©Suguru Saito / Red Bull Content Pool

レッドブルによるポップアップパーティー「Red Bull Tokyo Unlocked」に潜入!

2022年6月24日(金)と25日(土)に開催された、レッドブルによるポップアップパーティー「Red Bull Tokyo Unlocked」にJ-WAVE NEWS編集部が潜入! 東京のナイトライフをギュッと凝縮させた、濃密な2日間のイベントレポートをお届け。

レッドブルが世界20都市でスタートしたパーティー

「Red Bull Unlocked」は、マンチェスター、アムステルダム、パリなど世界20都市でレッドブルが新しくスタートさせたパーティーシリーズ。豪華アーティストやパフォーマー、夜会のインフルエンサーを招き、各都市で人気のバーやクラブなどをひとつ屋根の下に詰め込んだ、レッドブルだからこそのポップアップパーティーだ。

今回、東京で初開催された「Red Bull Tokyo Unlocked」の会場となったのは東京の街のシンボル、東京タワーの真下に位置する、都内最大級のスタジオスペース「スターライズタワー」。3つのダンスフロアと7つのバーをひとつ屋根の下に詰め込み、数々のテレビ番組を収録してきた歴史的なビルを丸ごとを巨大なエンターテインメントスペースに変貌させた。

©︎Suguru Saito / Red Bull Content Pool

30組以上の豪華アーティストが集結! 巨大スタジオを変貌させたダンスフロア

開催前から大きな注目が集まった今回のイベントのチケットは両日ともにソールドアウト。2日間それぞれのテーマに合わせたラインナップで豪華アーティスト30組以上が集結した。

初日は、現在のカルチャーを牽引するZ世代から絶大な支持を受けるヒップホップを中心としたビートミュージックイベントとして開催。人気ラッパーやDJが出演した。

木々が生い茂るジャングルのような装飾が施された「Red Bull Stage」では、レッドブルの人気ヒップホップ映像コンテンツ「Red Bull RASEN」のライブパフォーマンスがサブライズで行われ、kZm、Cyber Rui、Space Boy、JUBEEによるラッパーたちのマイクリレーが繰り広げられた。またクリエイティブ集団YouthQuakeによるショーケースでは、BIM、Daichi Yamamoto、ralph、ゆるふわギャング、鎮座DOPENESSらが出演。怪しげな茂みの中から音をかき鳴らす異様で特別なステージに、思わず吸い込まれそうになった。

また大きな白い壁に会場を包み込むように映像が浮かぶ「Red Bull Hub」では、BAD HOPのVingo & Benjazzy、IO(KANDYTOWN)、Awichのライブが行われた。楽曲ごとに移り変わる壮大な映像と気迫のこもったパフォーマンスの融合に圧倒されるだけでなく、NENE(ゆるふわギャング)や鎮座DOPENESSの飛び入り参加など、サプライズ演出にも会場が沸いた。

【ライブ情報】AwichやKANDYTOWNが出演、都市フェス「INSPIRE TOKYO」は9月開催

©︎Suguru Saito / Red Bull Content Pool

©︎Suguru Saito / Red Bull Content Pool

ハウスを中心としたダンスミュージックイベントとして開催された2日目は、日本のクラブシーンで活躍する人気DJやアーティストが出演。

YUKA MIZUHARAのDJで幕を開けた「Red Bull Stage」では、パソコン音楽クラブ、ZOMBIE-CHANGがライブセットを披露したほか、MOODMANとOkadadaがB2Bセットで最後までフロアを盛り上げ続けた。一方、「Red Bull Hub」ではCYKがオープニングとクローズを務めたほか、Soichi Teradaがハウスセットを披露するなど、この日は両フロアアップリフティングなダンスミュージックを楽しむ来場者の姿が見られた。

3つ目のダンスフロアは”新宿二丁目"

