Novelbrightの竹中雄大＆ねぎ「崖っぷちどチクショー路上ライブツアー」を振り返る

Novelbrightの竹中雄大（Vo）、ねぎ（Dr）がデビューまでの道のりや初の武道館公演などについて語った。

2人が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』（ナビゲーター：ピストン西沢）のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。オンエアは5月30日（月）。Novelbrightは5月18日にニューアルバム『Assort』をリリースした。

苦節を経てメジャーデビュー

番組初登場となったNovelbrightを西沢は略歴とともに紹介。2013年に結成して路上ライブ活動を経て、『Walking with you』がレコード協会のストリーミング認定でインディーズアーティスト史上初のゴールド認定を獲得、2020年にメジャーデビューを果たした。

西沢：メジャーではシングル2枚、アルバム1枚をリリース。このキャリアのなかでアンダーグラウンドというか、表に出てくる前にいっぱい経験を積んでます。右も左もわからないでメジャーになるよりも、強さのところでは影響あるんじゃないですか？
竹中：下積みじゃないですけど、スカスカのライブハウスでもいっぱいやりましたし、路上ライブとかもたくさんやってきたので。それは自分の人生において、当時は悔しいこともたくさんありましたけど、いまとなってはよかったなとは思います。
西沢：心が強くなるというのは制作においても「めげない」とか「集中力が途切れない」とか、いろいろなことに貢献するんじゃないですか？
竹中：制作もですし、日々生きているなかでの根性みたいなものは、そういう悔しいことを経験したことによって、強くなっていっている気がします。
西沢：だって「崖っぷちどチクショー路上ライブツアー」というのやってるもんね。
ねぎ：全員バイトを辞めて。
竹中：全員バイトをしていたんですけど、辞めて。
西沢：勝負かけたんだ。
竹中：そうですね。グッズとかその場で売るやつだけで生活していこうみたいな感じだったので。お家賃払えるかの瀬戸際みたいな。
ねぎ：（笑）。
西沢：いいねえ。お父さんお母さんからは「あんなことやめなさい」って言われませんでした？
竹中：いや、それこそ始めて5、6年経ってから路上ライブをやっていたので、親も応援してくれていました。
西沢：さすが。そういう家庭がないとなかなかそういう思い切ったことができないですね。そういう経験はニューアルバムの『Assort』のなかにも入ってくると思います。
ねぎ：昔からメンバーが一緒にいないときでも制作しているとか練習しているとか、絶対的な信頼関係はありますね。
西沢：ドラムってレコーディングで最初に終わっちゃいますよね。
ねぎ：うちはちょっと特殊なのか、ボーカル以外「せーの」でドンでやっちゃうんです。ドラムも最初ですけど、一緒にベースとギターとせーのでやっちゃって。
西沢：バックはみんなで録っちゃうんだ。
ねぎ：最初に録っちゃいます。そこから各々気になった部分を手直ししていくという感じのレコーディングのやり方なんです。
西沢：民主的ですね。
ねぎ：現場の空気感とかも音のなかに入っているんだろうなと。
西沢：アルバム10枚目ぐらいになってくると「ちょっと新鮮さを出すために、ドラムを打ち込みにしてみようか」「おいおい！」みたいな。あるかもね。
ねぎ：（笑）。それも別のアプローチとしてよかったりするかもしれないです。
西沢：一体感を感じます。今回のなかでは『Pokémon UNITE』とのタイアップ曲や、日テレのドラマ『真犯人フラグ』テーマ曲『seeker』とか、インディーズ時代の曲とかの続編。さらには映画の曲などタイアップ満載ということで。こんな話がたくさんくるようになったというのも、プロとしてかなり売れてきているというところだと思います。

初の武道館公演 ライブ限定アレンジの曲も

番組ではNovelbrightの『愛とか恋とか』をオンエア。竹中は曲へ込めた想いについて語った。

竹中：『愛とか恋とか』は今回初めての試みというかバンドサウンドをあえて抜いて、アコースティックギターとシンセベースと電子ドラムという構成で、聴き馴染みのいい感じの曲にしたんです。これも自分たちの可能性を広げていこうということで、こういうサウンドを使った曲は今回これが始めてでした。
西沢：これがライブになるとバンドになるんでしょ？
竹中：ライブは途中まで、ベースとかだとシンセベースで最後だけベースに持ち替えたりしてやってます。
西沢：ライブはライブなりにいろいろアレンジが変わったりとか、曲のあいだのしゃべりとかいろいろ楽しめると思います。もうすぐツアーファイナルのツアーをやっていまして、武道館です。6月23日（木）、24日（金）。武道館は初めて？
竹中：初めてです。
西沢：大阪の人だから、武道館にライブを観に行ったこともあまりない？
竹中：それこそ今年初めて行きました。
ねぎ：先輩のライブに。
西沢：ちなみに誰？
ねぎ：僕はMY FIRST STORY先輩です。
竹中： Awichの武道館とかも最近行きました。
西沢：どうでしたか？
竹中：思ったより大きくないなというか。横浜アリーナとかのほうがズドーンという感じがあって。だから武道館は「観やすいな」というか、円形なので。
西沢：音が回るね。
竹中：なのでお客さんを近くに感じる感じがして、それがよかったです。
ねぎ：思っていたよりも近くで観られたというか、音もすごくよかったですし。
西沢：昔は跳ね返っちゃって大変だったんだけど、いまはなんかいろいろと進化しているかもしれないしね。アレンジとかって基本的にライブ用のアレンジはあるんですか？
ねぎ：それこそ『愛とか恋とか』が途中までは原曲通りのシンセベースと電子ドラムでやって、途中からドラマチックさを出すというか。
竹中：今回武道館でライブ限定のアレンジの曲とかもあると思います。楽しみにしておいてほしいなと。

SNSを積極的に活用

SNSでの発信で人気に火がついたNovelbright。現在でも積極的にSNSを活用しているのだとか。

西沢：ネタ探すの大変でしょ？
竹中：確かに。でも最近はライブが多いのでライブのことが多かったりしますけど、まあでも他ライブのことばかり上げても面白くないですから、プライベートのネタも探したいですね。
ねぎ：旅行とか行きたいですね。
竹中：今年は韓国に行きたいんですよ。
西沢：なにを目当てに？　食べ物？
竹中：食べ物とかかな。カジノとかもありますしね。
西沢：まあでも日本にダラダラいるよりはネタが作れていいよね。
ねぎ：それでいったら僕はオーストラリアとか行きたいです。
西沢：マネジメントから宿題は出ないの？　「1人1個ずつちゃんとネタ作ってツイート」とか。
竹中：SNSは僕らはわりと好きなほうだと思うので、ちょこちょこ上げてはいます。
西沢：生配信とかは？
竹中：時々やってますね。僕はYouTubeのチャンネルも持っているので、そういうので歌を歌ったりはしています。
西沢：SNSはファンとの交流があっていいですよね。
竹中：うちのギター（山田海斗）は猫ばかり上げてます。
西沢：すばらしいじゃないですか。猫は人を集めますよ。どうします？　本業よりも猫の客が増えたら？
竹中：猫のファンに頑張って曲を聴いてほしいですね（笑）。
西沢：いろいろなところにチャンスがあります。もしかするといろいろなところに猫がいるようなライブのステージになるかもしれないし。
ねぎ：新しいですね（笑）。
竹中：新しすぎるやろ（笑）！

Novelbrightの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の18時10分ごろから。