ラジオ局J-WAVE(81.3FM)が選ぶ今聴くべきネクストカマーの最新楽曲「J-WAVE SONAR TRAX」。2022年6月は、全17曲が選出された。
「SONAR TRAX」は、『SONAR MUSIC』(月~木 22:00~24:00)や、『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(金 22:30~23:00)で、毎日1曲をピックアップして詳しく紹介。そのほかの各ワイド番組でも、おすすめの楽曲を毎日オンエアしている。
【前回記事】https://news.j-wave.co.jp/2022/05/content-168.html
ここでは、6月前半の「SONAR TRAX」から9曲を紹介しよう。
坂東祐大(ばんどうゆうた)は、オーケストラから立体音響を駆使したサウンドデザイン、シアター・パフォーマンスなど多様なスタイルで創作活動を行い、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した映画『竜とそばかすの姫』でも音楽を担当した、現在最も注目を集めている作曲家の一人。「声よ」は、NHK土曜ドラマ『17歳の帝国』の主題歌で、ボーカルを務めるのは2020年にメジャーデビューを果たしたオルタナティブロックバンド・羊文学の塩塚モエカ。繊細でありながらも力強い歌声と落ち着きのあるメロディーで、聴く者の心をつかみ離さない楽曲となっている。
ego apartment(エゴアパートメント)は、BassのDyna、Guitar/VocalのPeggy Doll、同じくGuitar/VocalのZenからなる3人組ユニット。それぞれサイパン、大阪、シドニー出身と国際色豊かなメンバーが揃う。Spotifyが選ぶ2022年に躍進を期待するネクストブレイクアーティスト「RADAR: Early Noise 2022」にも選出され、国内のみならず海外の音楽リスナーにも熱い支持を得ている。「mayonnaise」は聴いていて心地の良い、つい体を揺らしたくなるようなナンバーに仕上がっている。
由薫(ゆうか)は、沖縄出身で現在21歳のシンガーソングライター。幼少期をアメリカ、スイスで過ごし、現在は都内のライブハウスを中心に活動している。そして6月15日にシングル「lullaby」でメジャーデビューすることが発表され、ONE OK ROCKのToruがプロデュースしたデビュー曲「lullaby」は、映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の主題歌に大抜擢された。彼女の力強く伸びのある歌声と広がりを感じさせるメロディーが相まって、繊細でありながらも壮大さを感じさせる一曲となっている。
VivaOla(ヴィヴァオラ)、Jua(ジュア)、Wez Atlas(ウェズ・アトラス)の第3弾となるコラボ楽曲「GHOST」。VivaOlaが全体のプロデュースをした本作品はSpotify公式プレイリスト「Soul Music Japan」でもカバーに選出されるなど話題を呼んでいる。心地よく刻まれたビートが効果的に響くトラック、強烈な個性が存分に発揮されたスタイリッシュな一曲だ。
カメレオン・ライム・ウーピーパイはオレンジの髪がトレードマークのChi-によるソロユニット。“仲間”としてWhoopies1号・2号がいる。楽曲制作やライブ活動に留まらず、全てのクリエイティブをこの3人のみで手がけており、2021年にはSpotify「RADAR: Early Noise 2021」にも選出された。「Mad Doctor」は、暗鬱で混沌とした世界をその独特の感性を用いて鮮やかなポップスへと昇華させたナンバーとなっている。
きゃないはSNSを中心に人気を集める25歳のシンガーソングライター。TikTokの再生回数は730万回を突破し、4月16日に新宿で行われた路上ライブには500人が集まるなど若い世代を中心に人気を集めている。3月にリリースされた楽曲「バニラ」はLINE MUSIC「BGM & Melody Top 100」で1位を獲得した。そんな彼が5月11日にリリースしたのが、この「紫陽花」である。誰もが持つ心の闇をリアリティある言葉選びで描いたこの楽曲は、どこか懐かしさを感じるサウンドと芯のある歌声で鮮やかに彩られる。儚くも力強い、心揺さぶられる一曲。
Asilo(アシロ)は、ポップ・FUNK・R&B・ソウルを軸に弾き語りや楽曲制作を行う21歳のシンガーソングライター。前作の「Talk」は様々な方面から反響を呼びJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(毎週日曜13:00~16:54、ナビゲーター:クリス・ぺプラー)では7位にランクインした。そんなAsiloが今回リリースした「Swim」は元気が出て前を向けるような失恋ソング。柔らかい日差しのような、切なくも前向きなナンバーは弱った心にそっと火を灯してくれる。
Tai Verdes(タイ・ヴェルデス)は、独自のスタイルを持つカリフォルニアのソウル/ポップシンガー。TikTokで大ブレイクを果たし、2020年5月にリリースされたシングル「Stuck in the Middle」はニューヨーク・タイムズの「Best of 2020」にも選ばれた。本曲「100sadsongs」は、落ち着いたサウンドのなかで哀しみを表現しつつ、心の底の感情にも触れる一曲となっている。
Jordana(ジョーダナ)は、米国メリーランド州出身のシンガーソングライター。メリーランド州は多様な地形を持ち、「アメリカのミニチュア」とも呼ばれる。そんな環境で育った彼女は、10代の頃から作曲を始め2019年にアルバム『Classical Notions of Happiness』でデビューを飾る。そして2022年5月にJordana流ポップアルバム『Face The Wall』をリリース。このアルバムに収録されている「Catch My Drift」は、軽快なミュージックと透明感のある歌声が合わさり、明るさと温かみを感じさせるトラックになっている。
(文=J-WAVE WACODES 9期 佐々木龍二朗)
