友人カップルの子どもを産むと決意─繊細な青春群像劇の実写化に、役者たちの思いは?

Amazon Originalドラマ『モアザンワーズ/More Than Words』(9月16日より全10話一挙配信)の配信記念舞台挨拶が15日都内で行われ、藤野涼子、青木柚、中川大輔、兼近大樹(EXIT)、そして橋爪駿輝監督が登壇した。

漫画家・絵津鼓による漫画『モアザンワーズ』とその後日譚である『IN THE APARTMENT』を原作に、愛し合う男性同士とそれを見守るひとりの女性の日々を綴った、痛々しいほどにピュアで美しい青春群像劇。

【あらすじ】
同じ高校に通う、親友だった美枝子(藤野涼子)と槙雄(青木柚)。一緒に始めたバイト先で大学生・永慈(中川大輔)と出会い、3人はつるむようになる。ある日、永慈が槙雄を好きだと言い出し、2人は結ばれる。しかし周囲が交際に反対。槙雄と永慈を引き裂こうとするなか、美枝子が彼らのために2人の子供を産むことを決意。3人の特別な関係は徐々に変化していく。そんなとき、槙雄は元同級生の朝人(兼近大樹)と偶然再会し……。
Amazon作品ページより)


槙雄(青木)と大学生・永慈(中川)カップルの子どもを産むことを決意するヒロイン・美枝子役の藤野。世界配信もされる作品への主演に「ヨッシャ!とガッツポーズをしました。やってやるぞ!という気持ちだった」と振り返るも「いざ企画書を読んでみて、ガッツポーズしている余裕はない作品だと思いました。自分がこの世界観に入り込み、美枝子と上手く交わって行けるのか不安でしたが、私も監督も粘って作っていたからこそ生まれた作品だと思います」と難役挑戦を自負していた。
槙雄役の青木は「作品のテーマもさることながら、槙雄というキャラクターの魅力のとりこになりました。こんな人が友だちにいたらなと、彼のすべての言動の裏に優しさがあって、そんな役柄を自分が演じることにありがたさを感じました」とキャラクターにゾッコン。永慈役の中川は「台本を一気に読んだら色々な感情が生まれてきて、読み終わったら呆然。それくらい力のある作品。完成作品は観る側の感情を色々なところに連れて行ってくれるもので、人生において大切なものを教えてくれる作品にもなっていると感じます」と手応えを得ていた。
槙雄と偶然再会し、特別な関係になる元同級生・朝人を演じた兼近。撮影は約2か月前まで行われていたそうで「完成するのが早い! 体感的には小2の夏くらい早い!」とビックリ。チャラ男キャラを封印し、シリアスな演技に挑戦したが「どうなっても知りませんよ?責任は吉本が取ってくださいよ?と思った。とりあえず原作漫画をネットで読むために課金したという事実は脳裏に焼き付いています」と笑わせた。後半のストーリーに関わる役柄で「僕の登場回から見始めるとまた違う物語に見える。前半を見たらこの過程があったからこそこの人はこうなったのか!と深みをより感じられるはず」とアピールした。
青木と兼近の2人のシーンに触れて中川が「柚くんと兼近さんのシーンは現場では見ていなかったので、ドラマを見たときに2人のからみにもドキドキ」と言うと、兼近はすかさず「嫉妬しちゃった?」と聞いて、中川は「ちょっとその気持ちはありましたね」と2人の仲にジェラシーを抱いていた。
(取材=石井隼人)

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