また今回のイベントでは3つ目のダンスフロアとして、刺激的なカルチャーを新宿二丁目から国内外に発信し続ける東京イチのファッションパーティー「fancyHIM」も開催。きらびやかな衣装に身を包んだドラァグクイーンやダンサー、アーティスト、DJが登場し、洗練されたパフォーマンスで会場を魅了した。また同フロアではAiiRO CAFE、AiSOTOPE LOUNGEのポップアップバーも登場するなど、東京タワーの袂に再現された“新宿二丁目”カルチャーを多くの来場者が楽しんだ。

©︎So Hasegawa / Red Bull Content Pool

このイベントの中で忘れられないのが、同ダンスフロアでおこなわれたシンガー・Aisho Nakajimaによるライブステージだ。数年前に初めて曲を聴いたときから、Sam Smithを彷彿とさせるような歌声に圧倒され、ずっとファンである。初めて見る彼のパフォーマンスでは、圧巻の歌声はもちろんのこと、ゴージャスで大胆なファッション、内から滲み出る強さと美しさ、全てに魅了された。薄暗い紫色のライトに染まるうっとりしたフロアに、切なくて愛おしいその歌声が響き渡り、思わず涙が溢れた。

東京の人気バーやスナック、バーバーも出現

さらに東京のカルチャーを牽引する人気スポットがビルのワンフロアに集まるポップアップエリアでは、初日に日本を代表するラッパーのZeebraがDJとしてDJ Bar & Lounge WREPに登場。2日目はDJ BAR Bridgeで心地よい選曲のDJプレイとともにお酒を楽しむ来場者の姿も見られた。またこのポップアップフロアでは、DJプレイとともに刺激的なポールダンスが披露されたMADAM WOOや夜の業界人たちとカラオケを楽しめるSNACK銀河系も両日にわたり、東京のナイトカルチャーの魅力を存分に発信。バーバーカルチャーを牽引するMR.BROTHERS CUT CLUBも会場を刺激する夜遊びのスパイスになっていた。

東京が誇るナイトライフシーン

「Red Bull Tokyo Unlocked」は、東京の夜を彩る音楽やダンス、その周りを取り巻くカルチャーすべてがひとつ屋根の下に集まり、多様な人々を結びつける特別な2日間であった。ライブやバー、スナックなどのコンテンツはもちろん、出演者も来場者もとにかく会場にいるみんなが魅力的だった。性別や年齢を越えて自由にファッションやメイクを楽しみ、ありのままの自分を表現する人たち。人を突き刺しそうな長いネイルも、シルバーのピアスだらけの裂けそうな耳たぶも、こめかみまで伸びたアイラインも、20センチくらいありそうな厚底ブーツも、全部かっこいい。どんな格好でもどんなものが好きでも、ありのままの自分を受け入れてくれる。「Red Bull Tokyo Unlocked」は、そんな懐の深さや温かさまでも感じられるパーティーであった。隣に佇む東京タワーは、どこかやさしく微笑みながらほんのり温かい灯りで東京の夜を見守っているようにも見えた。

©︎Keisuke Kato / Red Bull Content Pool

開催概要

名称:Red Bull Tokyo Unlocked

日時:
2022年6月24日(金)18:00~24:00 2022年6月25日(土)18:00~24:00

会場:
スターライズタワー

出演(6月24日):
AOTO, Awich, BBBBBBB, BIM, Campanella, Celter, Daichi Yamamoto, DJ DISK, DJ KAREN, DJ KEKKE, DJ U-LEE, Gliiico, IO, JUBEE, JUMADIBA, Kaoruko, Kotsu, kZm, Licaxxx, Lil Soft Tennis, Mari Sakurai B2B Shinsuke Goto, nasthug, PeterParker69, ralph, Rave Racers, STARKIDS, Vingo & Benjazzy, W.A.S.P., Youth Quake, ゆるふわギャング

出演(6月25日):
CYK, MOODMAN B2B Okadada, パソコン音楽クラブ, Sassy J, Soichi Terada [House Set], YUKA MIZUHARA, ZOMBIE-CHANG

料金:
各日2,000円

オフィシャルサイト:https://www.redbull.com/tokyo-unlocked

関連記事