シンガーソングライターのmajikoが、自身の音楽のルーツや、楽曲『Princess』に込めた想いを明かした。
majikoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月5日(月)、6日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
majiko:ニューアルバム『愛編む』はmajikoの最新のアップデートという感じの作品になった気がします。私から1が生まれ、いろんな方達のお力で99になって、弾いてくださる方のお陰で100にも1000にもなると改めて実感しました。
アルバムリード曲の『Princess』ですが、これは遊び心で作ったもので、周りのスタッフさんたちから微妙な反応が返ってくると思っていたんですけど、意外にも高評価だったので、あれよあれよという感じでリード曲になりました。
久しぶりに“狂愛”というものを歌ってみたくて、それをテーマに作っていきました。遊び心というのは、私は筋トレを嗜んでいるんですけど、筋トレするときの音楽に影響を受けて作りました(笑)。オペラを入れた目まぐるしい(楽曲の)展開など、いろいろ挑戦している曲だと個人的に思っています。聴いてくださった方に「展開エグいっすね」と言ってもらえて、すごくうれしかった覚えがあります。エグくなるように作ったので(笑)。私でも覚えていないような遊び心が散りばめられていると思います。
筋トレを始めたきっかけはそもそもダイエット目的だったんですけど、ダイエットというより精神面の安定というものがまず成果として出てきて。やっぱりずっと家にこもっていると気持ちも沈んでくる。その中で筋トレをすると曇っていた視界も自然と晴れてくるというか。それは私的にもとっても助かっています。今回のアルバムも筋トレのおかげでできたといっても過言じゃないです。
この楽曲にこめた自分らしさは……majikoが歌う“狂愛”というのは私にとっても皆さんにとってもなじみ深いものなんじゃないかと思います。「突き抜けているものっていいよね」と改めて再確認できてうれしいです。サビにあるオペラみたいなものも、やってみたらなんかすごくよかったんです。「なんかいい」というものは、個人的にmajikoらしさを作っているのかなと勝手に思っています。そういう感覚をこれからも大事にしていきたいですね。
今後はまた楽曲を作ったり、筋トレをしたり、ワンマンがあったり、いろいろありますけど、今後も皆さんに“楽しい”を共有できるように、私は筋トレを頑張りたいと思います。
majiko:ルーツの1曲に選んだのはSystem of a Down(システム・オブ・ア・ダウン)の『Prison Song』です。これが1番好きな楽曲というわけではなくて、好きな曲は全部が最高で、すべてが神曲なんです。そんな中で1曲を選ぶなんて……本当に迷いました。
Systemとは中学3年生の終わり頃に、とある動画共有サイトでMAD動画を見る中で出会いました。MAD動画というのはアニメと曲を合わせて、おもしろかったり、かっこいい動画を作るというもの。それまでかっこいいと感じる洋楽はたくさんあったんですけど、気持ち悪くてこんなにかっこいい楽曲があったことを初めて知って。多感な時期に攻撃的な曲調と私の大好きな民族的なメロディに一聴惚れしてしまいました。
この民族調のメロディ、ハモリ、コーラスワークの旋律、そしていい意味での気持ち悪さというのは確実に私の中のルーツになっていると思っています。
高校に進学してもすぐに友達ができるタイプではなかったので、教室ではずっとイヤホンをつけてSystemを聴いていました。いわゆる陽キャの女子に「majikoさん、何聴いてるんですかぁ〜?」と揶揄うように聞かれたことがあって、「コレだよ」って聴かせたらドン引きしていたのが印象に強く残っています。それくらい気持ち悪かったのでしょうか(笑)。私はすっごい好きなんですけどね。
Systemにはボーカルが2人いるんですけど、サージ・タンキアンとダロン・マラキアンのバランスが絶妙で。特にサージはマルチでなんでもできるんです。当時から憧れていて、私もいろんな歌い方ができるようになりたいと密かに思っていました。
Systemは一度活動を休止してダロンとサージも別々のバンドだったりの活動を始めたんですけど、それも追っていて。特にサージのソロは本当に気持ち悪くて大好きです。そちらも興味があったらぜひ聴いてみてください。もちろん筋トレのBGMとしても最高です。私は一生、Systemを推し続けます。
中学3年生の終わりにSystem of a Downの楽曲に魅せられたmajiko。今では筋トレのBGMとして最高の相棒となっているようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【majiko 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
majikoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは12月5日(月)、6日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
