ホフディランの小宮山雄飛(Vo/Key)が、カレーとの衝撃的な出会いを語った。
小宮山が登場したのは、7月15日(金)に放送されたJ-WAVEの番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」だ。
番組では7月26日(火)に配信リリースされるホフディランの新曲『生まれ変わり続ける僕たち』が初解禁された。
小宮山:そんなにスーパースターじゃないですけど(笑)。なにかで見かけて「絶対AR三兄弟(川田が所属する開発ユニット)はすごくなる」と思って。何年前ですかね?
川田:2009年か2010年です。
小宮山:そのぐらいに、全然知らないけどいきなり連絡して、「ちょっと会おうよ」と言ってお茶しましたね。
川田:メチャクチャうれしかったです。
小宮山:「なんかやろう」と言って、けっきょくなにもやってないですけど(笑)。
川田:マンションにお邪魔したり、ちょっと仲良くなってね(笑)。でも僕は小宮山さんが褒めてくれたので、「やっていることは間違ってないんだな」とうれしくなりました。
川田:ついにカレーの仕事をするわけですか。
小宮山:「ついに」ということでもないですけど(笑)。「INSPIRE TOKYO」がライブだけじゃなくて、マーケットとかフードを出すと。そこのプロデュースを僕がやらせてもらうことになりました。
川田:ホフディランのライブを観に行ったらカレーについて語っていた夜があって。カレーにハマってらっしゃるなという印象があったのですが、あれよあれよとカレーの本とかもいっぱい出されて。
小宮山:(川田)十夢くんもそうだと思うんですけど、仕事にならないとつまらないところあるでしょ? 好きだからこそ逆に仕事にまでならないとちょっとね。
川田は、小宮山が手掛けるレモンライス専門店「Lemon Rice TOKYO」に足を運ぶと「売り切れでいつも買えなかった」と話す。
小宮山:いま「Lemon Rice TOKYO」は一旦閉めて通販にしています。
川田:おいしそうなんですよね。
小宮山:おかげさまで評判がよくて、いまは作れるキットを売ってます。
川田:通販でそれを買ってみようかな。
小宮山:今日持ってくればよかった。
川田:カレーのいろいろな研究の結果のひとつとしてレモンライスにたどり着いたんですか?
小宮山:「渋谷でお店をやりませんか」という話があったときに、ただカレーを開発しても面白くないなと思って。南インドのレモンライスを渋谷風したら面白いんじゃないかなと思って考えました。
川田:メチャクチャおいしそうです。きれいな黄色にカレーのルーをつけて、あとはチャツネとかありますよね。見た目にも美しいカレーを提供されていて。本も出している本格派なので、小宮山さんがプロデュースをされる「INSPIRE TOKYO」も楽しみです。
小宮山:僕がお店を選ばせてもらっています。せっかくなのでその日だけのカレーとか、ほかでは食べられないものを展開できたらなと思って。いま絶賛お店は交渉を含めて選び中です。
小宮山:うちの母は「出来合いのもの」を使いたくないといって、まったくカレーを作りませんでした。というのも「イチからスパイスを作れるか」といったら作れないから。「カレーは外で食べましょう」と、いわゆる「おうちのカレー」がなかったんです。だから外で本格カレーを食べたときに「こんなにうまいものが! なんだこれは!」って言ったら「いやそれがカレーだよ」って(笑)。
川田:みんな知ってる食べ物(笑)。
小宮山:僕だけ知らなくて「これがカレーなのか」と。
川田:最初に衝撃を受けたのはどのカレーなんですか?
小宮山:いまは別の形でお台場にあるんですけど、「夢民(ムーミン)」というお店が昔は高田馬場にあったんです。そこが特に衝撃を受けたカレーで。
川田:なに系なんですか?
小宮山:インド“風”。つまり厳格なインドカレーではなくて、インド風で、日本のお米で食べるし、日本のカレーなんですけど、これが本当においしくて。そこからわりと本格的にハマりましたね。
川田:なにが衝撃的だったんでしょうか。
小宮山:まず、並んでいたんです。子どもながらに「これを並んで食べるの?」って。カウンターだけのお店で、うしろから殺伐とした空気が流れているんです、「早く食べ終われ」みたいな。多少「私語厳禁」みたいな、極めてストイックななかで食べているという、その光景自体に「こんな世界があるんだ」と思いました。だから味もそうだけど、そういう今まで見たことないような世界でハマったんです。
川田:最初は普通に食べ歩きをされていたんですか?
