J-WAVEは、都市フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~Best Music & Market」を9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)で開催。場所は国立代々木競技場(第一体育館、第二体育館、外周エリア)。
ここでは、18日(日)の1stステージの模様をテキストでお届けする。1stステージの出演は、サンボマスター、ALI、MAN WITH A MISSION、MONGOL800。
(text by 石角友香/Photo by Tsukasa Miyoshi <Showcase>)
【2ndステージのレポートはコチラ】
「大丈夫、ぜってー死ぬなよ!」――山口隆(Gt/Vo)に言われることほど心強く、ストンと腹落ちすることってあるだろうか? 包み込むような<もしキミが心の中の悲しみだとか>と包容力たっぷりに「輝きだして走ってく」を歌い始めると、いきなり涙腺決壊。山口は曲間に初見のオーディエンスも入り込みやすいように、「いいですか? 行きますよ!」とサビへの突入を示唆。MAN WITH A MISSIONのトーキョー・タナカとの友情を見せた「できっこないを やらなくちゃ」など、昼日中から素直な気持ちが全開になり、感情を放出し、お腹が減ってしまった。生きてる感覚って、これだ。
SET LIST
01. 輝きだして 走ってく
02. ヒューマニティ!
03. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
04. ラブソング
05. できっこないを やらなくちゃ
06. 花束
【サンボマスターのその他のライブ写真を見る】
<ALI>
アジテーターか弁士かといった趣きのサンボマスターとは対象的に、冒頭、「ALI、始めます」の宣言と「人種、性別、ましてや職種、そんなものを超えていきたいからやってます」ぐらいしか言葉を発さず、ノンストップで演奏を続けたALI。ソウル、ファンク、ロック、ヒップホップ、ラテンなどが煮詰められた濃厚なグルーヴ。渋谷生まれ、渋谷育ちのミックスルーツのLEO(Vo)がこのステージで誰より大きなアクションで渾身の表現を繰り出していることの意味。ALIの名を一躍、世の中に広めた「LOST IN PARADISE feat. AKLO」、西の街から梅田サイファーが合流しての「FEELIN’ GOOD」「TEENAGE CITY RIOT」など、インクルーシヴのありかたを体現しきったステージだった。
SET LIST
01. 仁義なき戦いのテーマ
02. Dance You, Matilda
03. SHOW TIME feat. AKLO
04. FEELIN’ GOOD feat. 梅田サイファー(KOPERU, pako, KZ, ILL SWAG GAGA)
05. TEENAGE CITY RIOT feat. 梅田サイファー(KOPERU, pako, KZ, ILL SWAG GAGA)
06. FIGHT DUB CLUB feat. 梅田サイファー(KOPERU, pako, KZ, ILL SWAG GAGA)
07. LOST IN PARADISE feat. AKLO
08. Funky Nassau
【ALIのその他のライブ写真を見る】
<MAN WITH A MISSION>
モダンラウドロックの気持ちよさをアリーナクラスの会場で久々に満喫させてくれたのがMAN WITH A MISSION。この五臓六腑に染み渡る低音、ザクザク刻まれるカッティング。同期を含めたスケール感。それらを全身で受け止める快感たるや! 3曲目の「Hey Now」では大空を滑空するようなエレクトロニックなロックのダイナミズムにそれまでとは違う空気がフロアを埋める。グッと神聖でスケール感が拡張する「yoake」、今日一番のフロアのジャンプを作り出した「FLY AGAIN-Hero’s Anthem-」を経て、なぜ彼らがフェス常勝組なのかを改めて認識した。ジャンケン・ジョニーは盛んに同イベントの新たなチャレンジに言及し、「初開催、思イ出ニシテイッテクダサイ」と話しつつ、音楽以外にフードも楽しめる「INSPIRE TOKYO」で、人気店「らぁ麺 飯田商店」の出店が明日であることを悔しがり、明日お客さんに混じって食べていることだろうと予告。そう、このフェスの楽しみは尽きない。
SET LIST
01. Between fiction and friction I
02. Raise your flag
03. Hey Now
04. yoake
05. Get Off of My Way
06. FLY AGAIN -Hero's Anthem-
07. Remember Me〜1.2.3.ガゥ
【MAN WITH A MISSIONのその他のライブ写真を見る】
<MONGOL800>
2日目の1st STAGEのトリはMONGOL800。しょっぱなから「あなたに」を惜しげもなく演奏し、普遍的なメロディの良さを味わう。さらにホーンの二人が加わって、まさに「PARTY」を盛り上げたあと、ウチナービートとスカの相性を堪能させるユニコーンのカバー「大迷惑」!モンパチのステージではおなじみの粒マスタード安次嶺がしなやかなのかキレキレなのか、独自すぎるダンスも見せ、“人間チャンプルー”の様相を呈する。かと思えば、シリアスな「神様」で会場を包み込む。「小さな恋のうた」では、オーディエンスにマイクを向けるキヨサク。「歌って欲しいけどまだアレがアレで……(笑)。自分で歌います!」そう。音楽性に幅が広がっても、やはり一緒に歌いたい。それが変わらない言葉であればあるほど、その思いは強まった。
SET LIST
SECRET
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開催日時:2022年9月17日(土)、9月18日(日)、9月19日(月・祝)
会場:国立代々木競技場 第一体育館、第二体育館、外周エリア
ここでは、18日(日)の1stステージの模様をテキストでお届けする。1stステージの出演は、サンボマスター、ALI、MAN WITH A MISSION、MONGOL800。
(text by 石角友香/Photo by Tsukasa Miyoshi <Showcase>)
【2ndステージのレポートはコチラ】
9月18日(日) レポート
<サンボマスター>「大丈夫、ぜってー死ぬなよ!」――山口隆(Gt/Vo)に言われることほど心強く、ストンと腹落ちすることってあるだろうか? 包み込むような<もしキミが心の中の悲しみだとか>と包容力たっぷりに「輝きだして走ってく」を歌い始めると、いきなり涙腺決壊。山口は曲間に初見のオーディエンスも入り込みやすいように、「いいですか? 行きますよ!」とサビへの突入を示唆。MAN WITH A MISSIONのトーキョー・タナカとの友情を見せた「できっこないを やらなくちゃ」など、昼日中から素直な気持ちが全開になり、感情を放出し、お腹が減ってしまった。生きてる感覚って、これだ。
SET LIST
01. 輝きだして 走ってく
02. ヒューマニティ!
03. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
04. ラブソング
05. できっこないを やらなくちゃ
06. 花束
【サンボマスターのその他のライブ写真を見る】
<ALI>
アジテーターか弁士かといった趣きのサンボマスターとは対象的に、冒頭、「ALI、始めます」の宣言と「人種、性別、ましてや職種、そんなものを超えていきたいからやってます」ぐらいしか言葉を発さず、ノンストップで演奏を続けたALI。ソウル、ファンク、ロック、ヒップホップ、ラテンなどが煮詰められた濃厚なグルーヴ。渋谷生まれ、渋谷育ちのミックスルーツのLEO(Vo)がこのステージで誰より大きなアクションで渾身の表現を繰り出していることの意味。ALIの名を一躍、世の中に広めた「LOST IN PARADISE feat. AKLO」、西の街から梅田サイファーが合流しての「FEELIN’ GOOD」「TEENAGE CITY RIOT」など、インクルーシヴのありかたを体現しきったステージだった。
SET LIST
01. 仁義なき戦いのテーマ
02. Dance You, Matilda
03. SHOW TIME feat. AKLO
04. FEELIN’ GOOD feat. 梅田サイファー(KOPERU, pako, KZ, ILL SWAG GAGA)
05. TEENAGE CITY RIOT feat. 梅田サイファー(KOPERU, pako, KZ, ILL SWAG GAGA)
06. FIGHT DUB CLUB feat. 梅田サイファー(KOPERU, pako, KZ, ILL SWAG GAGA)
07. LOST IN PARADISE feat. AKLO
08. Funky Nassau
【ALIのその他のライブ写真を見る】
<MAN WITH A MISSION>
モダンラウドロックの気持ちよさをアリーナクラスの会場で久々に満喫させてくれたのがMAN WITH A MISSION。この五臓六腑に染み渡る低音、ザクザク刻まれるカッティング。同期を含めたスケール感。それらを全身で受け止める快感たるや! 3曲目の「Hey Now」では大空を滑空するようなエレクトロニックなロックのダイナミズムにそれまでとは違う空気がフロアを埋める。グッと神聖でスケール感が拡張する「yoake」、今日一番のフロアのジャンプを作り出した「FLY AGAIN-Hero’s Anthem-」を経て、なぜ彼らがフェス常勝組なのかを改めて認識した。ジャンケン・ジョニーは盛んに同イベントの新たなチャレンジに言及し、「初開催、思イ出ニシテイッテクダサイ」と話しつつ、音楽以外にフードも楽しめる「INSPIRE TOKYO」で、人気店「らぁ麺 飯田商店」の出店が明日であることを悔しがり、明日お客さんに混じって食べていることだろうと予告。そう、このフェスの楽しみは尽きない。
SET LIST
01. Between fiction and friction I
02. Raise your flag
03. Hey Now
04. yoake
05. Get Off of My Way
06. FLY AGAIN -Hero's Anthem-
07. Remember Me〜1.2.3.ガゥ
【MAN WITH A MISSIONのその他のライブ写真を見る】
<MONGOL800>
2日目の1st STAGEのトリはMONGOL800。しょっぱなから「あなたに」を惜しげもなく演奏し、普遍的なメロディの良さを味わう。さらにホーンの二人が加わって、まさに「PARTY」を盛り上げたあと、ウチナービートとスカの相性を堪能させるユニコーンのカバー「大迷惑」!モンパチのステージではおなじみの粒マスタード安次嶺がしなやかなのかキレキレなのか、独自すぎるダンスも見せ、“人間チャンプルー”の様相を呈する。かと思えば、シリアスな「神様」で会場を包み込む。「小さな恋のうた」では、オーディエンスにマイクを向けるキヨサク。「歌って欲しいけどまだアレがアレで……(笑)。自分で歌います!」そう。音楽性に幅が広がっても、やはり一緒に歌いたい。それが変わらない言葉であればあるほど、その思いは強まった。
SET LIST
SECRET
【MONGOL800のその他のライブ写真を見る】
【開催概要】
「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~Best Music & Market」 公式サイト:https://www.j-wave.co.jp/special/inspire2022/開催日時:2022年9月17日(土)、9月18日(日)、9月19日(月・祝)
会場:国立代々木競技場 第一体育館、第二体育館、外周エリア
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