4月より新番組『ARROWS』(毎週日曜6:00~9:00)がスタート。働き方、健康、地球環境、結婚、子育てなどさまざまな社会問題を世代や社会的役割、性別などの垣根を超えて考え、ポジティブな未来を目指す番組だ。
ナビゲーターを務めるのは、音楽ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のメンバー・もも。子どもにも大人にも好かれる人柄、多彩な才能を持つ彼女に、ナビゲーターに決まったときの心境や、ラジオへの思い、これからやりたいこと、そしておすすめの一曲を訊いた。
・NAVIGATOR'S VOICE
【前回記事】渡部豪太、フリー転身後の目標は「海外のクリエイターとも繋がりたい」 ラジオ開始も追い風に
https://news.j-wave.co.jp/2022/02/post-9146.html
まず、びっくりしました。番組内容をうかがったとき、もともと環境問題やジェンダー問題、子育てなどどれも興味があったのですごくおもしろそうだと思ったんですけど、一方で知らないことが多すぎるので、私がこんな大きなテーマを扱えるのかとすごく不安だったんです。だから決まったときは、「私でいいんですか?」みたいな感じでしたね。でもすごくうれしかったので、「頑張ります!」とお伝えしたのを覚えています。まだまだ知らないこともたくさんありますが、いろんなことを知りたいと思うタイプなので、皆さんと一緒に意見交流しながら自分も勉強していけたらなと、前向きにとらえています。
あと、おひさまがすごく好きなので、朝の番組を担当することがすごくうれしいんです。もともと朝から活動したいタイプで、早起きもつらいとあまり感じないんです。こんなに早い入り時間を体験するのは初めてですが、大丈夫だと思います(笑)。
――『ARROWS』は環境問題、ジェンダー、食、子育てなどさまざまな社会問題をリスナーを巻き込んで考えていく番組です。ももさんが社会問題のなかで特に興味があることは何ですか?
「コロナ禍で、みなさんがどんなことを考えているのか?」ということにすごく興味があります。コロナ禍で人に会いたくないと極端に閉ざしている人もいれば、いままでとは違う方法でコミュニケーションを取ろうとしている人もいますよね。私もコロナ禍をきっかけに、すごく仲のよかった友だちでも価値観や考えていることが全然違うことを知ったり、あらためて人とのつながり方をよく考えたりするようになりました。いろんな人の考えや生の声を、番組を通じて知れたらうれしいです。
――たしかに、コロナ禍が人との距離をあらためて考えるきっかけになりましたよね。なかには、気分を塞ぎがちになってしまった人も少なくないのではと思います。「ポジティブ」はこの番組のキーワードでもありますが、ももさんが日々ポジティブでいるために気をつけていることはありますか。
あまり意識して生活しているわけではないですけど、自分のごきげんでいられるポイントをまわりにちりばめて生活するといいのではないでしょうか。私がポジティブに過ごすために常に必要だなと思っているものは、おいしいごはんを食べること、友だちと遊ぶこと、そして音楽。そうやって自分をごきげんに保てるポイントを把握することはとても大切だなと思います。
そうですね、ラジオは小さい頃からよく聴いていました。というのも、私の両親がイラストレーターで、アトリエや仕事場でずっとJ-WAVEを流していて。だから今回決まったのがめちゃくちゃうれしかったんですよ。私と同じくらいお母さんやおばあちゃんも喜んでいると思います(笑)。
あと、小さい頃親がカセットテープの録音機能で日常会話を録音していたりしていて。
――えっ!?
不思議ですよね(笑)。「私が死んだ日のニュース番組の街頭インタビュー」というシチュエーションで、「ももさんはとてもいい人で、悲しいです」みたいなことを言ってる声が残っていたり。そう思うと、小さい頃から音声というものがすごく身近にあったように思います。
――すごい体験ですね。そんなラジオの魅力ってどんなところだと思いますか?