「SONAR TRAX」は、『SONAR MUSIC』(月~木 22:00~24:00)や、『PIA SONAR MUSIC FRIDAY』(金 22:30~23:00)で、毎日1曲をピックアップして詳しく紹介。そのほかの各ワイド番組でも、おすすめの楽曲を毎日オンエアしている。
【前回記事】https://news.j-wave.co.jp/2022/05/content-168.html
ここでは、6月前半の「SONAR TRAX」から9曲を紹介しよう。
1. 坂東祐大 feat. 塩塚モエカ(羊文学)「声よ」
坂東祐大(ばんどうゆうた)は、オーケストラから立体音響を駆使したサウンドデザイン、シアター・パフォーマンスなど多様なスタイルで創作活動を行い、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した映画『竜とそばかすの姫』でも音楽を担当した、現在最も注目を集めている作曲家の一人。「声よ」は、NHK土曜ドラマ『17歳の帝国』の主題歌で、ボーカルを務めるのは2020年にメジャーデビューを果たしたオルタナティブロックバンド・羊文学の塩塚モエカ。繊細でありながらも力強い歌声と落ち着きのあるメロディーで、聴く者の心をつかみ離さない楽曲となっている。
2. ego apartment「mayonnaise」
ego apartment(エゴアパートメント)は、BassのDyna、Guitar/VocalのPeggy Doll、同じくGuitar/VocalのZenからなる3人組ユニット。それぞれサイパン、大阪、シドニー出身と国際色豊かなメンバーが揃う。Spotifyが選ぶ2022年に躍進を期待するネクストブレイクアーティスト「RADAR: Early Noise 2022」にも選出され、国内のみならず海外の音楽リスナーにも熱い支持を得ている。「mayonnaise」は聴いていて心地の良い、つい体を揺らしたくなるようなナンバーに仕上がっている。
3. 由薫「lullaby」
由薫(ゆうか)は、沖縄出身で現在21歳のシンガーソングライター。幼少期をアメリカ、スイスで過ごし、現在は都内のライブハウスを中心に活動している。そして6月15日にシングル「lullaby」でメジャーデビューすることが発表され、ONE OK ROCKのToruがプロデュースしたデビュー曲「lullaby」は、映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の主題歌に大抜擢された。彼女の力強く伸びのある歌声と広がりを感じさせるメロディーが相まって、繊細でありながらも壮大さを感じさせる一曲となっている。
4. VivaOla, Jua, Wez Atlas「GHOST」
VivaOla(ヴィヴァオラ)、Jua(ジュア)、Wez Atlas(ウェズ・アトラス)の第3弾となるコラボ楽曲「GHOST」。VivaOlaが全体のプロデュースをした本作品はSpotify公式プレイリスト「Soul Music Japan」でもカバーに選出されるなど話題を呼んでいる。心地よく刻まれたビートが効果的に響くトラック、強烈な個性が存分に発揮されたスタイリッシュな一曲だ。
5. カメレオン・ライム・ウーピーパイ「Mad Doctor」
カメレオン・ライム・ウーピーパイはオレンジの髪がトレードマークのChi-によるソロユニット。“仲間”としてWhoopies1号・2号がいる。楽曲制作やライブ活動に留まらず、全てのクリエイティブをこの3人のみで手がけており、2021年にはSpotify「RADAR: Early Noise 2021」にも選出された。「Mad Doctor」は、暗鬱で混沌とした世界をその独特の感性を用いて鮮やかなポップスへと昇華させたナンバーとなっている。
6. きゃない「紫陽花」
きゃないはSNSを中心に人気を集める25歳のシンガーソングライター。TikTokの再生回数は730万回を突破し、4月16日に新宿で行われた路上ライブには500人が集まるなど若い世代を中心に人気を集めている。3月にリリースされた楽曲「バニラ」はLINE MUSIC「BGM & Melody Top 100」で1位を獲得した。そんな彼が5月11日にリリースしたのが、この「紫陽花」である。誰もが持つ心の闇をリアリティある言葉選びで描いたこの楽曲は、どこか懐かしさを感じるサウンドと芯のある歌声で鮮やかに彩られる。儚くも力強い、心揺さぶられる一曲。
7. Asilo「Swim」
Asilo(アシロ)は、ポップ・FUNK・R&B・ソウルを軸に弾き語りや楽曲制作を行う21歳のシンガーソングライター。前作の「Talk」は様々な方面から反響を呼びJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(毎週日曜13:00~16:54、ナビゲーター:クリス・ぺプラー)では7位にランクインした。そんなAsiloが今回リリースした「Swim」は元気が出て前を向けるような失恋ソング。柔らかい日差しのような、切なくも前向きなナンバーは弱った心にそっと火を灯してくれる。
8. Tai Verdes (タイ・ヴェルデス)「100sadsongs」
Tai Verdes(タイ・ヴェルデス)は、独自のスタイルを持つカリフォルニアのソウル/ポップシンガー。TikTokで大ブレイクを果たし、2020年5月にリリースされたシングル「Stuck in the Middle」はニューヨーク・タイムズの「Best of 2020」にも選ばれた。本曲「100sadsongs」は、落ち着いたサウンドのなかで哀しみを表現しつつ、心の底の感情にも触れる一曲となっている。
9. Jordana「Catch My Drift」
Jordana(ジョーダナ)は、米国メリーランド州出身のシンガーソングライター。メリーランド州は多様な地形を持ち、「アメリカのミニチュア」とも呼ばれる。そんな環境で育った彼女は、10代の頃から作曲を始め2019年にアルバム『Classical Notions of Happiness』でデビューを飾る。そして2022年5月にJordana流ポップアルバム『Face The Wall』をリリース。このアルバムに収録されている「Catch My Drift」は、軽快なミュージックと透明感のある歌声が合わさり、明るさと温かみを感じさせるトラックになっている。
(文=J-WAVE WACODES 9期 佐々木龍二朗)