包装紙、袋、箱…環境にやさしい「オリジナルパッケージ」が作れるサービスとは?

生活者一人ひとりのアクションで温室効果ガスの排出量を削減し、脱炭素社会実現を推進することを目的として、博報堂と三井物産が手掛ける共創型プラットフォーム「Earth hacks」。

サッシャと日替わりパートナーがナビゲーターを務めるJ-WAVE『STEP ONE』のコーナー「CHEER UP WORKERS」では毎週木曜日、この「Earth hacks」の理念に賛同した企業の担当者が電話出演し、エシカルな商品やサービスをPRするコラボレーション企画を展開している。

ここでは、木曜日のパートナー・世良マリカを迎えた3月23日(木)のオンエアの模様を紹介していく。サステナブルなオリジナルパッケージが作れるサービス「POC(ポック)」とは?

構想から、製造、納品までをトータルでサポート

今回電話を繋いだのは、株式会社ポック・代表取締役社長CEOの小林大樹さん。同社では大小問わず様々なブランドやショップが簡単にサステナブルなパッケージを作れるサービス「POC(ポック)」を展開。現在、日本中で60~70ほどの生産工場と提携しており、それぞれに適切な工場をマッチングし、構想から、製造、納品までをワンストップでサポートしているという。

サッシャ:本日、その「POC」で作れるパッケージのサンプルとして、箱とビニール袋、包装紙の三点をスタジオに送っていただいたわけですが、これらのアイテムはどの辺がサステナブルなのでしょうか?

小林:まず、一つ目のポスト投函用の白いダンボール製の箱は、森林と社会を守りながら適切に生産された製品であることを示す「FSC認証」の紙を使っています。また、そもそもダンボール自体が古紙回収率95%のためサステナブルと言えます。二つ目のポスト投函用の白いビニール袋は、植物性のインクを使用していて。三つ目は、OPP袋と置き換えることで環境負荷を軽減できるパルプ原料の薄包装紙となります。

サッシャ:なるほど。一見すると普通のパッケージのようでも、一つひとつにサステナブルを意識したこだわりがあるんですね!

インスタグラマーのブランド展開時に利用されるケースも

では、三つ目のパッケージとして紹介されたパルプ原料の薄包装紙を展開することで、どのくらいのCO2が削減されていることになるのだろうか?

小林:CO2削減率を表す「デカボスコア」で示すと、66%OFFになります。CO2e(CO2 相当量に換算した値)を用いて説明すると、OPP袋が0.03kgCO2eなのに対し、パルプ原料の薄包装紙が0.01kgCO2eとなり、0.02kgCO2eの削減に成功している計算となります。

「Earth hacks」では、CO2e(CO2 相当量に換算した値のこと)排出削減率を「デカボスコア」として算出。この画像は、デカボスコアが一目でわかるように提供されているもの。

サッシャ:CO2の削減に繋がるポイントは、どんなところでしょうか?

小林:通常、アパレルショップや雑貨店などでは商品の包装用に透明なOPP袋が使用されますが、このパルプ原料の薄包装紙に代替えすることで二酸化炭素の削減に繋がっていると考えます。

世良:このパッケージを作りたいという方は、どこから申し込みをすればいいのか教えてください。

小林:弊社のHPに応募フォームがあるほか、公式InstagramTwitterからもコンタクトを受け付けています。ネットで「POC パッケージ」と検索していただければすぐに出てくるはずです。

サッシャ:ちなみに、これってビジネスユース専門ですか?

小林:いや、個人でもある程度、発注するパッケージの数量があればご利用いただけます。たとえば、インフルエンサーの方でご自身のブランドを立ち上げる時などにお問い合わせいただいてますね。

多彩なニーズに合わせたオーダーメイドのパッケージが作れる「POC」。気になる方はチェックしてみては?

Earth hacksの詳細は、公式サイトやInstagramまで。

・Earth hacks公式サイト
https://earthhacks.jp/

・Earth hacks公式Instagram
https://www.instagram.com/earthhacks.jp

J-WAVEの番組『STEP ONE』のワンコーナー「CHEER UP WORKERS」は、月曜~木曜の11時45分~11時50分にオンエア。

(構成=小島浩平)
番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-13:00

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