加藤ミリヤが最近の楽曲制作環境や、デビュー当時について語った。
加藤が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。オンエアは9月5日(月)。
プライベートでは2人の子どもを育てる母でもある加藤に、西沢は「お母さん稼業も大変でしょう?」と投げかけた。
加藤:(音楽と育児の)スイッチングが自分の中ですごく大変。
西沢:仕切り屋なところは相変わらず?
加藤:仕切り屋はそうですね(笑)。
西沢:子育てやりながらだもんね。(頭の中の)マルチトラックは何トラックあるんですか?
加藤:ないですよ。ないですけど、音楽だけをやっていたときは忘れないから、もっと細かかったんですよ。だけど「やばい! 忘れちゃった!」みたいなことが、だんだん最近は出てきた。それこそ締め切りギリギリで「これ忘れてた!」とか。メールを見落とすとかありえなかったのに、見落としたりしてますよ。
西沢:なんていうのかな。いろんなことがあって、ようやく音楽にガーッと入りすぎないようになったから、逆にいいのができるんじゃない?
加藤:うん、いい。今すごくいいですね。
西沢:変なことにとらわれなくなったっていうかさ。
加藤:何? 変なことって(笑)。
西沢:音楽づくりのすごくちっちゃいこと。
加藤:ああ、本当にそうですね。よりありがたく感じるし、一番は「作りたいな」って気持ちが消えずに湧き上がってくるから、それは嬉しいですね。日々刺激はあるってことですよね、やっぱり。
西沢:「活動したい!」って欲求や空気が周りにあるっていうのは幸せですよ。
加藤:幸せです。
西沢:今のチームは長いんですか?
加藤:今のチームはそんなに長くはないんだけど、すごくいい感じ。スタッフのみんなも(このラジオを)聴いているかな?
西沢:みんなメシ食ってんじゃないの(笑)? 「(加藤が)ラジオ出てるからみんなでメシ食おうぜ」って。
加藤:休んでんじゃないよ(笑)。しゃべってるのに。
西沢は加藤の新曲『KILL MY LOVE』について触れ、「なんで本人はハートウォーミングな感じなのに、尖ったイメージなんだろうね?」とコメント。「ドロドロの世界観を演出するのが上手だけど、実はそうじゃないじゃん?」と話すと、加藤は「人に会うと意外がられる」とうなずく。
加藤:意外がられるけど、そういう毒っ気を出したがっちゃうんですよね。
西沢:自分の中でそういうのが溜まってて、それが楽曲に出るってことなのかな(笑)? 音楽ってパーソナルの集大成だよね。だから人からもらったものだとうまくできないタイプでしょ?
加藤:まさに。自分がパッて思うこととか、何気なく生きていることがとにかく大事で。結局、自分発信。自分がどうしたいかを、みんなで一緒に楽しくやっていくっていうのが大事だなって。もうちょっとで18周年なんですけど。
西沢:そんなになりますか!
加藤:そんなになるんですよ。
西沢:そのパツキンが! ずっとパツキンですか?
加藤:10年以上は(笑)。もうちょっとこのままいこうかなと。
西沢:ピカピカしてる加藤ミリヤは、いつまでもピカピカしている感じがやっぱりいいですよ。
加藤:そうですか?
西沢:デビューしたときとイメージ変わらないもんね。見た目もほとんど変わらないしね。
西沢は人からのオーダーを受け入れて形にするのが得意な人がいる一方で、台本にないことを発言したり、想定外の行動をしたりするタイプの人間がいると持論を語り、「加藤ミリヤは後者ですよね」と発言する。
西沢:加藤ミリヤも自分が引いた道じゃないと歩けないですよね。
加藤:たまに誰かが作ってくださった曲を歌ってみたいと思うこともあるんですよ。スタジオに行って歌ってみても、よくないの。客観的に聴くと。デモ聴いたときに「なんていい曲なんだろう」って思っても、スタジオに入って自分の声で歌ってみると「ほんと、よくないな」みたいな。
西沢:人の枕で寝られない、みたいな?
加藤:歌えたらいいなって思うのに、歌えなくて。なんか悲しいなって思いながら自分で作る。
西沢:俺は(自分の)記憶力とか運動能力とかいろんな特性を見ると、バラッバラなんですよ。いいところはすごく出るんだけど、引っ込んでるところはめちゃくちゃ引っ込んでる。加藤ミリヤもそうでしょ?
