Mummy-Dが、自身のターニングポイントや人生を変えた出会いについて語った。
Mummy-Dが登場したのは、6月10日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」。
Mummy-Dは初のソロシングル『同じ月を見ていた feat. ILL-BOSSTINO』を5月31日にリリースした。
甲斐:今日番組では「冷たい麺」をテーマにお届けしていまして。
Mummy-D:いいですね。
甲斐:お好きな冷たい麺はなんですか?
Mummy-D:僕にその話を振るのは、それだけでゲストパートが終ってしまうぐらいの勢いで。これは困ったね。
甲斐:(笑)。
Mummy-D:冷たい麺が大好物なのね。おそばもそうだし、そうめんももちろん大好きで。うーん……じゃあ、盛岡冷麺。
甲斐:おいしいですよね。大好きです。
Mummy-D:冷たいものを食べたいときって、酸味とセットだともっとさわやかにね。
甲斐:確かに、わかります。
Mummy-D:二日酔いにもすごくいい感じなんです。
甲斐:(笑)。Mummy-Dさんのお好きなのは盛岡冷麺ということで。ありがとうございます。
Mummy-D:53年も生きていますから、いろいろなことはあるんだけど、あまり深刻ではないターニングポイントとしては、コロナ禍でミュージシャンがみんな暇になって、うちにいることばかりになっちゃって。奥さんが仕事から帰ってきた瞬間に、俺はゲームのコントローラーとか持っているわけよ。すごく気まずいなと思って(笑)。ちょっと料理でも始めてみようかなと思って料理を始めたのが、ひとつのターニングポイントです。
甲斐:なにを作られていたんですか?
Mummy-D:普通にカレーから作り始めたんだけど、いまは手広くというか。家であまり揚げ物とかはやらないんですけど、子どもたちもいるから家族が喜んでくれるのを励みに、一番力を入れているのはパスタかな。
甲斐:なにパスタがお得意なんですか?
Mummy-D:各種やっていて、たとえば和風っぽい明太子みたいなやつから、トマト系とかペペロンチーノとか、バジルも自分で育てて。
甲斐:へー! そこから。
Mummy-D:バジルペーストを作ってやったりもしたし、いろいろやっています。
甲斐:バジルから育てるとやっぱり新鮮でおいしいですか。
Mummy-D:そうでもなかったね(笑)。バジルって扱いがすごく難しくて、ちょっと熱が加わるとすぐに黒くなっちゃうのよ。だからペーストを作るとき、攪拌するときに冷やしながらやらないと、お店みたいな緑のきれいなやつが作れないんだよね。
甲斐:知らなかったです。
Mummy-D:だから本当に、お店で食べていただきたい(笑)。バジルはお店のほうがおいしいと思うね。
甲斐:転機となった出会いを教えてください。
Mummy-D:これは真面目に、佐々木士郎さんですね。
甲斐:念のため説明しますと、RHYMESTERの宇多丸さんですよね。
Mummy-D:そうなんです。宇多丸って言えって話なんだけど、出会ったときは大学の音楽サークルで、僕が19歳になりたてのときは「士郎先輩」だったから、一応佐々木士郎さんと(笑)。
甲斐:なぜ佐々木士郎さん、宇多丸さんなんでしょうか。
Mummy-D:僕は横浜出身なんだけど、それまでは横浜の普通の県立高校の高校生だったわけ。それが大学で東京に出てきて、東京で初めて出会った地元にはいないタイプの人だったんです。普通の県立高校って似たようなタイプの人間が集まっているから、初めて見た超インテリな人みたいな感じで「こんなに頭のいい人が世の中にいるんだ」みたいに思った。
甲斐:それはなにで感じられたんですか?
Mummy-D:話しぶりとか、普段考えていることとか、インテリジェンスを隠そうとしないというか。「本当にインテリな人っているんだな」という感じがしたんだと思うんだよね。
甲斐:それで出会われてRHYMESTER結成に至ると思いますが、なぜ士郎さんだったんでしょうか。
Mummy-D:大学サークルの新人勧誘みたいなのがあるのね。それで士郎さんが校門のところでラップをしていたの。俺はそのラップをやってみたいと思っていたから「あ、本当にラップをしている人がいる!」みたいな。いまだったらラッパーなんか死ぬほどそこらへんにいるけど、当時は本当にヒップホップが好きな人なんでほんの一握りだったからすごく目立つの。
甲斐:なるほど。
Mummy-D:マイノリティ同士だから、逆にお互い出会いやすかった。そこで出会っちゃったの、あの野郎と。
甲斐:(笑)。出会われてよかったですよね。
Mummy-D:出会ってなかったらRHYMESTERはないし、俺もヒップホップをやっていなかったかもしれないから、もうちょっとまともな人生が待っていたかもしれないのに……。
甲斐:そんなことないです(笑)。
Mummy-D:あそこでアイツに出会ってしまった“せい”で(笑)。まあでも衝撃だった。
甲斐:そうだったんですね。
RHYMESTERの最新情報は、公式サイトまで。
『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」の放送は毎週土曜日の12時55分ごろから。
Mummy-Dが登場したのは、6月10日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」。
Mummy-Dは初のソロシングル『同じ月を見ていた feat. ILL-BOSSTINO』を5月31日にリリースした。
Mummy-D - 同じ月を見ていた feat. ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB) (Official Music Video)
麺が大好物のMummy-D
この日の番組テーマは「冷たい麺」ということもあり、甲斐はまずテーマに沿った質問を投げかけた。甲斐:今日番組では「冷たい麺」をテーマにお届けしていまして。
Mummy-D:いいですね。
甲斐:お好きな冷たい麺はなんですか?