小宮山:食べ歩きです。作ったことは全然なくて、とにかく食べ歩いて。あるとき、雑誌の企画で作ってみることになって習ったら、それがまた面白くて。そこからは自分で作るようになりました。
川田:習ったときにはもう複数のスパイスを配合してみたいなことですか?
小宮山:そうなんですよ。実はそこまで難しくなくできるんだとわかって。そこから家で自分でも作るようになりました。
川田:僕が会社員だったときに1回シンガポールに出張で行ったらリトルインディアという街があって、そこにある「ムスタファ」という百貨店に買い物へ行ったら、2フロアがスパイスしか売ってなかったんです。
小宮山:あそこね。行きました。
川田:なんかすごい匂いがするじゃないですか。「こんなにスパイスが大事なんだ」って。あんなにスパイスを使うことがあるのかなと思ったんですけど、カレーを食べていると、確かにいろいろな味がして、1つスパイスを覚えると、その味を感知できるようになりますよね。あと小宮山さんがミュージシャンだから、食べたり聴いたりしたものを再現する力があるんじゃないかなと思います。
小宮山:解き明かしていくのが面白いじゃないですか。発想って脳の話だからなかなか解き明かせないけど、カレーは絶対に原材料があるじゃないですか。
川田:音楽と料理は隣り合ってるなと思ってたんです。小宮山さんが本を出されているのも、譜面を出している気持ちなのかなと思って。
小宮山:確かに解体していくのが面白いし、解体したものを自分でくっつけていって違うものを作るところも、音楽とかと似てますよね。
ホフディランの最新情報は、公式サイト、小宮山の最新情報は公式Twitterまで。
各界のイノベーターやクリエイターを迎えて仕事へのこだわりや、描く未来について語り合う「ROAD TO INNOVATION」は毎週金曜日の20時10分ごろからオンエア。
小宮山が登場したのは、7月15日(金)に放送されたJ-WAVEの番組『INNOVATION WORLD』(ナビゲーター:川田十夢)のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」だ。
番組では7月26日(火)に配信リリースされるホフディランの新曲『生まれ変わり続ける僕たち』が初解禁された。
2人の出会い
川田にとって小宮山は「初めて直接コンタクトをとってくれたスーパースター」なのだとか。まずは2人の出会いを振り返った。小宮山:そんなにスーパースターじゃないですけど(笑)。なにかで見かけて「絶対AR三兄弟(川田が所属する開発ユニット)はすごくなる」と思って。何年前ですかね?
川田:2009年か2010年です。
小宮山:そのぐらいに、全然知らないけどいきなり連絡して、「ちょっと会おうよ」と言ってお茶しましたね。
川田:メチャクチャうれしかったです。
小宮山:「なんかやろう」と言って、けっきょくなにもやってないですけど(笑)。
川田:マンションにお邪魔したり、ちょっと仲良くなってね(笑)。でも僕は小宮山さんが褒めてくれたので、「やっていることは間違ってないんだな」とうれしくなりました。
プロジェクトでカレーを監修
J-WAVEは9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)の3日間、国立代々木競技場で音楽・マーケット・食が楽しめる都市型フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO ~BEEST MUSIC & MARKET」を開催。小宮山は同イベントのマーケットエリアに出店される「ユニークなカレー」の店舗を集めた「渋谷のお土産プロジェクト」を監修する。川田:ついにカレーの仕事をするわけですか。
小宮山:「ついに」ということでもないですけど(笑)。「INSPIRE TOKYO」がライブだけじゃなくて、マーケットとかフードを出すと。そこのプロデュースを僕がやらせてもらうことになりました。
川田:ホフディランのライブを観に行ったらカレーについて語っていた夜があって。カレーにハマってらっしゃるなという印象があったのですが、あれよあれよとカレーの本とかもいっぱい出されて。
小宮山:(川田)十夢くんもそうだと思うんですけど、仕事にならないとつまらないところあるでしょ? 好きだからこそ逆に仕事にまでならないとちょっとね。
川田は、小宮山が手掛けるレモンライス専門店「Lemon Rice TOKYO」に足を運ぶと「売り切れでいつも買えなかった」と話す。
小宮山:いま「Lemon Rice TOKYO」は一旦閉めて通販にしています。
川田:おいしそうなんですよね。
小宮山:おかげさまで評判がよくて、いまは作れるキットを売ってます。
川田:通販でそれを買ってみようかな。
小宮山:今日持ってくればよかった。
川田:カレーのいろいろな研究の結果のひとつとしてレモンライスにたどり着いたんですか?