加藤:って言うけど、そういう意味では、けっこう私つまんない人間なんですよ。もっといろいろ「ぶち壊してやりたい」みたいな衝動はあるのに、変なところで優等生な自分が出てきちゃうときはある。私はピストンさんが憧れだから。一貫してて結果があるじゃないですか。理想ですよ。
加藤:私もひかえめなんですよ、実は。
西沢:(加藤は)普段、声ちっちゃいよね?
加藤:ちっちゃいって言われる。
西沢:自分でもそう思う?
加藤:そんな面と向かって指摘されると傷つく(笑)。ちっちゃいですか?
西沢:ちっちゃい。だけど存在感はある。ウィスパー的な。
加藤:これでも声張っているほう。本当はもっとちっちゃい声でしゃべりたい。
西沢:歌は声出るじゃない。
加藤:なんか「ワーッ」ってしゃべりすぎると喉によくないって思いこみすぎてて、それ意識したらどんどん普段しゃべる声がちっちゃくなっていっちゃって。
西沢:あははは(笑)! そういうナイーブなところが好きよ。
加藤は18年前、高校1年生のときに歌手デビュー。西沢は「ギャルの代表としてデビューしましたけど、まだギャル服は持ってるんですか?」と質問した。
加藤:今でも着ますよ。体型変わってないんで。
西沢:出てきたときはルーズソックスの時代じゃないの?
加藤:私が高校の頃はハイソックスが流行ってた。今、自分的にギャルマインドに戻ってる。
西沢:こんなにひかえめな性格なのに、本物のギャルだったの? ギャルのフリしてたの?
加藤:いやぁ? でも今、14歳の頃から一緒にいるマネージャーさんと現場にいるんですけれど、16歳の頃の私なんてここでは話せない! ひどすぎて。
西沢:ひどすぎて(笑)!?
加藤:当時は時代的にアリだったけど、今の時代だったとしたら120パーセントここにいないし。いろいろと。
西沢:ここまで来られたのは、マネージャーさんが矯正してくれたんだ?
加藤:マネージャーさんがいろいろなことを受け入れてくれて、怒ってくれて今がある。本当に(笑)。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分より。
加藤が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。オンエアは9月5日(月)。
音楽と育児のスイッチングが大変
8月10日にシングル『KILL MY LOVE』をリリースした加藤。9月8日(木)にはデビュー18周年を迎え、同日にはYouTubeで記念オンラインライブ『MILIYAH 18th Anniversary YouTube Live』を配信予定。今年リリースしたデジタル配信楽曲を一挙にパフォーマンスする。加藤:(音楽と育児の)スイッチングが自分の中ですごく大変。
西沢:仕切り屋なところは相変わらず?
加藤:仕切り屋はそうですね(笑)。
西沢:子育てやりながらだもんね。(頭の中の)マルチトラックは何トラックあるんですか?
加藤:ないですよ。ないですけど、音楽だけをやっていたときは忘れないから、もっと細かかったんですよ。だけど「やばい! 忘れちゃった!」みたいなことが、だんだん最近は出てきた。それこそ締め切りギリギリで「これ忘れてた!」とか。メールを見落とすとかありえなかったのに、見落としたりしてますよ。
西沢:なんていうのかな。いろんなことがあって、ようやく音楽にガーッと入りすぎないようになったから、逆にいいのができるんじゃない?
加藤:うん、いい。今すごくいいですね。
西沢:変なことにとらわれなくなったっていうかさ。
加藤:何? 変なことって(笑)。
西沢:音楽づくりのすごくちっちゃいこと。
加藤:ああ、本当にそうですね。よりありがたく感じるし、一番は「作りたいな」って気持ちが消えずに湧き上がってくるから、それは嬉しいですね。日々刺激はあるってことですよね、やっぱり。
西沢:「活動したい!」って欲求や空気が周りにあるっていうのは幸せですよ。
加藤:幸せです。
「毒っ気を出したがっちゃう」
「音楽制作はチームで活動しているから、みんなとの時間が大事だなと思って活動している」と話す加藤に、西沢は「チーム作りは時間かかるでしょ?」と質問した。西沢:今のチームは長いんですか?
加藤:今のチームはそんなに長くはないんだけど、すごくいい感じ。スタッフのみんなも(このラジオを)聴いているかな?
西沢:みんなメシ食ってんじゃないの(笑)? 「(加藤が)ラジオ出てるからみんなでメシ食おうぜ」って。
加藤:休んでんじゃないよ(笑)。しゃべってるのに。
西沢は加藤の新曲『KILL MY LOVE』について触れ、「なんで本人はハートウォーミングな感じなのに、尖ったイメージなんだろうね?」とコメント。「ドロドロの世界観を演出するのが上手だけど、実はそうじゃないじゃん?」と話すと、加藤は「人に会うと意外がられる」とうなずく。
加藤:意外がられるけど、そういう毒っ気を出したがっちゃうんですよね。
西沢:自分の中でそういうのが溜まってて、それが楽曲に出るってことなのかな(笑)? 音楽ってパーソナルの集大成だよね。だから人からもらったものだとうまくできないタイプでしょ?