Mummy-D:僕にその話を振るのは、それだけでゲストパートが終ってしまうぐらいの勢いで。これは困ったね。
甲斐:(笑)。
Mummy-D:冷たい麺が大好物なのね。おそばもそうだし、そうめんももちろん大好きで。うーん……じゃあ、盛岡冷麺。
甲斐:おいしいですよね。大好きです。
Mummy-D:冷たいものを食べたいときって、酸味とセットだともっとさわやかにね。
甲斐:確かに、わかります。
Mummy-D:二日酔いにもすごくいい感じなんです。
甲斐:(笑)。Mummy-Dさんのお好きなのは盛岡冷麺ということで。ありがとうございます。
コロナ禍で料理をするように
Mummy-Dは人生を振り返り、これまでにターニングポイントとなった出来事について明かした。Mummy-D:53年も生きていますから、いろいろなことはあるんだけど、あまり深刻ではないターニングポイントとしては、コロナ禍でミュージシャンがみんな暇になって、うちにいることばかりになっちゃって。奥さんが仕事から帰ってきた瞬間に、俺はゲームのコントローラーとか持っているわけよ。すごく気まずいなと思って(笑)。ちょっと料理でも始めてみようかなと思って料理を始めたのが、ひとつのターニングポイントです。
甲斐:なにを作られていたんですか?
Mummy-D:普通にカレーから作り始めたんだけど、いまは手広くというか。家であまり揚げ物とかはやらないんですけど、子どもたちもいるから家族が喜んでくれるのを励みに、一番力を入れているのはパスタかな。
甲斐:なにパスタがお得意なんですか?
Mummy-D:各種やっていて、たとえば和風っぽい明太子みたいなやつから、トマト系とかペペロンチーノとか、バジルも自分で育てて。
甲斐:へー! そこから。
Mummy-D:バジルペーストを作ってやったりもしたし、いろいろやっています。
甲斐:バジルから育てるとやっぱり新鮮でおいしいですか。
Mummy-D:そうでもなかったね(笑)。バジルって扱いがすごく難しくて、ちょっと熱が加わるとすぐに黒くなっちゃうのよ。だからペーストを作るとき、攪拌するときに冷やしながらやらないと、お店みたいな緑のきれいなやつが作れないんだよね。
甲斐:知らなかったです。
Mummy-D:だから本当に、お店で食べていただきたい(笑)。バジルはお店のほうがおいしいと思うね。
「本当にインテリな人っているんだな」
続いて、Mummy-Dは自身の人生を変えた出会いについて語った。甲斐:転機となった出会いを教えてください。
Mummy-D:これは真面目に、佐々木士郎さんですね。
甲斐:念のため説明しますと、RHYMESTERの宇多丸さんですよね。
Mummy-D:そうなんです。宇多丸って言えって話なんだけど、出会ったときは大学の音楽サークルで、僕が19歳になりたてのときは「士郎先輩」だったから、一応佐々木士郎さんと(笑)。
甲斐:なぜ佐々木士郎さん、宇多丸さんなんでしょうか。
Mummy-D:僕は横浜出身なんだけど、それまでは横浜の普通の県立高校の高校生だったわけ。それが大学で東京に出てきて、東京で初めて出会った地元にはいないタイプの人だったんです。普通の県立高校って似たようなタイプの人間が集まっているから、初めて見た超インテリな人みたいな感じで「こんなに頭のいい人が世の中にいるんだ」みたいに思った。
甲斐:それはなにで感じられたんですか?
Mummy-D:話しぶりとか、普段考えていることとか、インテリジェンスを隠そうとしないというか。「本当にインテリな人っているんだな」という感じがしたんだと思うんだよね。
甲斐:それで出会われてRHYMESTER結成に至ると思いますが、なぜ士郎さんだったんでしょうか。
Mummy-D:大学サークルの新人勧誘みたいなのがあるのね。それで士郎さんが校門のところでラップをしていたの。俺はそのラップをやってみたいと思っていたから「あ、本当にラップをしている人がいる!」みたいな。いまだったらラッパーなんか死ぬほどそこらへんにいるけど、当時は本当にヒップホップが好きな人なんでほんの一握りだったからすごく目立つの。
甲斐:なるほど。
Mummy-D:マイノリティ同士だから、逆にお互い出会いやすかった。そこで出会っちゃったの、あの野郎と。
甲斐:(笑)。出会われてよかったですよね。
Mummy-D:出会ってなかったらRHYMESTERはないし、俺もヒップホップをやっていなかったかもしれないから、もうちょっとまともな人生が待っていたかもしれないのに……。
甲斐:そんなことないです(笑)。
Mummy-D:あそこでアイツに出会ってしまった“せい”で(笑)。まあでも衝撃だった。
甲斐:そうだったんですね。
RHYMESTERの最新情報は、公式サイトまで。
『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」の放送は毎週土曜日の12時55分ごろから。
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2023年6月17日28時59分まで
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番組情報
- BLUE IN GREEN
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毎週土曜12:00-16:00