑)。あとがついちゃってるんだよね。かわいい。
吉岡:やわらかすぎてついちゃうんだよね。
平野:丹波大納言のこしあんを、青のりを練り込んだ生麩で包んだおまんじゅうです。笹の香りに包まれているので、もう最高だよね。
吉岡:笹っていうのがいいんですよね。
平野:私は草で包んだお菓子全般が好きだから。
吉岡:わかる。草包み系ね。いただきます。……ん~おいしすぎる! 上品なあんこと青のりがしっかり香ってますね。
平野:お麩ならではの、もちもちなんだけど、プツンと歯切れがいいじゃないですか。この歯切れのよさがかなりツボで。それはおもちにはないもちもち。
吉岡:確かに。かみ切れる感じはお麩ならではですね。
【関連記事】吉岡里帆が訊く「食べ物のすてきな撮り方」 フードコーディネーター・平野紗季子が解説
フードエッセイストの平野紗季子がナビゲートする『VOICE OF FOOD ~AJI NA FUKUONSEI~』は、毎週金曜 24:30-25:00に放送中。トークはYouTubeやポッドキャストでも楽しめる。詳細は公式サイトまで。
・「味な副音声 ~voice of food」公式サイト
https://spinear.com/shows/aji-na-fukuonsei/
吉岡が登場したのは、J-WAVEで放送中&ポッドキャスト配信中の番組『VOICE OF FOOD ~AJI NA FUKUONSEI~』。フードエッセイストの平野紗季子が、毎週異なる食 (メニュー) をテーマに様々なトークを繰り広げていく。この記事は、7月14日(金)のオンエアをテキスト化したもの。
同番組はポッドキャストでも楽しめる。
【前回の記事】吉岡里帆のターニングポイントは悪役を演じたこと「人間に対する愛情の幅がすごく広がった」
平野にとっては未知の味
今回は吉岡が、グミをあまり食べてこなかったという平野におすすめのグミを紹介する。平野:未知の味に出会うのは至上の幸せです。
吉岡:まずは私のグミ好きをメディアで話したきっかけの番組がありまして。KinKi Kidsさんの『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)でアンケートに「吉岡さんの好きなものをおふたりにプレゼンテーションしてください」ということが書いてあって、「何をプレゼンテーションしよう」と思ったときに、私はグミが昔からすごく好きだけど、意外とメディアで話していないなと思ったのがきっかけです。そのときに日本グミ協会の会長さんとお会いする機会があったんです。
平野:おお、いきなりトップにいったんですね(笑)。
吉岡:そう(笑)。そこでグミ検定をやっていただきました。
平野:そんなのあるの!?
吉岡:即興で市販で売られているグミを目隠しして触って、その触り心地でどこのメーカーのなんの商品かを当てるという。
平野:そんな酔狂な宴がこの世では繰り広げられているんだね。
吉岡:それを無事突破しまして。
平野:当てたってこと!?
吉岡:そう。当てられたら日本グミ協会会員として認めます、みたいな。
平野:狭き門ですね。
吉岡:無事に会員になれまして、現在名誉会員をやらせてもらっています。まずご用意したのは「ニッポンエール」というグミです。これは当時の日本グミ会長さんが教えてくれたグミなんです。
平野:じゃあど真ん中で。
吉岡:すごくピュア系のグミです。日本各地の名産を使ったグミを発売していて。
平野:見たことあるかも。
吉岡:(平野)紗季子さんにも食べてほしいと思って。こちらは北海道産です。ひとつは夕張メロン、そして和ハッカです。
平野:なんかオシャレ! グミって今そういう感じなんだね。グレープとかオレンジだけじゃないんだ。
吉岡:進化してるんですよ。
平野:かわいい!
吉岡:香りするかな?
平野:すごく香り高いよ。めっちゃきれい。まずは夕張メロンいただきます……おいしい! いま気づいたけど、グミって音が渋くて食べ物のラジオに向かないね(笑)。
吉岡:本当に音がしない(笑)。モゴモゴ(笑)。
平野:でも想像してほしい。めっちゃおいしいです。和ハッカもめっちゃおいしい。
吉岡:スーッとしてね。
平野:やっぱりグミっておいしいな。
ASMRでバズったグミとは?
歯ごたえのあるものが好きだという吉岡は、ラジオ番組にピッタリなグミも紹介した。吉岡:グミのエンタメ性が好きです。さっき音がしないというのがありましたけど、ちょっと待った! グミだってラジオに向いてるんだぞということで、これはグミ好きの方はみなさんご存じかと思いますが、ヒトツブカンロさんから出ています「グミッツェル」です。
平野:なにそれ?
吉岡:コンビニとかで買うグミも食べるんですけど、わざわざ取り寄せてでも食べたいグミ。そしてめちゃくちゃリピートしています。これはASMRとかでもすごくバズっていて。
平野:え? 音するの?
吉岡:音がします。
平野:この黄色いやつにしようかな。プレッツェルの形をしたグミなんだ。
吉岡:これはおいしいですよ。私も食べよう。
平野:私が持っているのはグレープフルーツ味です。いただきます……んー! なにこのパリパリ!?
吉岡:いい音。すごくないですか?