画で見ないからこそ、寄り添ってくれている安心感があるところだと思います。作業中も、移動中も、どんな環境でも、ラジオを流せばだれかが友だちのように語りかけてくれる。地震があったときは、地震の速報とともに「慌てずに」と安心感をもたらしてくれる。音声メディアって一番安心感のあるメディアだと思うんです。
あと、自分で情報収集できる時代になったからこそ、自分が知らない分野の情報にアクセスするのが難しくなったと思うんですけど、ラジオだとさまざまなジャンルの情報が得ることができますよね。そういうところもすごく強みだなと思います。
いろんなことが楽しみです。それこそ街頭インタビューはスタッフさんがやってくれると思うんですけど、いつか私もついて行ってみたいなと勝手に思っているし、あと個人的にはステッカープレゼントなども憧れます。
番組のSNSも積極的に充実させていきたいですね。聴いて楽しいだけでなく、目で見てもおもしろさが伝えられるような番組にしたいと思っていて。私も普段SNSをバリバリ使っているので、それも活かしていけたらなと思っています。
――チャラン・ポ・ランタンはファミリー向けイベントをよくされていますよね。番組の中で「J-WAVEこどもみらいプロジェクト」(※)と連動した親子向けのコーナー「LITTLE SUNSHINE CLUB」もありますが、コーナー派生のイベントとかもおもしろそうです。
(※「J-WAVE こどもみらいプロジェクト」とは、10年後も20年後も、そしてその先も、多様な風景が描かれる東京であり続けるために東京の未来を担うこどもたちと、それをサポートする大人世代を応援するプロジェクト。https://www.j-wave.co.jp/special/cfp/)
私もいつかこのコーナーと絡めてファミリーイベントができたらいいなと思っているんです。コロナ禍に入る前まで、チャラン・ポ・ランタンはほぼ毎年ファミリーイベントをやっていたのですが、子ども向けにやろうとすると子どもに全くウケなかったり、めちゃくちゃ暗い曲をやると大盛り上がりしたり……子どものほうが感性が豊かというか、新しい受け取り方をしてもらえるんだ、と毎回発見があるし、楽しい気持ちだけでいまを生きている感じに勇気づけられたりするんですよ。いまはコロナ禍なので難しいかもしれないですけど、いつかやりたいなと思います。
コロンビアのジプシージャズグループ、ムッシュ・ペリネ(Monsieur Periné)の『エンカント・トロピカル(Encanto Tropical)』。友だちとお気に入りの音楽を交換しあうのが好きで、この曲はカナダに住んでいる同い年の友だちからおすすめしてもらった一曲です。もともとコロンビアとか南米の地域の明るくて踊りたくなるような音楽がすごく好きで。この曲は聴いただけでウキウキするしポジティブになれるので、私も朝よく聴いています。
――新しい音楽に出会うきっかけはやはりお友だちのおすすめが多いですか?
そうですね。友だちのインスタのストーリーズにアップされていたりするのを聴いたりします。あと、それこそラジオですね。J-WAVEを聴いて「なんかいい曲だな」と思ったら、radikoで曲名が載っているので、そこからサブスクに飛んで聴いたりします。
そういえば、中学生のとき体育祭で踊る曲をJ-WAVEで知った曲にしたこともありました。J-WAVEを聴いていて、「なにこの曲、楽しい!」と思って。そのときは全然スマホとかなかったので、「ちょっとラジオ大きくして」とかいって歌詞を書き留めて、パソコンで調べたりしていましたね(笑)。私の体験みたいに、『ARROWS』で流れた音楽がリスナーのみなさんの何かのきっかけになったらうれしいですね。
――最後に、リスナーのみなさんへメッセージをお願いします。
週末の朝の番組なので、聴いて「今日も頑張ろう」「明日から1週間頑張ろう」と思ってもらえるように楽しい番組にしたいです。楽しいことや明るいことをシェアしながら、ときにはみんなで考えて語り合ったりできる空間をつくっていけるように頑張ります!
