アカデミー賞作品賞獲得大本命と言われる映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のプレミアムトーク&ライブイベントが16日都内で行われ、歌手の広瀬香美、お笑い芸人のこがけん、3人組ボーイズグループのパワーパフボーイズ(AO、KAN、naoto)が参加した。
本作の日本版イメージソングは、広瀬による楽曲「プレミアムワールド」。この日は本作とのコラボMVで見せるダンスの振り付けを担当したパワーパフボーイズと共に、広瀬が「プレミアムワールド」を生歌唱した。
生ライブを終えた広瀬は「もう感動的でした! このような形でお招きいただいて曲を披露できるとは思ってもいなかったので、記念すべき一瞬でした」と嬉しそう。この楽曲は広瀬がデビュー30周年を迎えたことから挑戦をテーマに制作したというが「この度のコラボのお話をいただいて映画を観て納得しました。もはやこの曲は本作のために作ったと思うようになりました。歌の世界観と映画の内容がピッタリ!」と運命を感じており、振り付け担当のパワーパフボーイズも「僕らの振り付けもカオスな映画の世界観に偶然ハマった」とビックリ。パフォーマンスに圧倒されたこがけんは「みなさんこの映画に出演してもおかしくない! キャラは負けていませんよ!」と感激していた。
第80回ゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ)に輝いたミシェル・ヨーの受賞スピーチに感銘を受けたという広瀬。「彼女は女性の代表として私たちが言えなかったことを力強くコンパクトにまとめて言葉にしてくれた。彼女は努力や苦労や切なさや悔しさを日々感じていて、しかもそれをいつでも取り出せるような状態にしている。そこが同じ女性として憧れる。私も30年この仕事をやっていますが、彼女を先輩として力強い女性を代表するような人になっていかなければと思いました」としみじみ。
広瀬は昨年歌手生活30周年を迎えたが、劇中で奮闘するミシェル・ヨーの姿に刺激されたようで「私も彼女を見習い、チャレンジし続けるアーティストに成長していきたい」と抱負。こがけんから首にかけた広瀬の顔を模した個性的なネックレスを突っ込まれつつ、「来年には劇中のミシェルのように目が増えていることもあるんですか?」と聞かれると「アハハ! それも考えてみたいと思います! 我らカオス軍団として世にカオスを広げていきたい!」と豪快に笑っていた。
劇中でキー・ホイ・クァンが演じたウェイモンドをイメージしたファッションで登場したこがけん。キー・ホイ・クァンは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』や『グーニーズ』の子役として知られており、こがけんは「そんな彼が武術指導などの裏方をやりながら、もう一度役者をやりたいとオーディションで今回役を勝ち取った。それもあるのでカンフーシーンは涙が出ました。裏方として武術指導をやっていた過去がここで回収されるのかと……」と大興奮していた。
(取材=石井隼人)
広瀬は昨年歌手生活30周年を迎えたが、劇中で奮闘するミシェル・ヨーの姿に刺激されたようで「私も彼女を見習い、チャレンジし続けるアーティストに成長していきたい」と抱負。こがけんから首にかけた広瀬の顔を模した個性的なネックレスを突っ込まれつつ、「来年には劇中のミシェルのように目が増えていることもあるんですか?」と聞かれると「アハハ! それも考えてみたいと思います! 我らカオス軍団として世にカオスを広げていきたい!」と豪快に笑っていた。