3ピースバンドのHakubiが、自身の音楽のルーツや、新曲『あいたがい』に込めた想いを明かした。
Hakubiが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。7月20日(水)、21日(木)のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
今回はバンド全員で、androp・内澤崇仁プロデュースの新曲『あいたがい』に込めた自分たちらしさを語ってもらった。
片桐:新曲『あいたがい』は、別れをテーマにした楽曲です。私たちも全員25歳になったんですけど、失ってしまってから大切さに気づくことって、今でもなくなりません。そういう後悔の気持ちがこの曲では表現できているのかなって思います。
ヤスカワアル(B):楽曲制作をしていくにあたって、これまではいろいろなアレンジャーさんやプロデューサーさんと一緒にお仕事してきましたが、その過程でandropの内澤さんと出会うきっかけがありました。そんな中で、今回『あいたがい』でご一緒させてもらいました。今回の楽曲はがっつり恋愛をテーマにしたもので、自分たちにとっては目新しいものです。それこそ、メジャーデビューしてから恋愛ものの曲を作ったのは初めてですね。そういう意味では、いろんな世代に響きやすくすることを心がけたというか、重々しくなく、かっちりし過ぎず、耳馴染みのあるアレンジを目指しました。その点に関しては良いバランスになったかなと思います。
片桐:この曲に込めたHakubiらしさですが、楽曲の歌詞を書いているのは全部、私なんですけど、自分と向き合いながら書いている曲が多くて。“自分自身との対話”というのは、Hakubiの楽曲の大きなテーマになっていると思っています。構成はAメロ、Bメロ、サビでまたAメロに戻るのではなく、Cメロに展開し、もうひと盛り上がりして、その後、もう1回サビに入っていきます。この構成だと物語性をだいぶ作りやすくて、これもHakubiらしさなのかなって思います。
マツイユウキ(Dr):この曲は下から這っていって、最後のサビで爆発する感じなので、昔のHakubiを知っている人も、この曲を聴いてくれれば「Hakubiっぽいな」って思ってくれるんじゃないかなと思います。それはレコーディングをしていても感じました。
片桐:今回の楽曲を聴いて見える情景は、それぞれでだいぶ違うものになるんじゃないかなと思います。ぜひ聴きながら目を閉じて想像したりしながら楽しんで欲しいですね。
片桐:選んだのは10-FEETの『蜃気楼』です。10-FEETは京都の大先輩バンドなんですが、京都では10-FEETが主催している「京都大作戦」という夏の一大イベントがあります。私はライブハウスには行っていたけど、音楽を誰とも共有せずに1人で聴いているのが音楽の楽しみ方として1番良いと思っていて。そんな中でHakubiメンバー全員で初めて行った「京都大作戦」では、客席のみんなも一緒になって歌って踊っていて。たくさんの人が音楽を楽しんでいるのを見ているだけでも楽しかったし、自分がその場所にいたことは、音楽人生に大きな影響を与えたと思います。そのときに聴いていたのが、『蜃気楼』という楽曲でした。
マツイユウキ:この『蜃気楼』もみんなで歌う部分があるんですけど、「京都大作戦」で聴いたときは、その部分だけ、ほんまに一人ひとりが心から歌っている、叫んでいるような印象を受けました。「お客さんと10-FEETとスタッフさんたちで一緒に作っているイベントなんや……!」と感銘を受けたんです。
ヤスカワアル:今年3月に10-FEETのコラボレーションアルバム『10-feat』がリリースされましたが、『蜃気楼』はHakubiが担当させていただきました。10-FEETの背中を追うという意味でも、これからもHakubiは京都を背負って活動していきたいです。それは「京都大作戦」を3人で見てより強く思ったことですね。
力強い歌声とそれを後押しするようなバンドサウンドが魅力のHakubi。そういう意味でも10-FEETとの出会いは、彼らの音楽性に大きな影響を与えているのだろう。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【Hakubi 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
Hakubiが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。7月20日(水)、21日(木)のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