majikoが歌う“狂愛”は、なじみ深いもの
2010年に動画共有サイトに自身の歌を初投稿し、活動をスタートさせたmajiko。2018年に楽曲『声』が「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されている。11月16日にはニューアルバム『愛編む』をリリース。アルバムのリード曲『Princess』にどんな自分らしさを込めたのか。majiko:ニューアルバム『愛編む』はmajikoの最新のアップデートという感じの作品になった気がします。私から1が生まれ、いろんな方達のお力で99になって、弾いてくださる方のお陰で100にも1000にもなると改めて実感しました。
アルバムリード曲の『Princess』ですが、これは遊び心で作ったもので、周りのスタッフさんたちから微妙な反応が返ってくると思っていたんですけど、意外にも高評価だったので、あれよあれよという感じでリード曲になりました。
久しぶりに“狂愛”というものを歌ってみたくて、それをテーマに作っていきました。遊び心というのは、私は筋トレを嗜んでいるんですけど、筋トレするときの音楽に影響を受けて作りました(笑)。オペラを入れた目まぐるしい(楽曲の)展開など、いろいろ挑戦している曲だと個人的に思っています。聴いてくださった方に「展開エグいっすね」と言ってもらえて、すごくうれしかった覚えがあります。エグくなるように作ったので(笑)。私でも覚えていないような遊び心が散りばめられていると思います。
筋トレを始めたきっかけはそもそもダイエット目的だったんですけど、ダイエットというより精神面の安定というものがまず成果として出てきて。やっぱりずっと家にこもっていると気持ちも沈んでくる。その中で筋トレをすると曇っていた視界も自然と晴れてくるというか。それは私的にもとっても助かっています。今回のアルバムも筋トレのおかげでできたといっても過言じゃないです。
この楽曲にこめた自分らしさは……majikoが歌う“狂愛”というのは私にとっても皆さんにとってもなじみ深いものなんじゃないかと思います。「突き抜けているものっていいよね」と改めて再確認できてうれしいです。サビにあるオペラみたいなものも、やってみたらなんかすごくよかったんです。「なんかいい」というものは、個人的にmajikoらしさを作っているのかなと勝手に思っています。そういう感覚をこれからも大事にしていきたいですね。
今後はまた楽曲を作ったり、筋トレをしたり、ワンマンがあったり、いろいろありますけど、今後も皆さんに“楽しい”を共有できるように、私は筋トレを頑張りたいと思います。
中学生の頃に出会って「一聴惚れ」したのは…
筋トレにはまるmajiko。そんなmajikoのルーツの1曲とは?majiko:ルーツの1曲に選んだのはSystem of a Down(システム・オブ・ア・ダウン)の『Prison Song』です。これが1番好きな楽曲というわけではなくて、好きな曲は全部が最高で、すべてが神曲なんです。そんな中で1曲を選ぶなんて……本当に迷いました。
Systemとは中学3年生の終わり頃に、とある動画共有サイトでMAD動画を見る中で出会いました。MAD動画というのはアニメと曲を合わせて、おもしろかったり、かっこいい動画を作るというもの。それまでかっこいいと感じる洋楽はたくさんあったんですけど、気持ち悪くてこんなにかっこいい楽曲があったことを初めて知って。多感な時期に攻撃的な曲調と私の大好きな民族的なメロディに一聴惚れしてしまいました。
この民族調のメロディ、ハモリ、コーラスワークの旋律、そしていい意味での気持ち悪さというのは確実に私の中のルーツになっていると思っています。
高校に進学してもすぐに友達ができるタイプではなかったので、教室ではずっとイヤホンをつけてSystemを聴いていました。いわゆる陽キャの女子に「majikoさん、何聴いてるんですかぁ〜?」と揶揄うように聞かれたことがあって、「コレだよ」って聴かせたらドン引きしていたのが印象に強く残っています。それくらい気持ち悪かったのでしょうか(笑)。私はすっごい好きなんですけどね。
Systemにはボーカルが2人いるんですけど、サージ・タンキアンとダロン・マラキアンのバランスが絶妙で。特にサージはマルチでなんでもできるんです。当時から憧れていて、私もいろんな歌い方ができるようになりたいと密かに思っていました。
Systemは一度活動を休止してダロンとサージも別々のバンドだったりの活動を始めたんですけど、それも追っていて。特にサージのソロは本当に気持ち悪くて大好きです。そちらも興味があったらぜひ聴いてみてください。もちろん筋トレのBGMとしても最高です。私は一生、Systemを推し続けます。
中学3年生の終わりにSystem of a Downの楽曲に魅せられたmajiko。今では筋トレのBGMとして最高の相棒となっているようだ。
【majiko 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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