小宮山:「渋谷でお店をやりませんか」という話があったときに、ただカレーを開発しても面白くないなと思って。南インドのレモンライスを渋谷風したら面白いんじゃないかなと思って考えました。
川田:メチャクチャおいしそうです。きれいな黄色にカレーのルーをつけて、あとはチャツネとかありますよね。見た目にも美しいカレーを提供されていて。本も出している本格派なので、小宮山さんがプロデュースをされる「INSPIRE TOKYO」も楽しみです。
小宮山:僕がお店を選ばせてもらっています。せっかくなのでその日だけのカレーとか、ほかでは食べられないものを展開できたらなと思って。いま絶賛お店は交渉を含めて選び中です。
カレーとの衝撃的な出会い
ここで小宮山が、カレーにハマった経緯を説明する。小宮山:うちの母は「出来合いのもの」を使いたくないといって、まったくカレーを作りませんでした。というのも「イチからスパイスを作れるか」といったら作れないから。「カレーは外で食べましょう」と、いわゆる「おうちのカレー」がなかったんです。だから外で本格カレーを食べたときに「こんなにうまいものが! なんだこれは!」って言ったら「いやそれがカレーだよ」って(笑)。
川田:みんな知ってる食べ物(笑)。
小宮山:僕だけ知らなくて「これがカレーなのか」と。
川田:最初に衝撃を受けたのはどのカレーなんですか?
小宮山:いまは別の形でお台場にあるんですけど、「夢民(ムーミン)」というお店が昔は高田馬場にあったんです。そこが特に衝撃を受けたカレーで。
川田:なに系なんですか?
小宮山:インド“風”。つまり厳格なインドカレーではなくて、インド風で、日本のお米で食べるし、日本のカレーなんですけど、これが本当においしくて。そこからわりと本格的にハマりましたね。
川田:なにが衝撃的だったんでしょうか。
小宮山:まず、並んでいたんです。子どもながらに「これを並んで食べるの?」って。カウンターだけのお店で、うしろから殺伐とした空気が流れているんです、「早く食べ終われ」みたいな。多少「私語厳禁」みたいな、極めてストイックななかで食べているという、その光景自体に「こんな世界があるんだ」と思いました。だから味もそうだけど、そういう今まで見たことないような世界でハマったんです。
川田:最初は普通に食べ歩きをされていたんですか?
小宮山:食べ歩きです。作ったことは全然なくて、とにかく食べ歩いて。あるとき、雑誌の企画で作ってみることになって習ったら、それがまた面白くて。そこからは自分で作るようになりました。
川田:習ったときにはもう複数のスパイスを配合してみたいなことですか?
小宮山:そうなんですよ。実はそこまで難しくなくできるんだとわかって。そこから家で自分でも作るようになりました。
川田:僕が会社員だったときに1回シンガポールに出張で行ったらリトルインディアという街があって、そこにある「ムスタファ」という百貨店に買い物へ行ったら、2フロアがスパイスしか売ってなかったんです。
小宮山:あそこね。行きました。
川田:なんかすごい匂いがするじゃないですか。「こんなにスパイスが大事なんだ」って。あんなにスパイスを使うことがあるのかなと思ったんですけど、カレーを食べていると、確かにいろいろな味がして、1つスパイスを覚えると、その味を感知できるようになりますよね。あと小宮山さんがミュージシャンだから、食べたり聴いたりしたものを再現する力があるんじゃないかなと思います。
小宮山:解き明かしていくのが面白いじゃないですか。発想って脳の話だからなかなか解き明かせないけど、カレーは絶対に原材料があるじゃないですか。
川田:音楽と料理は隣り合ってるなと思ってたんです。小宮山さんが本を出されているのも、譜面を出している気持ちなのかなと思って。
小宮山:確かに解体していくのが面白いし、解体したものを自分でくっつけていって違うものを作るところも、音楽とかと似てますよね。
ホフディランの最新情報は、公式サイト、小宮山の最新情報は公式Twitterまで。
各界のイノベーターやクリエイターを迎えて仕事へのこだわりや、描く未来について語り合う「ROAD TO INNOVATION」は毎週金曜日の20時10分ごろからオンエア。
radikoで聴く
2022年7月22日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- INNOVATION WORLD
-
毎週金曜20:00-22:00
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