Hakubiの楽曲の大きなテーマは“自分自身との対話”
2017年に結成されたHakubi。J-WAVEでは2020年発表の『アカツキ』が「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されていた。片桐(Vo, G)は去年5月から1ヶ月半ほど『SONAR MUSIC』のラストソングを毎日弾き語りで披露していたことも。番組にとってはお馴染みのバンドだ。今回はバンド全員で、androp・内澤崇仁プロデュースの新曲『あいたがい』に込めた自分たちらしさを語ってもらった。
片桐:新曲『あいたがい』は、別れをテーマにした楽曲です。私たちも全員25歳になったんですけど、失ってしまってから大切さに気づくことって、今でもなくなりません。そういう後悔の気持ちがこの曲では表現できているのかなって思います。
ヤスカワアル(B):楽曲制作をしていくにあたって、これまではいろいろなアレンジャーさんやプロデューサーさんと一緒にお仕事してきましたが、その過程でandropの内澤さんと出会うきっかけがありました。そんな中で、今回『あいたがい』でご一緒させてもらいました。今回の楽曲はがっつり恋愛をテーマにしたもので、自分たちにとっては目新しいものです。それこそ、メジャーデビューしてから恋愛ものの曲を作ったのは初めてですね。そういう意味では、いろんな世代に響きやすくすることを心がけたというか、重々しくなく、かっちりし過ぎず、耳馴染みのあるアレンジを目指しました。その点に関しては良いバランスになったかなと思います。
片桐:この曲に込めたHakubiらしさですが、楽曲の歌詞を書いているのは全部、私なんですけど、自分と向き合いながら書いている曲が多くて。“自分自身との対話”というのは、Hakubiの楽曲の大きなテーマになっていると思っています。構成はAメロ、Bメロ、サビでまたAメロに戻るのではなく、Cメロに展開し、もうひと盛り上がりして、その後、もう1回サビに入っていきます。この構成だと物語性をだいぶ作りやすくて、これもHakubiらしさなのかなって思います。
マツイユウキ(Dr):この曲は下から這っていって、最後のサビで爆発する感じなので、昔のHakubiを知っている人も、この曲を聴いてくれれば「Hakubiっぽいな」って思ってくれるんじゃないかなと思います。それはレコーディングをしていても感じました。
片桐:今回の楽曲を聴いて見える情景は、それぞれでだいぶ違うものになるんじゃないかなと思います。ぜひ聴きながら目を閉じて想像したりしながら楽しんで欲しいですね。
Hakubi全員で観に行ったイベントに感銘
片桐が紡ぐストレートな歌詞と力強い歌声を武器に人気を拡大中のHakubi。そんなバンドにとってのルーツとなる1曲は?片桐:選んだのは10-FEETの『蜃気楼』です。10-FEETは京都の大先輩バンドなんですが、京都では10-FEETが主催している「京都大作戦」という夏の一大イベントがあります。私はライブハウスには行っていたけど、音楽を誰とも共有せずに1人で聴いているのが音楽の楽しみ方として1番良いと思っていて。そんな中でHakubiメンバー全員で初めて行った「京都大作戦」では、客席のみんなも一緒になって歌って踊っていて。たくさんの人が音楽を楽しんでいるのを見ているだけでも楽しかったし、自分がその場所にいたことは、音楽人生に大きな影響を与えたと思います。そのときに聴いていたのが、『蜃気楼』という楽曲でした。
マツイユウキ:この『蜃気楼』もみんなで歌う部分があるんですけど、「京都大作戦」で聴いたときは、その部分だけ、ほんまに一人ひとりが心から歌っている、叫んでいるような印象を受けました。「お客さんと10-FEETとスタッフさんたちで一緒に作っているイベントなんや……!」と感銘を受けたんです。
ヤスカワアル:今年3月に10-FEETのコラボレーションアルバム『10-feat』がリリースされましたが、『蜃気楼』はHakubiが担当させていただきました。10-FEETの背中を追うという意味でも、これからもHakubiは京都を背負って活動していきたいです。それは「京都大作戦」を3人で見てより強く思ったことですね。
力強い歌声とそれを後押しするようなバンドサウンドが魅力のHakubi。そういう意味でも10-FEETとの出会いは、彼らの音楽性に大きな影響を与えているのだろう。
【Hakubi 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
番組情報
- SONAR MUSIC
-
月・火・水・木曜22:00-24:00
-
あっこゴリラ