4人組シティフォークバンドのグソクムズの「たなかえいぞを」(Vo, Gt)が、音楽のルーツや、楽曲『夏が薫る』に込められた想いを明かした。
「たなかえいぞを」が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは7月11日(月)、12日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
たなかえいぞを:この曲は堀部が作詞・作曲、中島がアレンジを手掛けました。夏をイメージした楽曲なので、大変爽やかなサウンドになっていると思います。元々、この曲はアルバム用に“色気のあるもの作ろう”という構想から始まったんですけど、アレンジを変更したらシングル曲にできるんじゃないかとなり、中島が再アレンジして、ギターの加藤もコードを変えて、いい感じのギターポップスに仕上げました。
最初にこの曲が堀部からあがってきたとき、色っぽいと感じつつも、切ないメッセージが込められていると思いました。でもアレンジを変えてみたら、ガラッと雰囲気が変わって、爽やかな夏の思い出のような曲に仕上がりました。
僕たちはバンドメンバー全員が作詞・作曲を手掛けている中で、特に「軸となるメッセージ性を決めよう」とかは話し合っていません。でも、バンドのグループらしさというか、息のあったチームワークみたいなもので、歌詞の世界観だとか曲のアレンジの方向性は決まっていると思います。今回の新しい曲も4つの脳みそが集まった楽曲と思いながら聴いていただければと思います。歌詞の甘酸っぱさ、アレンジのポップさに注目してください。
今後のグソクムズですけど、引き続き、4人でそれぞれ作詞・作曲を手掛けて、どんどんいい曲を生み出せていけたらいいなと思います。みなさんぜひチェックしてください。
たなかえいぞを:このバンドを始める前に、僕とギターの加藤は、2人でアコースティックデュオを組んでいたんですけど、そこでどんな音楽性にしようかと話していたとき、ロギンス&メッシーナの『Nobody But You』という曲が話題にあがりました。名盤としての呼び声もある彼らの『Sittin' In』というアルバムの1曲目に収録されているんですけど、サビが伸びやかで、コーラスが存分に入っているアップテンポな曲。聴いていると非常に気持ちいい、爽やかな作品です。「こういう楽曲を作れるように頑張ろう」とそのときの僕は、勝手に思いました(笑)。
グソクムズの曲はメロディラインがあまり複雑ではないんですけど、あえてそういうテイストで作っています。それは『Nobody But You』のサビのような、シンプルなメロディにつけられた伸びやかなハーモニーが参考になっています。
ロギンス&メッシーナは70年代の2人組デュオで、サウンドはアコースティックだったり、バンドサウンドのものもあるんですけど、『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のリサリサ先生の弟子にロギンスとメッシーナというキャラクターがいるんです。それが1番、日本人に知られているロギンスとメッシーナなのかなって(笑)。ちなみに僕が彼らを知ったのも、『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいたのがきっかけです。
『Nobody But You』のシンプルなメロディと伸びやかなハーモニーに惹かれたと語る「たなかえいぞを」。グソクムズの指針となった1曲と言って間違いなさそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【グソクムズ「たなかえいぞを」 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
「たなかえいぞを」が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは7月11日(月)、12日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
4つの脳みそが集まった楽曲
東京・吉祥寺を中心に活動し、“ネオ風街”と称され、はっぴいえんどをはじめ、高田渡やシュガーベイブなどから色濃く影響を受けている4人組バンドのグソクムズ。2014年に「たなかえいぞを」と加藤祐樹(Gt)のフォークユニットとして結成され、2016年に堀部祐介(Ba)、2018年に中島雄士(Dr)が加入し、現在の体制となる。2020年に入り精力的に配信シングルのリリースを続け、昨年には満を持して1stアルバム『グソクムズ』をリリースした。現在、新曲『夏が薫る』が「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されている。同曲にはどんなグソクムズらしさが込められているのか。たなかえいぞを:この曲は堀部が作詞・作曲、中島がアレンジを手掛けました。夏をイメージした楽曲なので、大変爽やかなサウンドになっていると思います。元々、この曲はアルバム用に“色気のあるもの作ろう”という構想から始まったんですけど、アレンジを変更したらシングル曲にできるんじゃないかとなり、中島が再アレンジして、ギターの加藤もコードを変えて、いい感じのギターポップスに仕上げました。
最初にこの曲が堀部からあがってきたとき、色っぽいと感じつつも、切ないメッセージが込められていると思いました。でもアレンジを変えてみたら、ガラッと雰囲気が変わって、爽やかな夏の思い出のような曲に仕上がりました。
今後のグソクムズですけど、引き続き、4人でそれぞれ作詞・作曲を手掛けて、どんどんいい曲を生み出せていけたらいいなと思います。みなさんぜひチェックしてください。
「こういう楽曲を作れるように」と思った楽曲との出会い
音楽性が“ネオ風街”と称されるグソクムズ。そんな彼らの音楽のルーツとは?たなかえいぞを:このバンドを始める前に、僕とギターの加藤は、2人でアコースティックデュオを組んでいたんですけど、そこでどんな音楽性にしようかと話していたとき、ロギンス&メッシーナの『Nobody But You』という曲が話題にあがりました。名盤としての呼び声もある彼らの『Sittin' In』というアルバムの1曲目に収録されているんですけど、サビが伸びやかで、コーラスが存分に入っているアップテンポな曲。聴いていると非常に気持ちいい、爽やかな作品です。「こういう楽曲を作れるように頑張ろう」とそのときの僕は、勝手に思いました(笑)。
グソクムズの曲はメロディラインがあまり複雑ではないんですけど、あえてそういうテイストで作っています。それは『Nobody But You』のサビのような、シンプルなメロディにつけられた伸びやかなハーモニーが参考になっています。
ロギンス&メッシーナは70年代の2人組デュオで、サウンドはアコースティックだったり、バンドサウンドのものもあるんですけど、『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のリサリサ先生の弟子にロギンスとメッシーナというキャラクターがいるんです。それが1番、日本人に知られているロギンスとメッシーナなのかなって(笑)。ちなみに僕が彼らを知ったのも、『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいたのがきっかけです。
『Nobody But You』のシンプルなメロディと伸びやかなハーモニーに惹かれたと語る「たなかえいぞを」。グソクムズの指針となった1曲と言って間違いなさそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【グソクムズ「たなかえいぞを」 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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