バルカン音楽、シャンソンなどをベースにあらゆるジャンルの音楽を取り入れた無国籍のサウンドや、サーカス風の独特な世界観で日本のみならず海外でも活動の範囲を広めている。
また音楽活動だけでなく映画やドラマ、舞台に俳優として出演するほか、CM・声優・イラスト・執筆など活動の範囲は多岐に渡る。2021年9月より独立。
ナビゲーターを務めるのは、音楽ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のメンバー・もも。子どもにも大人にも好かれる人柄、多彩な才能を持つ彼女に、ナビゲーターに決まったときの心境や、ラジオへの思い、これからやりたいこと、そしておすすめの一曲を訊いた。
・NAVIGATOR'S VOICE
【前回記事】渡部豪太、フリー転身後の目標は「海外のクリエイターとも繋がりたい」 ラジオ開始も追い風に
https://news.j-wave.co.jp/2022/02/post-9146.html
「最初は不安だった」ナビゲーターに決まったときの心境
――4月からついに、新番組『ARROWS』がはじまりますね。今回オーディションを経てももさんがナビゲーターとなりましたが、決まったときはどんな気持ちでしたか。まず、びっくりしました。番組内容をうかがったとき、もともと環境問題やジェンダー問題、子育てなどどれも興味があったのですごくおもしろそうだと思ったんですけど、一方で知らないことが多すぎるので、私がこんな大きなテーマを扱えるのかとすごく不安だったんです。だから決まったときは、「私でいいんですか?」みたいな感じでしたね。でもすごくうれしかったので、「頑張ります!」とお伝えしたのを覚えています。まだまだ知らないこともたくさんありますが、いろんなことを知りたいと思うタイプなので、皆さんと一緒に意見交流しながら自分も勉強していけたらなと、前向きにとらえています。
あと、おひさまがすごく好きなので、朝の番組を担当することがすごくうれしいんです。もともと朝から活動したいタイプで、早起きもつらいとあまり感じないんです。こんなに早い入り時間を体験するのは初めてですが、大丈夫だと思います(笑)。
――『ARROWS』は環境問題、ジェンダー、食、子育てなどさまざまな社会問題をリスナーを巻き込んで考えていく番組です。ももさんが社会問題のなかで特に興味があることは何ですか?
「コロナ禍で、みなさんがどんなことを考えているのか?」ということにすごく興味があります。コロナ禍で人に会いたくないと極端に閉ざしている人もいれば、いままでとは違う方法でコミュニケーションを取ろうとしている人もいますよね。私もコロナ禍をきっかけに、すごく仲のよかった友だちでも価値観や考えていることが全然違うことを知ったり、あらためて人とのつながり方をよく考えたりするようになりました。いろんな人の考えや生の声を、番組を通じて知れたらうれしいです。
――たしかに、コロナ禍が人との距離をあらためて考えるきっかけになりましたよね。なかには、気分を塞ぎがちになってしまった人も少なくないのではと思います。「ポジティブ」はこの番組のキーワードでもありますが、ももさんが日々ポジティブでいるために気をつけていることはありますか。
あまり意識して生活しているわけではないですけど、自分のごきげんでいられるポイントをまわりにちりばめて生活するといいのではないでしょうか。私がポジティブに過ごすために常に必要だなと思っているものは、おいしいごはんを食べること、友だちと遊ぶこと、そして音楽。そうやって自分をごきげんに保てるポイントを把握することはとても大切だなと思います。
ラジオは一番安心感のあるメディア
――ももさんはYouTubeでも、姉の小春さんとともにラジオをしていますよね。もともと、ラジオは身近な存在だったのでしょうか。そうですね、ラジオは小さい頃からよく聴いていました。というのも、私の両親がイラストレーターで、アトリエや仕事場でずっとJ-WAVEを流していて。だから今回決まったのがめちゃくちゃうれしかったんですよ。私と同じくらいお母さんやおばあちゃんも喜んでいると思います(笑)。
あと、小さい頃親がカセットテープの録音機能で日常会話を録音していたりしていて。
――えっ!?
不思議ですよね(笑)。「私が死んだ日のニュース番組の街頭インタビュー」というシチュエーションで、「ももさんはとてもいい人で、悲しいです」みたいなことを言ってる声が残っていたり。そう思うと、小さい頃から音声というものがすごく身近にあったように思います。
――すごい体験ですね。そんなラジオの魅力ってどんなところだと思いますか?
画で見ないからこそ、寄り添ってくれている安心感があるところだと思います。作業中も、移動中も、どんな環境でも、ラジオを流せばだれかが友だちのように語りかけてくれる。地震があったときは、地震の速報とともに「慌てずに」と安心感をもたらしてくれる。音声メディアって一番安心感のあるメディアだと思うんです。
あと、自分で情報収集できる時代になったからこそ、自分が知らない分野の情報にアクセスするのが難しくなったと思うんですけど、ラジオだとさまざまなジャンルの情報が得ることができますよね。そういうところもすごく強みだなと思います。
番組発の親子イベントも…番組を通じてやりたいことは?