平野:めっちゃおいしい! 今ビックリして目が2倍になった。ようはグミを衣揚げしたみたいな。衣揚げというかコーティング。外側がパリッパリなんだ。
吉岡:しかもこの商品人気すぎて、新宿に路面店があるんですけど、1人1箱しか売ってくれないんです。それもあって私は通販でまとめ買いしちゃってます。
平野:冬の朝に霜柱を踏みしめたみたいな。
吉岡:確かに霜柱っぽい。
平野:薄氷を踏むような……美しい。これ真冬の雪原に出たときに足跡がついてない雪の風景のなかで噛んでみたくない?
吉岡:めっちゃいい。詩人? 目の前にアーティストがいます。
平野:私としたことがいきなりポエムを読んでしまった(笑)。これは本当に食べ続けたくなる。
さらに吉岡は自身も初めて食べるグミを紹介した。
吉岡:これは紗季子さんからラジオのお誘いがあったときに「絶対一緒に食べたい」と思って。ヒトツブカンロさんが2022年に出された商品で「mofuwa」です。
平野:かわいい名前。
吉岡:これは定番のヨーグルトソーダ味です。
平野:ヨーグルト味大好き。
吉岡:今年の夏は期間限定でみかんソーダ味の商品も出ていました。これは私も初めて食べます。
平野:初めてを共有できる喜び。すごくおいしそう。(見た目は)雲のホケーッとしたらキャラみたいな(笑)。いただきます……んー!
吉岡:すごい弾力。もっとやわらかい系かと思いきや。ハード系のグミ好きとしては、やわらかくしていないのがすごく好き。
平野:なるほどね。コンビニとかで見ると硬さで選べるんだね。
吉岡:そう。グミの勢力が拡大してきているなと思っています。
もちもちしたものが好き
吉岡は自身がグミ好きになったきっかけでもある、おもちについても熱弁を振るった。平野:グミを好きになったきっかけは覚えてますか?
吉岡:グミというより、たぶん私はもちもち系が好きで。今はグミを紹介しましたけど、基本的にもちもちしていたりとか弾力のあるもの、おもち系がすごく好きなんです。
平野:私もです。
吉岡:小学生のときに餅つき大会があって。
平野:懐かしい!
吉岡:あれが大好きで。初めてペッタンペッタンした大量の大きいおもちを手でちぎって、きなこのところにポイポイ投げてくる……。
平野:わかる! お母さんとかめっちゃ入れてくれて。
吉岡:それを勝手につまんで食べたときの、つきたてのおもちのおいしさ。あれが脳にこびりついてるんだと思う。
平野:あれは確かにソウルフードかも。私も完全に最前列でやってた。
吉岡:一緒だ。がめつい感じで(笑)。
平野:できた瞬間にいただくみたいな(笑)。里帆ちゃんは京都の今宮神社のあぶり餅がね。
吉岡:大好き!
平野:あれは最高の串刺しのもちもちだよね。
吉岡:本当によく作られた、あのサイズ、あの焦げ! 本当によくできているなと思っていて。私は芸能界に出てきて、地元への貢献度でいうと、たぶんあぶり餅に一番貢献している可能性がある(笑)。
平野:あぶり餅大使ぐらいの。
吉岡:ありとあらゆる場所であぶり餅のいいところを話してるかも。もうみんな「知ってるよ」ってなるかもしれないけど、それでも言わせてくれって。
平野:あれはすごいですよね。
吉岡:すごい。直火の炭火であぶることで、まぶしてあるきなこの香りが立ち上ってね。
平野:そこに白みそのタレも相まって、ちょっと甘じょっぱさみたいなのもあって。
吉岡:食べたいなあ。
平野は吉岡のおもてなしに対して、お返しの一品を紹介した。
平野:京都のもうひとつのマイフェイバリットもちもち、麩嘉(ふか)の麩まんじゅうさんが駆けつけてくれたのでお呼びしましょう。
吉岡:うそでしょ? 麩まんじゅう大好きです。しょっちゅう買って食べてます。
平野:お麩ってすばらしいよね。
吉岡:しょっぱくも甘くもいける、ふところが広い。
平野:本当に。私はお麩が好きすぎて。
吉岡:きたー! おいしそうすぎてヤバい。もちもちしてる。笹の形に形状記憶してるのかわいい。
平野:そうそう(笑)。あとがついちゃってるんだよね。かわいい。
吉岡:やわらかすぎてついちゃうんだよね。
平野:丹波大納言のこしあんを、青のりを練り込んだ生麩で包んだおまんじゅうです。笹の香りに包まれているので、もう最高だよね。
吉岡:笹っていうのがいいんですよね。
平野:私は草で包んだお菓子全般が好きだから。
吉岡:わかる。草包み系ね。いただきます。……ん~おいしすぎる! 上品なあんこと青のりがしっかり香ってますね。
平野:お麩ならではの、もちもちなんだけど、プツンと歯切れがいいじゃないですか。この歯切れのよさがかなりツボで。それはおもちにはないもちもち。
吉岡:確かに。かみ切れる感じはお麩ならではですね。
【関連記事】吉岡里帆が訊く「食べ物のすてきな撮り方」 フードコーディネーター・平野紗季子が解説
フードエッセイストの平野紗季子がナビゲートする『VOICE OF FOOD ~AJI NA FUKUONSEI~』は、毎週金曜 24:30-25:00に放送中。トークはYouTubeやポッドキャストでも楽しめる。詳細は公式サイトまで。
・「味な副音声 ~voice of food」公式サイト
https://spinear.com/shows/aji-na-fukuonsei/
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