ゲスの極み乙女。の川谷絵音が、言葉からの学びについて休日課長と語った。
2人が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。5月16日(月)~5月19日(木)まで出演した。ここでは5月16日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
16日(月)OA分: https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220516093645
17日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220517093253
18日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220518093450
19日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220519093622
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。
初日はフロントマンの川谷が「言葉から学んだこと」を語った。
川谷が学びを得た言葉は、詩人・茨木のり子の『自分の感受性ぐらい』という作品のワンフレーズだ。
川谷:(詩の)最後に「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という言葉があって。今の日本人に足りていないのは、これだと思いました。この言葉の前に「駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄」という言葉もあって、時代のせいにしちゃうことがあるし、そういう言葉ってSNS上でもいっぱいあるじゃないですか。そんなときにこの言葉を聞いたらハッとしたし、自分でどうにかするしかないなと。極論かもしれないけど、生きていくのって周りの人あってとはいえ自分だから、自分がほかの人や時代のせいにしちゃったら終わりだと思います。
川谷:刺さりまくるというか、ちょっと自分がだめなときにこの言葉を一瞬思い出すだけで、帯が締め直されます。
休日課長:背筋が伸びる感じ?
川谷:音楽活動を続けていくうえで、何かのせいにしたくなったときにこれを思い出すと頑張ろうって思えます。
休日課長:なるほどね。日々感じますよね。
川谷:そういう言葉を持っておくと、よくないですか?
休日課長:そうだね、ちょっと前向きに一歩進める自分にもなれるし。
川谷の話を聞き、サッシャは自身が感じていることを語る。
サッシャ:刺さるなぁ。最近のSNS時代って自分の好きな人だけフォローしていたりするから自分の感覚と近い人ばっかりで、そこに流されちゃう感じがけっこうありますよね。昔は自分とは違う考え方も全部ひっくるめて聞いていたから、なんとなく自分の立ち位置って守れていたような気がするけど、自分がいいなと思う人ばっかりフォローしていると、そこに吸い寄せられるみたいな感覚があって。
ノイハウス:自分の立場も本当はあるべきなのに、グループ化しちゃっている感じですか?
サッシャ:そう、気づいたら自分の気に入っている考え方に、寄りすぎてしまう。
ノイハウス:心地よいけどちょっと物足りない感じですよね。
サッシャ:そう、逆にいうと本当にそれが自分の意見なのか、反対の意見をあんまり聞かないから真ん中に立てない感じも若干あって。それが川谷さんのさっきの話につながるのかなと興味深く聞きました。
この日はお気に入りの楽曲として休日課長が、自身たちのリリースした『ロマンスがありあまる』をチョイス。この曲も収録されているベストアルバムについても紹介してくれた。
川谷:1曲35分、ワントラック。マッシュアップという、いろんな曲が同時に流れたり、全然違う曲の上で全然違う歌が鳴ったりします。ベストだけど新感覚で、35分間で10年間を走馬灯のように感じられます。
休日課長:すごく新鮮だよね。
川谷:普通、ベストアルバムって新規の人に入って欲しいから出すものだと思うんですけど、僕らはコアファンしかわからないものを出したという(笑)。各々の楽しみ方ができると思いますのでぜひ聴いて、いいなと思ったら今までの曲も聴いて欲しいと思います。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
2人が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。5月16日(月)~5月19日(木)まで出演した。ここでは5月16日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
【radikoで聴く】
16日(月)OA分: https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220516093645
17日(火)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220517093253
18日(水)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220518093450
19日(木)OA分:https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220519093622
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。
自分に渇を入れられているような気持ちになるフレーズ
ロックバンド・ゲスの極み乙女。は5月12日で結成10周年を迎えた。5月11日には10周年記念アルバム『丸』もリリースされ、節目の1年のスタートを切り出したばかりだ。初日はフロントマンの川谷が「言葉から学んだこと」を語った。
川谷が学びを得た言葉は、詩人・茨木のり子の『自分の感受性ぐらい』という作品のワンフレーズだ。
川谷:(詩の)最後に「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という言葉があって。今の日本人に足りていないのは、これだと思いました。この言葉の前に「駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄」という言葉もあって、時代のせいにしちゃうことがあるし、そういう言葉ってSNS上でもいっぱいあるじゃないですか。そんなときにこの言葉を聞いたらハッとしたし、自分でどうにかするしかないなと。極論かもしれないけど、生きていくのって周りの人あってとはいえ自分だから、自分がほかの人や時代のせいにしちゃったら終わりだと思います。
新感覚のベストアルバムをリリース!
『自分の感受性ぐらい』にはこのほか、「初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった」という言葉もあり、川谷は「この詩は全部いい」と評価する。川谷:刺さりまくるというか、ちょっと自分がだめなときにこの言葉を一瞬思い出すだけで、帯が締め直されます。
休日課長:背筋が伸びる感じ?
川谷:音楽活動を続けていくうえで、何かのせいにしたくなったときにこれを思い出すと頑張ろうって思えます。
休日課長:なるほどね。日々感じますよね。
川谷:そういう言葉を持っておくと、よくないですか?
休日課長:そうだね、ちょっと前向きに一歩進める自分にもなれるし。
川谷の話を聞き、サッシャは自身が感じていることを語る。
サッシャ:刺さるなぁ。最近のSNS時代って自分の好きな人だけフォローしていたりするから自分の感覚と近い人ばっかりで、そこに流されちゃう感じがけっこうありますよね。昔は自分とは違う考え方も全部ひっくるめて聞いていたから、なんとなく自分の立ち位置って守れていたような気がするけど、自分がいいなと思う人ばっかりフォローしていると、そこに吸い寄せられるみたいな感覚があって。
ノイハウス:自分の立場も本当はあるべきなのに、グループ化しちゃっている感じですか?
サッシャ:そう、気づいたら自分の気に入っている考え方に、寄りすぎてしまう。
ノイハウス:心地よいけどちょっと物足りない感じですよね。
サッシャ:そう、逆にいうと本当にそれが自分の意見なのか、反対の意見をあんまり聞かないから真ん中に立てない感じも若干あって。それが川谷さんのさっきの話につながるのかなと興味深く聞きました。
この日はお気に入りの楽曲として休日課長が、自身たちのリリースした『ロマンスがありあまる』をチョイス。この曲も収録されているベストアルバムについても紹介してくれた。
川谷:1曲35分、ワントラック。マッシュアップという、いろんな曲が同時に流れたり、全然違う曲の上で全然違う歌が鳴ったりします。ベストだけど新感覚で、35分間で10年間を走馬灯のように感じられます。
休日課長:すごく新鮮だよね。
川谷:普通、ベストアルバムって新規の人に入って欲しいから出すものだと思うんですけど、僕らはコアファンしかわからないものを出したという(笑)。各々の楽しみ方ができると思いますのでぜひ聴いて、いいなと思ったら今までの曲も聴いて欲しいと思います。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜~木曜の9時35分ごろから。
radikoで聴く
2022年5月23日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00