――『ARROWS』は街頭インタビューやSNSでのアンケート企画など、さまざまなかたちでより深くリスナーとコミュニケーションをとっていく番組です。リスナーとのやりとりで楽しみにしていることはありますか。いろんなことが楽しみです。それこそ街頭インタビューはスタッフさんがやってくれると思うんですけど、いつか私もついて行ってみたいなと勝手に思っているし、あと個人的にはステッカープレゼントなども憧れます。
番組のSNSも積極的に充実させていきたいですね。聴いて楽しいだけでなく、目で見てもおもしろさが伝えられるような番組にしたいと思っていて。私も普段SNSをバリバリ使っているので、それも活かしていけたらなと思っています。
――チャラン・ポ・ランタンはファミリー向けイベントをよくされていますよね。番組の中で「J-WAVEこどもみらいプロジェクト」(※)と連動した親子向けのコーナー「LITTLE SUNSHINE CLUB」もありますが、コーナー派生のイベントとかもおもしろそうです。
(※「J-WAVE こどもみらいプロジェクト」とは、10年後も20年後も、そしてその先も、多様な風景が描かれる東京であり続けるために東京の未来を担うこどもたちと、それをサポートする大人世代を応援するプロジェクト。https://www.j-wave.co.jp/special/cfp/)
私もいつかこのコーナーと絡めてファミリーイベントができたらいいなと思っているんです。コロナ禍に入る前まで、チャラン・ポ・ランタンはほぼ毎年ファミリーイベントをやっていたのですが、子ども向けにやろうとすると子どもに全くウケなかったり、めちゃくちゃ暗い曲をやると大盛り上がりしたり……子どものほうが感性が豊かというか、新しい受け取り方をしてもらえるんだ、と毎回発見があるし、楽しい気持ちだけでいまを生きている感じに勇気づけられたりするんですよ。いまはコロナ禍なので難しいかもしれないですけど、いつかやりたいなと思います。
聴いただけでポジティブになれる、おすすめの一曲は?
――ナビゲーターインタビューでは、毎月ナビゲーターのみなさんにおすすめの一曲をうかがっています。今回、『ARROWS』は朝の番組ということで、1日をポジティブな気持ちで迎えられる一曲を教えてください。コロンビアのジプシージャズグループ、ムッシュ・ペリネ(Monsieur Periné)の『エンカント・トロピカル(Encanto Tropical)』。友だちとお気に入りの音楽を交換しあうのが好きで、この曲はカナダに住んでいる同い年の友だちからおすすめしてもらった一曲です。もともとコロンビアとか南米の地域の明るくて踊りたくなるような音楽がすごく好きで。この曲は聴いただけでウキウキするしポジティブになれるので、私も朝よく聴いています。
――新しい音楽に出会うきっかけはやはりお友だちのおすすめが多いですか?
そうですね。友だちのインスタのストーリーズにアップされていたりするのを聴いたりします。あと、それこそラジオですね。J-WAVEを聴いて「なんかいい曲だな」と思ったら、radikoで曲名が載っているので、そこからサブスクに飛んで聴いたりします。
そういえば、中学生のとき体育祭で踊る曲をJ-WAVEで知った曲にしたこともありました。J-WAVEを聴いていて、「なにこの曲、楽しい!」と思って。そのときは全然スマホとかなかったので、「ちょっとラジオ大きくして」とかいって歌詞を書き留めて、パソコンで調べたりしていましたね(笑)。私の体験みたいに、『ARROWS』で流れた音楽がリスナーのみなさんの何かのきっかけになったらうれしいですね。
――最後に、リスナーのみなさんへメッセージをお願いします。
週末の朝の番組なので、聴いて「今日も頑張ろう」「明日から1週間頑張ろう」と思ってもらえるように楽しい番組にしたいです。楽しいことや明るいことをシェアしながら、ときにはみんなで考えて語り合ったりできる空間をつくっていけるように頑張ります!
もも(チャラン・ポ・ランタン)プロフィール
唄とアコーディオンの姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のヴォーカル/妹。2009年に結成。バルカン音楽、シャンソンなどをベースにあらゆるジャンルの音楽を取り入れた無国籍のサウンドや、サーカス風の独特な世界観で日本のみならず海外でも活動の範囲を広めている。
また音楽活動だけでなく映画やドラマ、舞台に俳優として出演するほか、CM・声優・イラスト・執筆など活動の範囲は多岐に渡る。2021年9月より独立。