sumikaの片岡健太(Vo, Gt)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『Starting Over』に込めた想いを明かした。
片岡が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは6月12日(月)、13日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
片岡:『Starting Over』の特徴としては、一緒に歌えるところがあるということですね。合唱パートが帰ってきたと言いますか、2020年からいろんなルールが変わって、ライブ会場で客席側から一緒に歌うということができなかった日々が続いていたわけです。でも最近、ようやく変わっていく兆しが見えてきたので、2023年こそはみんなで一緒に歌って、一緒に音楽を作ることができたらいいなということで、この曲を書かせてもらいました。
この楽曲に込めた自分らしさですが、僕はいわゆるバンドのフロントマンという立場で普段は活動しているんですが、“ボーカルなんだけど、歌いきらない”というのが自分らしさなのかなと思っています。
これはバンドらしさみたいなものも相まっているのかなと思うんですが、sumikaはライブをやるとき、メンバーだけでなく、ゲストメンバーを迎えていたり、僕自身も1から10までやって全てを完結させるタイプではないんです。ライブで生まれる突発的なアイデアだったり、それこそ客席で歌ってくれることとか、客席にいる方の表情を読み取って、そのときに感じているものを打ち返していくことが、音楽の醍醐味だと思っています。なので、自分だけで完結させることに主眼を置いて音楽を作ったり演奏したりしないことが、自分らしさ・バンドらしさなのかなと思っています。
そういうのが輝くのがライブなので、そこをイメージして、音楽をやっているんだろうなと思っています。これからライブで一緒に歌える日を楽しみにしております。
片岡:ルーツの1曲に選んだのはSNAIL RAMPの『ALMIGHTY FIVE MONKEYS』です。僕自身、高校時代は軽音楽部に所属しておりまして、その当時は3ピースバンドを組んでいたんですが、ベースボーカルが僕以外のメンバーにいたんですね。
そのベースボーカルが基本的にはすべての曲を歌っていたんですけど、とあるタイミングで僕が歌うことになりました。それまで、人前で歌うことが苦手……というか嫌だったんです。僕自身、自分の声にけっこうコンプレックスを持っているので、人前で喋ったりするのですら、あんまりやりたくないと思っていて。「歌うのつらいな〜」なんて思っていたんですけど、このSNAIL RAMPの『ALMIGHTY FIVE MONKEYS』はAKIO(Vo, Gt)さんが歌っていて。本来はTAKEMURA(Vo, Ba)さんがメインで歌っているバンドなんですけど、声が違うということが、バンドの幅に繋がるんだと思いました。
この曲に勇気をもらったので、今回選曲させていただきました。AKIOさんのギターを弾きながら歌っている姿は激渋なので、どこかで見られる機会があれば、ぜひライブ映像を見てみてください。
SNAIL RAMPのAKIOの姿に勇気をもらったという片岡。『ALMIGHTY FIVE MONKEYS』に出会ってなかったら、もしかしたら片岡がボーカルをする機会が生まれなかったかもしれない……そう考えると大きな転機になった楽曲と言って間違いなさそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【sumika 片岡健太 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
片岡が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは6月12日(月)、13日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
「自分だけで完結させない」ことがこだわり
2013年5月に結成されたsumika。神奈川・川崎出身の彼らは活動10周年を迎えた。5月14日に神奈川・横浜スタジアムで10周年ライブを成功させたことも記憶に新しい。今回は6月7日にリリースされたニューシングル『Starting Over』でどんな自分たちらしさを表現したのか、片岡に語ってもらった。片岡:『Starting Over』の特徴としては、一緒に歌えるところがあるということですね。合唱パートが帰ってきたと言いますか、2020年からいろんなルールが変わって、ライブ会場で客席側から一緒に歌うということができなかった日々が続いていたわけです。でも最近、ようやく変わっていく兆しが見えてきたので、2023年こそはみんなで一緒に歌って、一緒に音楽を作ることができたらいいなということで、この曲を書かせてもらいました。
この楽曲に込めた自分らしさですが、僕はいわゆるバンドのフロントマンという立場で普段は活動しているんですが、“ボーカルなんだけど、歌いきらない”というのが自分らしさなのかなと思っています。
これはバンドらしさみたいなものも相まっているのかなと思うんですが、sumikaはライブをやるとき、メンバーだけでなく、ゲストメンバーを迎えていたり、僕自身も1から10までやって全てを完結させるタイプではないんです。ライブで生まれる突発的なアイデアだったり、それこそ客席で歌ってくれることとか、客席にいる方の表情を読み取って、そのときに感じているものを打ち返していくことが、音楽の醍醐味だと思っています。なので、自分だけで完結させることに主眼を置いて音楽を作ったり演奏したりしないことが、自分らしさ・バンドらしさなのかなと思っています。
そういうのが輝くのがライブなので、そこをイメージして、音楽をやっているんだろうなと思っています。これからライブで一緒に歌える日を楽しみにしております。
sumika / Starting Over【Music Video】※TVアニメ「MIX MEISEI STORY ~二度目の夏、空の向こうへ~」OP
声質は、バンドの幅に繋がる─勇気をくれた曲との出会い
sumikaは、片岡の芯が強いボーカルも魅力のひとつだ。しかし、本人はコンプレックスに感じていたこともあったという。そんな意識を変えてくれた、ルーツとなる楽曲との出会いを聞いた。片岡:ルーツの1曲に選んだのはSNAIL RAMPの『ALMIGHTY FIVE MONKEYS』です。僕自身、高校時代は軽音楽部に所属しておりまして、その当時は3ピースバンドを組んでいたんですが、ベースボーカルが僕以外のメンバーにいたんですね。
そのベースボーカルが基本的にはすべての曲を歌っていたんですけど、とあるタイミングで僕が歌うことになりました。それまで、人前で歌うことが苦手……というか嫌だったんです。僕自身、自分の声にけっこうコンプレックスを持っているので、人前で喋ったりするのですら、あんまりやりたくないと思っていて。「歌うのつらいな〜」なんて思っていたんですけど、このSNAIL RAMPの『ALMIGHTY FIVE MONKEYS』はAKIO(Vo, Gt)さんが歌っていて。本来はTAKEMURA(Vo, Ba)さんがメインで歌っているバンドなんですけど、声が違うということが、バンドの幅に繋がるんだと思いました。
この曲に勇気をもらったので、今回選曲させていただきました。AKIOさんのギターを弾きながら歌っている姿は激渋なので、どこかで見られる機会があれば、ぜひライブ映像を見てみてください。
SNAIL RAMPのAKIOの姿に勇気をもらったという片岡。『ALMIGHTY FIVE MONKEYS』に出会ってなかったら、もしかしたら片岡がボーカルをする機会が生まれなかったかもしれない……そう考えると大きな転機になった楽曲と言って間違いなさそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【sumika 片岡健太 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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月・火・水・木曜22:00-24:00