加藤:まさに。自分がパッて思うこととか、何気なく生きていることがとにかく大事で。結局、自分発信。自分がどうしたいかを、みんなで一緒に楽しくやっていくっていうのが大事だなって。もうちょっとで18周年なんですけど。
西沢:そんなになりますか!
加藤:そんなになるんですよ。
西沢:そのパツキンが! ずっとパツキンですか?
加藤:10年以上は(笑)。もうちょっとこのままいこうかなと。
西沢:ピカピカしてる加藤ミリヤは、いつまでもピカピカしている感じがやっぱりいいですよ。
加藤:そうですか?
西沢:デビューしたときとイメージ変わらないもんね。見た目もほとんど変わらないしね。
西沢は人からのオーダーを受け入れて形にするのが得意な人がいる一方で、台本にないことを発言したり、想定外の行動をしたりするタイプの人間がいると持論を語り、「加藤ミリヤは後者ですよね」と発言する。
西沢:加藤ミリヤも自分が引いた道じゃないと歩けないですよね。
加藤:たまに誰かが作ってくださった曲を歌ってみたいと思うこともあるんですよ。スタジオに行って歌ってみても、よくないの。客観的に聴くと。デモ聴いたときに「なんていい曲なんだろう」って思っても、スタジオに入って自分の声で歌ってみると「ほんと、よくないな」みたいな。
西沢:人の枕で寝られない、みたいな?
加藤:歌えたらいいなって思うのに、歌えなくて。なんか悲しいなって思いながら自分で作る。
西沢:俺は(自分の)記憶力とか運動能力とかいろんな特性を見ると、バラッバラなんですよ。いいところはすごく出るんだけど、引っ込んでるところはめちゃくちゃ引っ込んでる。加藤ミリヤもそうでしょ?
加藤:って言うけど、そういう意味では、けっこう私つまんない人間なんですよ。もっといろいろ「ぶち壊してやりたい」みたいな衝動はあるのに、変なところで優等生な自分が出てきちゃうときはある。私はピストンさんが憧れだから。一貫してて結果があるじゃないですか。理想ですよ。
話せない「16歳の頃の私」のこと
「私のファンはひかえめな子が多い」と話す加藤。さまざまなアーティストが共演するライブに出演したときに客席を眺めると、加藤のファンはあまり「前に前に」行けない、優しいタイプの人が多いように見えるそう。加藤:私もひかえめなんですよ、実は。
西沢:(加藤は)普段、声ちっちゃいよね?
加藤:ちっちゃいって言われる。
西沢:自分でもそう思う?
加藤:そんな面と向かって指摘されると傷つく(笑)。ちっちゃいですか?
西沢:ちっちゃい。だけど存在感はある。ウィスパー的な。
加藤:これでも声張っているほう。本当はもっとちっちゃい声でしゃべりたい。
西沢:歌は声出るじゃない。
加藤:なんか「ワーッ」ってしゃべりすぎると喉によくないって思いこみすぎてて、それ意識したらどんどん普段しゃべる声がちっちゃくなっていっちゃって。
西沢:あははは(笑)! そういうナイーブなところが好きよ。
加藤は18年前、高校1年生のときに歌手デビュー。西沢は「ギャルの代表としてデビューしましたけど、まだギャル服は持ってるんですか?」と質問した。
加藤:今でも着ますよ。体型変わってないんで。
西沢:出てきたときはルーズソックスの時代じゃないの?
加藤:私が高校の頃はハイソックスが流行ってた。今、自分的にギャルマインドに戻ってる。
西沢:こんなにひかえめな性格なのに、本物のギャルだったの? ギャルのフリしてたの?
加藤:いやぁ? でも今、14歳の頃から一緒にいるマネージャーさんと現場にいるんですけれど、16歳の頃の私なんてここでは話せない! ひどすぎて。
西沢:ひどすぎて(笑)!?
加藤:当時は時代的にアリだったけど、今の時代だったとしたら120パーセントここにいないし。いろいろと。
西沢:ここまで来られたのは、マネージャーさんが矯正してくれたんだ?
加藤:マネージャーさんがいろいろなことを受け入れてくれて、怒ってくれて今がある。本当に(笑)。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分より。
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2022年9月12日28時59分まで
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番組情報
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