あたらよのひとみ（Vo, G）が、バンドマンを目指したきっかけとなった楽曲を明かした。また、1stアルバム『極夜において月は語らず』のリード曲『悲しいラブソング』に込めた思いを語った。
ひとみが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。4月6（水）、7日（木）のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
そんな、あたらよはYouTubeにアップした初のオリジナル曲『10月無口な君を忘れる』が再生回数3千万回を突破。さらに活動1年足らずでYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演して注目も集めた。現在『悲しいラブソング』は、J-WAVEが選ぶ“いま聴くべきNEXT BREAKアーティスト”の楽曲をまとめた「J-WAVE SONAR TRAX」に選ばれている。
同曲は、ひとみが実体験を落とし込んでいるのだという。
ひとみ：曲自体は2年前くらい、専門学生時代に制作したものですけど、その当時は1コーラス分しかありませんでした。今回アルバムを制作するとなったときに、まーしーから「あの曲好きだから演りたい」という話が出まして、当時の私の気持ちを思い出しながら最後まで書き上げました。
曲を練り始めてからだいぶ時間は経ちましたけど、当時の自分は“誰にでも優しい君”というのに、どこかモヤモヤした気持ちを抱えていて、そういうのを思い出しながら書くというのはそんなに難しくなかったです。
“あたらよらしさとは何か”を考えると、自分たちは本格的に活動を始めて1年足らずなので、模索している段階ではあるんですが、現時点で“こうなんじゃないかな”と思うのは、第1に“歌を届ける”というのを、みんなが大事にしていることなんじゃないかなと思っています。
そもそもあたらよは、私が作詞作曲した『10月無口な君を忘れる』という楽曲を、ほかのメンバーが聴いて“ひとみとバンドをやりたい”ということで組まれたバンドです。なので歌詞だったり、歌を届けるということはバンドとしてすごく大事にしているところだと思います。
『悲しいラブソング』は歌詞では暗めなことが歌われているんですけど、曲調は明るくてポップです。歌詞とメロディーにギャップがあるんですけど、私はそれが逆に面白いと思っていて。そして私の歌を聴かせる上で“ポップにしてやろうぜ”とアプローチするところが、あたらよらしくて好きなところです。
ひとみ：私が“バンドをやりたいと思った”きっかけの楽曲はのぐち『スポットライトと君』という曲です。この楽曲は私が高校を卒業して、音楽の専門学校に進もうと考えていたときに出会った曲。もともとは音響さんだったり照明さんだったり、裏方の仕事がやりたくて、そういったことを学べる学校のオープンキャンパスに参加しました。そのときのPAの体験会に、演者さんとして来てくださっていたのが、のぐちさんでした。
のぐちさんは普段、シンガーソングライターとして活動されているんですけど（※現在は活動休止中）、そのときはたまたまバンド編成の「のぐちバンド」でいらしていて、私がPAを担当させてもらいました。
先輩だったり先生だったりに教えていただきながらPAをやっていたんですけど、そのとき、初めてバンドの音・圧を体感しました。のぐちさんは比較的小柄な方なんですけど、ステージに立ってバンドで音を出したときに、物理的なことはまったく変化していないのに、すごく大きな存在に見えたんです。かっこいいと思いました。そして、ボーカルが楽曲に込めた思いを、バンドサウンドで一緒に押し出していく世界観に惚れてしまい、私は演者になりたいと思ったんです。
それが“バンドをやりたい”と思ったきっかけです。衝撃を受けました。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜～木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
ひとみが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。4月6（水）、7日（木）のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
あたらよらしさとは“歌を届けるということ”
あたらよはひとみのほか、まーしー（G）、たなぱい（Dr）、たけお（B）の4人からなる“悲しみをたべて育つバンド”。バンド名は“明けるのが惜しいほど美しい夜”という意味の可惜夜に由来している。作詞・作曲だけでなく、アートワークや映像もセルフプロデュースしている。そんな、あたらよはYouTubeにアップした初のオリジナル曲『10月無口な君を忘れる』が再生回数3千万回を突破。さらに活動1年足らずでYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演して注目も集めた。現在『悲しいラブソング』は、J-WAVEが選ぶ“いま聴くべきNEXT BREAKアーティスト”の楽曲をまとめた「J-WAVE SONAR TRAX」に選ばれている。
同曲は、ひとみが実体験を落とし込んでいるのだという。
ひとみ：曲自体は2年前くらい、専門学生時代に制作したものですけど、その当時は1コーラス分しかありませんでした。今回アルバムを制作するとなったときに、まーしーから「あの曲好きだから演りたい」という話が出まして、当時の私の気持ちを思い出しながら最後まで書き上げました。
曲を練り始めてからだいぶ時間は経ちましたけど、当時の自分は“誰にでも優しい君”というのに、どこかモヤモヤした気持ちを抱えていて、そういうのを思い出しながら書くというのはそんなに難しくなかったです。
“あたらよらしさとは何か”を考えると、自分たちは本格的に活動を始めて1年足らずなので、模索している段階ではあるんですが、現時点で“こうなんじゃないかな”と思うのは、第1に“歌を届ける”というのを、みんなが大事にしていることなんじゃないかなと思っています。
そもそもあたらよは、私が作詞作曲した『10月無口な君を忘れる』という楽曲を、ほかのメンバーが聴いて“ひとみとバンドをやりたい”ということで組まれたバンドです。なので歌詞だったり、歌を届けるということはバンドとしてすごく大事にしているところだと思います。
『悲しいラブソング』は歌詞では暗めなことが歌われているんですけど、曲調は明るくてポップです。歌詞とメロディーにギャップがあるんですけど、私はそれが逆に面白いと思っていて。そして私の歌を聴かせる上で“ポップにしてやろうぜ”とアプローチするところが、あたらよらしくて好きなところです。
“バンドをやりたい”と衝撃を受けた楽曲
ひとみが音楽の道に進もうと決心したのは、あるシンガーソングライターの楽曲がきっかけだったそう。彼女に「衝撃」を与えたという出会いのシーンに迫る。ひとみ：私が“バンドをやりたいと思った”きっかけの楽曲はのぐち『スポットライトと君』という曲です。この楽曲は私が高校を卒業して、音楽の専門学校に進もうと考えていたときに出会った曲。もともとは音響さんだったり照明さんだったり、裏方の仕事がやりたくて、そういったことを学べる学校のオープンキャンパスに参加しました。そのときのPAの体験会に、演者さんとして来てくださっていたのが、のぐちさんでした。
のぐちさんは普段、シンガーソングライターとして活動されているんですけど（※現在は活動休止中）、そのときはたまたまバンド編成の「のぐちバンド」でいらしていて、私がPAを担当させてもらいました。
先輩だったり先生だったりに教えていただきながらPAをやっていたんですけど、そのとき、初めてバンドの音・圧を体感しました。のぐちさんは比較的小柄な方なんですけど、ステージに立ってバンドで音を出したときに、物理的なことはまったく変化していないのに、すごく大きな存在に見えたんです。かっこいいと思いました。そして、ボーカルが楽曲に込めた思いを、バンドサウンドで一緒に押し出していく世界観に惚れてしまい、私は演者になりたいと思ったんです。
それが“バンドをやりたい”と思ったきっかけです。衝撃を受けました。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜～木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
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