ボカロP・ぬゆりのソロプロジェクト・Lanndoが、自身のルーツとなる楽曲、そして楽曲『青く青く光る』に込めた想いを明かした。
Lanndoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月19日(月)、20日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
Lanndo:ニューアルバム『ULTRAPANIC』は自分のためだけに、とても小規模な作品を作っているつもりだったんですが、力を貸してくださった周りの方々のお陰で、気づけばすごく大きな世界を描いている作品となりました。
その中に入っている『青く青く光る』ですが、この楽曲は“誰かに爪痕を残してしまう”をテーマに作りました。当初はACAねさんにソロで歌っていただく予定だったのですが、オファーをさせていただいたところ、“逆にぬゆりさんとのデュオだったらやってみたい”というご提案をいただいたため、メロディを書き直して、今の形になりました。
最初、ご提案を受けたときはまさか自分がゲストボーカルの方と一緒に歌う形になるとは思っていなかったので、かなり動揺したんですが、形にしてみたら今回作りたかったテーマと合っており、2人で歌うことにちゃんと意味のある作品になったかなと思います。
この曲における自分らしさですが、例えばACAねさんの歌声や楽曲は一本芯が通っていると思うんですが、逆に自分は強い芯を持っていません。かつてはそれがコンプレックスだったんですが、今では制作する楽曲の多様性だったり、不安定であるが故の心の揺らぎのような部分を表現することの強みになっているような気がしています。
今回の楽曲でもACAねさんの芯の強さと自分の弱さを対比させた構図を上手く表現できたと思っています。サウンドメイクの部分でも、バンド編成にグリッチした音を乗せたり、メロディに関してもサビに爆発を持っていき、自分らしさを全面に出せたアレンジや作曲ができて、とても満足しています。
こちらの楽曲は自分の気持ちのようなものを小規模に描いた作品ですが、きっとみなさんに通じる気持ちや経験が含まれていると思います。ぜひ聴いてください。そしてもし興味を持ってもらえたらアルバムも聴いてもらえたらうれしいです。
Lanndo:サウンドの鋭さ、歌詞の文学的な世界観の重苦しさ、美しさに非常に衝撃を受けたことを覚えています。
まだ自分の楽曲に明確な方針や描きたいことが確かじゃなかったので、この楽曲に出会う前と後では作る楽曲の方向性がめっきり変わってしまっています。それほどの影響を受けました。
ここまで活動を続けてきて、いろんなものに影響を受けて、変化することはたくさんありましたが、歌詞の鋭さなどはハヌマーンからずっと影響を受けています。これからも当時受けた影響を忘れずに、自分もまた聴いてくれる誰かに衝撃を与えられるような作品を作り続けられたらと思っています。
2012年に解散してしまってはいるものの、今もなおその唯一無二のハヌマーンのサウンドに魅せられる人は多い。Lanndoもそんなひとりであるようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【Lanndo 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
Lanndoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月19日(月)、20日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
“誰かに爪痕を残してしまう”をテーマに制作した楽曲
すっと真夜中でいいのに。の『秒針を噛む』作曲の共作、アレンジを担当し、『フラジール』『ロウワー』『フィクサー』といったボカロ界のヒット作を制作している、ぬゆり。自身の楽曲はYouTubeで再生回数1億超となる。そんなボカロP・ぬゆりのソロプロジェクト・Lanndoが12月7日に、ニューアルバム『ULTRAPANIC』をリリース。アルバムには須田景凪、Eve、キタニタツヤ、ヨルシカからsuis(スイ)などといった豪華アーティストがゲストボーカルとして参加している。リード曲はずっと真夜中でいいのに。のACAねが参加した『青く青く光る』。果たしてこの楽曲でLanndoはどんな自分らしさを表現したのか。Lanndo:ニューアルバム『ULTRAPANIC』は自分のためだけに、とても小規模な作品を作っているつもりだったんですが、力を貸してくださった周りの方々のお陰で、気づけばすごく大きな世界を描いている作品となりました。
その中に入っている『青く青く光る』ですが、この楽曲は“誰かに爪痕を残してしまう”をテーマに作りました。当初はACAねさんにソロで歌っていただく予定だったのですが、オファーをさせていただいたところ、“逆にぬゆりさんとのデュオだったらやってみたい”というご提案をいただいたため、メロディを書き直して、今の形になりました。
最初、ご提案を受けたときはまさか自分がゲストボーカルの方と一緒に歌う形になるとは思っていなかったので、かなり動揺したんですが、形にしてみたら今回作りたかったテーマと合っており、2人で歌うことにちゃんと意味のある作品になったかなと思います。
この曲における自分らしさですが、例えばACAねさんの歌声や楽曲は一本芯が通っていると思うんですが、逆に自分は強い芯を持っていません。かつてはそれがコンプレックスだったんですが、今では制作する楽曲の多様性だったり、不安定であるが故の心の揺らぎのような部分を表現することの強みになっているような気がしています。
今回の楽曲でもACAねさんの芯の強さと自分の弱さを対比させた構図を上手く表現できたと思っています。サウンドメイクの部分でも、バンド編成にグリッチした音を乗せたり、メロディに関してもサビに爆発を持っていき、自分らしさを全面に出せたアレンジや作曲ができて、とても満足しています。
こちらの楽曲は自分の気持ちのようなものを小規模に描いた作品ですが、きっとみなさんに通じる気持ちや経験が含まれていると思います。ぜひ聴いてください。そしてもし興味を持ってもらえたらアルバムも聴いてもらえたらうれしいです。
Lanndo feat.ACAね(ずっと真夜中でいいのに。),ぬゆり「青く青く光る」MV
鋭さ、重苦しさ、美しさ…衝撃的だった楽曲
チャンネル総再生数は1億を超えるヒットメーカーのぬゆり(Lanndo)。そんなぬゆりのルーツとなる1曲は、サウンド制作を始めて間もない頃に出会ったハヌマーンの『Don't Summer』だ。Lanndo:サウンドの鋭さ、歌詞の文学的な世界観の重苦しさ、美しさに非常に衝撃を受けたことを覚えています。
まだ自分の楽曲に明確な方針や描きたいことが確かじゃなかったので、この楽曲に出会う前と後では作る楽曲の方向性がめっきり変わってしまっています。それほどの影響を受けました。
ここまで活動を続けてきて、いろんなものに影響を受けて、変化することはたくさんありましたが、歌詞の鋭さなどはハヌマーンからずっと影響を受けています。これからも当時受けた影響を忘れずに、自分もまた聴いてくれる誰かに衝撃を与えられるような作品を作り続けられたらと思っています。
2012年に解散してしまってはいるものの、今もなおその唯一無二のハヌマーンのサウンドに魅せられる人は多い。Lanndoもそんなひとりであるようだ。
【Lanndo 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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